本田速人

登録日:2018/10/06 (土) 10:08:06
更新日:2024/03/15 Fri 09:57:48
所要時間:約 9 分で読めます




本田速人とは葛飾署に勤務する白バイ隊員。


東京都荒川区生まれ。

父の経営するバイク店の長男として誕生。

兄弟は弟の門喜 妹伊歩がいる。


ごく平凡な家に生まれ ごく平凡な彼は

ごく平凡な生活をおくり ごく平凡に就職して

ごく平凡な毎日をおくっているのであった…



本田メモリアル


第69巻『本田メモリアル 本田くんのアルバイト』より


追記・修正はごく平凡にお願いします。






























どうしてぼくの項目だけ10行なんです!

ぼくの紹介が雑すぎますよ! みんなはたくさんあったのに~~


※これより下が本当の概要です。


本田速人とは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物である。

CV:家中宏(テレビアニメ)
演:内村光良(ドラマ)


プロフィール


生年月日:2月29日
年齢:25歳前後*1
身長:175cm
体重:40kg
血液型:AB型
出身地:東京都荒川区南千住


人物


警視庁葛飾警察署交通機動隊に所属している白バイ隊員。階級は巡査。
両津の後輩であり、所属は違うものの普段から両津とつるむ事が多い。

ヒョロっとした風貌の気弱そうな青年。髪型はアイパー。
両津と同じく制服の腕をまくっており、バイクに乗る時は他の隊員とは違って手袋を着用しない。

普段はとても気弱で泣き虫だが、バイクに跨ると凶悪犯も真っ青の攻撃的な性格に変貌。
顔つきはワイルドになり体格も良くなるなど、まるで別人のように大変身してしまう。
バイクに乗った彼はまさに無敵で、いかなる悪質ドライバーも天才的なライディングで追跡し取り締まる。
たとえ暴走車の集団を相手にしようが、本田の前から逃げ切ることはまず不可能。
交通違反検挙率が署内一であるため、周囲からは「二輪の悪魔」と呼ばれ恐れられている。
白バイ競技会で優勝した事もあるが、その取り締まり方はかなり荒っぽいので署内でも度々問題視されているらしい。
が、同僚や後輩からは基本的に気に入られ慕われており、後述のスピンオフ作品ではよりはっきりと描写されている。

かつては暴走族「関東連合」(アニメ版では「関東男連合」)のヘッドをしており、数々の伝説を残している事から暴走族の間で「レジェンド・オブ・ダークネス」と呼ばれカリスマ的存在となっていた。
暴走族を引退した現在でも暴走族の間では恐れられており、暴走族時代の仲間からも慕われ続けている。

趣味は勿論バイク。
休日はカスタムバイク作りをしており、自室はバイクに関するグッズで埋め尽くされている。
愛車は初期のCBX1000とGSX1300R。暴走族時代にはカワサキ・マッハに乗っていた。
バイクの他には少女漫画やスイーツ、編み物等の女の子っぽい趣味を持っており、ギャルゲーや声優にも詳しい。
後輩であり人気漫画家でもある乙姫菜々のファンであり、後に恋人関係となっている。

実家はカワサキのバイクしか置いていないバイク屋「本田輪業」。
父・母・弟・妹の5人家族で、千葉の田舎には祖父と祖母がいる。
妹の伊歩の事をとても大切にしており、彼女が結婚すると言い出した時には最後まで反対するなど、若干シスコン気味。
当初は北千住で1人暮らしをしていたが、花見の場所取りを本田にさせようと企んだ両津に「近くにアイドルが住んでる」と騙されて北区のマンションへ引っ越している。
アニメ版では他の男性署員と同じくニコニコ寮に住んでいる。

一人称は「僕」で両津の事は「先輩」と呼ぶ。だがバイクに乗っている時は一人称が「俺」に変わり両津の事を「両津の旦那」と呼ぶようになる。
前述のとおり両津とよくつるんでいるが、それだけに両津の悪巧みに巻き込まれる事も多い。
時には意図せず両津の悪巧みに加担し、連帯責任として両津と一緒にお仕置きを受ける事も多々ある。

あまり知られてないが、スピンオフ漫画『こちら交機の本田 赤のZ追跡中よろしく!』で主役を務めた事がある。


性格


普段の性格は虫も殺せないほど気弱で臆病。おまけに泣き虫であり、何かにつけてすぐに泣いてしまう。
両津の企みで酷い目にあわされている時には「ひいぃ~!!」「いやだぁ~!!」等と言って泣き叫ぶのがお約束。
かなりの怖がりであり、テレビで「四谷怪談」を見るのも嫌。
押しに弱い性格でもあるので、両津の無茶な行動に渋々加担する事もしばしば。その後は大抵大変な目に遭っている。
ドジなところもあり、彼がドジをしたせいで両津の悪巧みが露見したケースも何度かある。

