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ダブラ・カラバ

登録日:2026/07/05 Mon 22:28:40
更新日:2026/08/05 Wed 20:59:13
所要時間約 8 分で読める…




ドゥーラ 俺 戦士になるよ

ダブラ・カラバとは『呪術廻戦≡』に登場するキャラクターである。

●目次

【概要】

地球に難民としてやってきたシムリア星人の代表にして、デスクンテ族の戦士。

戦う以前に周囲から見てもわかるほどのオーラを放つ強者であり、ドゥーラが彼と決闘を行う事になった際には強さを誰よりも信じていたクロスをして「逃げよう……!!殺される……!!」と戦いを止めようとし、
地球に来た際に相対した宇佐美と美野からは相対した瞬間死を覚悟し、「両面宿儺並みの特級案件」であることを否が応でも実感してしまうほど。

【人物】

長い耳たぶとデスクンテ族の証である側頭部から生えた角が特徴。

上述の様に圧倒的な威圧感を周囲に振りまく彼であるが、実は物静かで温厚であり、とても純朴で優しい性格。
幼いころは目立つのが苦手で、その実力ゆえか嫉妬まがいの排斥を受けていたらしく「妬まれたり自分という存在に納得してもらえないと胸がチクチク痛む」と気に病んでいた。

後述の通り超絶的な術式と呪術センスを持ちながらも、当人の気質としては闘争には全く向いていない。これは当人も自覚しており、最強でありながらも、精神的に「戦士」にはなれていない、という負い目を持っていた。

【人間関係】

  • ドゥーラ・ヴァル・ボビディ・メチカ
ルメルが隔離される前に戦士としてお互いを高めあっていた親友同士であった。
彼との決闘の際は本気で戦わなかった事にマルルから非難されるが、それには「顔を傷つけたくなかった」と親友を想っての理由があった。
決闘前にドゥーラからルメル族を守る様に頼まれており、彼らのの「隣人探し」に同行するきっかけとなる。

  • スページョ・カラバ
ダブラの妹。
デスクンテ族長から「死の呪い」をスページョにかけられてしまい、彼女を人質として取られて族長の言いなりとなってしまった。
妹の事を大切に想っており、地球でかけられた呪いを解く方法を聞いた時には、宇佐美に協力を頼んだ。
スページョの角を切り落とす事に反対しており、その時の理由は「なんとなく」だった為、スページョ本人が自らの意思で切り落とした時には、仲が1週間程険悪になったエピソードがある。

  • 巴恭子(ともえきょうこ)
交流会で出会った呪術高専の栄養教諭。
巴はダブラを見た時に一目惚れしたかの様に頬を赤くしていたが、同じくダブラも一目惚れしたかの様な描写が描かれ、*1思わずツノを扉に引っ掛けてしまい「ガンッ」とぶつけてしまう。

【戦闘能力】

初会合時に一級術師の宇佐美は「彼が本気でやればこの国一つ簡単に落とせるだろう」と推測している。また、同じく一級術師の宮國も「もし彼と敵として相対したら逃げ一択 彼の性質次第では自害するね」と評している。
宇佐美の呪言を食らいつつも、強い言葉ではない「動くな」の一言で宇佐美に呪詛返しの反動を食らわせると同時に、呪言を無視して動く事が可能であった。

また、人生初の格上の強者である魔虚羅との戦いを経て呪術師としての才能が本格的に開花。
呪術廻戦全体を通してもぶっちぎりの成長速度を見せており、魔虚羅の力を見ただけで独学で反転術式と術式反転を会得するとんでもない芸当を披露した才能の原石である。

ただし、その成長速度は強すぎた、そして優しすぎたが故に今まで碌な戦闘経験がないこと、そして地球の呪術に無知であることの裏返しでもあるため、少なくとも作中時点では戦闘時の判断ミスも多い。

「████」と「光」

ダブラの生得術式。
「████」は「地球人では発話不可能なデスクンテ族に伝わる質量を持った殺意*2」とのことであり、本編でも黒塗りの伏字で表記が隠されており詳細は不明。
特徴としては
  • 棒状に物質化した光を大量に射出して相手の全身を刺し貫く
  • 物質化した光を足場にした空中歩行
  • 全方位に無数のレーザーを照射してビル群を切断する
  • 掌や足から極太の大出力ビームの放射
といったことが可能な極めて攻撃的な術式。これらだけでも高層ビル群を容易く破壊し尽くす程の火力と攻撃範囲を誇る。
物質化した光はそこまで強度は無いようで、上を歩くと足を離した途端ガラスのように脆く砕けていく。

