登録日:2026/07/06 Mon 01:11:00
更新日:2026/07/09 Thu 22:48:21
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よしはるです。ぼくのうちは、ぼくんち。君のうちは、君んち。君にとったら君んちはぼくんちだな。沢山のぼくんちがあって、世の中がある。それぞれのぼくんちは、それぞれにいろいろ、楽しいんだろう。
概要
『パパと踊ろう』とは、地下沢中也氏による
漫画作品のことである。
90年代初頭の東京・吉祥寺を舞台に、風変わりな父子家庭、天知(あまち)家が様々なトラブルを引き起こし、周囲の人々を巻き込んでいく様子を描く。
ヤングマガジンにて1991年から96年まで全216話が連載され、その後96年~97年の間、「新パパと踊ろう」という続編も掲載された。
単行本はヤンマガワイド版が全19巻、通常のヤンマガKC版が全11巻。新パパ~は全2巻で32話分。
キャッチコピーは『
ニッポン中流家庭ギャグ』。
作風としてはホームコメディの要素を持ちつつも、大筋は1話完結の
過激なギャグ作品であり非常に
カオス。当時のヤンマガらしく、下ネタ、性的描写も日常茶飯事で、しかも作品後期になるにつれ
エロ・グロ・ナンセンスっぷりが加速していく。 基本的には現代日本が舞台だが、時折
喋る動物や幽霊などの超常現象、オカルト的要素も描かれる。
ただし作品中盤で葉子が登場してからは、複数話で構成された中編も増えていった。また、よしはる、ふっこ兄妹の「母親」について触れられる回では、ややシリアスめな雰囲気も漂う。
まあ、ほとんどしげるが台無しにするんだけど…
『新パパ』後半ではテイストが変わり、
とある業態で大成功し大金を得、自分探しのために東北地方へ旅に出たしげるの恋模様…を描く。
登場人物
天知家
天知家の父で主人公の一人。38歳。よしはる、ふっこの二人を育てているシングルファザー…
…なのだが
スケベで酒ときれいなお姉ちゃんが好き、パチンコ通いと典型的なダメ親父であり、突拍子もない遊びを思いついては子供たちやご近所さんを巻き込んでいる。そんな風なので、
劇中何度か逮捕歴がある。
反面、
「若いころにモールス信号の経験がある」「ハンカチで服が縫える」「泥棒対策に、罠として小屋を建てられる」「自走式、歌唱機能つきおっぱい製造マシンが作れる」と謎の高スペックぶりを持つ。
もう普通に働けよ…
また八代亜紀のファンであり、「おんな港町」をよくリズムに乗って踊っている。
大抵の場合、自分が引き起こした騒動のしっぺ返しを食らうオチになりがちだが、
闇医者に血液2リットル抜かれようが、キツネに呪われようが、野生化して獣人になろうが、次の回では何事もなく復帰している。
ちなみによく女装姿を披露する。
育ち盛りの子供が二人もいるにも関わらず働いていないが、『新パパ』で「
別れた妻=兄妹の母親から、月20万の養育費を受け取って生活している」と明らかになった。
吉祥寺で一家3人、20万じゃ足らない?まあギャグ漫画だし…
天知家長男で主人公の一人。7歳で小学一年生。
ぶっ飛んだ父と妹に囲まれているが、天知家の中では常識人寄り。なのでいつも父や妹のイタズラの標的になりがち。
あとよくアレを描写される。
…だがそこはしげるの息子ということもあり、子供らしくプチ暴走したり、父親相手に強烈な仕返しを仕掛けることもある。
母親という存在には、「
ふっこが一度『うちにはなぜ母さんがいないのか』という質問をしたところ、しげるがいつになく悲しそうな顔をしたため、それ以来ふっこ共々口にすることを避けている」という経験から、複雑な感情を抱いているようである。
同級生のユキちゃんに小学生らしい好意を寄せているが、葉子が登場して以降は彼女にアプローチする場面も多々。
天知家長女で5歳。通称「ふっこ」。幼稚園などは通っていない。
将来の夢はアイドルだったり人魚だったり。
初期は幼児らしい勘違いネタや、よしはるとの兄妹関係を描いた回が多かったが、
次第に「ダンディな中年男性が好き」という一面が強調され、「痴漢に触ってもらおうとする」「見知らぬ男性に所構わず告白する」など「しげるの5歳女児版」ともいうべき、毒のある言動が増えていった。
アニメではやや低音ボイス。
しげるを隊長、よしはる、ふっこを隊員とした部隊。全身タイツ。
その任務内容は「イチャつくカップルを退散させ公園の平和を守る」といった
しげるの個人的な僻みしょうもないもの。毎回出動前の掛け声が変わり、「
アン!ルイ!ス!」「
西!はじ!め!」「
イースーチー!リャンウーパー!サブローキュー!(しげるが
麻雀を覚えたことによる)」など。
アニメではしげるが
「俺は009! 001(よしはる)、002(ふっこ) 行け!」と言う中の人ネタもあった。
