立花響

登録日:2012/06/28(木) 03:38:33
更新日:2020/02/22 Sat 22:11:56
所要時間:約 12 分で読めます






私だって護りたいものがあるんですッ!
だからッ!



立花響(たちばな ひびき)


戦姫絶唱シンフォギアシリーズ』に登場する主人公の一人。一応彼女がメイン主人公を務める。

声:悠木碧
年齢:15歳
イメージカラー:橙
聖遺物:ガングニール、デュランダル
専用曲:「撃槍・ガングニール」
    「私ト云ウ 音響キ ソノ先ニ」
    「正義を信じて、握り締めて」
    「Rainbow Flower」
    「限界突破G-beat」
    「リトルミラクル −Grip it tight−」
    「負けない愛が拳にある」
    「花咲く勇気」


私立リディアン音楽院高等科1年。
9月13日生まれの15歳。O型。身長157cm。体重は秘密。
趣味は人助け。好きな食べ物はごはん&ごはん。パンツの色は紫。彼氏いない歴=年齢。
口癖は「私、呪われてるかも」。

シンフォギアシステム3号「ガングニール」装者。

明るく前向きで真っ直ぐだがドジを踏みやすく、また空気が読めない性格。
でも環境適応力は高く友達を作るのが上手で、逆に嘘や隠し事が下手。
成績は下の方で、よく友達のお世話になる。

風鳴翼の大ファンで翼厨だが、小日向未来という毎晩寝てる嫁と雪音クリスという愛人がいる一級キマシタワー建築士。
中の人曰く『ギャルゲの主人公』。だいたいあってる。

隠れ巨乳と言われ続けてきたが、三期GXの始動に合わせてスリーサイズが設定された。
T157/B84/W57/H86である。普通に巨乳だった。

本編開始1分で墓前の写真として登場した悲惨な主人公…呪われてやがる。
「ツヴァイウィング」のコンサートを観に行った時、ノイズとの戦闘に巻き込まれ、その時に天羽奏のシンフォギアの破片を胸に受けて重傷を負ったが一命を取りとめた。

しかしノイズ災害であったため情報は隠蔽され、無論シンフォギアの情報も明かされる事がなかった為、ノイズ以外での犠牲者(逃げる際の圧死など)などをネタにされ、
「一人だけ生還した」ことを周りの人物、マスコミ、被害者に歪んだ形に捉えられ、
「人殺し」として家族ともども、いじめや迫害の対象とされ、学校は勿論家でも心無い嫌がらせを受け続け、心に深い傷を負ってしまう。
父親もそんな状況に巻き込まれ、仕事の契約も白紙となりプロジェクトを外され、暴力的になり家を飛び出し帰ってこなくなるという家庭崩壊状況になってしまう。

そんな状況の中で自らの傍に居てくれた幼馴染の未来に対しては全幅の信頼を寄せており、かなり依存している。

そういった友人たちへの依存、上記の過酷な過去から来るトラウマや罪悪感、命がけで自らを救ってくれた奏への意識など、様々な要因から「人を助ける事」「誰も傷付けない事」に異常に固執しており、
人を助けることに関して一切迷いがなく自らの命すら簡単に放る、人を助けるための自らの力であるガングニールにも大きく依存しているなど、
普段の明るく能天気な振る舞いとは裏腹に、その精神にはかなりの歪みが見られる。
こういった危うい一面は仲間にも見抜かれており、翼からは「前向きな自殺衝動」、風鳴弦十郎からは「歪」と評されている。

彼女にとっての「ひだまり」である未来に対する想いが非常に強く、彼女の台詞や描写だけでなく、彼女の歌からもこれが表れている。未来からの愛情の重さが目立つが、実は未来以上に愛が重いのでは?と評される事もある。
なお「ひだまり」である未来は、彼女を自身にとっての「太陽」と評している。

「誰も傷付けない事」に固執する性格からか、言葉が通じる敵ならまず説得を試みる。
しかし無意識に相手の地雷を踏み抜いてしまう悪癖を持つため、無印では翼やクリス、Gでは月読調、GXではキャロルの地雷を狙ってるのかと思うくらいに見事に踏んで怒らせてしまっている。
ただ、自身の過去に由来する「誰も傷付けない」という信念や、そのために命を張ることすら厭わない覚悟は本物で、最初はツンツンしていた翼、クリス、調も段々絆され、響を認めていった。



戦姫絶唱シンフォギア
コンサートでのノイズ災害から二年後、彼女が再びノイズとの遭遇時に体内の聖遺物が目覚め、ノイズとの戦いに身を投じることになる。

ギアの正規適合者ではないが、心臓に侵入したガングニールの破片が体組織と固着・融合した事により、人と聖遺物の融合体として後天的な適合者となった。
更にギアを起動するごとにガングニールの侵食が進んでいくため、圧倒的な融合係数を得、デュランダルも単独で起動させるという、爆発的なエネルギー生成・放出能力を持つ。

だが抑制しきれない負の感情が高まると、共振増幅したギアに制御できない破壊衝動へと変換され、暴走してしまうというリスクがある。


素人の彼女でもノイズ相手ならそれなりの立ち回りを見せていたが、やはりギアは発動できなかったため、風鳴弦十郎に師事し、謎の修行で直伝の八極拳を会得。
強力なインファイター…もといガン(グニール)ファイターと化した。


当初、翼からは奏のギアを半端な覚悟で使っていると取られ邪険にされていたが、彼女の持ち前の明るさと努力で戦士として認めてもらい、良きパートナーとなる。

ある日、自分が戦っていることを未来に知られてしまった時は、今まで一番の理解者に嘘をついて傷付けてしまった罪悪感に苛まれたこともあったが、紆余曲折を経て和解。より一層絆が深まった。
というかそもそも翼と仲良くしていたところを、目撃した未来が勘違いしてやきもち焼いてたフシもある。

また敵であるクリスにも最後まで声を呼びかけ続けてたらいつの間にかツンデレ氷河期を打ち砕いていた。ちょろいっ!


