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プリンセッション・オーケストラ

登録日:2025/05/11 Sun 00:00:21
更新日:2026/08/14 Fri 22:11:00
所要時間:約 11 分で読めます


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2025年 25年春アニメ FUTURE SESSION ONENESS HARMONY RGB SILVER LINK. おもしれー女の見本市 またしても何も知らない陽ノ下なつさん←21話まで アイドル アニメ アリスピア アリスピアン オリジナルアニメ オルケリア キングレコード シリアス回多め←特に後章 シンフォギア ジャマオック ジュエルベル ゼッタイ歌姫宣言ッ! ダンス テレビ東京 バトルヒロイン バンド・スナッチ プリキュア←ではない プリンセス プリンセスサンデー プリンセッション・オーケストラ マニアックな要素も多め ミューチカラ 一生懸命 上松範康 下野紘 不思議の国のアリス 伊藤美来 原点回帰 君とつなぐオーケストラ 変身ヒロイン 大沼心 女の子の強い味方 女児向けアイドルアニメ戦国時代 女児向けシンフォギア 女児向け? 女子中学生 子供向けアニメ ←大人も楽しめるストーリー 実は敵も被害者 急に歌うよ 感動のラスト 戦う姫 戦姫絶唱シンフォギア 敵と和解 敵も味方もハッピーエンド 橘杏咲 歌のカケラ 歌姫の騎士団 涙腺崩壊 濃すぎるキャラクター達 王道 男子禁制 異世界 笑いあり涙あり 花の騎士 葵あずさ 藤本侑里 豪華声優陣 豪華声優陣 ←チョイ役も 逢空万太 金子彰史 鏡の国のアリス 鬱展開←主に中盤と終盤 鬼頭明里 魔法少女



情熱と流星──

不思議の国に広がる波紋


歌声に、二輪花をそえて


プリンセッション・オーケストラとは、日本のオリジナルアニメである。



【概要】

2025年4月6日から2026年3月29日まで、テレビ東京系列にて毎週日曜朝9時に放送された。
原案は金子彰史、製作総指揮は上松範康が担当する。
女の子だけが行き来できる異世界を舞台に、伝説の戦士「プリンセス」と少女達に襲い掛かる謎の怪物達との戦いを描く。

所謂「変身ヒロイン」「魔法少女もの」にジャンル分けされるのだが、昨今そういった作品は過酷な世界観や強烈な個性を持つキャラ、はたまた敵側視点であったりと、王道とは程遠いオリジナリティが追加されることが多いのに対し、本作品は主人公達の何気ない日常や夢や将来に向けて邁進する姿に焦点を当て、人間関係を始めとした雰囲気も基本的に明るい物であるなど、どこか原点回帰とも言えるとも言えるポップな作品となっている。

一方、題名からも分かる通り音楽やダンスを題材としており、本作の変身ヒロイン枠であるプリンセス達が歌いながら戦うという、上記の金子氏&上松氏が制作に携わった『戦姫絶唱シンフォギアシリーズ』を彷彿させる戦闘スタイルが本作最大の特徴となっている。
また、戦闘中の歌についてはすでに録音済みの音源を流すのみならず、アフレコにて収録する「歌アフレコ」を導入している点も、シンフォギアシリーズと共通している。*1*2
そのため、ネット上においては『女児向けシンフォギア』等と呼ばれることもあり、放送前より「適合者*3」たちから注目を浴びていた。とは言え、シンフォギアを始めとして『八つ墓村』や『仮面ライダー剣』や『コマンドー』といった女児には到底わからないであろうパロディーが随所に散りばめられ、「女児向け…?」と疑問符がつくこともしばしば。


また、某老舗変身ヒロインシリーズを連想させるタイトルの響き……だけなら、まあよくある語感という程度の話だったのだが、
本作の放映開始時点の作品が奇しくも同じく歌やダンスをテーマにした作品であり、時間帯も日曜日朝同士ゆえ30分違いなだけという状況になっており、企画の発表時点からそれが明らかだったためそうした点でも注目されることになった。

シリーズ構成は、ライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』作者で、そして大のニチアサファンで有名な逢空万太。
逢空氏と金子氏は前述の『シンフォギアGX』ミニアニメ「絶唱しない」Blu-ray4巻の脚本の頃から付き合いがあり、金子氏はXの2025年2月28日に「逢空君とたったふたりで始めた企画です」と語っている。

そして監督の大沼心は『プリズマ☆イリヤ』シリーズを手掛けている。これまた邪道魔法少女系から初めて正統派魔法少女ヒロインの監督に抜擢されているが、金子氏と逢空氏の暴走を止めるのに必死だとか…。

アニメ製作は「SILVER LINK.」が担当している。

1クール約12話分が放送されると一度総集編を挟み、その直後の回は本編の進行を休んだ番外編のような内容になるという独自の形態を取る。
次回予告はSD化したキャラ達が織りなすショートコントとなっている。おい、予告しろよ。


【あらすじ】

≪前章:赤の女王&バンド・スナッチ編≫

動画投稿サイト・アリスピアチャンネル。
一見何処にでもある普通のSNSサイトだが、実は少女だけが行き来できる異世界・アリスピアと人間界を繋ぐゲートであった。
そんなアリスピアの先住民・アリスピアン達と共に、今日も少女達は男性や大人の目の届かぬところで思い思いの時間を過ごしていた。