そしてビームを撃つ以外にも亜光速で移動することも可能で、光の速さで移動しながら繰り出す蹴りの一撃は、衝撃で都市区画を吹き飛ばし更地に変える。また、魔虚羅の肉体を法陣を除いて一撃で消し飛ばした。
だが使うと肉体自体が光の速さに耐えきれず自傷による大ダメージを負うため、本来であれば使わない模様。


反転術式/術式反転


成程 ()進んでいるな 地球の呪術は

呪力による肉体治癒の手段であり、シムリア星人の呪術には存在しない未知の概念。
だが、魔虚羅の退魔の剣や、地球人の言動から推測した呪力を用いた治癒技術の概念を参考に「何か呪力をポジティブな別のエネルギーに変換する技術がある…?」と着想を経て、ぶっつけ本番で試した結果爆速で習得。
習得までの期間僅か2Pというシリーズ全体を通しても最速の習得期間である。

これにより自傷ダメージの回復手段を会得し、術式の攻撃性能の底上げに成功。更に反転術式習得の経験から正のエネルギーを呪力の代わりに術式に流し込むという発想に辿り着き、術式反転の習得にも成功した。


幽明異境(ゆうめいいきょう)逆越(さかごえ)


マルルか……… 成程
()そういう結界にすればいいのか

自身への存在の適応を始めた魔虚羅を一撃で仕留めるための策として、マルルからのアドバイスとナウナクスの結界を踏まえて独力で編み出した領域展開
ただし領域内での戦闘描写はカットされたため、領域内でどんなことが可能なのかといった詳細は不明になっている。

発動時の印相は摩利支天隠形印。
心象風景のモチーフは、ユーゴスラビアに建築された第二次世界大戦に関する戦争記念碑の「モスラヴィナ人民革命記念碑」からだと思われる。

【活躍】

初登場は、地球人代表の宇佐美と美野との会談でジャバロマが会合の場に立ち合わさせた時。
圧倒的な威圧感で宇佐美と美野を戦慄させて地球側を牽制した。

クロスの回想ではダブラがルメル族と共に地球へ向かうまでの過程が明らかになった。
デスクンテとルメルが交易再開が見込まれる時に、デスクンテ族長の娘がカリヤンに喰い殺される事件が発生。

ルメルとの決闘の代表者としてダブラは駆り出されるが、裏切り防止のためか妹のスページョがデスクンテ族の長老から「族長が死んだ時とダブラが族長の命令に背いたときに発動する死の呪い」をかけられており、族長の命令によってやむを得ず決闘にてドゥーラを殺害。

だが、決闘前に託されたドゥーラの遺言である「ルメル族を護って欲しい」という願いを果たす為、そして妹の呪いを解呪する為にマルやクロス達と共に宇宙へと旅立った。

ドゥーラと約束したんだ ルメルのみんなは俺が守るよ

対立か共生かを決める決議では共生派の意見を肯定し、オスキ達にお互いを知るべきだと意見した。
高専との文化交流の場では宇佐美から「黒縄(こくじょう)」に関する提案を受け、スページョがかけられた呪いを解いてもらう様に頼んだ。
席を外した際に高専の栄養教諭である巴恭子と邂逅し、彼女に一目惚れする様な描写があった。

だが、13話にて呪霊を巡って薬丸達術師とオスキ達が対立し、更にはクロスが致命傷を負ってしてしまう事態が発生。
一触即発状態の場に現れて、薬丸の右腕を吹き飛ばし宇佐美の呪言に呪詛返しを食らわせる。
宇佐美は再度交渉の場を設けてもらう様頼むが、ダブラはクロスの命の対価として宇佐美の部下全員の命を要求。それを聞いてもなお自分一人の命だけを捧げようと必死に謝罪する宇佐美の姿をドゥーラと重ねてその場は一時離れた。

この事件をきっかけに地球人とシムリア星人の溝が深まり、シムリア星人から地球へ東京に「ルメル国」の設立を要求し、拒否された場合に地球との決闘の代表として選出される。

人外魔鏡の東京にて地球人代表の乙骨憂花との一騎打ちとなり、彼女が召喚した魔虚羅と開戦。
魔虚羅が召喚されて即座に無数の光線を浴びせて一方的にねじ伏せるが、魔虚羅はダブラへの術式の適応を開始。
絶えず光線を浴びせ続けるが、魔虚羅は適応が進んだ事により攻撃を無効化され、魔虚羅の特性に気付いた時には既に押され始めてしまっていた。

凄いぞ ドゥーラ 俺は今負けそうだ
痛いし 怖い……!!

