風鳴翼

登録日:2012/05/11(金) 09:39:38
更新日:2020/05/14 Thu 16:42:54
所要時間:約 7 分で読めます




防人の生き様、覚悟を見せてあげる
貴女の胸に焼き付けなさい――

(な、なにを言っているんだこいつは……)



風鳴翼(かざなり つばさ)


戦姫絶唱シンフォギア』に登場する主人公の一人。ツヴァイウィングの無い方…おや誰か来t(ry。


【データ】

声:水樹奈々
年齢:17歳
イメージカラー:青
聖遺物:天羽々斬(アメノハバキリ)
専用曲:「絶刀・天羽々斬」
    「FLIGHT FEATHERS」

●目次

【概要】

私立リディアン音楽院高等部所属かつ、人気ボーカルユニット・ツヴァイウィングの片割れ。幼い頃から戦士としての研鑚も積んできた、シンフォギアシステム1号『天羽々斬』適合者。


【人物】

戦闘技術のエキスパートで任務に対しては真剣だが、生真面目で言動も堅く、融通が利かず他人に厳しくあたることもあり、その一方で寂しがりやという一面を持つ。

かつて、奏には「弱虫で泣き虫」と言われており、本人も否定はしていないが、色々あって現在の武士(もののふ)らしき性格となった。
ちなみに司令である風鳴弦十郎は叔父にあたる。彼ほどチートではないが、彼女自身シンフォギアを装備してなくとも普通に達人である。

あと貧にゅ(アーメーノハバキリッ


心無しか自分の胸に憤りを露わにしているようにも見える…

しかし三期GX公式サイトで明かされたプロフィールによるとT167/B81/W57/H83と後輩含めた周りが大き目なだけの様だ。

防人

彼女を語る上で重要なのが、作中屈指の厨二病(褒め言葉)。
ギア適合者を「防人(SAKIMORI)」、市街を「戦場(IKUSABA)」、自分を「剣(TSURUGI)」に見立てた例えを多用したり、武士口調で話したり、口癖の如く「だからとてッ!」をとりあえず付ける等、
ギャルゲ主人公呼ばわりされる響や「デス」が鳴き声と言われる暁切歌等、他の濃いシンフォギア装者たちに負けず劣らずの個性を発揮している。
OPでは謎のサンライズ立ちも披露した。

彼女レベルの防人になると「それは常在戦場の意志の体現。貴方が何物をも貫き通す無双の一振り『ガングニール』のシンフォギアを纏うのであれば、胸の覚悟を構えてごらんなさいッ!」アドリブで澱みなく言えるようになる。真顔で。


汚部屋

シンフォギア装者としても「歌姫(UTAME)」としても才能を発揮する翼であるが、部屋を片づけられないという欠点を抱えている。
無印で一時入院した時には自身の病室が見事な汚部屋と化し、お見舞いに来た響にその部屋を見られるIKIHAJIを晒すことになった。
その酷さは響に「強盗か何かと争った跡」と勘違いされるほど。服どころか薬すら散乱する始末。バイクの手入れをしているようだがちょっと不安である。

『GX』で彼女の生家にマリアが訪れたことがあったが、他の部屋や廊下とは雲泥の差というレベルで翼の部屋は凄まじく散らかっており、
翼のその欠点を(おそらく)知らなかったマリアは、前述の響と似たような反応をしていた。

普段はマネージャーの緒川慎次に任せきっているらしく、彼の気苦労には同情するばかりである。ホントご苦労様です。
ズボラすぎる彼女は、響に指摘されるまで「親戚でもない男の人に自分の部屋の掃除を任せっきりにする」意味自体に気づいていなかったくらい。


来歴

過去

シンフォギアシステムへの高い適合素質を有して生まれたことから、ノイズとの戦いに身を投じる自身の境遇に対して悲観的であり、性格も暗く自信を持てないでいた。
だが天羽奏と出会い、成長していく中で自身の使命に気付き、共にツヴァイウィングを結成する。親密な関係を築いたことで次第に打ち解け、表情も明るくなっていった。

しかし二年前のライブ中に出現したノイズとの戦いで、相棒である奏を失う。奏の死後は自責と後悔の念からその使命感が強まり、感情を捨て人々を守る「剣」で在り続けようとしていた。