本作の主人公・空野みなもも、そんなアリスピアに出入りする1人である。
ある日、幼馴染の陽ノ下なつがアリスピアで路上ライブを開くことになり、それを観に行ったみなもであったが、そこへ突如謎の怪物・ジャマオックが出現し、なつを始め人々に襲い掛かる等ライブ会場を滅茶苦茶にしてしまう。
そんな狼藉にみなもが怒った時、彼女はアリスピアに伝わる伝説の戦士・プリンセスの力に覚醒した。

以後、みなもは自分と同じくプリンセスとなった仲間達と共に、ジャマオックやその親玉であるバンド・スナッチに立ち向かい、アリスピアや少女達の夢を守る戦いに身を投じていくことになるのだった。

≪後章:白の女王&花の騎士編≫

赤の女王一派との激しい戦いに勝利したプリンセス達。
アリスピアにも平和が戻ったに思われたが、ジャマオックは更なる脅威・白の女王と彼女が率いる花の騎士に使役され、新たな戦いが幕を開けた。

やがて戦いの中で明らかになるアリスピアンやミューチカラの秘密、そして花の騎士達の思いと覚悟……。
残酷な真実が襲いかかる中、プリンセス達の出す答えとは……?



【登場人物】

≪プリンセス≫

アリスピアに伝わる伝説の戦士で、ジャマオックに対抗し倒すことができる唯一の存在。
後述するミューチカラを込めないとジャマオックに有効な攻撃が出来ず、ミューチカラが不足していると必殺技も不発となってしまうため、歌ったり踊ったりしてミューチカラを貯めながら戦う必要がある。
当初は秘密の存在だったが、いつの間にか戦いの様子がアリスピアチャンネルにアップされたことで、その存在が一般人にも少しずつ広まり始めている。
第35話にて、風花姉妹がヴィオラとネージュに覚醒するも、当初は花の騎士時代の所業に対する後悔の念もあってみなも達とは距離を置いていたが、第39話にてようやく正式に加わった。

  • 空野みなも/プリンセス・リップル
「響け!この胸のミューチカラ!」
CV:葵あずさ、戦闘用楽曲:「イノセント・コール」、「ファイト・マイト・ミー!」、「シグナル・リリカル」
本作の主人公。13歳の中学2年生。
詳細は個別項目で。

  • 識辺(しるべ)かがり/プリンセス・ジール
「熱情のリズム、聞かせてあげる!」
CV:藤本侑里、戦闘用楽曲:「OVER THE BLAZE」、「Only Yours」、「RISE PHOENIX」
13歳の中学2年生。みなもやながせとは同じ学校の生徒である。
詳細は個別項目で。

  • 一条ながせ/プリンセス・ミーティア
「あたしのキラキラ、皆に届け!」
CV:橘杏咲、戦闘用楽曲:「激光 It's ME!」、「エクストリーム リ・ボーン」、「KIRA☆GIRA INFINITE!」
12歳の中学1年生。みなもとかがりの後輩。
詳細は個別項目で。

  • 風花すみれ/プリンセス・ヴィオラ
CV:鬼頭明里、戦闘用楽曲:「雪花繚乱」*4
14歳の中学3年生で、プリンセス達の学校の図書委員。
高い身長に端正な顔立ちと、ハスキーな声も含めて女性離れしたマニッシュな印象が強く、所作や振る舞いも他者とは基本敬語で話す等丁寧なもの。
制服は冬服は女子制服だが、夏服は男子生徒と同じ物を着用している*5これらを簡単に説明すると、ボーイッシュ。
困っている人や危ない状況に陥っている人を放っておけないという、優しく勇敢な面も持ち合わせており、戦いに巻き込まれた少女を一切の躊躇いなしに体を張って助けた姿は、プリンセス達にある種の感銘を与えた。
前章*6では実質的なゲストキャラだったが、後章からはメインキャラとして本格的に物語に参戦。
同時に、その正体が白の女王に仕える「 花の騎士 」の片割れと判明する。
本人曰く「歌もダンスもあまり得意ではない」とのことで、アリスピアに来てもやることはアリスピアン達との交流が主であるらしく、実際に図書館で読み聞かせをしている等、彼らのことを「日々を精一杯生きている姿が素晴らしい」と称して愛着を持ち、更には守ってあげたいとすら思っているようだが、そんな彼女がアリスピアの平穏を乱す理由とは……?
尚、他者と接する時こそ凜々しい振る舞いだが、実態は大のシスコンであり、りりのことを「アリスピア1可愛い」言う程に溺愛している上、花の騎士時代には「私のりり激かわコレクション」なるものを勝手に作っていた上、白の女王から「ミューチカラが高まりすぎる」という理由で没収されていた程。
後に、みなもの説得でトーマの思いや気持ちに気づくと、暴走するりりを抑えると共に姉妹揃って白の女王から離反。
更にトーマのミューチカラでプリンセスに覚醒した。
演じる鬼頭は別局の30分後の世界線でも歌で戦うヒーローボーカルグループの歌姫μ役を演じている。明里だけ9時台の1時間疑似シンフォギアしてる…