ところが、バイクに跨ると180度性格が反転。両津に負けず劣らず口調が乱暴になり、行動も粗暴になる。
普段と違ってノリも軽くなり、両津の無茶振りにもノリノリで応じて暴走してしまう。
またとても執念深くなり、どれだけ相手が暴走しようと延々と食らいついていく。本人曰く「巳年生まれの執念深さをなめんじゃねぇぞ!」
ただし巳年は閏年にならないので誕生日設定と矛盾する

こちらの性格になるにはバイクに乗らなければならないが、 ハンドルの部品を持つだけでも性格が豹変し
バイクに匹敵するスピードが出せる乗り物(ジェットコースター等)に乗っていた時も性格が変わる場合がある。
アニメ版ではこの傾向はより顕著であり、 バイク型の座席やハンドルに改造したブルドーザー などが登場した他、
片輪走行している大型自動車 でも性格が豹変していた。

初期は設定が固まっておらず、跨っていない時でも粗暴な人格のままになっていることが何回かあった*2
乗っていない時でも妹の事になると豹変し、妹が結婚すると知るとヤケを起こしてかつての仲間を招集し「関東連合」(アニメ版では「関東男連合」)を復活させようとしていた。
また、自転車や自動車に乗った時も性格が変わっていたが、連載が進むに連れて変わらなくなった。

逆に、根は怖がりなので、バイクに乗った状態でも豹変しないことがある。61巻「お手柄!?不発弾!の巻」では、不発弾を運んでいた際に恐怖に負けて臆病な性格のままだった*3

人格が変わったあとも記憶は共有しているようなので、完全な二重人格という訳ではなく「ハンドルを握ると性格が変わる」程度の位置づけだと思われる。


能力・特技


「二輪の悪魔」の名は伊達ではなく、バイクの運転技術は天才的。
バイクを手足の如く操る彼にとってはウイリーやアクセルターンなんてものは朝飯前である。
勿論走行テクニックも抜群なので、たとえカスタマイズしたバイクやスーパーカーで逃げたとしてもまず振り切る事は出来ない。バイクに乗った本田と走り比べをするのは、分かりやすい負けフラグである。
ちなみにこの歳まで自動車免許を持っていなかったが、教習中に性格が変わって暴走する場面はあったものの無事免許を取得している。
バイクに乗っている時は天下無敵だが、バイクから降りると瓦1枚すら割れないほど貧弱になってしまう。

暴走族時代にバンドを組んでいたのでロックミュージックに詳しく、ギターを弾く事も出来る。
少女漫画をこよなく愛しているオタク(これは妹が少女漫画好きだったのがきっかけ)なので、漫画やアニメ業界、声優についてかなり詳しい。
スイーツが趣味なので料理も得意。手先が器用なので編み物も得意で、3ヶ月かけてコスプレ用衣裳を手作りした事もある。
南千住育ちなので下町の遊びやローカルルール等に詳しく、野球盤等のおもちゃで遊び慣れていない中川麗子によく助言をしている。


経歴


最低限のプロフィールは記事冒頭と同じだが、実際には「ごく平凡」とは程遠い、常識外れな経歴の持ち主。

荒川区で本田輪業を経営している改造の長男として生まれる。
幼い頃からバイクに触れ合う機会が多かったのでバイク好きになり、3歳の頃から30ccのエンジンを三輪車につけて40kmで走行していた。
またこの頃は頻繁に改名を繰り返しており、最初は「本田川崎」だったのを「本田鈴木」に変更し、「本田ヤマハ」「本田本田」と変えていき、最終的に「本田速人」の名前で落ち着いた。
「本田速人」の名前になった直後に暴走族となり、関東連合のヘッドにまでのし上がる。ちなみに高校中退。
暴走族を抜けた後は警察官を志すようになり、警察学校卒業後に葛飾署へ配属され交通機動隊のエースとして活躍するようになった。
気弱な性格なのでなかなか恋人が出来ず、同僚の本口リカといいところまでいくものの、彼女が海外へ旅立ってしまったため最終的に破局する。
しかし後輩の白バイ警官・乙姫菜々に一目惚れした時には、両津や麗子の応援によって恋を成就させ、めでたく恋人関係となった。
この時「バイク」と「少女漫画」が縁を結ぶ大きな要素になっているのだから、人間何が幸いするか分からないものである。