歌手としても防人としてもソロで続けていたが、戦う理由の多くを天羽奏という存在が占めていたため、奏に依存していたとも言える。


【戦姫絶唱シンフォギア(第1期)】


奏の殉職以降、唯一のシンフォギア装者としてノイズと戦っていたが、二年前のライブで奏と共に失われたと思われた『ガングニール』のギアを纏える立花響の存在が発覚。
特異災害対策機動部二課は響を貴重なシンフォギア装者として迎え入れるが、響は直前までただの女子高生で(当然ながら)戦闘への心構えなどもできていなかったこと、
そんな未熟な彼女がよりによって奏の『ガングニール』を受け継いでいることから翼は彼女を仲間として認められず、冷たく接するどころか攻撃するほどに彼女を拒絶していた。

しかし、翼が雪音クリス襲来に際して絶唱の発動し、重傷を負って戦線を一時離脱したことをきっかけに、
響はそれまでの自分を鑑み、「奏の代わり」ではなく「立花響」として翼と共に戦うことを決意し、戦闘訓練も受けて戦士としての心構えを身に付け始めたことを受け、
翼も頑なだった響への態度を改め、彼女を自らの仲間として受け入れるだけでなく、仲間と戦っていくことの重要性も響に教えられ、
それまで敵対していた雪音クリスを受け入れ、『ネフシュタンの鎧』ではなく『イチイバル』を纏うようになったクリスとも和解する。

なお、退院明けに響と未来の三人で遊びに出かけた回では楽しみのあまりノリノリでオフを満喫。
特にカラオケボックスで初めて歌う際には、「一度こういうの、やってみたいのよね」と演歌「恋の桶狭間」を熱唱。中の人のメタ発言にも聞こえる。

復帰ライブで世界進出への夢を語り、過去に捉われずに歌で前へと進むことを決意した彼女は、奏とファンの声援に涙する。

フィーネとの最終決戦では、先陣を切ったクリスとの隙を与えない連携攻撃、暴走した響と『天を突く魔塔(カ・ディンギル)』の第二射を身を挺して止め、倒れてしまう。
限定解除によって復活したことでフィーネの野望を断ち、最後は響とクリスの三人で月の破片の落下を阻止した。

命は尽きて終わりじゃない
尽きた命が残したものを受け取り
次代に託していくことこそが人の営み

だからこそ剣が守る意味がある

これぞ防人の境地である


戦姫絶唱シンフォギアG(第2期)】


学校はもちろん、アイドルとしての活動に復帰しており、第1話からマリア・カデンツァヴナ・イヴと共にライブで共演。このライブと響、クリスが当たっていた任務が物語の発端となる。
相変わらずの厨二全開・・・だったが、結局食われたような気がしないこともない。
防人語も健在だが敵方も使ったり視聴者が馴れてきたりしたのもあり、そこまで注目されてはいなかった。

一期で過去を克服したり仲間に対する見方も変わったのもあって丸くなり、新たな環境に戸惑っているクリスを気にかけたり、
ギアとの融合が進んだ響に対してあえて突き放す(裏目に出てしまうが、響の心理状態からすれば何を言っても裏目に出た可能性はあるだろう)と先輩としての責任感を持っている。
クラスメイトとも結構親密。
一方で人格的にしっかりした分本人中心のドラマは特になかったりする。
精神的に成長したのもあってエア奏さんは一話だけで、しかも翼に同意して終了である。

戦闘面でもかなり頼りになる強さで、Anti-LiNKERによる影響と槍の一撃をくらった状態でもマリアにダメージを与えたり、切歌との戦いでは圧倒したりと中々のもの。
マネージャー緒川が実はNINJAということが判明し、彼に師事したようでギア装着とはいえ彼と同じようなことをして見せた(冷静に考えるとギア装着の翼と同じことしてる緒川のほうが凄いが)。
また、腹に蹴り(手加減されていたとはいえ体が宙に舞うレベル)をくらっても特にダメージを引きずらなかったり、調と切歌の尾行に気付いたり、
外されていたとはいえ頭に銃弾受けて包帯巻いていたのにその話中で包帯がなくなってたりと生身でも相当なもの。恐らく生身でならOTONA>NINJA>翼くらいだろうか