最後までガングニールのアームドギアを形成する事は出来なかったが、「その手に何を持たないからこそ、他人と手を取り合える」事が出来る、「立花響のアームドギア」を見つけ、
翼やクリス達と共に戦う為の『束ねて繋げる力』を手にしている。

フィーネとの最終決戦では、クリスの撃墜に触発されてまたもや暴走し、翼によって正気に戻るも二人の死に戦意を喪失してしまう。
レイプ目状態でフィーネにボコボコにされ、訳のわからない話を長々と聞かされ絶望していたが、未来たちのリディアン校歌によって再起する。


Q.フィーネ「お前が纏うそれは一体何だッ!? 何なのだッ!!?」
A.響「シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」


限定解除したことで憎悪の輪廻に取り憑かれていたフィーネを打ち倒し、さらには改心までさせた。
そして月の破片も翼とクリスの三人で絶唱によって破壊する。

その後は行方不明となるもエピローグにて未来と再会し、『共に流れ星を見る』というかつての約束を果たした。



戦姫絶唱シンフォギアG
Gではマリア・カデンツァヴナ・イヴらが「フィーネ」と名乗り世界に向けて宣戦布告した際に、月読調に自身のやってきた事を「偽善」と伐り刻まれた事で、過去の心の傷が再び開いてしまう。
そして、それが間接的に働いた結果戦闘中にネフィリムに左腕をランチタイムにされ、左腕を欠損してしまう

直後に暴走し左腕を再生した事で五体満足のまま生きて帰る事は出来たが、ガングニールの融合が深刻化する事が明るみになる。
響は翼や弦十郎達の采配で戦いから遠ざけられるが、敵が迫った際にこれを迎撃すべくシンフォギアを身に纏い、戦う決意を新たにした。

見かねた翼や弦十郎達によって、響は戦闘を禁じられたのだが、「フィーネ」に誘拐・洗脳された未来を助けるために、制止を振り切って救出に臨んだ。
この際、未来のギア・神獣鏡を解除するため、その光に敢えて飛び込んだのだが、これによって響のガングニールも、体内から除去されることになる。
命の危険が回避されつつも、反対に一切の戦闘能力を喪ってしまった響だったが、それでも自分に出来ることを探して、浮上したフロンティアへと飛び込む。

そしてマリアと対峙した響は、ナスターシャ教授の仇を取ろうとする手を止め、彼女のガングニールをその手に掴んだ。


Q.マリア「あなたの歌って何ッ!? 何なのッ!!?」
A.響「撃槍ッ!ガングニールだアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」



再び戦う力を得た響は、マリアの願いを聞き届け、一連の事件に決着を着けるため戦ったのだった。



戦姫絶唱シンフォギアGX
フロンティア事変の収束後、特異災害対策機動部二課改め国連直轄の超常災害対策機動部タスクフォース「S.O.N.G.」の一員として、マリアから受け継いだガングニールを纏って人命救助に奔走していた。
初っ端からミサイルサーフィンとかK2達磨落としとかスペースシャトル巴投げとかやってたが、あくまでも人命救助の一環である。たぶん。

そんなある日、災害鎮圧のために赴いた現場で錬金術師の少女・キャロルと対峙する。
戦う理由を見出せず対話を持ちかける響だったが、戦ってでも欲しい真実があると叫んだキャロルとの対話は平行線に終わる。
この遭遇を機に、戦いのない日々を過ごしたことで抱きかけていた「自分の力で誰かを傷つけることへの恐怖」が顕在化。
ついには聖詠が胸に浮かばないという事態にまで陥ってしまうが、かつて自分と戦って救われたという未来の言葉を受けて再起。己の力と責任から逃げ出さないことを誓う。
…が、オートスコアラー最強を誇るミカの攻撃でギアが破壊され昏睡状態に。演出的にも物理的にもまさに「上げて落とす」。

快復した後は、エルフナインによる改修を施された強化型シンフォギアを纏い戦場に復帰。激闘の末にキャロルを討ち果たすも、
「その呪われた旋律で誰かを救えるなどと思い上がるな」と悪意に満ちた言葉をぶつけられる。

その後、特訓のために訪れた筑波で、家族を捨てて行方をくらませたはずの父・洸と偶然に再開。
かつての面影を失った父に失望し、一時は和解を諦めかけるが、親友である未来の励まし、
そして土壇場で洸が見せた勇気を受け、昔に父が口にし、今は自分の口癖となった言葉「へいき、へっちゃら」にずっと支えられていたことを再認識した。
そして幼女状態のキャロルに、腹パン!知るもんか!顔パン!のえげつないコンボをかまし、いつものビッキーだと適合者達をほっこりさせた

仲間と共に挑んだ最終決戦では、70億の絶唱をも凌駕するキャロルの力に圧倒され屈しかけるが、
6人の力を合わせたS2CA・ヘキサコンバージョンにてフォニックゲインを束ね、「奇跡の殺戮」を成し遂げる。


Q.キャロル「まさか――オレのぶっ放したフォニックゲインを使って――ッ!?」
A.マリア「ジェネレイトォォッ!!」
 響「エクスッ!!ドラアァァァァァァァイブッ!!!!」


残った想い出を全て燃やし尽くして戦うキャロルに対し、響は誰かと繋ぐための「手」をついに自分のアームドギアとして発現させる。
キャロルの駆る碧の獅子機を撃破し、キャロル自身が「呪われた旋律」と呼んだイグナイトモジュールの力で彼女を救うことに成功した。

一連の事件が終結した後は、和解した父・洸と共に実家へ向かった。
手を繋ぐことを躊躇う母に洸も弱気を見せるが、響は自分が信じる正義のもとに、二人の手を取って繋いでみせたのだった。



戦姫絶唱シンフォギアAXZ
魔法少女事変から数週間後、エルフナインたちと祭りや流しソーメンを楽しんだり、帰省して家族水入らずの時間を過ごしたり、
豪華客船の異端技術絡みの事件の解決に当たったりと、忙しい夏休みを満喫していた響。
そんな彼女も最大最強の敵、全国の学生なら誰しも一度は頭を悩ませたことがあるであろう夏休みのラスボス、『夏休みの宿題』の前に為すがままに組み伏せられようとしていた……

夏休み後半、登校日、案の定提出課題が終わらずお説教の満漢全席を食らってしまった響は、残った課題に手をつける間も与えられず、
S.O.N.G.の緊急招集により南米の独裁軍事国家バルベルデへ。
果たしてそこで響たちを待ち構えている新たなる脅威は?そして、響は夏休みの宿題は無事に終わるのか…ッ!?

真面目に解説すると、GXまでに散々響の内面に触れてきたからか、今回響が主軸になる話は少なめ。
1~3期までに見せていた精神的な脆さ・危うさは鳴りを潜め、登場人物の中でもトップクラスに安定した様子を見せている。
相変わらず無自覚に相手の地雷を踏んでしまう場面はいくつかあったが
目下の悩み事は、今回の敵である錬金術師たちとどうにかわかりあう事ができないか、そして上述した夏休みの宿題を終わらせることが出来るかである。
……もっとも、物語終盤に彼女に関する怒涛の展開が待っていたのだが。

物語序盤においては、LiNKER不足で戦えないことを悩む切歌や調を励ましたり、過去のことで思い悩むクリスの事を心配する描写が見られる。

また、悩みを自分一人の中に溜め込まずに、未来に相談する場面も多くみられた。
心配しながらも響を信じ送り出す未来と、その未来に応えるように笑顔を見せ出動する響の二人の様子はもはや熟年夫婦の域とまで言われることも。

