登録日:2026/07/12 Sun 02:04:29
更新日:2026/08/04 Tue 22:03:04
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画像出典:『スーパードクターK』 真船一雄/講談社 2012年 電子書籍版16巻104ページ
ヒックスとは、「スーパードクターK」シリーズの登場人物である。
【概要】
コミックス第16巻の「
シルバラ編」に登場する軍人。
通称「ナイフのヒックス」と呼ばれる男であり、常にアーミーナイフを抱えている。
ガイルカットに近い髪型と、左頬の辺りにある傷が特徴的な、いかにもな軍人である。
常に殺し合う戦場で生きてきたためか、平和な国に住まう日本人のことは「金さえ貰えれば何でもやる」と嫌っている。
他方、仲間意識は案外強く、そして義理堅い一面も持っている。
以下、ネタバレ多数あります。
【来歴】
画像出典:『スーパードクターK』 真船一雄/講談社 2012年 電子書籍版16巻 カルテ2「予想外の襲撃」
世界を代表する医療財団「クエイド財団」
だがそんな財団にも、人を小手先の快楽に溺れさせ、そのまま破滅へと追い込む麻薬の魔の手は潜んでいた。
なぜなら会長「ケビン・クエイド」の孫ですら麻薬に溺れてしまったからだ。
麻薬は殲滅しなければならない。
その為にクエイド財団は麻薬の生産地を叩くことを決意する。
特にシルバラは麻薬王アルベルト・シングルトンの元で麻薬が生成されており、実にアメリカのコカイン需要の80%を賄っているのだ。
我らが
ドクターKもクエイドの朝倉の頼みで調査に協力することとなる。
だが現地で現れたのは
ドクターTETSU、そしてヒックス達軍人であった。
あくまで「調査」と聞いていたKAZUYAだが、軍人たちは「シングルトンの殺害」を依頼されたという。
戸惑うKAZUYAであったが、TETSUの罠にハマり逃げ出すこともできなくなる。
だが麻薬産業は人を苦しめるが多数の金を生む。
それを失いたくない者は多いだろう。…そして麻薬撲滅を阻止するためのスパイがいるという。
そんな折、KAZUYAに喧嘩を売る軍人がいた。それがヒックスだ。
どうにも日本人嫌いのヒックスはナイフをギラつかせKAZUYAを挑発するが…呆気なくあしらわれてしまう。
刃物の扱いならKAZUYAも慣れているのだ。
そんなトラブルもありながらもKAZUYAたちはジャングルに降り立つ。
だが移動中、またしてもヒックスが動く。
ナイフを振りかざす軍人にKAZUYAは驚き、その刃先は首を飛ばす。
……生意気な日本人の医者ではなく、その医者を襲おうとした毒蛇の首を。
油断たらたらなKAZUYAに悪態をつくヒックスであるが、それでも命を助けた辺り、彼なりにKAZUYAを認めていた。
だがそんな交流もあっという間に終わる。その切断された首をTETSUが無造作に投げたせいで敵の銃撃が開始。戦いの火蓋は切って落とされた。
ヒックスは敵兵をナイフで突き刺して殺害。…するも、KAZUYAはその生々しい命のやり取りにショックを受ける。
そして医者として眼の前で消えゆく命を捨てされない彼は、戦いの果てに傷ついた兵士を救うためにその場に残る。
戦いの最中、軍人たちは孤立無援の状態となるも、経験の差で敵を圧倒していた。
……しかし、1人、また1人と何者かに殺害される。
それもナイフによる殺害だ。日本人嫌いなナイフ使いといえばヒックスだが…。
…しかし、読者目線でもKAZUYA目線でも怪しいヒックスもまた、真犯人の仕掛けたトラップの爆発によりふっとばされてしまう。
裏切り者の正体はヒックスではなかったのだ。
……だが、爆発に果てたはずのヒックスは生きており、その裏切り者に銃撃を与える。
右腕を失うという大怪我を推した状態で衝撃の大きな銃をぶっ放し、任務を…そして仲間の敵討ちを達成したヒックスは、そのまま意識を失う。
しかし彼は非常に運が良かった。なぜならここにはスーパードクターが2人もいたからだ。
勿論、ヒックスが軍人として鍛え上げられている事も生き延びた理由だろう。これにはTETSUも感心するほか無かった。