響が融合の進みすぎで戦闘ができなくなったり、しまいにはクリスまでも敵に下ってしまう(周囲を騙しての偽装投降だけど)中でもSAKIMORIとして戦い続け、
離反したクリスとの一騎打ちの際、とあるきっかけで彼女の真意を悟り、協力してソロモンの杖の奪還に成功する。
ちなみにクリスの言葉を信じた理由は「先輩」と呼んでくれたから(クリスに対しては9話で名前で呼ぼうとしないことを指摘していた)。
また、翼が銃を向けられた状態でも自分の真意を理解し、迷わず協力してくれたことは、自身の犯した罪と、そんな自分の居場所に悩むクリスにとって救いの一つとなり、
翼や響たちがいる『特異災害対策機動部二課』が自分の帰る場所であるという意識を強くすることにもなった。

これをきっかけにクリスとの仲も深まり、最終回においてはクリスがSENPAIと呼んでくれないと愚痴っていた。
クリスちゃんを赤面させてはいるものの本人的には特にからかうつもりはなく、純粋に呼んでほしい様子。

どうも部屋の汚さはそのままのようで、部屋自体は出てこないもののCMではTVのリモコンを必死に探してた。

「くッ…何処だ? 何処に消えたッ? テレビのリモコンッ!? リモコンが見つからなくて放映を見逃した君には、今すぐ部屋を片付けるか、ブルーレイ・DVDの購入をお薦めする。防人からの提案だ」

自己管理できないというわけではないようで、「夜の9時以降には食事を摂らないようにしている」と体型の維持に関しての管理はしっかりしている。
ただ、この後クリスから「お前はそんなんだからそんなんなんだよ」と言われた。胸のことか……!?
また、このシーンの後トゲのある言葉をかけて去っているが、響に対する自分への不甲斐無さに苛立っているだけでその言葉に怒ったわけではないだろう。たぶん


戦姫絶唱シンフォギアGX(第3期)】


フロンティア事変収束後にリディアンを卒業し、アイドルとして海外進出の準備を進めていた。
ちなみに各所で色々言われている1話のスペースシャトル救出劇はリディアンの卒業式直後の出来事であったことが円盤特典のショートアニメにて判明している。

その後は、特異災害対策起動部二課から国連直轄の超常災害起動部タスクフォースとして名を変えた「S.O.N.G.」の一員として、
そしてアイドルとしての二足の草鞋で活動している。

響が今作の敵・キャロルと対峙しているのと同じ頃、共にロンドンでのチャリティライブを終えたマリアを襲撃してきた自動人形・ファラと相対。
人間離れした強さを見せる彼女を機転を利かせて階下に叩き落としたのち、周囲への被害を鑑みたマリアに引っ張られる形で、会場から車で逃走。
しかし、先回りしたファラに車を真っ二つにされ、再び刃を交える事に。
彼女の持つ剣が『剣と定義されたモノ』に対して特効性を持つ哲学兵装・ソードブレイカーであったこともあり苦戦を強いられ、
ついで召喚されたノイズを改造したアルカ・ノイズにもアームドギアを分解され、そのままコンバーターユニットも破損させられてしまう。
そして別所で同じくギアを破損させられてしまったクリスともども、一時戦線離脱となる。
なお、ギアが壊された回の放送終了後のCMではギアを破壊したアルカ・ノイズ(武士ノイズ)をしかと目に焼き付けた、と発言しており、次の回ではその姿を絵に描いてみせた。

そして、唯一安定した戦力であった響もギアを壊されてしまい、更に負担の大きいLiNKER model_Kを勝手に持ち出してまで戦いに臨むもギアを破壊され、絶体絶命の危機に陥った切歌・調の下に、
クリスと共に新たな力を得たギアを纏って救援に駆けつけ、パワーアップを果たしたギアの力でクリスと共に見事アルカ・ノイズへの雪辱を果たした。
しかしシンフォギアと似通った聖遺物のプロテクター・ダウルダヴラのファウストローブを纏い、『想い出』を糧に膨大なエネルギーを生成するキャロルの力に苦戦。
クリス共々ぶっつけ本番で新たなる決戦機能・イグナイトモジュールの仕様を決意するも、一度は呪いに呑まれそうになり失敗。
この時、幼少期の翼が父・八紘に厳しい言葉をかけられるシーンを始めとした、1期より自らを『剣』たらんとしてきた防人としての彼女の苦悩が垣間見られる。