戦闘面においても非常に安定した活躍を見せており、2話では致命的ダメージを並行世界の個体に肩代わりさせることでそのダメージを『なかったこと』にしてしまう『神の力』を持つ怪物・ヨナルデパズトーリを道理をぶち抜いて撃破するなど、相変わらずのデタラメっぷりを見せた。
大量のアルカ・ノイズによる消耗戦や、不浄を祓うラピスの輝きによるイグナイト封じ、決着の戦いとなるその時まで手の内を晒し切らずに初見殺しな攻撃満載だったサンジェルマンに苦戦する場面は見られたものの、
抜剣封じでギアからのダメージを食らった時以外は持ち前のガッツと仲間たちとの連携で苦難を打破している。

度重なる経験でガングニールの『槍』としての性質も許容できるようになったのか、エクスドライブや暴走形態でなくとも、
右腕のパーツを槍に近いドリルのような形態に変形させることが出来るようになっている(ただし、それを『人』に向けることだけは決してなかった)。
また、マフラーがエネルギーを帯びて推進力を増幅させたり、攻撃に使ったり出来るようになっていた。

また、錬金術師たちの賢者の石による抜剣封殺に対抗するために、融合症例末期に響の身体から零れ落ちていたガーベッジを使用するという意外な展開を見せた。
愚者の石と命名された(命名者・クリス)そのガーベッジは、人間の身体に極めて近い成分でありながら、位相が虚数に固定されているというよく分からん物質として深淵の竜宮に保管されていた。
エルフナインの見解によると、響という一人の命から生み出されたこの石は、
パヴァリア光明結社の錬金術師たちの持つ、7万を超える命の犠牲の果てに完成した賢者の石の対となる、いわばマイナス位相の賢者の石であり、賢者の石の浄化作用を相殺できるバリアを張れるとのこと。
ただし、賢者の石相手のみ効力を発揮する「基本、役立たず」なもののため、抜剣状態で賢者の石とぶつかった場合、
ギアの機能を阻害しかねないバグを堆積させてしまい、その除去には多くの手間と時間がかかる。
しかし、これは賢者の石の情報が不足しており、中和する際に無駄な処理がかかった分が負荷となったためであり、詳細なデータがあれば2日足らずでの汚染除去が可能となる。

愚者の石によるギアの改修と共に錬金術師たちへの対抗策として行われていた、『絆のユニゾン』も、切歌と共に見事成功。
演出上の都合等もあるだろうが、ギアを纏う時点でユニゾンしていたのはこのペアぐらいである。
正確には、2話の時点で旧F.I.S.組の三人が、3話で旧二課組の三人でやっており、細かく見るなら1期の最終決戦も似たようなものだったが。
そして敵であるサンジェルマンに誰かを傷付ける以外の方法はないのかと拳を振るいながらも対話を試み続け、とうとうその心を攻略する開くことに成功する。

その後、完成した『神の力』を手に入れ、自身の真の目的がサンジェルマンと異なるところにあることを暴露した統制局長アダムと、『神の力』を纏いその力を奮う兵器へと姿を変えた自動人形ティキとの戦いに、サンジェルマンと共に挑む。
しかし、パヴァリア光明結社の構成員の使う錬金術をすべて同等以上に扱えるというアダムと、
宇宙まで届く圧倒的攻撃力と、ヨナルデパズトーリ同様ダメージを無かったことにする絶対的な防御力を持つティキの前に、苦境に立たされてしまう。
そんな時、謎の声とともに、響の纏うガングニールに隠された秘密が明かされるのであった……。

無限の鼓動を背に奏で、再び奮い立ちティキに立ち向かう響と、彼女をサポートしながら、アダムに自らの意志をぶつけるサンジェルマン。
そして激闘の末とうとう撃槍の拳がディバインウェポンの核となっていた人形を貫くのだった。

+……が、
響によって破壊される寸前に、ティキと『神の力』を分離させることで間一髪力が失われることを防いだアダムは、
響の手によって半壊したティキではなく戦闘の最中に切断した自らの左腕を新たな『神の力』の依代にしようと目論んだ。
しかし、宙空に漂っていた『神の力』は腕を高々と掲げるアダムをスルー。そして

「何…これ……? どうしたの………?え…………?」

響を新たな器として定めて宿り、サナギ状の異形の肉塊へと変貌する、という
サンジェルマンやアダム、そして視聴者たちまでも含め、誰も予想しなかった展開が起きた。

それから48時間が経過し、9月13日。
『神の力』の脅威を、地上からの攻撃による軍事衛星の破壊という形で目の当たりにしたことで、反応兵器の使用も視野に入れた、
バルベルデの規模を凌駕する武力介入を検討する国連。
国連の武力介入が決まってしまえば、前線に立って『神の力』に取り込まれてしまった響と戦わなければいけない立場にあるS.O.N.G.は、
そうなる前になんとか響を救おうと策を練る。
サンジェルマンの協力もあり、5人の装者のギアの反動汚染の除去が済んだ一同は、作戦の切り札として未来を招き、響の救出作戦の打ち合わせを始める。

そんな時、国連の介入を是としない風鳴訃堂の手によって第二種特異災害(ざっくり言えばノイズと同じ扱い)と認定されてしまった響は、
護るべき、そして今まで護って来た人間によって殺されてしまう危機に陥ってしまう。
戦車の砲撃を受け、亀裂が入ってしまう響が取り込まれた肉塊。しかし、その攻撃が中で眠っていたモノの目覚めを早めてしまう。
肉塊より出てきたのは、まるでギアの外装を取っ払ったガングニールを纏った響を思わせる姿をした光の巨人だった。

「DIVINE WEAPON type2_Hibiki」、破壊神ヒビキと通称された光の巨人は、神殺しの力を内包しているゆえか、
擬似神と呼ばれるほどの力は持っておらず、精々が神の幼体というレベルに留まっている。
並行世界を利用したダメージの無効化や、生贄として焼却する事で圧倒的な破壊力を得るという事はないものの、その巨躯から振るわれる膂力は凄まじく、
口腔より放たれるプラズマ化した「歌」は地形を破壊するのに充分な威力を秘めている。

その「歌」が自衛隊員たちを襲おうとしたギリギリのタイミングでS.O.N.G.一同とサンジェルマンが現着。
サンジェルマンが戦車の砲塔を斬ったことで自衛隊は撤退。
かくして立花響の救出劇・バースデイパーティ作戦の幕が上がるのであった。

まずは翼が千ノ落涙からの多重の影縫いを使用。一瞬動きを封じる事に成功するものの、力尽くで破られてしまう。
しかしその隙を無駄にはしないと、マリアが普段防御に使うエネルギーフィールドをヒビキに巻き付ける。
当然ヒビキは抵抗しようとするが、サンジェルマンが銃撃によって気を引きつけている間にマリアがヒビキを捕らえ、
マリアを通して他の装者の力も注ぎ込むことで捕縛に成功。