ヘリの中で行われる大手術を見事に成功させ、ヒックスは生き残った……のだが、その後の行方は不明である。
正直な話、彼の存在はあからさまなミスリード要員。
そして謎が解決した後は患者としてドクター2人に治療される。
それ以上でもそれ以下でもないゲストキャラでしかなかった……はずだった。
【K2での来歴】
画像出典:『K2』 真船一雄/講談社 第524話 人間らしく④ 2026年07月05日
和久井譲介。
ドクターTETSUに育てられ、医者を目指す彼は今、クエイド財団に世話になりながらも学校に通っていた。
そしてプライベートではホームレスが住まうスラム街にて医療行為を行っていた。
そんな彼を見守るのは、老人であるがガタイが非常に良く、左頬に傷が入ったアメリカ人。
なんと、彼は譲介のボディーガードとして再登場したのだ。
現クエイド財団の長である朝倉雄吾は、彼のことを「古い知り合い」という。
……と言っても最初の方は名前は伏せられていた。
しかし読者のほとんどは彼がシルバラで世話になったヒックスだと見抜いていた。
確かにクエイドに関係し、左頬に傷があり、それなりの年齢となればヒックスくらいしかいないのだが、彼を覚えている読者が非常に多いのも特徴的であった。
一部の読者は橋爪説も上げていた。確かに左頬に傷はあるけど生きてたら怖いよ…。
ちなみに甘い物、特にキャンディが好きで持ち歩いている。
それを子供にプレゼントするなど、かつての荒々しさはもはや感じられない。
譲介の行動を黙認しながらも、疑問を口にするヒックス。
幼い頃の愚かな自分が変われたのは、出逢えた人達に恵まれたから。だから、その恩を返すために、多くの人に手を差し出そうとする譲介の言葉に、たった1人の行動で変わるのか、とヒックスの言うことも正論だ。
それは譲介もわかりながらも反論をする。
口数は少ないが、二人の間には確かな絆と…だが壁も存在していた。
そんな折、ホームレスに麻薬を売りつけようとするチンピラが現れる。
『麻薬』と聞いて黙ってられないヒックスは、ただ1人そいつらを成敗しに向かう。
「生かされた人生」そう心の中で独白しながら、自分も恩を返すために、生き延びた理由を探している自分自身に問い掛け、更正しようとするホームレスに1本打とうとするチンピラたちを倒していくヒックス
年老いたとは言え元軍人。チンピラごときでは相手にならず、1人で殲滅する。
…だが敵の最後っ屁でホームレスへの攻撃を庇ってしまい、ナイフが致命的な箇所に刺さってしまう。
しかしまたしても、彼は運が良かった。
何故なら、あの日自分を助けたスーパードクターの弟子…譲介が其処におり、更にその弟子は「ナイフを下手に抜くと大量出血で死ぬから抜かないほうが良い」事を自らの体で知っていたからだ。
とはいえ、ヒックスは別に死ぬ気はない。何故なら彼は、あの時命を救ってくれた2人のドクターへの恩を返すために生きなければならないからだ。
TETSUへの恩返しは、弟子である譲介を見守ること。
生き延びた病室で、雄吾から『ナイフのヒックス』から『不死身のヒックス』と軽口を叩かれながら更に雄吾は言う。「借りを返さなければならない人物はもう一人いる」と。彼が指差した箇所は、あの時ふっとばされたものの見事にくっついた右腕だ。
まだまだ引退は出来ない。
自覚したヒックスは、今日も譲介を見守るのだった。……キャンディを舐めながら。
あるいはそれは「甘くなった」事を表すのかもしれないが、今の彼ならそんな甘さも心地よく感じるであろう。
彼は今晩も項目を作るでしょうから、そろそろ追記編集に戻ります。
- この人続投キャラだったのね K2からの初見だからびっくりだわ -- 名無しさん (2026-07-13 16:46:54)
- 考えてみれば、雇ったクエイド財団の不始末のツケの結果、チームと仲間を喪い、ヒックス自身も重傷だから、生活支援のために雇用するのはありうるな -- 名無しさん (2026-07-13 17:15:44)
最終更新:2026年08月04日 22:03