業を煮やしたキャロルが大量のアルカ・ノイズを召喚し窮地に陥るも、未来の言葉で迷いを振り切り、ギアの改修を終えた響が合流。
彼女の言葉により、いつも共に在ったシンフォギアの力を信じ再度、イグナイトモジュールの起動に挑戦。闇堕ちのプロの指導もあり、見事モジュールの制御に成功。
力強いアレンジがされたRADIANT FORCEを奏でながら、キャロルの召喚した3000のアルカ・ノイズと、ファウストローブを纏ったキャロルの打破に成功する。

その後、主人を喪くしたにも関わらず、各地で活動を続ける自動人形達の狙いが各地にある要石にあることを突き止めたS.O.N.G.の命により、
マリアと共に要石のある風鳴家に10年ぶりに里帰りすることに。そこで、父・八紘との再会を果たすものの、八紘からはとても10年ぶりに帰ってきた娘に対するものとは思えない対応をされる。
その場に居合わせたマリアは憤慨し八紘に食ってかかろうとするが、因縁の自動人形・ファラが襲来。
マリアと共に応戦するも、天ノ逆鱗をソードブレイカーで噛み砕かれ、要石も破壊されてしまう。

そして目覚めた後も、務めを果たすよう、親子の情などないかのような八紘の言葉にマリアは再び憤慨。
しかし、当の翼はそれを止めるばかりか、その後も怒りを隠さないマリアに対し、「アレが自分たち在り方だ」と諌めるくらい、関係が拗れてしまってる様子を窺わせる。
そして、話の続きはここでと案内した部屋は10年前から変わらず散らかりっぱなしの汚部屋だった。まるで成長していない…


衝撃の話を聞かされ流石のマリアも言葉を失う中、再びファラが襲撃。
再びマリアと打って出るも、自らを剣と鍛え上げて来た翼の身体もソードブレイカーに噛み砕かれそうになる。

とそこへ

歌え、翼ッ!!

それまで冷たく当たってきたように見えた八紘が現れる。
自分では、風鳴の道具にも、剣にもなれないと言う翼に、成らなくていい。夢を見る事を諦めるなと激励の言葉をかける。

翼の部屋を見たマリアは気付いていた。
出ていった時から変わらず散らかっていたが、翼の部屋は部屋の主がいなくなったにも関わらず、塵一つ積もらず、10年もの間、まさしくそのままに保たれていた。
つまり、翼の私物やその配置には一切手を付けないように、それでも掃除だけは欠かさずにされていたということである。
それは、娘を心底疎む父親がすることではない。娘を愛している父親がすることだ。

八紘は口や態度でこそ厳しい態度で接していたが、心の中では娘を疎んじてなどいなかった。
歌うことが大好きな娘が、風鳴の古い因習に囚われずに夢を追いかけ続けられるよう、風鳴の家から遠ざけるために剣としての翼には淡白に接して来たのだった。
それが原因でむしろ『剣』としての方向に傾倒してしまったのはある意味皮肉だが
どこまでも揃って不器用な、似た者親子である。

その事に気付いた翼は、夢を追う自分の歌を父に聴いてもらうため、イグナイトモジュールを抜剣。
遠隔の攻撃は全て防がれるも、手にする刃とその身体は先程のようには砕かれず、とうとう哲学の牙を折り砕く。
驚愕するファラに対して、翼は吼える。

貴様はこれを剣と呼ぶのかッ!
否ッ!!
これは夢に向かって羽撃たく翼ッ!
貴様の哲学に翼は折れぬと心得よッ!!

剣としてではなく、『夢を羽撃く者』として自らを定めた彼女の前に、ソードブレイカーはもはやその牙を立てること敵わず、
かつてカ・ディンギルを破壊した炎鳥極翔斬の体制から高速回転し、相手を斬り裂く新技・羅刹 零ノ型でとうとうファラを撃破した。

その後、半壊に留めておいたファラからキャロルの真の目論見を聞き出すも、高笑いをしながら爆散したファラの粉塵がチャフとなり、本部への通信が妨害され、
別動として動いていたクリスたちも予想外の妨害にあってしまった結果、とうとうキャロルの計画が最終段階まで移行してしまう。

そしてクリスたちと合流し、先んじてキャロルと戦っていた響の救援に駆け付ける。
その後、マリアたち旧F.I.S.組の活躍と、焦ったキャロルの盛大な自爆により、キャロルの計画の要であったチフォージュ・シャトーは爆散。

