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艦隊旗艦級戦艦(宇宙戦艦ヤマト)

登録日:2026/02/03 (火曜日) 9:55:00
更新日:2026/07/17 Fri 22:27:23
所要時間:約 3 分で読めます





「諸君の未来に栄光あれ。冥王星前線基地の勇士たちよ、覚えておきたまえ……」
「我らの前に勇士なく、我らの後に勇士なしだ!」


艦隊旗艦級戦艦とは、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズに登場するガミラス帝国の宇宙戦艦である。
ちなみにこの名前は後述するPSゲーム版で設定されたもので、基本的にファンからはこの艦を旗艦にしていたシュルツ司令にちなんで「 シュルツ艦 」の愛称で呼ばれることが多い。


【概要】

名前の通り、ガミラスの艦隊の旗艦を務める大型戦艦で、デストロイヤー艦より一回り大きい。
船体は葉巻型ないし円筒形型で、上部甲板に艦橋を挟んで無砲身型三連装光線砲を前部に二基、後部に三基備えている。
また艦首に開口部がある他、多数の魚雷発射管を持つのが大きな特徴。
艦首はホワイト、艦上部はモスグリーン、下部は薄緑色。

強力な戦艦ではあるが、高機動戦闘を得意とするガミラス軍とは相性が悪いのか出番は少ない。
また、当時のガミラスでは最新鋭の大型戦艦であるドメラーズⅢ級が配備されていたのも痛かったか。



【活躍】

初登場は第8話、洪水に押し流されていく冥王星前線基地から離脱していった。
本格登場は続く9話。
シュルツはデスラーから処刑をほのめかされて焦っており、反射衛星砲で大破しているはずのヤマトを必死に捜索した。
やがてアステロイドシップで偽装したヤマトを発見して総攻撃をかける。
だがヤマトも新装備の「アステロイドリング」で対抗、ガミラス艦隊の攻撃はことごとくアステロイドにはばむれて無効化されてしまう。
時間を稼がれてヤマトが波動砲を撃てるようになれば勝ち目がないと考えたシュルツは*1艦隊総力での特攻を選択。
デストロイヤー級が次々にアステロイドに阻まれて撃破されていく中でシュルツ艦だけはなんとかヤマトへの体当たりコースに乗る。
だがギリギリのところでヤマトのロケットアンカーがシュルツ艦に命中してコースを変え、操舵不能に陥ったシュルツ艦はアステロイドに激突して爆発した。

劇場版ではこのやられるシーンだけで登場している。哀れ……。

『2』では集結したガミラス艦隊の中に少しだけ紛れ込んでいる。



【漫画版】

ひおあきら版のコミックではドメラーズⅢが登場しないことで、各ガミラス司令官の旗艦として頻繁に登場している。
のだが、肝心のシュルツはこれに乗らずに冥王星基地で戦死してしまう。
白眉はロメル将軍の乗艦で、ヤマトとのワープ空間内での一騎打ちなど見せ場が多い。
また、ゲル将軍の艦は艦首に目のペイントがされていて悪役感が強くなっている。



【ゲーム版】

  • 『遥かなる星イスカンダル』(PS)
強力な戦艦ユニットとしてヤマトの前に幾度も立ちふさがる。
ヤマトに向かって接近してきて、ヤマトに向かって真横を見せると主砲を斉射してくる。
この威力は絶大で、砲撃の複数被弾を許すとHPをごっそり削られてしまう。
しかし一方で艦の下方には砲を持たない上に、機動力が低いという弱点がある。唯一下方への攻撃が可能な魚雷も進行方向にしか発射できない。
そのため自動砲撃を切って動き回って砲撃させないか、相手の下方を維持して砲撃させない戦術が必要になる。
しかしイベントでヤマトが動けなくなることが幾度もあり、的確に対応しないとあっという間にゲームオーバーである。

