アットウィキロゴ

ゴア(メトロイド)

登録日:2026/06/27 (土曜日) 18:36:00
更新日:2026/08/19 Wed 02:14:18
所要時間約 20 分で読めるんじゃないかな?




ゴア(Ghor)は任天堂のゲーム作品「メトロイドプライム3 コラプション」に登場するキャラクターである。
声 - エドウィン・ニール

【概要】


「メトロイドプライム3コラプション」にて、主人公サムス・アランの同業者である賞金稼ぎ(バウンティ・ハンター)として登場する。コンピューターおじいちゃん


ウォタンVII(セブン)の解放戦争で戦ったという経歴を持つ退役軍人のハンター。
身体の94%を最先端のサイバー部品と置き換えたというサイボーグであり、元の種族が何であったかはもはや判別がつかない。
頭部、首周り、両腿の装甲以外の箇所は細い金属骨格のような意匠となっており、傍目にはアンドロイドのようにしか見えない。残り6%は脳細胞あたりなのだろうか。

元軍人としての経験と、高度なハッキング能力を持つ。
特にハッキングに関しては、機械の身体を活かした合体能力ともいうべきものであり、小さな端末に限らず、空母や巨大施設といった大規模な対象に対しても自身の身体を接続し支配下に置くことが可能なレベル。まさに名実ともに高性能☆じいちゃん
能力に反して、本人の戦闘力そのものは大したものではなく、武装も右腕に装備された高熱レーザーのみで体格もサムスと同程度。たが、彼をハンターたらしめているのはこれだけではない。

戦闘においては、身の丈数倍以上の大型バトルアーマーと合体する。そのため、合体中のゴアは本作のハンターの中で最も大柄な体格を持つ。
ビーム、ミサイルその他多数の火器を内蔵しているだけでなく、その巨体に見合った高出力のパワーに任せた肉弾戦が最大の武器。
また、アーマーと合体中のゴアは非常に粗暴かつ攻撃的な性格に変化するというこち亀の 本田 よろしくな性質を持つ。

「こんなアブないおじいちゃんを野放しにして大丈夫か…?」と思うかもしれないが、心配は無用。
普段のゴアは非常に穏やかかつ人格者であり、生身の身体の大半を失っているにも関わらず、人工頭脳で感情やユーモアを理解している。
また慈悲深い一面もあり、ハンター活動は主に虐げられた者や弱者の救済の為に行なっている。
時には無償で依頼を引き受けたり、ターゲットの被害者遺族に賞金を寄付することもあるという。
基本的に超個人主義的な奴からガチの犯罪者まで存在する賞金稼ぎの中で、サムスと並んで明確に善行目的でハンターをやっている数少ない人物といえる。
ちょっとアブないスイッチが入っちゃうだけで

またアーマーに合体している状態でも、確かに性格こそ荒くはなるものの、作戦行動やチームの和を乱すようなことは作中ではなく、「周囲も手を付けられないほどの暴走」の類のような人格変異ではないと思われる。

普段はメカに強く心優しい高性能じいちゃん
戦場では頼れる歴戦の老兵
この相反する性質を併せ持つのがゴアというキャラクターの魅力である。

【作中の活躍】


銀河連邦の政治・経済・軍事ネットワークを担う生体コンピューター オーロラユニットが、謎のコンピューターウィルスによって一斉に機能停止に陥る緊急事態が発生。
ウィルスからはフェイゾンが検出された事から、連邦はスペースパイレーツの犯行と断定。
銀河連邦軍第7艦隊提督カストール・デーンによって複数のバウンティ・ハンターが招集される。

ゴアは、この時に第7艦隊旗艦オリンパスに招集された4人のバウンティ・ハンターのうちの1人。
オリンパスに招集されたサムスは、まず艦内のバイオハザードスキャナーによる検疫を受けることになるのだが、作中ではサムスより先に到着していたゴアが検疫を受けている場面が描かれる。
今作の他のハンターをスキャンできるチャンスは惑星ノリオンのコントロールタワー行きのエレベーター内しかないが、ゴアのみはこの時にスキャンできる。