父親との確執を乗り越えたことでまた精神的に一段階成長したのか、マリアたちの犠牲に嘆き吠えながらも生きてたけど
崩壊したシャトーを呆然と見つめるキャロルに対し投降の勧告をするという、一時の激情に流されずに、不必要な戦いを避けようとする姿を見せた。

全てが終わった後は再びアーティストとしてイギリスへと飛び立った。


戦姫絶唱シンフォギアAXZ(4期)】


響たちがS.O.N.G.の緊急招集で向かったバルベルデにおいて、ジャングルの中からバイクに乗って飛び出してくるというなんとも「らしい」登場をした後、
バイクを横に回転させながら前方に転回した脚部ブレードで攻撃する新技「騎馬ノ一閃・旋」で対空砲の砲塔を斬り裂き、緒川・響・クリスへの道を開いた。
その後の戦闘においては銃弾の雨を斬り裂きながら突撃し、機関銃や戦車の砲塔のみを斬り裂き相手を無力化。
対空中艦戦においては相手が放ってきた非常識な数のミサイルの上を飛び乗って接近。「初手より奥義にて仕るッ!」とアームドギアを巨大化させ、打った斬ったの大活躍。

その後の回想でアーティスト活動の傍ら、共にイギリスに渡ったマリアと魔法少女事変のバックについて調査していたことが判明。
バルベルデでの出来事の後はマリアと共に日本に帰国。

GXで父との確執も乗り越え、精神的にある程度完成されたしまったためか、本人中心の話はほとんど…と言うか全くと言っていいくらいない。
その代わり、頼れるSENPAIとしての面が強く出ており、過去の事で思い悩むクリスを気に掛けたり、
切歌以外とのユニゾンが上手く行かない調の心の壁を頭ごなしに否定せず、それもまた優しさなのだと諭したことで、彼女とのユニゾンを成功させた。
ただ本人としても目立った出番がないのは面白くなかったらしく、9話のCMにおいて雇用待遇の改善を断固要求していた。
また、風鳴一族の当主・風鳴訃堂が登場。
パヴァリア光明結社相手に(組織の性質上仕方ない面もあるとはいえ)後手後手に回ってしまっている弦十郎や八紘相手に苦言を呈する彼に対し、自らの防人としての矜持を示し、臆すること無い様子を見せた。
また物語終盤において彼の思惑に反発し、「その身に流れる血を知らぬか」と詰問された際には、
自分に流れているのは天羽奏という一人の少女の生き様だけだ、と一蹴した。
八紘が願った通り、風鳴の古い因習に囚われない一人の人間としての彼女の姿がそこにはあった。

戦闘面では前述の通りあまり話のメインを張らなかったため、そもそも戦闘シーンがあまり描かれてない。
対錬金術師戦においては相手の手札が分からなかったため、イグナイトで突っ込んでいってラピスによる反動ダメージを真っ先に受ける、
形状や性質を変化させることが出来るサンジェルマンの銃弾に、盾にした天ノ逆鱗を貫かれてダメージを受けるといった、
些かかませめいた扱いをされている印象を受けなくもない。
ただし、上記二つの戦闘においては装者全体として勝手の分からない錬金術師たちに押されていたので、一概に彼女がかませだったとは言い難い。

また、航空機で移動中に襲ってきたアルカ・ノイズ相手に落下しながらの大立ち回りを見せたり、
八つ首を持った分裂タイプのアルカ・ノイズの一部の追撃戦においては、
響とクリスがそれぞれ分裂した部分を討ち漏らしたり、打ち倒した後に生み出された大量の小型アルカ・ノイズを相手にしなくてはならなくなった中、
千ノ落涙で討ち漏らしもなく一気に殲滅してたりと、トップクラスで安定した戦いを見せている。

余談だが今回は響と連携する姿が多くみられる。
それぞれのイメージからすると猪突猛進な響を翼がサポートしてるだけの様に思えるかもしれないが、翼も響に対してなかなか突拍子な注文をし、響がしっかりそれに応えている場面も結構ある。「立花、乗れッ!」とか
また、響が翼に攻撃タイミングを委ねて合わせて攻撃する場面もある。
地味に今まで戦闘時においては別々の戦場に立つことが多かった二人だが、二課時代からの付き合いの長さからか互いの呼吸は良く分かっているようだ。

