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しねばいいのに

登録日:2026/02/14 Sat 00:00:00
更新日:2026/03/29 Sun 13:40:47
所要時間:約 4 分で読めます





「しねばいいのに」とは、KAITOが歌うVOCALOID楽曲である。
京極夏彦の小説について知りたい方はこちら→死ねばいいのに(京極夏彦)


【概要】
作曲はどぶウサギ、作詞は愉快なヴォーパルバニーズが担当。

2008年年末のC75で頒布されたCD『俺の脳内ミクが一番可愛い2』に収録された。
こんなタイトルのCDなのに歌っているのがKAITOである理由は謎である。
その後、年が明けた2009年1月16日にニコニコ動画に投稿される。
動画タイトルに【俺ミク2】と書かれているのは前述のCDが理由である。
かなりの人気を博し、投稿から約1週間で10万再生を記録、VOCALOID殿堂入りを果たす。
その後もじわじわと伸び続け、投稿から約15年が経過した2024年3月21日には100万再生を記録し、投稿者初となるVOCALOID伝説入りも達成した。
伝説入りまでに要した5543日という日数は一時期歴代最長記録となっていた。
と言っても同年4月1日には骨盤P投稿のStargazeR(5762日)に抜かれてしまったので本当に短い間だが。
現時点*1ではVOCALOIDオリジナル曲では第5位、カバー曲を含めると第6位の記録となっている。


【内容】
  • 布団に入って寝ようとしていたタイミングで来る迷惑メールの着信
  • あくびをした瞬間に口の中に飛び込んでくる虫
  • 野球中継の延長のせいで深夜番組の録画に失敗する
  • 缶入りコンポタスープの最後に残った一粒
  • 肘をぶつけた時の痺れるような痛み
  • シャーペンに付いている消しゴムを勝手に使う奴
  • 部屋で寝ている時に響く工事の音
  • 今日が〆切のものを明日だと勘違いしていた時の自分

これらのように、我々の生活に身近なところで発生する理不尽で不愉快な事象。
そいつらに対してタイトルにもなっている「しねばいいのに」という呪詛の言葉をやたらと爽やかな曲調に乗せてひたすら投げかける、という内容になっている。
どのくらいひたすらかと言うと、言い回しが微妙に違うものも含めて5分32秒で39回言っている。
歌っているのがKAITOなので回数だけでもミクにしたのだろうか。

しかし、いくら「しねばいいのに」とは言っても、決して殺意を抱いているのではない。
ただ「しねばいい」のである。
そういう文化を啓蒙する曲らしい。
動画投稿文だとこの直後に「んなわけない」って書いてあるけど。

ちなみに、サムネイル画像になっている初音ミクのイラストは『俺の脳内ミクが一番可愛い2』のジャケットイラストの流用。
でもミクは動画の最後にちょっと表示されるだけで、動画の大部分では糸目でいい笑顔のKAITOのイラストが表示されている。


【PV】
現在イラストレーター・デザイナーとして活動している蟻由一晴によって制作されたPVが存在する。
こちらでは、前述した理不尽な被害の数々にKAITOが実際に見舞われる羽目になっている。
投稿日は2009年1月25日ということで、ニコニコに本家動画が投稿されてから僅か1週間ほどでフルでのPVが投稿されている辺りにこの曲の人気の高さが感じられる。

動画タイトルは「【勝手にPV】しねばいいのに【っぽいもの】」となっているが、本家動画の説明文にリンクがあったりどぶウサギがTwitterで『しねばいいのに』を紹介する際にこちらのPVのリンクを貼っていたりする*2のでほぼ公認状態。

なお、こちらは投稿から1年半ほどの2010年10月5日に100万再生を達成した。


【maimai】
セガの音ゲー『maimai』に収録されている。
収録日は2018年の2月6日。
収録告知にわざわざ【ハッピーバレンタイン!】とか「リア充も、そうでない人も、みんなで大爆発!!」とか書いてあったり東方アレンジ曲の『もうみんなしねばいいのに』と同時収録であったりする辺りにセガからの悪意が感じられる。*3

なお、この曲の作者のどぶウサギはボカロ曲よりも東方アレンジ楽曲で知られる人物ではあるが、一緒に収録された『もうみんなしねばいいのに』の作者ではないので注意。
こちらの作者は谷屋楽であり、特に関係はない。

映像は『maimai』のキャラであるカメとタイが様々な不幸に見舞われるものが描き下ろされた。


【余談】
  • 歌詞を見れば分かるようにネタ的な曲ではあるのだが、過激なタイトル故作者の意に反した使われ方をされることを危惧してか、どぶウサギ主宰のサークル・dBu musicの公式サイトには「しねばいいのに ☆特設ページ☆」が設けられている。
    「用法用量を守り、正しくお使いください。」とのことで、「あくまで、他人を笑わせるためのもの」「自分を元気付けるためのもの」であって「さついはない」のである。*4

  • ゴールデンボンバーの鬼龍院翔に影響を与えた曲らしい。
    …こう書くとネタっぽいが、2014年発行の『うたのチカラ JASRACリアルカウントと日本の音楽の未来』という本で鬼龍院本人が言及しているようなので、信憑性は割と高い。*5



追記・修正しないなんてしねばいいのに


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最終更新:2026年03月29日 13:40

*1 2026/2/14時点

*2 出典:https://twitter.com/dobuusagi/status/1241507770945294341

*3 出典:https://twitter.com/maimai_official/status/960347534681022464

*4 出典:http://www.dobuusagi.com/sinebaiinoni/

*5 出典:https://twitter.com/dobuusagi/status/537847475902500864