  • 風花りり/プリンセス・ネージュ
CV:伊藤美来、戦闘用楽曲:「雪花繚乱」*7
10歳の小学5年生ですみれの妹。
その正体は、姉と同じく白の女王に仕える「 花の騎士 」の一人。
社交的な姉とは対照的に寡黙であまり人と関わりを持とうとせず、歌やダンスはハッキリ「嫌い」と言い切っている。
バンド・スナッチと同じく、今のアリスピアを好ましく思っておらず、「『楽しい』の先に何があるのかも知らず……」と意味深な言葉を残している。それに加えて第31話では、えるがミューチカラを高めているのを遠くから見つめながら「ダメなんですよ…そんなにミューチカラを高めちゃ……」と、どこか哀しげな表情で呟いていた。
その根底には、「悲しい思いをするのは自分で最後にする」という彼女なりの使命感があるようで……?
実家は高層マンションの一室で、帰宅してもすみれが帰ってくるまでは一人きりで電気も付けずに過ごしている。
姉と違ってシスコンではないようだが、それでもあからさまな態度に出さないだけで相応に信頼はしている模様。
ネズミ型アリスピアンのトーマと何か関係があるらしく、そのトーマと共に嫌っている筈の歌やダンスを楽しむ姿が回想されている他、どうやら彼女が花の騎士として戦う理由に少なからず繋がっているようだが、その真相とは……?
度重なるプリンセス達の妨害で心身共に追い詰められていき、とうとう姉にも黙って単独でジャマオックを引き連れて暴れ出してしまい、その戦い方も自傷を一切顧みない自暴自棄も同然なものだったが、みなもの説得で思い直したすみれに止められ、更にその口からトーマの思いを知らされたことで改心。
同時に姉共々白の女王から見限られてしまうも、ミューチカラになっていたトーマと再会し、そのまま新しいプリンセスとなった。

実は第6話時点で、アリスピアに来た女の子古参幼女先輩として本名不明の状態で一瞬だけ出演しており、プリンセス覚醒フラグが立っていた。

余談だが、風花姉妹のCVの苗字の頭文字が五十音順の「い」の段で、風花姉妹のCVの苗字の2~3文字目を「とう」と読むのは偶然か。

≪アリスピアン≫

アリスピアで生まれ育った住民で、姿は千差万別だが総じて手乗りサイズのぬいぐるみのような姿をしている。早い話が女児向けアニメでは最早定番の妖精枠である。
可愛らしい見た目に反して知能と社会性は人間以上であり、アリスピアで何かイベントをするには、彼らから許可をもらう必要がある。
少女達と違って、人間界に行くことはできず、加えてその娯楽を十分に楽しめる程の技量がある者は殆ど居ないらしい。
基本的には多種多様な姿でアリスピア内の日常描写におけるモブ的な存在だが、下記のように出番に恵まれている一部にアリスピアンたちは不思議の国のアリス鏡の国のアリスのキャラクターをモチーフにしてると思われる。
  • ナビーユ
CV:下野紘
青いウサギのような見た目のアリスピアン。
プリンセスのサポート役であり、物語開始前からかがりと行動を共にしていた。
基本的にしっかり者だが、ウサギらしく寂しがり屋でもあり、プリンセスが自分抜きで盛り上がっている様子を見て嫉妬したり拗ねてしまうことも多い。
ジャマオックの出現を感知できる他、耳を通じて少女のミューチカラの有無を調べられる。
モデルは不思議の国のアリスの兎とナビゲーターであろうか。

しかし後章では、アリスピアンとミューチカラにまつわる衝撃の事実を知っておきながらこれまでずっと黙っていたり*8、ジャマスナークの反応を察知できなかったりと、どこかきな臭い言動が目立つようになっており、やがて第41話ラストで赤の女王と白の女王の歌のカケラを意味ありげに見つめていたのち、第42話では謎の失踪を遂げている。それに加えて後章のOPでは、意味深にいつもの溜まり場から出ていく後ろ姿が写されたかと思いきやそれがひび割れ、直後に体毛と同じ色の髪を持つ人物が登場するという何やら不穏な演出がなされているが……?


  • グリムさん
CV:新井里美
デフォルメされたグリフォンのような見た目のアリスピアン。
語尾に「~であります」とつけるのが口癖。
プリンセスのことは一切知らない一般アリスピアンで、主に少女達のお手伝いを受け持つことが多い。
アリスピアンの衝撃の事実を知って落ち込むプリンセス達に掛けた言葉は、ある意味アリスピアン達の総意とも言うべきものであり、彼女らの再起と戦う意味を改めて見い出す切っ掛けとなった。
モチーフはそのまま『不思議の国のアリス』に出てくるグリフォンと思われる。


  • カメオさん
CV:子安武人
首に昆布を巻きつけたウミガメのような見た目のアリスピアン。
マイペースな性格で、よく間延びしたり無駄に溜めるような言動が多い同時に、急に「昆布」や「昆布スペシャル」と叫び出すこともある。
アリスピアのとある図書館の司書をしている。
モチーフはにせウミガメ、代用ウミガメとも称される牛頭の亀のモックタートルか。
  • ダック軍曹
CV:大塚芳忠
オムライスのようなマントと金のフォークのような武器を持ったアヒルのような見た目のアリスピアン。決してアヒル隊長とは言ってはいけない。
アリスピアの警護を担当する防衛隊の上官で、「~である」と語尾に付けるのが口癖。
モチーフはタマゴのような見た目の防衛隊員のタマゴたちと共にハンプティ・ダンプティと思われる。
なお、彼らが構える盾は厚焼き玉子のような見た目をしている。

  • 副官
CV:畠中祐
浅黒い羽毛のカモのような見た目のアリスピアン。本名不明。
ダック軍曹に付き従っており、「~なのです」と語尾に付けるのが口癖。

  • ドドメさん
CV:森永千才
コック服を纏ったドードーのような見た目のアリスピアン。
「なんよー」と語尾に付けるのが口癖で、少々惚れっぽくロマンス展開に憧れがある。
かえでのアシスタント兼弟子であり、彼女仕込みのお菓子作りの腕前がある。
モチーフはおそらく『不思議の国のアリス』に登場するドードー鳥。