だが、ここでかつてドゥーラと交わした言葉を想起する。ドゥーラからかけられた「ダブラは戦いたくないんじゃない 戦ったことがないんだよ 強すぎて戦士になれてないんだ」という言葉をその時は真意が理解できていなかったが、自分が戦うべき理由を見つけ、「戦士になること」を決める。
覚悟を決めたダブラは初の亜光速での戦闘へ突入した。

亜光速での戦闘により光の速度による脚力で一撃で*3魔虚羅の肉体を消し飛ばすが、物理ダメージでの適応も行われており、法陣を回転させて復活してしまう。
その様子にダブラは適応の仕組みについて更に理解し「嫌になるな」とボヤきつつも、同時に戦いでの高揚感を味わっていく。

肉体が光の速度に耐えきれず左足を焼却してしまうが、地球人達の言葉を思い出しシムリアには無い「呪術による治療法」と、魔虚羅の退魔の剣から感じた「呪力とは違う感触のエネルギー」から推測し、反転術式を会得する。

戦いがヒートアップする中、ポジティブなエネルギーを呪力の代わりに術式へ流し込む事を試し、その結果として術式反転を会得。
再度勝機を手にしたダブラだが、魔虚羅の法陣が高速で回転している事を見て、魔虚羅が自身そのものへ適応した事を確信する。次の一撃で魔虚羅を屠るべく更なる一手を講じる。

ふふ 俺より無口な奴も
言葉を交わしたいと思った奴も
初めてだよ

そして、マルルからの助言と宇宙船ナウナクスの結界の仕組みから着想を得て、遂に呪術戦の極致である領域展開を発動した。

だが、その直後マルルによる介入が入り戦闘は中断。
ダブラは魂の通り道にて黒縄を受け取り、憂花の命を救うべくスページョと共にシムリア星へ帰還する事となった。
マルルからはドゥーラとの決闘で何も知らずに罵倒し、誇りを汚してしまった事を謝罪されるが、それを聞いて何かと理解し自身の役割が終わった事を察した。
マルルから「少し変わったか?」と問われるが、

別に 戦士達(オマエたち)にようやく追いついた
それだけだ

と笑みを浮かべて返し、スページョと共にシムリアへと帰還した。

帰還後、デスクンテ族長の元へ訪れ彼を城諸共攻撃して殺害。衛兵達の前に族長の首を晒して「今から俺がデスクンテの族長だ いいな?」と宣言。
まずはドゥーラの墓を建て英霊として祀ると公言するが、その後の事は何も考えておらず「政はよく知らん」として、ドゥーラを祀り終われば自分は族長を降りると表明した*4


最終話では憂花と巴が話している中で、巴は憂花の命が助かった事に安堵しつつも自分の恋路が実らなかった事に酷く落ち込んでいた。だが、そんな場に「ガンッ」と扉に何かが引っ掛かった様な音が鳴り、2人が音が鳴った方を見ると同時に憂花は何やら驚いた様子を見せており、物語の幕が閉じた。



成程 進んでいるな 地球の追記・修正は

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最終更新:2026年08月05日 20:59

*1 ダブラの背景には椿あるいは山茶花が描かれていた。

*2 単行本2巻のダブラの紹介では、「デスクンテ族の角の事でもあり、成長と共に呪力(殺意)が角(質量)として徐々に物質化する。」との解説がある。

*3 ただし、この直前の移動の余波で魔虚羅にダメージを与えてしまっている。掠っただけで地上最高の式神に傷をつける凄まじい威力の証左ではあるのだが、適応能力を持つ魔虚羅に対しては凶と出てしまった。

*4 なお、族長が死んだ後も彼の死について誰も言及しておらず、デスクンテの民達も族長が代わって皆喜んでいる様子から前族長は人望がそんなに無かったと思われる。