ブリーフィングでは、司会進行を務めるオーロラユニット242に興味を示したり、喋らないサムスとランダスに代わり、ガンドレイダと共にデーン提督との会話を盛り上げたりしていた。
そのブリーフィングの最中に、突如ワームホールから現れたスペースパイレーツの大軍勢による襲撃が発生。デーン提督にスペースパイレーツへの応戦を依頼されたハンター達は、次々に退室していく。
オリンパス艦内では、応戦するランダスやガンドレイダの姿は確認できるものの、ゴアの姿は確認できない。
一足先に惑星ノリオンへ降下していたのだろうか。


惑星ノリオン降下後、サムスはパイレーツに停止させられたA・B・C 3基のジェネレーターの復旧を兵士に依頼される。
ランダスと連携しつつ、ジェネレーターAをサムスが復旧させたのと同じ頃、惑星ノリオンの周辺宙域に巨大フェイゾン生命体リバイアサンが出現、ノリオンへの落下軌道に乗り始める。

ノリオン基地は、上空から俯瞰するとT字型に広がった形状をしており、三基のジェネレーターはT字の各頂点に存在する。
ジェネレーターCへと急ぐため、基地の中心部「ハブステーション」へと引き返すサムス。そのジェネレーターC方面へと続くシャッターが、突然向こう側から吹き飛ばされる。

姿を現したのは、フェイゾン強化兵士であるバーサーカーパイレーツ、そしてバトルアーマーを身に纏ったゴアだった。
見るからにパワー系な両者が激しい取っ組み合いを繰り広げる中、一瞬の隙をついたゴアが、バーサーカーパイレーツのフェイザイト合金製*1の装甲を力任せにぶん殴って破壊。
負けじと反撃するバーサーカーパイレーツに一時押されるものの、咄嗟に展開した腕のクローを脳天にぶっ刺して勝利する。やはり暴力がすべてを解決する…!


ゴアはサムスにジェネレーターCに向かうよう促し、自身は基地の中心部の確保に専念すると伝える。
飛行能力を活かして各地を転戦するランダスや、変身能力を活かしてパイレーツの部隊に潜入するガンドレイダと比べ、裏方に徹するゴアの活躍は一見すると地味に見える。
しかしながら、ゴアが居る基地の中心部は超長距離対空キャノン起動のためのコントロールタワーが存在し、リバイアサン迎撃のためには必ず守らなければならない要所である。
大柄かつ鈍重な自分よりも動きやすいサムスらにジェネレーター復旧を任せ、自身は防衛に専念するという采配は理に適っているといえる。
軍人としての経験で培われた戦略眼のなせる技だろうか。

その後すべてのジェネレーターが復旧し、コントロールタワーのエレベーター内に集合するハンター一同。超長距離対空キャノン起動のために管制室に上がる。
サムスがキャノンを起動しようとする中、突如として乱入してくるダークサムス
真っ先に反応したのはゴアであり、両腕から速射キャノンの弾幕を浴びせるも、着地直後でまだ消えていなかったフェイゾンエネルギーのバリアに全て阻まれ、逆にビームの一撃で吹き飛ばされてしまう。
それでも体勢を立て直す一同だったが、続けざまに放たれた極太のフェイゾンビームによってゴアを含めた全員が吹き飛ばされ、昏倒してしまう。
超長距離対空キャノンが起動できず、このままではリバイアサンが墜落してしまう―と思われたその時、ギリギリまだ意識を保っていたサムスが力を振り絞ってキャノンを起動。
間一髪の所でノリオンは救われたもののサムス、そしてゴアたちは長い昏睡状態に陥るのだった。



【主な台詞】


『処理進行中は、なるべく動かないでくれ。安定した画像が必要なんだ。』
ふむ、手順はよく知っているよ。
『先に、進んでいいぞ。』
当然の結果だよ。

オリンパス来訪時、サムスよりも先にバイオハザードスキャナーによる検査を受けるゴア。
この際のスタッフとのやり取りが完全に健康診断を受けに来たおじいちゃんのそれ。

ほう、有機コンピューターだね。とても面白い。銀河連邦の中核ネットワークを構成するユニットだと私は理解しているよ

ブリーフィングにて、デーン提督よりオーロラユニット242を紹介された時のリアクション。
サイボーグと生体コンピューターというある意味似た者同士、シンパシーでも感じるのだろうか。