  • トーマ
CV:花守ゆみり
長い前髪と白い体毛が特徴のネズミのような見た目のアリスピアン。
何やらりりと関わりがあるらしく、彼女の回想ではともに楽しそうに踊っている姿が見られたが、すみれ曰くもうこの世にはいないようで……?
モチーフはおそらく眠りネズミことドーマウス。邪推だが眠り=永眠=死もかけていると思われる

≪バンド・スナッチ≫

前章の敵勢力。
男性でありながらアリスピアに出入りできる謎の集団で、ジャマオックをけしかけては少女達からミューチカラを奪い、アリスピアを荒らしまわっているが、その存在は以前から戦ってきたかがりやナビーユですら今まで知らなかった。
目的は「食事」らしいが、その正体や真の行動原理は謎に包まれている。
但し、どうやら彼らなりの正義も確かにあり、現在のアリスピアのあり方を良く思っていないことは確かな模様。
友情や絆をはぐくむプリンセスたちと正反対に、一見するとメンバー同士の仲はあまり良くなく、仲間割れが非常に多いものの、逆に言えばそれぐらい無遠慮に発言し合える程気心の知れた間柄らしく、彼女達とは別の形での信頼関係がある模様。
名前の由来は『鏡の国のアリス』に登場する怪物「バンダースナッチ」+全体のモチーフである「バンド」だろう。
個人の名前はロックバンドの立ち位置や楽器で、全員がその楽器を使ってジャマオックを召喚・使役する。尚キーボードに関するキャラクターは未登場。

  • カリスト
CV:小林千晃、戦闘用楽曲:「使命は赤きセレナーデ -Ver.First Blood-」
赤い髪とケモミミみたいな髪型が特徴の青年幹部で、バンド・スナッチのリーダー。一人称は「僕」。
物語開始当初は他の3人と別行動だった為姿を現さなかったが、第9話ラストにて遂に登場した。
穏やかな口調で話し、一見すると物腰柔らかな雰囲気を持つが、偶々その場にいたというだけで少女を無差別に利用し、そのことを表向きだけは悪びれているかのように振る舞う等、本性は冷酷にして陰湿。
ドラン曰く「バンド・スナッチ最強の男」で、チームの中では唯一、プリンセスと同じくミューチカラを操って戦うことができ、歌いながらバリアや衝撃波を放つことが可能で、劇中では初めて3人揃ったプリンセスを圧倒し、変身解除にまで追い込んだ。
また、女王の手で力を解放された際には、単純な発声だけでプリンセスの必殺技を掻き消す等、さらなる能力を披露した。
名前の由来はボーカリストとカリスマ。

  • ベス
CV:榎木淳弥
褐色肌に薄紫の長髪、眼鏡が特徴の青年幹部。一人称は「私」。
冷静沈着かつ現実主義的な知性派で、当初はプリンセス達のこともさして危険視していなかったが、急成長を続けるリップルの姿に危機感を覚えている。
一方、楽観的なギータやドランに度々注意をしたり苦言を呈する等神経質な面も強く、今一つ緊張感に欠けるチームを引き締めるサブリーダー的存在でもある。
カリストを随分毛嫌いしており、後から合流してきた際に「今更リーダー面するな」と突き放したり、負け戦を見られた時は苦虫を噛み潰したような表情になる等、辛辣な対応を隠そうともしないが、実力そのものは認めているらしく、手加減して戦う様には不満を口にしていた。
技術者としての一面もあり、プリンセスとの戦いを参考に新たなジャマオックを作り出している。
甘い物好きだが、本人曰く「ドーナツプレーンシュガー以外認めない」とのこと(その割に出された物は文句も言わず「うまいうまい」と言いながら食べるのだが)。
戦闘ではベースを掻き鳴らして光弾を出現させ、そこから電撃のような光線を発射し、その間ギータと同じく獣の耳のようなものが生える。
名前の由来はベース。

  • ギータ
CV:千葉翔也
青緑の短髪が特徴の少年幹部。一人称は「俺」。
外見年齢に違わず生意気盛りかつ好戦的で、自分の欲求や衝動を優先して動く為度々ベスから咎められているが当人はまるで聞いておらず、逆にそんなベスに対して何かとちょっかいを掛けるが多い。
だが、話が進み黒星が続くと流石にバツが悪く、ベスからの説教を苦々しく思うようになる。
プリンセスには挑発的な態度を取るが、ジャマオックが倒されると地団駄を踏んで悔しがる子供っぽい一面もある。
戦闘では素早い動きで相手を攪乱し、強力な一撃を見舞うというヒット&アウェイ戦法を得意とし、戦闘時には時折犬や狐を思わせる耳や尻尾が生える。
名前の由来はギター。

  • ドラン
CV:武内駿輔
ベスと同じ褐色肌に青い髪と筋肉質な体格が特徴の若い男性型幹部。一人称は「俺」。
粗野かつ飄々とした言動と雰囲気の持ち主で、吸い取るミューチカラには多少の曇りがある物を好む。
集団の中でも武闘派に当たり、戦闘では恵まれた体格と鍛えられた筋肉から繰り出す容赦のない格闘技と地面を殴って放つ光線が得意技で、ジャマオックとのタッグでリップルとジールを圧倒する実力を誇る。
また、ドラムを打ち鳴らすことで周りにいる仲間を強化することも可能で、その間猫のような細長い尻尾が伸びる。
一方、プリンセスを単純に敵視しているのではなく、彼女らが新たな技を編み出して強化されたジャマオックを倒した際には、どこか嬉し気な様子も見せており、何かしらの思惑があることも嗅ぐわせている。
名前の由来はドラム。
因みに中の人は違う作品で同じ名前の主人公を演じたことがあったりする。

