登録日:2026/05/04 Mon 21:37:30
更新日:2026/06/01 Mon 18:54:53
所要時間:約 5 分で読めます
※WARNING!!!※
この項目には、映画本編に関わる多大なネタバレが含まれています。
未視聴の方は即座にブラウザバックするか、ネタバレ覚悟の上お読みください。
笑いは、消化を助ける。
[イマニュエル・カント(ドイツ・哲学者 1724~1804)]
2006年8月26日公開の人情コメディ映画。
脚本:戸田山雅司
監督:本広克行
【概要】
『
踊る大捜査線』を手掛けた亀山千広プロデューサーと本広克行監督のタッグによる、地域密着型のフードエンターテインメント映画。
本広監督は香川県丸亀市出身ということもあり、香川県で大々的なロケーションが行われた。
題材はタイトルにもある通り
うどんで、その中の
讃岐うどんがフィーチャーされている。
作中でも度々映し出されるうどんが非常に美味しそうに描写されており、見終わった後はうどんが食べたくなること請け合い。
作品としては、夢を追って挫折した主人公が、地元との関わりや自身が嫌っていた「うどん」を通じて再起していく姿が描かれていく。
ユースケ・サンタマリアと小西真奈美のダブル主演で、チョイ役としてほっしゃん。や
大泉洋も出演している他、
「なるべく多く香川出身の芸能人に出演してほしい」という監督の意向により、
南原清隆(ナンチャン)、高畑淳子、松本明子など多数の香川出身の芸能人がカメオ出演している。
また、「小さな田舎町で、かつ駐車場もないような店舗に観光客が押し寄せることで、それが近所迷惑になる」「観光客に順番を譲らなければならない為に、地元の住民がうどんを食べられなくなる」といった、ブームが起きる事によって発生してしまう弊害についても触れられている。
テーマ曲として、ジョルジュ・ビゼーの「闘牛士(「カルメン」第1組曲より)」が使用されている。
【あらすじ】
香川県の老舗のうどん屋「松井製麺所」の息子・松井香助は、世界中を笑わせるコメディアンになるべく渡米するも、挫折して多額の借金を背負って故郷に戻ってきた。
姉と友人たちは暖かく出迎えるも、父・拓富だけは「何しに帰ってきた」と冷たく突き放す。
母の墓参りの帰り道、香助は山の中で車がガス欠を起こして遭難し、そこで同じく遭難していた地元の「タウン情報さぬき」の編集部で働く宮川恭子と出会う。
やがて熊に襲われつつも山から抜け出した先でたどり着いたうどん屋で、一杯のうどんの美味しさに魅せられたのをきっかけに二人はうどんの魅力に目覚める。
借金を返済するべく、「タウン情報さぬき」の編集部で働くことになった香助は、恭子と共に手掛けたうどんのコラム記事で日本中にうどんブームを巻き起こすことに…。
【登場人物】
演:ユースケ・サンタマリア
主人公。31才。老舗のうどん屋「松井製麺所」の息子だったが、小さい頃から「うどん屋の息子」と呼ばれることを嫌がっており、父とはかねてから仲が悪い。
その上、母が苦労した末に亡くなったのは、仕事一筋な父のせいだと逆恨みするほどだった。
「ビッグになりたい」という夢を抱き、数年前に父と大喧嘩した末に実家を飛び出しコメディアンになるべく渡米したが、鳴かず飛ばずで終わり、志半ばで借金と共に帰国。
母の墓参りの帰り道、山の中で遭難していたところで恭子と出会い、山から抜け出した先でたどり着いたうどん屋で食べたうどんの美味しさに魅せられることに。
やがて友人の庄介の紹介で恭子が働いている「タウン情報さぬき」の編集部に就職すると、タウン誌の売り上げアップのためにうどんのコラム記事を書くことを提案。
かくして恭子と共に手掛けたコラム記事は、日本中にうどんブームを巻き起こす火付け役になっていくが、やがてブームに伴う弊害を目の当たりにすることになる。
うどんの取材を通して人生を見つめ直し、うどんブームが下火になってタウン誌が廃刊になったのをきっかけに、ようやく家業を継ぐ決心をして父に報告に行くも、時すでに遅く父は心筋梗塞に倒れ死別してしまう。
父の死後、製麺所のうどんが好きだった人々の寄せ書きが贈られているのを見て、四十九日にまでに父のうどんを再現するべく奮闘するのだが…。
演者は「踊る大捜査線」では
真下正義役でお馴染み。
演:小西真奈美
ヒロイン。「タウン情報さぬき」の編集者。26歳。
「小説家になりたい」という夢があったが、タウン誌の仕事にたどり着いてしまっていた。