最終決戦後に行われた響の誕生日パーティでは自ら片付け担当を買って出た。が、結果は推して知るべし。
また、美味しいトマトを食べて、口調が防人から普通の少女のものになるほど我を忘れるほど感動する、という可愛い一面ものぞかせた。

なお、SAKIMORIとしても堂に入ってきた影響からか、演じる水樹氏の声色も(特に戦闘時は)かなり低くなっており、イケメン度がさらに増しているが、
本編の雰囲気やら余韻やらを跡形もなくぶち壊すことに定評のある『BD/DVD』の販促CMでもその声色のまんまであり、
「私も飛ぶんかーーーーーーーーーいッ!?」などのカオスな台詞が腹筋に直撃した適合者が続出した。



【聖遺物】


第1号聖遺物『天羽々斬

聖遺物「天羽々斬」の破片から構成されるシンフォギアシステム1号。アームドギアは刀と足に装着されたブレード。
起動詠唱は「エミュテウス アメノハバキリ トローン」。
原典は日本神話のスサノオが八岐大蛇退治に使用した刀剣。


主兵装である刀を戦局に応じて変化させる近接戦や、蹴りから繰り出す斬撃による格闘戦も得意としている。
当初は奏を失った自責の念と、響に対する憤りから必殺技を多用した力押しによる粗い戦い方が目立ったが、
過去を乗り越えた自身と響を戦士として認め、本当の自分を取り戻してからは本来に適した高速接近戦を遺憾なく発揮しており、先輩として幾度となく窮地を救った。

絶唱は「纏ったシンフォギア全身から高密度のエネルギー波を放出し、大ダメージを与える」。
本来はアームドギアを介して放つもので直接放つと下手したら死ぬが、彼女はギアとの同調率が高いため絶唱の発動においても死亡することはなかったが、肉体への過負荷により全身からの出血で重傷を負う。


限定解除後の絶唱では強化されたことで得た出力によってギアを斬艦刀並のサイズにまで超大化させ、月の破片に強力な一撃を放った。

明らかに質量を無視しているがシンフォギアではよくあることなので気にしたら神楽の風に滅し散華せよッ!

シンフォギアGではXDモードを経て一部デザインが変わり、脚にスラスターも付加された。それによって空中での姿勢制御や水面でのホバリング移動、地上での高速移動などが可能になり、高速近接戦をさらに強力なものにしている。

Anti-LiNKERの影響下ではあえて出力の低いギア(一期のギア)を纏うという芸当も見せている。ウェル博士やクリスの発言からすると簡単にできるものではないとのこと。


《必殺技》

「逆羅刹」
逆立ちしながら脚を回転させ、鎌首状の脚部ブレードで連続的に切り刻む。
カットインは少ないが、何気にファンの間で人気の技。
因みに無印では片手で逆立ちしつつアームドギアを持ったまま行っていたがG以降は両手を地面につけて行っている。

「千ノ落涙」
空間から大量の剣を具現化して射出する対軍攻撃。
翼自身が空中にいる状態で放つことが多いが、地上からでも発動でき、
さらにアームドギアを構えていなくとも使用できるなど、やたら使い勝手が良い。
AXZではとうとうこの技から大量の影縫いに繋げるというチートじみた芸当を見せた。

「蒼ノ一閃」

アームドギアを大剣に変化させ、斬撃を放って敵を両断する。トドメ演出では翼が纏っているアーマー全身の排熱口が展開し放熱する。
限定解除後は「蒼ノ一閃・滅破」に強化され威力も格段に向上していた。

「影縫い」
敵の影に刀を打ち込み動きを封じる。原理は不明。
NINPOUの一つでOGAWAから学び3年で習得した
AXZで新たに判明したところによると、対人戦技であるため人外相手には効果が薄めで、一瞬動きを封じることしかできないらしい。