  • 赤の女王
CV:水樹奈々
バンド・スナッチを束ねる謎の存在。
薔薇の花のような真っ赤なドレスを身にまとっており、肌の色はピンク色で目元は黒い花びらのようなもので隠されており、その素顔を知る術はない。
また、女王とはあくまでも自称に過ぎず、ナビーユからは「誰かの下に付いて覚えはない」とその肩書きを否定されている。
一人称は「妾」で、古風かつ厳格な喋り方が特徴。
バンド・スナッチに指示を出し、ミューチカラを集めさせている元締めであり、現在プリンセスのことは「羽虫」と呼んでさして危険視はしていないものの、彼女らの秘めるミューチカラに何らかの可能性を感じている模様。
その根底にはアリスピアの未来を憂い、「進化」を促してより強いミューチカラを持つ者を生み出す目的があるようだが……?
バンド・スナッチの面々の力の大元であり、彼らの力を解放してパワーアップさせることができる他、彼女自身もテイクミーハイヤーとなったプリンセス達と互角以上に立ち回ることができる実力者である。
散り際に、「キャロル」なる単語を発していたが……?

≪花の騎士≫

後章の敵勢力。
バンド・スナッチに代わってジャマックを使役するが、その真意は、"ジャマオックを介して少女達からミューチカラを抜き取り、その上で彼らを討伐して歌のカケラにミューチカラを封印する"というものであるため、成体へと成長させたかと思えば自らの手で討伐して歌のカケラを回収して回っており、根本的な行動原理は赤の女王一派とは真逆になっている。


  • 白の女王
CV:花澤香菜
赤の女王一派がプリンセスに敗れた直後に行動を開始した謎の存在。
漆黒の肌と花びらを模した6房の巨大な白い三つ編みが特徴で、やはり素顔は前髪に隠れて見えなくなっている。
一人称は「私」で、敬語調の丁寧な喋り方が特徴。
「進化」を重要視していた赤の女王の姿勢を苛烈すぎたと称し、「静寂」をもたらすべくアリスピアに魔の手を伸ばす。
表向きの言動こそ丁寧で淑女然としているが、本性は冷酷。
トーマを失って悲しみの底に落ちた風花姉妹に対し、アリスピアン達の思いを伝えないまま言葉巧みに欺し、花の騎士に仕立て上げた上に、彼女らのことも「駒」と断じて自分勝手に酷使できる存在としか見なしておらず、二人がトーマの真意を思い出して離反した際には、その言い分も聞かずに力を奪い去っている。
ジャマオックとも異なる巨大な怪獣のような姿をした怪物「ジャマスナーク」を使役する。
自身が戦闘する際には、三つ編みの房を伸縮させ、手足のように操る他、予知能力を持っており、相手の攻撃を常に先読みして捌いていく事が可能。

  • 花の騎士シンシア
CV:鬼頭明里
すみれが白の女王の力で変身した姿。
機械人形のような無機質な見た目と四肢類のような脚を持つ長身のもので、頭には西洋風のつばの長い帽子を被っている。武器はレイピア状の長剣。
プリンセス3人の合体技を耐えきる実力の持ち主であり、敬語調の言葉を発し意思疎通も可能なようだが、当初は機械音声のような抑揚のない声も相俟って感情は読み取れなかった。
兎に角強いミューチカラを集めることを最優先にしており、それを感知するとプリンセスとの戦闘も躊躇無く放棄している。
一方、ミューチカラを奪うとこそしているものの、少女達自身が傷つくことは良しとしておらず、戦闘中ですらジャマオックの流れ弾から庇っていた。

  • 花の騎士ピュリティ
CV:伊藤美来
りりが白の女王の力で変身した姿。
シンシアとは対照的に背は低く、フードを被っている。武器は短剣と投げナイフで、特にナイフは相手の影に突き刺すことでその動きを封じることができる。
プリンセスに苦戦するシンシアを見かねた白の女王によって彼女に紹介されるが、当のすみれ/シンシアからは実の妹を戦わせることになるため、あまり歓迎されていなかったが、りり自身の意志もあって間もなくプリンセス達との戦いに参戦することになった。
花の騎士として、当初はプリンセスをあくまでも邪魔者としか認識していなかったが、自分の琴線に触れる発言を繰り返す彼女ら……特にみなも/リップルに対して明確な嫌悪感と敵意を覚えるようになる。

花の騎士は両者ともに白の女王からの離反を機に変身能力を失っている。
しかし、第44話終盤でプリンセスの力を奪われたうえ、謎の塔に向かう矢先でジャマオックなどに行く手を阻まれ、為す術がなくなったその時……?

≪その他周辺人物≫

空野家の面々についてはみなもの項目を参照。

  • 陽ノ下(ひのもと)なつ
CV:藍村光
みなもの幼馴染でクラスメイト。彼女からのあだ名は「なっち」。
みなもとは正反対の明るく活発な性格で、お互い持ちつ持たれつの関係。
いつかはかがりのようなトップアイドルになることを夢見て日々歌やダンスの練習に励んでいる。
ながせとは似た物同士馬が合う。
勉強はあまり得意ではなく、試験はいつも平均点ばかりな模様。
当初はプリンセスやジャマオックの騒動に完全に無関係の一般人だったが、後にプリンセスの動画が出回り始めると、その僅かな動きや仕草からリップルがみなもであると気づき、以後は戦えないながらも彼女らの事情を知る協力者として、改めて行動を共にしていく。
内心では、自分もプリンセスとしてみなも達と一緒に戦いたかったという気持ちがあり、後章にてプリンセスになるも自責の念から彼女らと距離を置くりりに対し、そんな自分の心境を明かスト同時に「プリンセスじゃ無いからこそできることを探す」として、彼女らをつなぐ架け橋になろうと奮闘した。
後章OPにてバズーカを抱えてぶっ放すという謎のシーンがありネタにされていたが、44話の次回予告コーナーでなつ自身がみなもにアピールしたところ気まずそうに「なっち、そのことだけど……」と返されてしまった。「え、あるよね?これの出番…」
しかし、最終回では…