本田家



  • 本田改造
本田の父親で本田輪業を経営。
店の名前は「本田」だが扱っているのはカワサキのバイクのみ。
カワサキ好きな理由は「50CCなんてバイクを出さず、。大衆に媚びない唯一のメーカー」であるから。
しかも自分が気に入った客にしか売らないためあまり儲かっていないらしい。
その名のとおりバイクの改造にとても拘っている。
行動パターンが両津の父・銀次に似ている。
アニメ版では作業着を着る事で性格が豹変する。

  • 本田エリカ
本田の母親。
変わり者だらけの本田家の中ではごく普通の女性。
アニメ版では家族のほとんどが性格が変わることから、両津は「割烹着を着たら凶暴な性格に変わるのでは……」と予想していたが、特にそんな事はなかった。

  • 本田伊歩
本田の妹で東都大学の学生。名前の読みは「イブ」。
兄想いの美少女で、兄が両津のせいで酷い目に遭う度に心配している。
川崎と学生結婚しようとした時に本田に猛反対されるが、最終的には結婚を認められ川崎と共にアフリカへ渡った。
バイク嫌いだが、ひょんな事で乗った時には見事なバイクテクニックを披露している。
アニメ版では象に乗ると性格が豹変する(アニメで本田一家が登場する回のほとんどがこの性格をオチとしている)。また極度の人見知りという設定でもある。これは子供の頃に兄と共に観覧車に乗っていたら上から爆竹を落とされたことが原因である(犯人は両津)。

  • 本田門樹
本田の弟で高校生。名前の読みは「かどき」だが周囲からは「モンキー」と呼ばれている。
乗り物酔いが激しく、オイルの匂いを嗅いだだけで悶絶する。将来の夢は自転車屋を持つ事。
登場当初はお喋りかつリーゼントヘアーで兄と似たような容姿をしていたが、現在は反抗期なのか口数が少なくなっており、髪型も現代風になっている。
アニメ版では自転車に乗ると性格が豹変する。

  • 川崎瀬刃
伊歩の恋人。作中で学生結婚する。名前の読みは「ゼファー」。
名前は「川崎」だが好きなバイクは「ホンダ」。「カワサキ」のバイクは嫌いであったが整備の手伝いをしているうちに気にしなくなる。
本田に結婚を認められた後で伊歩と結婚し、卒業後はボランティア活動のために伊歩と共にアフリカへ旅立った。


両津との関係


両津の弟分的存在であり、両津の考えた計画によく付き合わされる。
悪巧みだと気づかずに加担した結果大失敗して大変な目に遭ったり、部長にバレて連帯責任を負わされたりする事もしばしば。
中には両津と一緒にいただけで、彼と一緒にお仕置きを受ける事となったパターンも。

それでも同じ下町育ちなので両津とは気が合い、派出所に遊びに来ては差し入れをしたりゲームに付き合ったり等している。
他にもプライベートで飲みに行ったり、アニメやゲーム等のイベントに誘ったりする事もある。戸塚・寺井麗子など両津より階級が低い*4にもかかわらず敬語を使わない人物も多いなか、彼は中川同様きっちり敬語で話す。

実はお互いに気づいていなかったが、幼少時代に両津と会った事が何度かある。
東京スタジアム近くで前述のエンジン付き三輪車に乗っていた時に、当時中学生だった両津に「音がうるさい」と絡まれ頭を叩かれる。
他にも観覧車から2B(爆竹)を投げられ黒焦げになったり*5と、当時から両津に酷い目に遭わされていた。

なお、シミュレーションゲームで「もし両津と出会わなかったらどのような未来になってたか」をシミュレーションしたら、「本庁の交通機動隊本部長となり6人の子持ちになっている」という結果になった。





追記・修正なんて無理ですよぉ~~!!


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最終更新:2024年03月15日 09:57

*1 両津との年齢差は10歳程度。両津を35歳と仮定した場合の年齢の推定

*2 16巻でその様子が描かれた際に抗議の手紙が多数届いたらしく、その後の17巻で「気合を入れこんでいると戻るのに時間がかかる」という設定が追加されている

*3 ただしこの回は、物語冒頭の不発弾を発見する前でも、普段の性格のまま運転しているというミスがある

*4 ただし巡査長は正式には階級ではなく、成績が優秀で経験が豊富な者に与えられる称号

*5 アニメ版では伊歩も観覧車に乗っており、これがきっかけで伊歩は極度の人見知りとなってしまった。