そしてここからが作戦本番。
ヨナルデパズトーリとティキのディバインウェポンのデータから、『神の力』はシンフォギアと似た仕組みになっていると仮定したエルフナインにより、
適合計数を引き下げるAnti_LiNKERをヒビキに打ち込むことで響から『神の力』を引き剥がす作戦が取られる。
このAnti_LiNKERはにわかづくりなため、かつてウェル博士が作ったものほどの効力は持たないものの、トレーラ5台分という量をこさえることでカバー。
適合係数を引き下げる事に成功。……したかに見えたが、突如頭部が蒼く光りはじめたかと思うと、それまでの拘束を引きちぎり、装者たちに向けて「歌」を放つ。
間一髪のところでサンジェルマンが止めに入り、「繋いだ手を振り払うことがやりたかったことか」と喝破されたことで、一瞬攻撃が止まる。
本部で解析したところによると、Anti_LiNKERの効果を反転させ、逆に適合係数を上昇させてしまった模様。と、そこへ

「響ーーーーーーーーーーッ!!」

対響用エースインザフォール・小日向未来の叫びが炸裂し、ヒビキの動きが停止した。
実はAnti_LiNKERの効果を反転させてしまうだろうというところまで、OTONAとエルフナインの予測の範囲内。
適合係数上昇に伴い融合深度が高まったのを見計らって、マイクを通して電気信号化した未来の声をAnti_LiNKERを打ち込む際に使ったケーブルを通すことで、
内部にいる響に捻じ込ませるというのが真の狙いだった。

「ひだまり」の言葉に導かれ、胸部のコアに閉じ込められていた響は無事脱出。
それを受けて国連の決議も反応兵器を使わない方向で収束したかに思われたが……


+AXZ最終決戦のネタバレ注意
響から分離した『神の力』を手にしようと空間を割って再び姿を現したアダム。
今度こそその左腕に『神の力』が宿り始め、それを阻止せんとした装者たちの動きを封じる。
しかし、復活した響を止めようとした際に、半壊したまま放置されていたティキに物理的に足を引っ張られ、止める事が適わなくなったと見るやアダムは必死に警告する。
Q.アダム「都合の良い神殺しなモノかその力はッ!二千年の想いが呪いと積層した哲学兵装ッ!!使えば背負うッ!呪いをその身に――ッ!!」
A.響「私は歌で、ぶん殴るッ!!!!」

アダムの左腕に宿りかけていた『神の力』は神殺しのウタにぶん殴られて、今度こそ爆散するのだった。

アダムの目論見は阻止する事が出来たものの、手を取り合うことが出来ないまま命を燃やし光へと還ってしまったサンジェルマンたちのことを想い自分はまたぶん殴ることしか出来なかったと嘆く響。
そんな響にアダムはバラルの呪詛を施したカストディアン・アヌンナキの思惑を超えられない限り、人類同士が分かりあえるものかと高説する。
しかし響はだとしても、分かりあうために手を伸ばし続けたことは無駄ではなかったと反論する。
そこに他の装者たちも並び立ち、自身の完全を理由に支配を強いるアダムに次々に反論を浴びせる。
業を煮やしたアダムは大量のアルカ・ノイズを召喚。こうしてAXZ最終決戦の火蓋が切って落とされた。

6人全員のユニゾン曲『アクシアの風』を歌いながらアルカ・ノイズを次々に倒して行く装者たち。
しかし、それでもなおエクスドライブモードを引き出すには程遠く、『神の力』を完成させるために力を大きく消耗し、隻腕になったアダムを打倒するには至らない。
翼との連携でとうとう響の拳がアダムに入ったと思われたその時、それを押し止める異形の左腕。
自分だって負けられないのは同じだと猛り叫ぶアダムはプライドまでを焼却して、それまで自分の完成された美形のヒトガタに押し込めていた真の姿を露わにする。

その圧倒的な力と悪辣さを前に一気に窮地に立たされる装者たち。そんな中、響に対し「諦めるな」と鼓舞する、聞こえる筈の無い声。
見やる先には、サンジェルマンがファウストローブを纏った際に武装としていたスペルキャスターが。

拾いに行こうとする響だったが、一足先にアダムに拾い上げられた挙句握り潰され、あまつさえそれを形成したエネルギーを響への攻撃に利用されてしまう。
しかしそのエネルギーを両手で受け止めた響は、絶唱によってそのエネルギーをギアの出力に転用しようとする思い切った考え(考えなしとも云う)を実行。
装者たちもその賭けに乗り、S2CAヘキサコンバージョンの体勢に入るが、本部で観測していたところによると、フォニックゲイン由来のエネルギーでないため負荷にギアが耐えられず爆発してしまう危険性も孕んでいた。
しかし、エルフナインが響の柔軟にして自由な発想(考えなしとも云う)に即応。
ラピス・フィロソフィカスのエネルギーを錬金思想を元にギアに組み込んだダインスレイフにバイパスを繋ぐことで負荷を肩代わりさせるという手法を考案。
友里や藤尭もそれを実現させるための銃後の守りに手を尽くす。

かくして本部からのバックアップにより、ラピスの輝きを阻害する愚者の石のバリアコーティングを解除。
触媒として焼却されてしまうダインスレイフのエネルギーが前線に立つ装者たちを包み込み、全員が暴走したかのような姿になってしまう。

Q.アダム「何をしようと――ッ!?」
A.響「抜剣ッ!
  響・翼・クリス・マリア・切歌・調「「「「「「ラストイグニッションッ!!」」」」」」

しかしアダムも黙ってそれを見ている訳もなく、以前見せた時よりもかなり早い溜め時間の黄金錬成をシンフォギアに向けて放つ。
爆炎に呑まれる装者たち。仮の姿で放った時でも山を大きく削りクレーターを作り出してしまったほどの大火力。

「だとしてもォオオオオオッ!!!!」

爆炎よりミサイルに乗って飛び出してきた装者たちのギアはエクスドライブモードでは無かった。
しかし、先程までは当てても通じなかったアダムに傷を負わせる確かな力を宿していた。
ダインスレイフが焼却されるまでのわずかな間の時限式だが、エクスドライブに匹敵する出力を持つ形態へと新生した6人は今度こそアダムを打破せんと一気呵成に攻めたてる。

しかし、サンジェルマンと戦って以降、本部に帰還できていなかった響のギアに溜まっていた反動汚染が最悪のタイミングで炸裂。
ガングニールは機能不全のグレースケールとなってしまい、響はまともに身動きが取れなくなってしまう。

その窮地を救わんと、キャロルの時のようにギアの外装をエネルギーに変え、響へと送る5人の装者。
外部からエネルギーを受け取った響のガングニールは相変わらず機能不全状態のままだったが、仲間たちの想いが響を支える燐光となり、
さらにその状態でありながらも機能していた響のアームドギアが響に更なる力を与える。