  • 根津あいこ
CV:逢田梨香子
ながせの大ファンである中学1年生で、ながせからのあだ名は「あいこにゃん」。
その入れ込みっぷりは凄まじく、彼女のことを様付けし、ライブが始まる数時間前から場所取りをしている程。
後に従姉妹のえるが彼女と同じ学校の生徒だと知ると、その写真を強請っていた。

  • 姫崎みらい
CV:夏吉ゆうこ
11歳の小学5年生。
プリンセスの存在を知っていて彼女らの大ファンであり、特にリップルを推している。
持っているタブレットには、リップルの後ろ姿が撮られた写真が入っているが、いつどこでどうやって撮ったのかは不明。
りりとは同じ学校のクラスメイトである。

  • 佐藤かえで
CV:阿澄佳奈
15歳の中学3年生。
人気急上昇中のクッキングアイドルで、踊りながらお菓子を作るスタイルで注目を集めている。
素の言動も中々にエキセントリックで、ミューチカラを奪われて気絶している間にギータにケーキを食べ尽くされていた際にはフライ返しを両手に握りしめ、凄みのある口調で怒っていた。
というか、割と血の気が多い一面があり、またもジャマオックが出現してアリスピアを争うとした際には、独自の格闘術で迎え撃とうとしていた(結局ドドメさんに回収されて未遂に終わったのだが)。
一方、社交的かつ面倒見の良さも強く、あまり器用とは言えず人間の娯楽を自力で楽しめないアリスピン達にも挑戦心を教え、少しでも自分達の文化に触れてもらえるようにしたり、実際にいつも行動を共にしているドドメさんにお菓子作りを教えて相応に仕上げさせる等、「いつかはアリスピアに来れなくなる分、自分の以外の誰かと"楽しい"を共有して今を楽しみたい」(要約)という思いから、配信以外でも精力的に活動している模様。
なつやりくと同じく「ストライバー」*10の視聴者でもあり、「結構古参」らしい。

  • 日村みかん
CV:大久保瑠美
13歳の中学2年生。
実家の道場の経営が傾いていることを憂い、武術のハードルを下げて門下生を呼び込む為、その動きを取り入れた新しいダンスを考案している。
武術を心得ているのは伊達ではなく、彼女自身はプリンセスではないので決定打こそ与えられないものの、ポーンのジャマオックをノックバックで吹っ飛ばした他、彼女のミューチカラで成体になったジャマオックはその動きと技術でプリンセスを手こずらせる等、素の戦闘能力は作中最強クラスである。

  • 奏美(そうび)えな
CV:松田利冴
  • 奏美ろな
CV:松田颯水
共に13歳の中学2年生。
「ツインズシンクロニシティ」というダンスユニットで活躍する双子の姉妹で、髪が朱色で前髪を右に分けているのが姉のえな、髪が薄い青緑で前髪を左に分けているのが妹のろな。
双子ならではの以心伝心による一糸乱れぬパフォーマンスにより、人気を集めているらしい。
因みに担当声優の松田両氏も実際に双子である。
また、利冴氏に関しては、上記のライバル作品に様々な端役でゲスト出演している。本キャラの初登場回と同じ日に放送された話でもゲスト出演していた為、少し話題を呼んだ。

  • 曽本(そうもと)さき
CV:久野美咲
14歳の中学3年生。
サックス吹きで、アリスピアの町中でよく演奏をしているらしいのだが、中々人を惹きつけられる演奏ができず悩んでいた中、女装したバンド・スナッチの助力を受けて彼等とセッションし、その場を盛り上げられたことから自信を付けることができた。
彼等の正体は知らないまま、「今より更に輝けるようになったらまた会おう」(意訳)という約束を結んだのだが……?
現時点でミューチカラを奪われなかったネームドキャラの一人。

  • 葉加瀬(はかせ)まなび
CV:内田真礼
14歳の中学2年生で、プリンセスやなつと同じ学校の生徒。
一人称は「僕」で、機械にめっぽう強く、放送委員にも機材の整備役としてよく出入りしている他、アリスピア内にて『プロフェッサーまなびの発明チャンネル』を配信し、日々自作の発明品を紹介している。
……のだが、その発明品は皆実用性こそあるものの、「いざという時のため」という名目で物騒な機能まで余計に付いており、評判はいまいち。
音楽関連の動画やコンテンツが伸びやすいアリスピアでは埋もれてしまっているものの、本人は発明を通してそんな音楽やダンスの表現を広げたいと思っている。
アリスピアに専用のラボを構えており、少女達の依頼に応じて発明品を用意してくれる。
内田氏は上記のライバル作品の映画にゲストキャラ役で出演している。

  • 田中まい
CV:和氣あず未
13歳の中学1年生でながせのクラスメイト。
アリスピアでも注目を集める凄腕のダンサーで、ながせも絶賛している。
だが最近、そのダンスのことでとある悩みがあるらしく……?