連邦のトレーニングミッションを邪魔する必然性はなんでしょうね。

4カ月前にスペースパイレーツに襲撃された、訓練航海中の連邦軍戦艦ヴァルハラ
ゴアにはパイレーツたちの意図が理解できなかったようだが、これが今回の事件の発端であったことは知る由もなかった。

厄介もんは、これで片付いたな。サムス、先に進みたまえ。私は、ここを確保するよ。

ノリオン基地にて、バーサーカーパイレーツと壮絶な肉弾戦を繰り広げた直後、バトルアーマーから颯爽と飛び降りての発言。
直前まで凄まじい暴れっぷりを見せつけてからのコレである。
サムスたち若手に各地のジェネレーター復旧を任せ、自身は基地の中心部の防衛に専念する。

急げ!ジェネレーターCへ!
防衛システムを再起動させないと 俺たち、ふっ飛んじまうぞ!
とっとと、行くんだ!

再びバトルアーマーと合体した途端に性格が豹変
優しいおじいちゃんからおっかねえジジイに早変わり。
だが、人格が荒くなりつつも理性そのものまではぶっ飛んでいないことがわかる。
戦闘中はどうかは知らん


もう時間がねぇ、隕石はすぐソコだ!
すべてのジェネレーター復旧に成功し、コントロールタワーのエレベーター内で乗り合わせた際の発言。
リバイアサンがいよいよ大気圏に突入し始めており、流石のゴアも焦りを隠せなくなっている。


オーロラユニットの復旧は、見事でしたね。しかし、情勢に大きな変化は、ないのですよ。どういう意味か教えてあげよう…見たまえ!
オーロラユニット管理ルームの地下で、ゴアとの1か月ぶりの再会。
フェイゾン汚染の結果、ダークサムスに精神を操られてしまった彼には、もはや1か月前の面影はなく…
サムスの努力を嘲笑うかのように、直後に管理ルームの配線を無残に焼き切ってスカイタウンの全システムを強制的に分断してみせる。

これで、オーロラユニットとスカイタウンのネットワークは切断されたよ。復活させない限りシードを破壊できる可能性はないね。
サムスの反撃で吹っ飛ばされつつも、その場から逃走しつつ捨て台詞を残す。
ゴア本体だけではパワービーム数発だけで容易に吹き飛ぶほどの弱さ。
にもかかわらずサムスがここでゴアを仕留めなかったのは、まだゴアを正気に戻せる可能性を捨てきれなかったからだろうか。


ふん、間に合ったか。
うらっ、受け取れっ!
サムスがランディングサイトに到着した際に、それまでタコ殴りにしていたサムスのスターシップを持ち上げ、こちらに投げつけてくる。
これによって入り口が崩落したため、退路を断たれたサムスはついにゴアと激突することに。
コマンドバイザーでスターシップを操作するサムスが、愛機をぶっ壊されて若干イラついているように見えなくもない


感じるかっ?…このパワーを。もうすぐ何もかも汚染されちまう。
お前もなっ!

かつての理性的な面はもはやどこにもなく、ただ力のままに暴れる存在と化したゴア。
フェイゾン汚染の果てにダークサムスによって歪められた結果なのか、それとももはや戻れなくなってしまったゴア自身の諦観なのか…


【余談】

ゴアのバトルアーマーは、彼のガンシップも兼ねているという。つまり、宇宙空間をこのバトルアーマー姿で飛び回っているということになる。
作中では大ジャンプ攻撃くらいしか行っていないが、単独での飛行能力、大気圏突入や重力圏からの離脱が行えるトンデモ機能が搭載されているということになるのだろうか。

戦闘BGMはどことなく「スーパー」「ゼロミッション」のクレイド戦のBGMに似た雰囲気のもの。
本作メニュー画面には作中で流れるBGMのいくつかを聴くことができる「サウンドギャラリー」存在するが、ランダスとガンドレイダの戦闘曲はあるのに対し、ゴアの戦闘曲のみは存在しない。なんで…
その代わりなのか、惑星エリシアのボスであるヘリオスの戦闘曲が収録されている。





追記・修正は身体の94%を最先端のサイバー部品に置き換えた方がお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2026年08月19日 02:14

*1 スペースパイレーツが開発した、フェイゾンを加工して生み出した強固な装甲材。正攻法では「バーサーカーパイレーツが口から吐く誘導弾を弾き返して複数回命中させる」か「フェイザイトを貫通可能な装備を使用する」必要がある。