そして共に前線銃後で自分を支えてくれる仲間たちの想いと、自分たちにアダムと戦える力を与えてくれた3人の錬金術師の想いを束ねた響のギアは、更なる光を纏う結果を生み出す。
花咲く勇気が仲間と敵の境界すら超えた結晶である黄金のガングニール――Limited Model_Alchemic Goldを纏った響は、一時的に擬似的な生体錬金反応炉と変貌。
融合症例と云われた頃の爆発力を発揮して、完全を謳うアダムを圧倒するのだった。
なおたまに勘違いされるが、響の爆発力=出力上限、ということではない。あくまでも力の跳ね上がり方が凄まじいのであって、融合症例の時に常時今回やXD並の出力を出せていた訳ではない。……まあ拳一発に絶唱並みのエネルギー籠ってたりはしてたが

激戦の末、アダムを打倒した装者たちは3日遅れの響の誕生日パーティを開く。
楽しい時間の最中、ふとベランダで異なる正義を構える相手に自分の正義を信じて握りしめられるか思い悩む響。
そんな響の悩みにを聞いた未来は、そんなことは分からない。それでも自分は何があっても響と繋いだ手は離さないと断言する。
そして「お帰り」と笑顔で迎えてくれた未来の元へ「ただいま」と帰ってきた響の笑顔と共にAXZの物語は幕を閉じるのであった。

+しかしED後、とんでもない爆弾が視聴者と司令に放り投げられた
そもそも、響に『神の力』が宿ったのを訝しんだのは、『神の力』を求め研究し続けていた錬金術師たちも同様であった。
曰く、「神の力は穢れなき魂でなければ宿せない」、「生まれながらに原罪を背負った人類に宿ることなどない」

しかし現実としてその力は響を依代と定め、彼女に宿った。
そのことが気になっていたエルフナインは決戦後ずっと資料を読み漁っていたが、とうとうある可能性に行きあたる。

まず『原罪』とは、人類の魂に刻まれている相互理解を阻む『バラルの呪詛』であるということ。
そして、「魔を祓う」神獣鏡の光をその身に受けたことで、響の呪詛が解呪・浄罪されたのではということである。

そしてそれを聞いた弦十郎は、その浄罪の光に包まれたのは響だけではなく、もうひとりいることに気付き驚愕するのであった。

そう、それは響のひだまりである「彼女」もまた浄罪の光を浴びて………

そして放送後のCMで今までの視聴者の邪推と今回のキーワードを元にネタにされるのであった。
またエルフナインの仮説があまりにもストレートすぎたことと、今回明らかになったもう一つの真実から、むしろ物語最初の無印の頃にすでに浄罪されていたのではとする適合者もいる。

真相は(多分)5期、戦姫絶唱シンフォギアXVで




【聖遺物】
▼第3号聖遺物『ガングニール』

聖遺物「ガングニール」の破片から構成されるシンフォギアシステム第3号。
アームドギアは本来ならば大槍だが、彼女は使いこなせていないためにギアが発動せず、終始拳のみで戦ってきた。こんなのってないよ…あんまりだよ…
起動詠唱は「バルウィシャル ネスケル ガングニール トローン」。
原典は北欧神話の主神オーディンが持つ絶対必中の魔槍「グングニル」。

奏のギアの欠片を胸に受けた際に、心臓付近に刺さったため摘出されずに体内に残されていたものだが、奏が装着した場合とでデザインが細部で異なる。


戦いの中で、「エネルギーをそのままぶつければいい(脳筋)」と考えた彼女は発現できないアームドギアの代わりにエネルギーを拳に乗せ、伸長した腕部ユニットの勢いをパイルバンカーの要領で叩き込む戦い方を編み出した。
自分の腕吹き飛ばないのだろうか…
ギアが顕現せず徒手空拳なのは未熟だったこともあるが響の願いが「手に武器を持ちたくない」「みんなと手をつなぎたい」ということから来ている。
そこから「手をつなぐことで皆の力を束ねる」という特性を得ており、パイルバンカーめいたパンチも含め、拳や自身の肉体こそが彼女の「撃槍」と言える。


また脚部にもバンパーが装備されているため、地面に打ち込んで姿勢制御や跳躍、加速にも利用していた。

高レベルのフォニックゲインにより聖遺物の全ての力が発揮される限定解除形態では、背中のウイングによる飛翔や腕部からエネルギーの射出などが可能となった。もちろん打つ毎にリロードが必要
絶唱では広大な宇宙空間を利用して腕部ユニットと脚部バンパーを超伸長させ、凄まじい勢いから放つ溜めパンチで月の破片を粉砕した。

『G』では再びギアにリミッターがかけられたが、限定的なリミッター解除によってマフラーは残っている。 また、ギア自体も各部パーツを大型化させて攻撃力の底上げをするなど、
エクスドライブ前と比較してパワーアップを遂げている。 一話で監督つながりでスクラップフィストっぽいパンチを披露するなど成長を続けている模様。
なおこの攻撃方法は監督公認で「スクラップ・フィスト」だったらしく、ツッコミ待ちだったとのこと。
さらに、手をつないで力を束ねる特性を利用し、翼とクリスとの三位一体コンビネーションであるS2CAトライバーストなる強烈な技を体得するに至った。

6話で左腕がガブリンチョされたせいで出力安定を欠いたガングニールが暴走、「抑えきれない破壊衝動」が再び発生。 この暴走現象によって左腕は再構成されたものの、
今回の暴走が引き金となってか響の身体とガングニールの融合が、許容限界を超えるレベルで進行。これ以上融合が進めば、最悪の場合死に至るか、死に至らずとも異形の存在と成り果ててしまうという
異常事態を生み出してしまう。この回のラストで、生身の拳でノイズに触れることができてしまうなど、明らかに人間から逸脱してしまった描写が見受けられている。
その後の戦闘では、LiNKERを打って無理をしながら調と切歌が絶唱を使用した際にS2CAの応用で無理やり彼女らの絶唱を調律してエネルギーを吸収し空に打ち出し無効化するという無茶苦茶なこともやってのけた。

「体に入り込んだ変身道具で変身」「特異な扱い」「よく暴走する」「体が異形の物になる危険性」など、どこぞのプトティラコンボを連想させる設定が多い。
ちなみにどちらともリスクが明かされた回で主人公の暗い過去の詳細(こちらも一人だけ生き残るが皮肉にもそれは親族の根回しと美談として持ち上げられ利用される逆の立場)が明かされるなど共通点が多い。
ただ違うのは、響が親友と手をつなぐ腕を求めたのに対し、その男は親友が腕である。
高熱を発する、莫大なエネルギーを持ち強いが下手な開放=死である点などバーニングゴジラとも共通点がある。ついに怪獣になってしまったのか…

しかし、彼女の体に宿ったガングニールは死に至る限界寸前で未来さんの願いが生み出した最弱最凶のシンフォギア神獣鏡の光を浴び消滅。
ひとまず生命の危機は去ったが、戦う力もまた失われた。しかし…