  • 馳川(はせがわ)はやて
CV:雨宮天
13歳の中学2年生でかがりのクラスメイト。
陸上部に所属しており、放課後も練習に打ち込んでいる一方、同時に歌やダンスも好きで、どちらを優先すべきか悩んでいる。

  • 如月(きさらぎ)ぼたん
CV:前島亜美
13歳の中学2年生。
動画でプリンセス達の活躍をずっと見てきたことからその勇姿に憧れており、手芸の趣味を活かして衣装を自作し、「プリンセス・マゼンタ」というオリジナルの戦士を名乗って人知れずなりきり遊びに興じている。
当然だがこれは全て単なるコスプレであり、彼女自身の身体能力は人並みしか無く、しかも本人は歌やダンスは苦手としている。
名前に関しては強い拘りがあるらしく、ピンクと間違われた際には「ピンクじゃなくてマゼンタ」と逐一訂正している。
偶然出会ったあさぎに本物のプリンセスと間違われ、本人も嬉しくなってそうだと偽るのだが、その矢先にジャマオックに彼女共々襲われてしまい……。
やや厨二病気味の兄が居る。
現時点でミューチカラを奪われなかったネームドキャラの一人。

  • 迫水(さこみず)あさぎ
CV:早坂弥優
5歳の幼稚園年長組。
ぼたんのプリンセスごっこの現場に偶然居合わせ、彼女を本物のプリンセスと間違えてしまう。
年相応にマイペースで良くも悪くも自分の気持ちには正直であり、ぼたんの「プリンセス・マゼンタ」という名前も、呼びづらいという理由で勝手に「プリンセス・ピンク」と呼んでいる。
彼女もプリンセスに憧れており、歌やダンスの習い事をしている。
最終的にぼたんがプリンセスではないことを知るが、自分を助けようとしてくれたことから彼女の勇気を認め、自分もそんなぼたんの相棒になることを決めた。尚、その時に考えた名前は「プリンセス・シアン」。
現時点でミューチカラを奪われなかったネームドキャラの一人。

  • 諸星まいん
CV:伊瀬茉莉也
12歳の中学1年生。
ながせのクラスメイトで、彼女からは「まー坊」と呼ばれている。
ながせに負けず劣らずのマイペースな性格で、加えて家が花火師の家系ということもあって大の派手好き。
彼女自身も日々花火を自作しており、現在までに82個もの試作品がある。

  • 古海える
CV:千本木彩花
13歳の中学2年生。
みなもやなつのクラスメイト。
見た目こそ金髪縦ロールというお嬢様めいたものだが、言動はざっくばらんかつアクティブで、知り合った人物は簡単なあだ名で呼ぶ。
演劇部所属で各学年で一人担当する脚本係になったことで題材にプリンセスを選び、その取材や調査に精を出す。
あいことは従姉妹同士であり、お互いに「える姉」「あいあい」と呼び合っている。

  • 富良野まつり
CV:井上麻里奈
14歳の中学3年生。
すみれのクラスメイト。
歌やダンスはせずライブそのものが大好きで、いつかアリスピアで大きなライブイベントを立ち上げることを夢見ている。
そして、物語終盤ではプリンセスへの感謝を伝えるためのイベント「プリンセス・フェスティバル」(通称:プリフェス)を企画し、アリスピアの市役所でも許可が下りたことから、様々な人物に呼びかけて開催に向けて奔走することになる。
口調の所々で北海道訛りが出る。

  • 掃除大好き女子生徒(姉)、(妹)
CV:花宮初奈(兼任)
両者共に本名不明で、それぞれみなもとなつ、ながせのクラスメイト。
掃除に異様に執着しており、サボりを見つけると口うるさく注意してくる。




【用語】

  • アリスピア
今作の舞台である異世界。
高校生までの女性のみがSNSサイト・アリスピアチャンネルから出入りできる。
全体的な様相は「不思議の国」と言うべきファンシー且つポップな物で、パステルカラーとビビッドカラーが入り混じった鮮やかな色使いが特徴。
先住民のアリスピアンの高い知能もあって、見た目に反して技術水準は人間界と同等以上であり、ライブ用の機材など現代的な設備も数多くあり、表向きの動画投稿サイトとしてアップされている動画も、全てアリスピアンが撮影・編集したものである。
人間界よりも時間の流れが速く、ここでの数時間は人間界での数十分ほどにしかならない。
今でこそアリスピアチャンネルから自由にアクセスできるように整備されたが、元々は廃墟の扉等が偶発的に繋がりそこから入るしかなかったというかなり不安定な方法でしか出入りできず、しかもその存在が知られるまでは少女の失踪事件として扱われてしまい、アリスピアに通じる場所が閉鎖されるなど、現実世界にも間接的とはいえトラブルを起こしてしまうことが多々あった模様。

  • ミューチカラ
アリスピアに充満するエネルギーにして、プリンセスの力の源。
少女達の明るい感情や前向きな気持ちによって生み出されており、アリスピアン達の好物でもある。
プリンセスになった者はこの力が極限まで高まり、その影響によって歌いながら戦うという独自のスタイルを取る。
一方、このミューチカラをジャマオックに全て奪い取られてしまうと、その人物は外部からの刺激に一切反応しない仮死状態に陥ってしまい*11、元に戻すにはジャマオックを倒して取り戻す以外に方法がない。
一度奪われたミューチカラは完全には戻らず、戻らなかった分は後述する強化用の歌のカケラになるが、そもそも本人の気持ちさえあれば無尽蔵に湧くので問題はないらしい。
ミューチカラを奪われて仮死状態になることを「なっちされる」と呼ばれているんだとか。
アリスピアやアリスピアンにとっては無くてはならないものの筈だが、白の女王曰く「少女達のミューチカラは強すぎる」「強すぎる力はいずれ災いをもたらす」とのことで、何やら好ましいことばかりではない模様。