「天ノ逆鱗」

空中で投擲したギアを「蒼ノ一閃」よりも巨大化させ、スラスターと併せて敵に向かって一気に蹴り貫く。相手の攻撃を受け止め、高い所から見下ろすのにも使われる。
司令はこれを止めた。素手で。というか拳圧で。
大抵曲がサビ部分に入った後に使用され、フィーネのバリア三枚をぐりぐり割り砕いたりもしている翼の技でも高い威力の大技
……のハズなのだが、何故かカットインが入ると大抵標的には届かない、ある意味不遇な技。
まあ、完全聖遺物をも退ける拳絶唱状態のイガリマを防げるバリアの三重防御TSURUGI絶対殺すマンな哲学兵装が相手だったので仕方ないと言えば仕方ないが。
決まらなさすぎるのと、ある場面で使われた際のやり取りのせいで視聴者からは盾扱いを受けることもしばしば。AXZではとうとう敵から壁呼ばわりされた。不躾なッ!
元ネタはWA5のヴォルスングの技「G(グラムザンバー)・ネメシス」

「炎鳥極翔斬」
ギアを双剣に分離させて炎を放出、自身を青い火の鳥と化して突進する。凄く…秘奥義です…
無印でカ・ディンギルを破壊するのに使用して以来出番がなかったが、
第4期1話において久しぶりに使用。巨大アルカ・ノイズを見事に斬り裂いてみせた。
ちなみにこの時は双剣から蒼い炎の翼を広げてはいたが、自身が鳥にはならなかった。奏ブーストがなかったからだろうか?

「風輪火斬」
柄を連結させた双刃を回転させつつ炎を纏わせ、高速の滑走より斬り伏せる技。
左手で印を結んでいることからこの技もNINPOU絡みかもしれない。
3期ではマリアとのライブ後に襲撃してきたファラに対して、
炎が蒼くなった強化技「風輪火斬 月煌」を繰り出すも
大したダメージは与えられなく、聞いてたよりショボイ歌と言われてしまった。

「騎刃ノ一閃」
バイクに乗ったまま、前方に伸ばした脚部のブレードを、バイクを挟み一刃へと左右連結し、走る勢いに乗せて前方に斬撃を与える人馬一体(バイクだけど)の技。
ちなみにバイクと合体したり走行に影響があるような技ではないので他のバイクでも可能かもしれないが作中では同じバイクでのみ使用している*1
なお、初使用は貯水タンク切断で攻撃目的ではなかった。 

「蒼刃罰光斬」
蒼ノ一閃の大剣から通常サイズのアームドギアの剣を抜き放つことで×字状になった蒼ノ一閃を放つ技。
キャロルに仕える中で最強の自動人形であるミカが防御姿勢もとらずに直撃を避けたことから相当の威力があると思われる。

「羅刹 零ノ型」
自らを「剣」ではなく、「夢に向かって羽撃たく翼」と定めた翼の放った必殺技。
炎鳥極翔斬のように脚部ブレードと両手の剣から炎を放出し飛翔、そのまま後ろに高速回転。
炎の輪となった翼が対象を斬り裂く。
なお、炎鳥極翔斬と違い、炎の色は突撃の瞬間にも赤いままである。

「騎刃ノ一閃・旋」
バイク前方に脚部ブレードを展開させた状態で、スピンしながら横滑りし、連続で斬撃を行う騎刃ノ一閃。
バルベルデでの戦いで一般兵士とアルカ・ノイズを掻い潜り、対空砲を見事斬り裂いてみせた。
ただこの時点では健在だったバイクだが、直後の戦闘シーンでは何処かに消えており、
バルベルデにいる最中はもう登場しなかった。
例によって乗り捨てられたのか、どこかに隠されてて後に回収されたのかは不明。

「無想三刃」
剣を大上段に構えた状態で脚部ブレードのスラスターで勢いをつけ、縦回転しながら手にした剣と二つの脚部ブレードで相手を斬り裂く。
さながら自らを人間手裏剣に仕立て上げる技。

TRINTY RESONANCE
響・クリスとの合体技。
剣に乗った立花が雪音のミサイルによって敵に突貫していく雄姿を目に焼き付けつつ、自身も巨大化した剣を操り、相手にぶつける。
「私も飛ぶんかーーーーーーーーーいッ!?」

「風月ノ双」
月読調との合体技。
イグナイトモジュールによって出力の増した騎刃ノ一閃に、
自身の身の丈よりも大きくなった調のホイールが合体したことによって、
高速にして強力な突撃を行う。
その見た目と対峙したプレラーティが似た形のチャリオット形態で応戦したことで一部ではクラッシュギアとか呼ばれてたりする