▼第3号聖遺物『ガングニール』(マリア所持)

櫻井了子(フィーネ)経由で流れた、奏のガングニールの欠片から造られたマリアのガングニールを強d…受け継いだもの。
アウフヴァッヘン波形から一致する欠片を利用して造られた、融合していた破片とは写身に等しい存在だからか、響との親和性も非常に高く体内に宿っていた時と遜色ない能力を発揮。
S2CAも発動可能であり、マリアのアガートラームの援護を受けたヘキサコンバージョンはもちろん、トライバーストも発動可能らしい。*1
さらにXDモード中、腕部パーツが変形し「槍」を顕現させるなど強d…受け継いだばかりなのに自在に扱っていた。
AXZのPVでは通常形態でギアを変形させてドリルを発生させるなど「槍」としての性質も強くなりつつあるのかもしれない。

『G』終了後はマリアから正式に受け継ぎ、彼女のシンフォギアとして収まった。
先天性の第一種適合者(翼、クリス)でも薬物使用による後天的の第二種適合者(奏、FIS組)でもない
融合から適合へ、「土壇場に必要適合係数をむしり取った」特殊事例・第三種適合者に分類されるオンリーワンに至っていたことが3期公式HPの用語解説で判明した。

+AXZにおいて判明した重大なネタバレ
AXZ11話において完成した神の力を前に窮地に立たされる響。
ギアの反動汚染の除去のため、増援に向かう事もできず、またその圧倒的な力を前にギアがあっても…と、諦めかける装者たち。
そんな時、神殺しについて調査していた緒川さんが協力を取り付ける事の出来た人物から、
パヴァリア光明結社が協力していた軍事国家バルベルデの政府が保有・保管していた大戦期のドイツ軍にまつわる様々な資料を解析したものの一部の、ごく一部の情報がS.O.N.G.本部に転送される。

かつて「神の子」の死を確認する為に用いられた「槍」。
その槍には超常の力が秘められていたものの、本来『神殺し』の力は備わっていなかった。
しかし、二千年以上にも渡る歳月の中で独り歩きした「神の死」にまつわるの逸話が人々の中で積層し、「槍」の本質を歪め、その「槍」に『神殺し』の力を宿らせた。
錬金術において、そのように在り方を捻じ曲げるほどの想念・呪いによるコトバノチカラを宿した武器を「哲学兵装」と呼ぶ。

大戦時、ドイツが追い求めたその槍こそ

GUNGNIR

「ガングニールだとォッ!?」

アニオタ諸君なら、上記の逸話で神殺しの槍といえば真っ先に思いつくのはロンギヌスの槍だろう。
シンフォギアの世界においては、その逸話で使われた槍こそがガングニールであり、
その逸話によって、本来備わっていなかった『神殺し』という特性を獲得してしまっていたのであった。
2話において響が『神の力』を宿した怪物ヨナルデパズトーリの無敵性をぶち抜けたのも、ガングニールに『神殺し』の特性が上乗せされていたことが起因する。

また、響自身の持つ特性である「繋ぎ束ねる」力により、不死の概念を突き破るだけに留まらず、すべての並行世界の対象にダメージを与えるため、それを利用した回避すらも許されない。

数千年に渡る人々の想いを積層し呪いと化したコトバノチカラと、
「誰かと手を繋ぎ合う」ことを第一に考える響のウタノチカラが重なった結果、
『神殺しの力』は対象となった『神』に回避不能な傷と死を与える無慈悲な槍の穂先と研ぎ澄まされている。

また、その想念は自身に対しても有効らしく11話において響が『神の力』に取り込まれてしまった際に、融合速度を遅めるという働きをしていた模様。


▼第5号聖遺物『デュランダル


特異災害対策機動部二課本部最奥区画『アビス』にて厳重に保管されていた完全聖遺物。響の歌声に反応して起動した。
その名には「不滅不朽」の意味があり、起動後には莫大なエネルギーを無尽に生み出す剣として機能する。
別名、「無限の心臓(*)」(byフィーネ)。
原典はローランの歌に登場する「聖剣デュランダル」。

《必殺技》
S2CA

S2CAは「Superb Song Combination Arts」の略。
翼とクリス、自身の絶唱を束ねた絶大な威力の攻撃を叩きつけるトライバーストが初出。
3人の絶唱のエネルギーを響に集中させ、奏が絶唱した際に見せた、ガングニールの特性である貫通力の高い螺旋波動に変換して穿ち貫く。
この際、響の左右の腕部ギアは合体し、一つのギアとしてエネルギーを撃ち出す砲台めいたモノになる。
威力は強烈で、六人絶唱を束ねた際は宇宙に大きく飛び出す程の莫大なエネルギーをぶちまけるが、
バックファイアもすべて響に集中するため響への負担が大きいこと、調律に時間が掛かるため即応性に欠けること、そして何より威力が大きすぎて撃つ場面に制約がかかるという弱点がある。
6人合体技のヘキサコンバージョンは主にエクスドライブモード起動のためにフォニックゲインの調律に使われる事が多い。
四期ではラピス・フィロソフィカスのエネルギーを無理やり変換してシンフォギアのリビルドを強引に発動させて出力アップに使用したりもした。
作中未登場だがクリスとの合体技であるS2CAツインブレイクtype-A(アロー)、翼との合体技であるS2CAツインブレイクtype-B(ブレイク)というものもある。
AとBの由来はまんまアバンストラッシュな感じもするが気にしてはいけない。
必殺技カットインは出ていなかったが、彼女のガングニールの特性から察するにこれが必殺技と言えるものだろう。

前述したとおり、これの応用で無理やり相手の絶唱を吸収・無効化したこともあった。相手の聖遺物がザババの双刃たるシュルシャガナ・イガリマで近似性が強く、
束ねる力を無理やり行使しても影響を及ぼせたからということから偶然出来たものだったようだ。
それでも成功した要因には響の資質によるところが大きかったとされている。
ネフィリム戦後で体内のガングニールの影響が大きかったこともあったが、バックファイアで高熱を発してエライことになっていた。

また、『戦姫絶唱シンフォギアXD』のイベント、片翼の奏者において、諸事情よりこの技を使用する機会が幾度かあった。
その内の一回、並行世界の天羽奏の絶唱使用を止めるために彼女の絶唱を無理矢理吸収した時には、解放後に疲労で倒れてしまった。
やはり融合症例でなくなってしまった響にとって、絶唱数人分の負担は以前ほど軽視していいものではない模様。
さらに、解放前に攻撃を受けてしまうと、束ねたフォニックゲインが拡散してしまうという弱点も発覚した。
後のイベント『翳り裂く閃光』では、並行世界で融合症例のままだった響が暴走状態で使用。
大事なものを守りたい想いが絶唱を唱えながらも抑えきれない破壊衝動を上回り、奇跡を纏わす光を生み出した。
『イノセントシスター』においては負荷の重大さが強調され、S2CAを使った翌日の戦闘においても疲労が抜けきらず、遅れをとってしまった。