周囲の人々
よしはるのクラスメイト。通称が「ユキちゃん」なのでよく間違われるが、「美ゆき」が名前である。父親は海外赴任中。母親はフランス人でエマニュエルといい、「エマニュエル婦人か…」と、しげるのターゲットになることもあった。
よしはるとの関係は良好、というか両想い一歩手前なのだが、彼が小学生らしく引き起こした騒動に巻き込まれ、関係がぎくしゃくすること多々。しかし次回までにはなんだかんだで修復されている。よしはる爆ぜろ。
天知家の隣に住む独居老人。88歳。カラス団では0088。
年のせいかかなりボケているが、よしはるたちを実の孫 (年齢的にひ孫?)のように可愛がっている。
年長者としてアドバイス役になることもあり、しげるを叱れる貴重な人材でもある。
…それが行き過ぎて、しげると葉子をベッドインさせようという暴挙に出たこともあるが。無印後半~『新パパ』では暴走老人ぶりが加速。
よしはるの担任の先生。若い女性。アニメでは「よし子先生」と名前が付いた。
作品中盤までの主だったしげるの被害者であり、家庭訪問に来たと思ったら布団が敷かれていたり、カラス団の活動中だった一家に遭遇したり。葉子が登場以降は、やや出番が減る。
天知家の近隣に住んでいる金持ち一家。名前も容姿も天知家に酷似しているが、鼻の下にほくろがあるので判別可能。かつてはもっと大富豪だったのだが、今では没落し鉄道会社一つ、石油会社一つ、丸の内のビル三つしか残っていない。金持ちキャラということでかなり価値観がズレている…しかし作中では数少ない、聖人とも呼べる一家。
アパートで一人暮らししている眼鏡の女性。しげるが遊園地にて、ロープで手繰り寄せた女性のうちの一人。天知家を見て「面白い人たち」と感じ、付き合いを始めた。
とある一件からふっこに「カエルのおばちゃん」と呼ばれている。
作品後期のしげる(とよしはる)の標的。天知家の起こす騒動に巻き込まれ、呆れかえりながらも、なんだかんだで出入りは止めない。この人も大概ズレてるんじゃ…
- ゲンさん、ロンさん (声:ゲン→一条和矢 ロン→園部啓一)
しげるの飲み友達で、ゲンさんがバーコード頭の酒屋、ロンさんがナスみたいな顔の八百屋。
三人とも酔いつぶれては、その日にあったことを忘れ、また次の日に店の女の子を口説く、といった光景を繰り返している。ロンさんはなぜかアニメのクレジットにて「ロクさん」と間違われた。
よしはるのクラスメイト。太めで眼鏡の女子。新聞部所属。
よしはるに好意を寄せており、等身大の人形と称して自分を送り付ける、ユキちゃんとの不和話を掲示板に張り出すなどの行動に出る。いわゆるお邪魔キャラ。
喫茶店『ドガ』のマスター。ダンディでふっこ好みだが、画廊やちゃんこ鍋屋など、次々に商売を変える癖がある。本人曰く飽き性。よしはる、ふっこにコーヒーを出すと、大体トイレに吐かれる。『新パパ』ではしげるに店を騙し取られた。
天知家の隣に引っ越してきた親子。浩は社長。
モテ過ぎて社内で問題を起こし、離婚した。
千珠はふっこにとって初めての同年代の友達であり、かなり可愛い顔…だが親子揃って
天然。引っ越しのあいさつで「生もの」として生クリームを渡してきたり、北海道土産でポケットオセロを持ってきたりする。
千珠「うちのお父さんは、身体にみみず腫れとか縄のあとなんかあるんだよ!」
『新パパ』に登場。しげるが東北で出会った女性。重度のパチンコ狂いで、見かねたしげるが「積み立てなさい」と渡した資金もすぐに溶かしてしまう。果たしてしげるの恋の行方は…?
アニメ版
TBS系深夜帯番組「ワンダフル」内で、一部エピソードが1999年7月にアニメ化された。全16回(エピソード数自体は27話分)。
アニメ化に際し一部の表現が変更されているが、原作のエロ、グロ、ナンセンスぶりは健在。VHS版もあるので、原作漫画共々、気になる方は中古ショップやネット通販で探してみよう。短期アニメながら声優陣もなかなか豪華。
主題歌
「夏色の恋に着換えて」 歌:吉川晃司
OPは実写を背景に、しげる、よしはる、ふっこをイメージした3人の影が踊り、原作数コマが映るといった非常に低予算なもの。
またEDテーマはなく、とある回の「冬の日にカラス団の活動に出かけたら、しげるが家の鍵をどこかで落としてしまい、家の前で立ち往生していたら電気メーターがフル稼働していたため、『家の中は常夏状態に違いない』と想像する」(ハワイアンなBGM付き)といった場面を、スタッフロールにそのまま使っている。
38歳独身、子供アリ恋人ナシ けれどもそれらは全部 ぼくんちの事情。うちの父さんがどうだろうと よそにはどうせ関係のないハナシ。ぼくらは初めっから 父さんのトリコなのだ。
追記、修正はパパと踊ってからお願いします。
最終更新:2026年07月09日 22:48