登録日:2025/06/08 (日) 04:39:02
更新日:2025/06/09 Mon 19:45:41NEW!
所要時間:約 5 分で読めるのよ
人のために魔法を使うのが目的なら、ニコは手助けしたいよ。
■概要
高校1年生。2006年4月15日生まれ。
乙木守仁・
風祭監志の幼なじみであり、それぞれ
「モイちゃん」「カンちゃん」と呼んで親しくしている。
モリヒトのことをモイちゃんと呼んでいるのは、幼少期のニコの舌が短く「モリちゃん」と言えなかったため 。
後述の過去から高校に入学するまで、この二人しか友達がいなかった。
この二人とは出会った時期と場所が異なるまで、本編時までモリヒトとカンシは面識がなかった。
ちなみにモリヒトとの過去は出会いと別れを含め要所で描かれているが、カンシとの過去はほとんど語られていない。
魔力が弱まり、ごく基礎的な魔法を除いては適性のある魔法しか扱えない現代の魔女の家系の中で、無数の魔法を使えるほどの強力な魔力を誇る『千の魔女』。
それゆえに幼いころは魔力をコントロールできず周囲を傷つけてしまうので、体が丈夫なモリヒトしか友達ができなかった。
しかし小4の時、魔力が暴発して家を半壊してしまい、元々魔女にいい感情を抱いていなかった父は離婚して去っていった……。
この件から母はニコに本格的な魔女修行をさせるべく、ニコは魔女の聖地に引っ越すことになる。
聖地では修行場の山にカンシがおり仲良くなるが、中学1年生の時にお互いの修行が忙しくなったため疎遠になっていったという。
魔女の修行を終え、高校入学と同時に地元に帰る。
その際、予言の魔女である母から「ニコに災いが起きる。それを守れるのは使い魔のみ」という予言が下され、乙木家に居候することに。
ニコは1階のモリヒトの父親の部屋を借りて暮らしており、1階の風呂・トイレは基本ニコ専用。
リビングに行けば気の合う友達がいて、壁を隔てた向こう側には好きな人が暮らしていて、その人が美味しいごはんまで作ってくれているという最高の生活環境で暮らしている。
ミハル曰く
「都合のいい少女漫画みたいな生活」
■人物
自他ともに認める美少女。
優しく天真爛漫でおっちょこちょい。語尾は「~のよ」
「立派な魔女になる」という目標があるとはいえ、黒魔女に狙われている身でありながら積極的に人助けしている心優しい女の子。
しかし根っからのポンコツなので空回りしていることも。
ニコが覚えている魔法には魔道書で覚えた魔法と、自分で作り上げたオリジナル魔法に二種がある。
しかしニコは習得しているだけで使いこなしているわけではなく、本編でようやく効果を知る魔法すらある。
だがなにより怖いのは、そんな「習得者すら全容が不明な魔法」を「他者に気兼ねなく使える」という後先考えないニコの性格である。
また、なまじ魔法が使えるために努力の方向を間違えることも多い。
この辺り読者からカンシの妹感があると言われる所以である。
カン虐回とは「カンシが後先考えず魔法を望み」それを「ニコが後先考えずに使う」ことで生じるマリアージュである。
なお白魔女は魔法を悪用してはならないという決まりがあり、破れば黒魔女になってしまう。
なのでニコはたくさん魔法を習得しながらも魔法で敵を攻撃することができず、基本的にシリアス時には無力になってしまう。
幼いころからモリヒトに片思いをしている。
きっかけは父親が家を出ていった際、「まだ抱っこして欲しかった」と泣いているニコに、「自分は力持ちだから」と抱っこしてくれたから。
なので同居生活の中でモリヒトと親密になろうと悪戦苦闘しているが、関係が進まない。
しかしついに告白することを決意するが、そんな時に黒魔女に襲われてしまい、モリヒトは銃で撃たれて瀕死になってしまう。
ニコは大切なものと引き換えに対象を復元する『マジョリカバリー』を使って治療を試みる。
この魔法は使用者が対象の価値をどのくらいに思っているかで「大切なもの」が変わる。
モリヒトを助けるためにニコは「モイちゃんたちとの思い出」「習得した魔法」――つまり「時間」を犠牲にモリヒトを助けたのであった。
そして時間を犠牲にしたニコは5歳児になっていた――
■新ニコ
記憶と魔法を失い子供の姿に戻ったニコ。
この姿でもニコとしか呼ばれないが、本項目では区別のため新ニコと呼称する。
当初は5歳だったが、魔法を回収するごとに時間も戻り、幼稚園→小学生→中学生と大きくなっている。
また、中学生に成長した時は長かった髪をバッサリ切ってショートヘアになった。
『マジョリカバリー』を使った際に、ニコの記憶と魔法が蝶として飛び出したことで、幼児化してしまった。
なので蝶を回収すれば魔法と記憶を取り戻すことができる。
ただ記憶(と感情)に関しては取り戻した記憶が適応する肉体年齢にならないとハッキリ思い出せない。
逆に言えば肉体が成長すれば記憶と感情も思い出し、旧ニコに近づけるということである。
このため周囲の人々は魔法を取り戻せば旧ニコに戻れると思っている……が、本当にそうなるのかは不明な点が多い。
前述した通り、本来の旧ニコは高校まで幼なじみ二人しか友達がおらず、思春期は田舎で過ごしていた。
対して新ニコは幼少期から友達が大勢いて、中学校も地元の学校に通うというシティガールに成長した。
身もふたもなく言うと、旧ニコからカンちゃん成分が消え大人っぽくなったのが新ニコである。
モリヒトに育てられたため、性格が明らかに異なるのだ。
さらに新ニコには「モイちゃんが幼なじみ」という記憶を取り戻しているが、新ニコにとってモリヒトは「幼なじみである前に保護者」という認識なのだ。
そのため旧ニコの恋心を取り戻した際に「親代わりの人に恋してもいいのか」と悩んでいた。
このように現状では新ニコをベースに旧ニコの記憶を取り戻しているので、このまま全部の記憶を取り戻しても、新でも旧でもない新しいニコになる可能性もある。
■余談
第一回人気投票5位。
追記・修正は人助けに魔法を使ってからお願いするのよ。
- >>身もふたもなく言うと、旧ニコからカンちゃん成分が消え大人っぽくなったのが新ニコである。>>このまま全部の記憶を取り戻しても、新でも旧でもない新しいニコになる可能性もある。カンちゃん割食ってる気がする -- 名無しさん (2025-06-08 19:08:49)
最終更新:2025年06月09日 19:45