+「その力……何を束ねたッ!?」
「響き合うみんなの歌声がくれた、シンフォギアでえええええええッ!」

Synchrogazer

響が初めて使用したカットイン技で無印の決め技。
翼・クリスの機転でフィーネから奪取したデュランダルを体内のガングニールと共鳴させ、
限界以上に高められた響、翼、クリスの三人のエネルギーを込めた全力全開の一振り。トリプルブレイカー
「アークインパルスだッ!」

デュランダルを起動させたときのように暴走の危機に陥るが、仲間たちの声掛けと、の一喝で破壊衝動を抑え込み、
ノイズの躰体とネフシュタンの無限の再生力を併せ持つ黙示録の赤き竜と化したフィーネを爆散させた。

なお、全力全開のエネルギーを発したデュランダルはネフシュタンの鎧と対消滅することになってしまった。


+「「最速で、最短で、真っ直ぐにッ!」」
「一直線にぃいいいいいい―――ッ!!」

Vi†aliza†ion

Gの決め技。
バビロニアの宝物庫からの脱出を阻もうと立ち塞がったネフィリム・ノヴァを超えていくために使用した響・マリアを基点とした6人の装者の合わせ技。
響とマリアのアーマーがそれぞれ巨大な金の右腕銀の左腕へとカタチを変え、力を束ねた6人の装者を包み込むように
繋ぎ合わさることで、ネフィリムでも吸収しきれない巨大・膨大なエネルギーの塊と化し、突撃する。

なお、ネフィリムはこの技の威力によって倒れたのではなく、激突の瞬間にこの技とエクスドライブの装者のエネルギーを自身の許容量以上に吸収してしまったため、当初の想定よりも早い段階で自壊してしまった、ということらしい。



+求めてはいけない、と拒みながら伸ばすこの手は――
「ガングニィイイイイイイルッ!!!」

Glorious Break

GXの決め技。
キャロルの最終決戦形態『碧の獅子機』を打ち崩すために、守りを捨ててアームドギアにエネルギーを集約させ繰り出した
5人の装者の残存エネルギーを一つに束ね、巨大な拳型のユニットを展開、ガングニールの力を乗せて突撃する技。


そのままでも想い出のほとんどをエネルギーに変えたキャロルの攻撃と互角の力を持つが、
後乗せで翼・クリス・調・切歌・マリアからエネルギーを受け取った事で、キャロルの獅子機を上回る破壊力を見せた。


TRINTY RESONANCE
位相差障壁による亜空間の檻を生み出す機能特化型アルカ・ノイズを倒す為に使用した、響・翼・クリスによる合体技。
響が飛び乗った翼の剣が巨大化し、両脇に備えたクリスの巨大ミサイルによって、対象に突っ込む。
クリスが発射スイッチを押すことで、上に乗った響と翼ごと剣が射出。立花の雄姿を眼に焼き付ける係「私も飛ぶんかーーーーーいッ!?」
剣に備えられたカタパルトから射出された響が弾丸の如き蹴りで相手を穿った後、翼の手繰るミサイル剣が止めを刺す。


必愛デュオシャウト
切歌とユニゾンした際の合体技。
相手を殴りながらブースターで滑空する響の足に、後ろから切歌の足がドッキング。
二人のブースターで加速しつつ、切歌が捻りを加えることで地面を大きく抉るほどの威力を持つ一本の槍のようになった二人が相手を貫く。
ただ見た目が思いっきりスカイラブハリケーンである。

+「手を伸ばせッ!」
AXZクライマックス、サンジェルマンのファウストローブを形成していたエネルギーをギアの出力に変え、パヴァリア光明結社統制局長アダムとの最終決戦に挑んだ装者たち。
その最中、愚者の石による反動汚染によりギアが不全状態となってしまった響の窮地を救うため、キャロルの時のようにギアの外装をエネルギーに変え、響へと送る翼たち。

みんなの力を受け取った響は、自身の繋ぐ力を応用し、限定的に受け取ったみんなのギアの技を行使するのであった。

障壁
「まさか……私のッ!?」 「この力…皆の……ッ!?」
ガリィ戦等でマリアさんが出していた逆三角のバリア。正式名称は不明。
アダムが放ったビームを完璧に防いだ。
これを見たアダムは「いいってもんじゃないぞォッ!ハチャメチャするのはァッ!!」とご立腹だった。
 正直響のハチャメチャっぷりは今に始まったことではないと思う。

切・呪りeッTぉ
「だったらぁッ!」「アタシの呪りeッTぉ(ジュリエット)デスッ!?」
切歌が手始めに使うことの多い遠隔攻撃。
脚部より飛び出した二つの碧刃を蹴りと同時に射出し、対象を切り裂く。
この時、切歌が上述の台詞を言っていたことで、シンフォギアのカットイン技の名前は装者たちもしっかり把握していたことが判明した。
おそらく戦闘曲と同じく、装者の心象由来なのだろう。


蒼ノ一閃
「借りますッ!」「蒼ノ一閃ッ!」
みんなご存知、虎も恐るる如き唸る、翼さんの一つ目の太刀。
手刀から蒼く稲光る斬撃を放った。
余談だが、上記の響の台詞は、ラジオのコーナー名にもなっている。
流石の悠木氏もまさかこんなことになってるとはと若干困惑気味だった。


非常Σ式・禁月輪
「みんなのアームドギアをッ!」「あれもまた繋ぐ力……響さんのアームドギアッ!!」
バイクやけん玉と同じ速度で疾走できる調の突撃技。
マフラーを光の刃の車輪に変え、走行しながら対象を伐り裂く。
劇中ではアダムが生み出した小型の分身っぽいのをきちんと出現しきらない内に全滅させた。


アーマーパージ
「ぶっ飛ばせッ!アーマーパージだッ!!」「うおおおおおおおッ!」
アダムに握り潰されそうになった時に使用した、ネフシュタン時代からのクリスちゃんの奥の手。それでいいのかイチイバル。
身に纏ったギアを強制解除することでアーマーを散弾として自らの周囲に射出し、アダムの拘束を内側から弾き飛ばした。
なお、首から上以外アダムの手で包まれててアーマーがあまり飛び散らなかったからか、クリスが使用した時とは違いぽんぽんすーにはならなかった。



+「無理させてごめんガングニール!一撃でいい!みんなの思いを束ねてあいつに!」
借りを返せるワケダ!

利子付けてのし付けて!

支配に反逆する革命の咆哮をここに!