シュルツは原作再現で冥王星基地破壊後にヤマトに挑んでくる。
もちろんここがこの艦の初登場であり、先の冥王星での地球艦隊との決戦にも出ていたことが沖田艦長の口から語られている。
またデータベースを検索した南部曰く「個艦能力はヤマト並み」とのこと。
残念ながらアステロイドリングは使えないので真正面から艦隊戦となる。
ある程度HPを削るとシュルツはガンツを脱出させて体当たりを仕掛けてくる。体当たりを許すとヤマトは撃沈。

後には雑魚敵としてしばしば登場するだけでなく、シュルツの兄コルサックが乗る茶色く老朽艦のバードラⅡ、ガンツが乗ってくる艦がイベント敵で登場。
ガンツの艦は特に変更点はないが、バードラⅡは老朽艦のためか耐久力が落ちている。強襲艦接舷後の同時進行になる白兵戦に合わせた調整と思われるが、油断していると白兵戦中に袋叩きにされてゲームオーバーになり得る。

また明確にスペック差がある雑魚敵として、アルファケンタウリ宙域の最後に登場する主砲の一部をミサイルポッドに換装した重雷装型と、青と白の迷彩柄に塗装された強化版の蒼き雷光版艦隊旗艦級戦艦が登場する。
重雷装型は瞬間火力こそ落ちたものの、ミサイルの連打でジリジリとこちらを削ってくる難敵。
蒼き雷光版は主砲の火力がドメラーズ級並みに上がり、あちらより機動力や雷装もある事実上の上位互換。



「こちらはカンプルードⅢ、タラン将軍だ。緊急事態発生、援護頼む」

ガミラス艦隊のユニットとしてタラン将軍搭乗の「カンプルードⅢ」が必ず加入する。
レーダー範囲が広く、その他の性能も波動砲の無いヤマトと呼んでいい高性能艦で、最終盤に至るまで活躍してくれる。
というか艦隊旗艦級戦艦の印象アップに大きく貢献してくれた名艦と呼んでいい。
デスラー総統の永遠の忠臣であるタラン将軍がオリジナルキャストの声で前線で活躍してくれる光景は胸熱である。

ただこの艦級そのものはガミラス軍の中でも古い艦であるらしく、通常の評価に応じて加入するモブの旗艦級戦艦は対空兵装が降ろされているなどそれほど強くはない。攻撃方向がバグってる上に脆いドメラーズより頼りになると言えばそれまでだが
一方で中には「シュルツ」の名を冠する艦も存在し、地味に見られる彼が決してガミラス軍の中で軽く扱われていた訳ではないことを伺わせる。
何しろガルマン・ガミラス帝国の時代まで見ても、名前が艦につけられたガミラス人は総統であるデスラーとドメル位しかいないのだから。



【リメイク版】

宇宙戦艦ヤマト2199』ではガイデロール級航宙戦艦として登場。
2199ではやはりシュルツの乗る「シュバリエル」以外にもゲールが乗るダズル迷彩風の「ゲルガメッシュ」、さらには緑の通常塗装と青い親衛隊塗装の艦がある。
中盤からは改良型の「ハイゼラード級」も登場し、ギムレーやセレステラ、ディッツといった高官が座乗している。
続編にも登場するほか、地球防衛軍のドレッドノート級前衛航宙艦(旧作の主力戦艦)は本級がベースになったとされている。
言われてみれば艦首付近~艦橋構造物にかけての大まかなデザインが元々よく似ている。上手く設定したと言えるだろう。


【余談】

スーパーロボット大戦V』では、特にガミラス本星に近づく終盤以降にモブ艦長の艦も含めて多数出現する。
軒並み「指揮系統中枢」と言う特殊能力を持っており、ガミラス全体の命中率を底上げしてくるので特にリアル系運用には脅威となる。
一番判りやすい対策は「最初から回避をアテにしていない高耐久ユニット、すなわちヤマトを突っ込ませて敵の数を減らす」事。つまり原作再現。



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最終更新:2026年07月17日 22:27

*1 波動砲は艦隊戦で簡単に使える兵器ではないが、シュルツはそれを知らない