【歌】

『絶刀・天羽々斬』
戦闘曲。ヤーンヤーンヤーンヤーンヤーーーン
このアニメを代表するサキモリッシュソングであり、非常に強い印象としてファンの耳に残る厨二曲にして処刑用BGM。これが流れるとだいたい勝つ。
彼女の防人としての厳しさ、剣としての意思、「颯(はやて)」だの「運命(さだめ)」だの中の人が大好きそうな単語が使われ、風鳴イズムが如実に現れた安定の奈々ソン。

『逆光のフリューゲル』
ライブ曲。
歌手(ツヴァイウィング)として歌う、奏とのツインボーカルソング。
フリューゲルは「羽、翼」を意味しており、天羽奏と風鳴翼の二人を表したような曲。

『FLIGHT FEATHERS』
ライブ曲。
彼女がソロ活動時に歌っていた曲。奏は飛び去ってしまった、もういない。

『月煌ノ剣』
二期での新たな戦闘曲。相変わらずのSAKIMORIソング。風林火山がモチーフである。
『絶刀・天羽々斬』と比べると曲調は似ているものの、吹っ切った影響か「消え果てよ」「念仏はもう唱え終わったか…?」とちょっと攻撃的。つーか、歌詞自体が既に処刑用BGM。
キャラソンに収録されたが「恋の桶狭間」が同時に入ったせいで印象が薄れた気も…

『恋の桶狭間』
作詞・作曲・編曲:上松範康
「こういうの、やってみたかったのよね」
二期9話のカラオケボックスで突然披露したド演歌
かつて2000万枚を売り上げた流行歌で、実は防人的センスあふれる必殺技名はこれの歌詞から取った。
ネタに見えて、翼の人格を形成したという意味では重要なキャラソン。

『Beyond the BLADE』
三期の戦闘曲。過去の二曲とは違い、英語のタイトルを冠している。
しかし内容は、いきなりお経のような調子で始まり、「悪・行・即・瞬・殺」、「戒名に記す字をどう彫るか明示せよ」と殺意マシマシになったお経ソング。
だが曲が進むにつれ、『剣』であることを乗り越えた先の、『人』として成長した彼女を体現するような熱い歌詞は必聴。

『空へ…』
Beyond the BLADEのカップリング曲。本編では流れていない。
かつて常に傍らにあった彼女への想いを綴った曲。
その内容は、是非実際に聴いて欲しい。
スマホアプリ戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITEDの最初のイベント『片翼の奏者』の導入で流された。

『BAYONET CHARGE』
雪音クリスとのデュエット戦闘曲。
時にその道に恐れを抱きながらも戦場に立つアイツをクリスと共に鼓舞し、一人にはしないという想いを込めた歌。
最初はぶつかり合いながらも、語り合うことで「孤独」を乗り越え分かり合った3人だからこそ、
「必ず孤独じゃないってことだけ 忘れず胸に 夢と共に」という歌詞には感慨深いものがある。

『月下美刃』
四期での戦闘曲。シンフォギアの戦闘曲としては珍しく、イントロから歌詞が入っている。
が、装着時にはその部分は歌わないので、聞きたい方はCDを買おう。
前回よりも更に殺意が増しており、今まで婉曲的に相手を屠ることを歌い上げてきていたが、とうとう「喉笛掻っ捌く」と直接的な表現が出てきた。
また「候ふ」「鞘なら()」「逢()ましょう」と、歌詞が全体的に古めかしい防人的表現に溢れている。

他の装者たちにも言える事ではあるが、今回はユニゾン曲に主軸が置かれている為、個人戦闘曲の出番は少な目。
この曲も二回しか流されておらず、しかも二回目はワンフレーズ終わった辺りで敵に攻撃により中断されてしまった。

『ルミナスゲイト』
月下美刃のカップリング曲。
海外進出を果たしたアーティスト風鳴翼の新曲とのことで、
装者たちの日常を描いた番外編『戦姫絶唱しないシンフォギア』において、テレビからこの曲が流れている場面も存在する。
新舞台へと「旅立つ」彼女の、前向きな想いが綴られた曲。

『風月ノ疾双』
AXZで披露された月読調とのユニゾン曲。
かつて自らを護るために他者を拒み、傷つけてしまう心の壁を張ってしまった二人が、
周囲の人たちとの関わりの中で変化したその壁の意味と、
壁の向こうにあるものへと手を伸ばす想いを唄い上げた曲。






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