「Balwisyall…ッ、 Nescell……ッ、gungnir tron――――――ッ!!!! 」

TESTAMENT

AXZの決め技。
アダムの決め技である大火球による「物理的な黄金錬成」ではなく、
「錬金術の奥義としての純度の究極である黄金錬成」を色々あって実現した輝く黄金のガングニール―Limited Model_Alchemic Gold.(用語集より)を纏った響が繰り出した技。
ある種の生体錬金反応炉と化した響の融合症例時並とも言われる爆発的なパワーを乗せた、単純極まる拳の乱打。
その威力は掌だけで響を握り潰せるほどの巨体を誇るアダムを殴りながら上昇していき一瞬の内に無数の拳を打ち込んだかのような打撃でアリーナの天井を突き破った後、上空まで殴り上げられたアダムへのとどめとして放たれたパーツ内部の歯車がそれぞれ逆回転する両拳による一撃は、アダムの頑強な身体を貫くほどの破壊力を見せた。
もしかして→オラオラですかーッ!?ペガサス流星拳
蛇足だが、必殺技の威力のみでラスボスを斃したのはこれが初である。



これらの技はすべて他の装者との合体技であるのがポイント。
TV本編では他の装者のように単体での必殺技が設定されておらず、シンフォギア名物の技名カットインが存在していない。

スマホゲーム「戦姫絶唱シンフォギアXD」では、響の必殺技は「我流・星流撃槍」「我流・鳳凰双燕衝」のように「我流・○○」という形で命名されている。
カットインは竜虎相撃つ像と極太毛筆という漢女らしさ全開のもの。十中八九師匠の影響。
ただし、無印で見せた暴走状態になって攻撃するもののみ、「我流」はなく「狂装咆哮」となっている。
なお、必殺技のモーションは殴ったり蹴ったりといつものビッキー。「我流・星流撃槍」に至ってはどう見てもライダーキックである。


【歌】
『撃槍・ガングニール』
序盤の彼女が聖遺物の力に振り回されながら歌った曲。
某大先輩の如く震え声だと評判。見たけりゃ見せてやるよ(震え声)
碧ちゃんイジメとか言ってやるなよ。もう許してやれよ。と言うか、言葉通り振り回されながら歌っていた場面が多かったため、半端なところで途切れたり
変なタイミングで力が入ってたりと、今当時と同じように歌うのは至難だと思われる。

『私ト云ウ 音響キ ソノ先ニ』
中盤から自分の戦い方を見つけた彼女が、覚悟を以て拳を振るいながら歌った曲。
イントロが神。ここだけでも聴いていたくなるようなドライブ感がある。
ちなみに奏さんの場合は『君ト云ウ 音奏デ 尽キルマデ』で、歌詞も違う。


『FIRST LOVE SONG』
最終話にて響、翼、クリスの三人が歌った曲。
優しい歌だが、歌いながら街ごとノイズを消し炭にした気に恐ろしき特攻曲。街の被害は大体こいつらのせい。
まぁシンフォギアではよくあることだから仕方ないね。


『正義を信じて、握り締めて』
Gにおけるメイン曲。
戦闘に合わせて掛け声に力が入るのが見どころであり、中の人の歌唱演技力の成長が伺える。「飛ぉべぇえええええッ!!」
明るく前向きな歌だが、7話では痛ましい歌い方をされることに。
さらっと俺嫁宣言をしている。


『Rainbow Flower』
G終盤から歌われるようになった曲だが、実際に歌われたのは10話のみ。
これまでの響ソングの集大成と言うべき曲に仕上がっており、作曲者が「命を懸けた」と豪語する壮大なイントロは必聴。
3番の不穏な歌詞が物議をかもしたが、本編では敢えてそこを伏せるという、トリッキーな演出がなされた。


『始まりの歌(バベル)』
G最終話にて響、翼、クリス、マリア、調、切歌の六人が歌った曲。
全てのシンフォギアの聖詠・絶唱メロディーを取り入れた歌に仕上がっている。
意外にもXDモードの戦闘時には歌われていなかった。
GXでは歌いながらの戦闘になったが、最後はやはり恒例の主題歌に持ってかれてしまった。


『限界突破G-beat』
GXにおけるメイン曲。
戦士として、防人として成熟した響に相応しい勇壮な曲。
これまでの響ソングを振り返り、その先に進む決意が伺える歌詞になっている。
そしてこの曲のイントロでは、遂に金子氏の奥義・口笛が解放されている。(なお、吹いているのは上松氏)


『リトルミラクル −Grip it tight−』
GX11話にて歌った曲。GXで響が最後に歌ったソロ曲でもある。
これまでになく静かなイントロから始まり、切なくも力強い曲調が印象的な曲。
歌詞もこれまでの集大成と呼ぶに相応しく、1番では響が戦いを経て掴んだ「正義」を、2番では父親への想いを歌い上げている。
なお歌い出しから「このアームには意味がある」と某RPGを思わせるフレーズがあったり。


『負けない愛が拳にある』
AXZにおけるメイン曲。タイトルの『拳』には『ここ』というルビが振られている。
これまでの戦いで掴んだ自らの正義を握り締め、愛を込めた拳でみんなを「ぶん守る」響の戦いを歌い上げる曲。
二番は陽だまりである未来を意識した歌詞になっており、全体で見ると「立花響」というキャラクターを表す歌詞とも言える。

『花咲く勇気』
『負けない愛が拳にある』のカップリング曲。
AXZにて強固な信念を持って響の前に立ちふさがった錬金術師・サンジェルマンを意識した歌詞と、
「一緒に」「繋ぎたい」など手を伸ばし続けるようなフレーズ、AXZ本編で実際に手を伸ばし続ける響の姿から、
挿入歌として使われることが期待されていたが、11話にてついに使われた…が、その後に流れたアプリのテーマソングであるUNLIMITED BEATに若干話題を食われた。
しかし、この曲で歌われたことは最終局面で結実。黄金の輝きを纏うに至った。
XVではサンジェルマンとのデュエットバージョン「花咲く勇気 Ver.Amalgam」が流れ、XVのBD/DVD三巻に収録された。

『必愛デュオシャウト』
AXZで披露された暁切歌とのユニゾン曲。
ともすれば『お気楽』と取られる言動の奥に強い信念・決意を持つ二人の、一直線な戦い方を歌う曲。
なお、実は(装者3人以上で歌う曲を除けば)響が誰かとカップリングで戦闘曲を歌うのはこの曲が初めてであり、
悠木氏は若干緊張して収録に臨んだそうだが、切歌役の茅野愛衣氏がフォローしてくれて気持ちよく歌えたとラジオで語っている。



※「無限の心臓」…元ネタは、ワイルドアームズシリーズに登場する隠しボス「ラギュ・オ・ラギュラ」の心臓「ヴォイドジェネレーター」の別名。当然ながら設定からしてラギュ・オ・ラギュラのものとはまったくの別物。
あちらは心臓が数多の宇宙に繋がっており一息吸うだけで数多の宇宙が消滅するほどのエネルギーを組み上げるというもの。(ザ・プレ2002/5/特別増刊号,2004/1/30冊子)

夜明けを告げる鐘の音奏で、鳴り響き渡れッ!


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