方向音痴なのが玉に瑕で、ちょうど山中で遭難していた所を香助と出会い、どうにか下山した先で一緒に食べたうどんの美味しさに魅せられる。
同じ職場に就職した香助と共にうどんのコラム記事を手掛け、持ち前の文章力でうどんブームを引っ張った。
愛車は日産・マーチだが、二度に渡って大破している。
同僚に
氷川さんそっくりな人がいる。
演:トータス松本(ウルフルズ)
香川の広告代理店で働く、香助の親友。31歳。
「タウン情報さぬき」の編集部に香助を紹介し、彼と共にうどんブームを盛り上げていく。
演:鈴木京香
香助の実姉で、旧姓は松井。38歳。
強かで優しいしっかり者で、父の仕事を手伝っている。
昔から顔を合わせるたびに喧嘩ばかりの父と弟のとりなし役でもある。
父の死に伴い「松井製麺所」を閉めることを決め、四十九日が過ぎたら店の道具を手放すことにするが…。
演:小日向文世
万里の夫で、香助の義兄に当たる。サラリーマン。42歳。
強かな妻とは正反対に気弱な性格をしている。
「松井製麺所」でうどんを打ちたいと思っているものの、義父を恐れるあまり打ち明けられずにいる。
やがて義父の死後、自分が店を継ぎたいと妻に申し出るも反対されるが、父の味を再現しようと試行錯誤する香助を手伝うことになる。
演:木場勝己
香助の実父で、「松井製麺所」の店長。70歳。
現にいう頑固親父であり、一切の妥協を許さないうどんの腕前は抜群。
不器用な性格故に、うどんを嫌っていた香助とは確執がある。
香助がうどんブームを巻き起こしてもなお、その関係は修復されることはなく、やがて心筋梗塞でこの世を去ってしまう。
【用語】
香助の実家であるうどん屋。宮池のほとりに店舗がある。
拓富が黙々と打ったうどんは、長年地元の住人から愛されてきた。
やがて拓富の死に伴い、閉店の危機に直面する。
うどん配達車は日産・クリッパー。
タウン誌。恭子はその編集部で働いている。
香助と恭子が手掛けた、地元民だけが知る名前も無きうどん屋を取り上げたコラム記事によって売り上げが上がり、日本中にうどんブームをもたらすものの、下火になっていったことに伴って廃刊となってしまう。
モデルとなったのはかつて香川県を対象に発行されていたタウン誌である月刊タウン情報かがわ。
追記修正は、うどんを食べてからお願いします。
この項目が面白かったなら……\小麦粉と水を混ぜこね伸ばして叩き付けた後、縦長に麺切る/
- 小学生の頃レンタルビデオ屋でこれ借りて友達数人と見たあとすぐ皆でコンビニ駆け込んでカップうどん買って食った思い出 -- 名無しさん (2026-05-05 10:56:25)
- 実は踊る大捜査線とは同じ世界らしく、ちょい役ながらも劇場版1作目の犯人(更生のために巡礼に出たはいいが、うどんの美味さに目覚めて巡礼そっちのけになってうどん屋巡りをしている、という設定)が出てたりする -- 名無しさん (2026-05-05 12:14:24)
- チョイ役にブレイクする前の佐々木蔵之介やムロツヨシがいたり子役時代の池松壮亮がいたり大河俳優になにかとゆかりがある映画だったりする。 -- 名無しさん (2026-05-05 13:36:10)
- 当時デビューしたての小泉孝太郎も「彼女の前でうどん通ぶる男」役で出てて、うどんにええ・・・って思う量の醤油かけて食べてたな・・・。あれきつかったろうに。 -- 名無しさん (2026-05-05 15:45:27)
- ユースケ・サンタマリアは正直演技はイマイチ。 -- 名無しさん (2026-05-05 17:39:30)
- 「地方のタウン誌が載せてたコラムがきっかけで讃岐うどんが全国的に大ブームを起こす」って作中の流れがほぼ史実通りと知った時は驚いた -- 名無しさん (2026-05-05 17:42:29)
- 踊るだけでなくサマータイムマシンブルースとも繋がってるのよね -- 名無しさん (2026-05-05 17:49:58)
- 踊るのMOVIE3では秋葉のシーンでUDONのヒーローいたしな -- 名無しさん (2026-05-06 08:39:30)
- 麺通団とやらが絡んでいたのではなかったか -- 名無しさん (2026-05-10 09:39:51)
- ↑麵通団ってのはタウン情報かがわの編集長だった田尾氏とその知人による団体でこの映画にもガッツリ関わってる -- 名無しさん (2026-05-10 15:30:10)
最終更新:2026年06月01日 18:54