  • 歌のカケラ/ジュエルベル
プリンセスの変身アイテム。
強い思いに呼応したミューチカラが結晶化することで歌のカケラという宝石状のアイテムに変化し、更に変身時にはジュエルベルという鈴のような形に変形。
それを奏でることでプリンセスへ変身する。
元の持ち主に戻らなかったミューチカラから生まれる強化用の歌のカケラもあり、これを発動することで様々な追加効果を発揮する。

  • ジャマオック
敵勢力達が使役する怪物。
彼らの命令に則り少女からミューチカラを奪うべく襲い掛かる。
最初の幼体は戦いに慣れてさえいれば難なく撃破できる戦闘員程度の力しかないが、ミューチカラを吸い込むことで成体へ変貌し、プリセンスと同等程度の戦闘能力を得る。
また、種類や階級もあるらしく、現時点では上記の特性を持つポーンと、最初から戦闘用を想定し、近接戦特化のナイト、逆に遠距離戦特化のビショプ、そんなナイトとビショップから更に戦闘に特化させたルークの4種類が確認されている。
また、後にベスの手によって全種類がミューチカラで成体に成長できるようになった他、戦闘際にはミューチカラの持ち主の特性が反映されるようにもなった。
文献によれば、遥か昔から何度もアリスピアに現れてはその時代のプリンセスに退治されてきたらしく、ウイルスに例えられている。
だが、以前はあくまでも「いたずら好きの妖精」程度の立ち位置であり、現代のように少女やアリスピアンに危害を加えるようなことはなかったらしい。
その正体は、アリスピアを浮遊する雲のような形の存在「精霊」が変化したもの。
名前は『鏡の国のアリス』に登場する怪物「ジャバウォック」の捩りだろう。
加えて、種類の名前はチェスの駒に由来していると思われる。

  • ジャマスナーク
白の女王が自らの力を注ぎこんで誕生させた新たな怪物。その容姿はさながら巨大怪獣そのものである。
武器は鎌のような形に変形する両腕と、ヘドロのような粘着弾で、特に後者は直撃すればプリンセスの身動きを完全に封じてしまう程に強力。
また、バリアを張って防御することもできるが、これは攻撃と同時に展開することはできず、攻撃している間は無防備になるという弱点がある。
ジャマオックとは根本的に異なる存在故にナビーユでは感知できず、気配を察知できるのは現状風花姉妹のみとなってしまっている。
名前は『スナーク狩り』にて言及されている怪物「スナーク」からであろう。


【メイン楽曲】

  • 前章OPテーマ:ゼッタイ歌姫宣言ッ!
歌唱:オルケリア(プリンセス・リップル&プリンセス・ジール&プリンセス・ミーティア)、作詞・作曲:上松範康(Elements Garden)、編曲:菊田大介(Elements Garden)

タイトルで金子節が隠しきれてないッ!
正統派と言えば正統派バトルヒロインではあるものの、節々で女児アニメらしからぬエレガ節全開なメロディも。

  • 後章OPテーマ:FUTURE SESSION
歌唱:オルケリア 作詞:Spirit Garden、作曲・編曲:菊田大介(Elements Garden)

第36話よりヴィオラとネージュが歌唱に加わった「FUTURE SESSION -Ver. Constellation-」に変わり、映像にもすみれ/ヴィオラとりり/ネージュが追加されている。

  • 前章EDテーマ:君とつなぐオーケストラ
歌唱:オルケリア、作詞:Spirit Garden、作曲・編曲:菊田大介(Elements Garden)

こっちは本当に女児アニメらしからぬ激しくも重苦しい曲調。要はシンフォギアのED(歌:高垣彩陽)の雰囲気である。
映像も雨の中で佇む3人の姿から始まるのが印象的。

  • 後章EDテーマ:ONENESS HARMONY
歌唱:オルケリア 作詞:Spirit Garden、作曲・編曲:笠井雄太(Elements Garden)

第35話よりヴィオラとネージュが歌唱に加わった「ONENESS HARMONY -Ver. Constellation-」に変わり、映像にもすみれ/ヴィオラとりり/ネージュが追加されている他、プリンセス達が手をつなぐシーンにてリップルの左手を繋いでいる謎の手が確認されているが…?


追記・修正は、アリスピアでお願いします。

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最終更新:2026年08月14日 22:11

*1 キャストの中にはシンフォギアシリーズに出演した南條愛乃氏が参加しているため、歌アフレコ経験者としてアドバイスをしていた事が主演3人へのインタビューにて明かされている。

*2 深夜から日曜日朝かつ女児向けを意識したためか、流血やモブの死亡描写は無くし、変身シーンやデザイン自体もボディラインを強調するような男性向けの要素は控えめになっている

*3 『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズのファンたちの通称

*4 プリンセス・ネージュと共通

*5 ただし37話の予告のみ女子の夏制服を着ている。

*6 第3話、第24話

*7 プリンセス・ヴィオラと共通

*8 ただこれについては他のアリスピアン達にも言えるが。

*9 完結前インタビューの発言で未来の件をシンフォギアシリーズ最大の不満点として挙げていたことが示唆されている。

*10 元ネタはおそらく逢空氏の「這いよれ!ニャル子さん」の劇中劇「黒鋼のストライバー」と思われる。「ストライバー」は仮面ライダーシリーズと金子氏の「ワイルドアームズ 2ND IGNITION」のナイトブレイザーを元にしており、「ニャル子」アニメシリーズではご丁寧に挿入歌まで用意されている。

*11 ただし、完全に動かなくなる訳では無い。