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ミスターハブ(クレヨンしんちゃん)

登録日:2026/07/18 Sat 19:06:03
更新日:2026/10/10 Sat 22:04:35
所要時間:約 6 分で読めます






「そう、もうじきブリブリ王国の秘宝がアナコンダ様のものになるのです」
「そして……世界までもが」


概要

声:中田浩二
ミスターハブとは、劇場版クレヨンしんちゃん第2作「ブリブリ王国の秘宝」の登場人物。
名前の由来は爬虫綱有鱗目クサリヘビ科の蛇の一種であるハブ。

人物

金髪ショートヘアーでサングラスを着用した顔の四角いイケメン。
黒いインナーの上に白スーツという服装だが、服の上からでも目立つレベルのガダイのいい逆三角形マッチョ体型。
作中敵組織である秘密結社「ホワイトスネーク団」のボス・アナコンダ伯爵の側近にして右腕を務める組織のナンバー2で、幹部のニーナ&サリーを始めとした部下たちに指示を飛ばすまとめ役も兼ねている。

性格はクレヨンしんちゃんという作品には良い意味で似つかわしくない冷静沈着且つ冷酷非道な悪役。
アナコンダと同様にしんのすけのギャグの数々を前にしてもノーリアクションを貫いていた。
ボスのアナコンダと同様に目的のためなら手段を選ばず、そのためなら部下の犠牲にも眉一つ動かさない。
幹部のニーナ&サリーに対しても「オカマども」とロクに名前も呼ばず、いいようにこき使っていたようである。

戦闘力

そのガタイは決して見掛け倒しではなく、長い歴史を誇るクレしん映画シリーズのヴィランとして、「人間」の範疇*1の中ではトップを争えると評判の強豪中の強豪。
見た目通り一撃一撃が非常に重く、それでいて俊敏性にも優れているなどパワーもスピードも一級品。
奥の手として、独楽のように高速回転しながら相手に連撃を浴びせる必殺技も兼ね備えている。
しんのすけ「何で目回さないんだ…?」

本編での活躍

アナコンダの世界征服計画のため、ブリブリ王国の古代石板から秘宝の存在、遺跡の場所、封印を解くのに必要な鍵の情報などを収集。
その“鍵”となるスンノケシ王子としんのすけを手に入れるためにニーナ&サリーをはじめとした部下たちに指示を飛ばしていた。

ストーリー中盤、王国内の運行列車にいるしんのすけを捕らえるため自らが出陣。
ホワイトスネーク団の戦闘員やニーナ&サリーを軽く退けてきたルルを相手に圧倒的な実力を見せる。
最初の打撃数発の時点で苦戦させ、軽く本気を出して猛攻に転じれば防戦一方にし、その上で奥の手の回転連撃をクリーンヒットさせてあっという間にルルを無力化する。
ハブは「ルルは死んだ」と判断していたものの、実はこの時のルルは服の内側にプロテクターを仕込んでいたために打撲を負ったものの生存。また、このプロテクターが原因で機動力が低下していたため、本気モードでの戦いは持ち越しとなった。

その後ニーナ&サリーに後のことを任せ、目的通りしんのすけの身柄を奪取し撤退。
さらに逃亡中、ルルの手配で追ってきたブリブリ王国軍の軍用ヘリの追っ手を罠に嵌め、アジト潜水艦からの対空兵装で軽く撃墜してみせる。

翌日、しんのすけとスンノケシ王子、アナコンダたちと共に封印の古代遺跡へ。
数々のトラップを戦闘員を犠牲にしながら突破していき、最奥部のパズルの仕掛けも古代遺跡から得た情報を基に攻略していく。

ついに姿を現した黄金の巨大宮殿を前に歓喜に打ち震えるアナコンダと共に、宮殿最上階にあるブリブリ王国の秘宝こと「封印の壺」を目指す。
……はずだったが、最上階へ我先にと進んでいくアナコンダと途中で別れ、自身は情報端末片手に宮殿の中ほどで別行動を開始。
そしてその先で隠されていた謎の地下通路を発見し……。

(※ここから映画終盤のネタバレ注意)













その後、アナコンダはしんのすけによって自身の野望をあと一歩の所で打ち砕かれてしまい、激昂のままハブに対してしんのすけとスンノケシ王子を殺すように命令するが、肝心のハブは一向に現れない。

やがて戻ってきたハブの手には、なんとアナコンダも存在を知らなかったもう一つの封印の壺が握られていた。
アナコンダは自分に渡すよう命じるのだが……。


「お前のバカさ加減には愛想が尽きたよ、ミスター・アナコンダ」

「ぬくく、どういうことだ……!?」

「貴様の蛇と葉巻の臭いが私は嫌いだ……。

そして何よりも耐え難いのは、

お前という、醜悪な存在!!!

……そのものなのだ……!!

少しでも誇りがあるのなら、恥じて死ねい……!!」


実はアナコンダへの忠誠心などハナから皆無。
ハブの真の目的は、ブリブリ魔神の力で自らの願いを叶え、地球の支配者になることだった。
そして封印解除のダンス(高速バージョン)を舞い、封印の壺から黒い魔神の召喚に成功する。

……だが、願いを言いきる前に乱入してきた野原一家その他大勢たちの妨害を受けた挙句、アナコンダの「あれはなんだ!」という超古典的な手法に引っかかってしまったせいで、肝心の願い事をアナコンダに掠め取られてしまう形に。
そのまま魔人となったアナコンダの放った洗脳弾を受け、彼の奴隷とされてしまった。
以降、奴隷化の証なのか額に黒い▼のマークが浮かぶ。

その後はアナコンダの命ずるまま、「余興」としてルルと再戦。
プロテクターを外し、戦装束に身を包んだ本気のルルに今度は自身が防戦一方の展開に。
寸での所でかわしきれなかったルルの回し蹴りが鼻先をかすめた挙句、「鼻が高すぎたみたいねミスター?」という挑発を受け「女ぁ…殺すッ!」とブチギレ。
1戦目でルルを仕留めた回転連撃を繰り出すものの、これも凌がれてしまいルルの猛反撃を食らう。

一瞬のスキを突いてルルの首を掴み上げ、優位に立ったことで邪悪な笑みを浮かべながら絞め殺そうとするも、これがルルの怒りに火をつけた。


女にしてはよくやったな……。

私も敬意を表して、初めて本気で……殺すとしよう……!


…………!!

殺す……殺すって……気安く言わないでよ!!

子供が見てるでしょうがぁッ!!


ルルの猛ラッシュをさばききれず、最後に痛烈な顔面蹴りを食らってノックダウン。
しばらくは気を失い伸びていたものの、死んだかどうか確かめるためにひろしの靴下の臭いを嗅がされたせいで意識を取り戻してしまう。

卑怯な手、使ってくれるじゃないの!

おあいにく様。悪党は悪党らしくしないとな……!

最後の隠し武器・ワイヤークローで不意打ちを行った上で、武器の鉄扇を解禁したルルと3戦目を開始。
途中から寝返ったニーナ&サリーも参戦したことで3対1となりながらも、今度はルルをあと一歩の所まで追い詰める。

が、しんのすけたちが起動した遺跡封印システムのゴタゴタに気を取られたスキを突かれ、ニーナ&サリーに両腕を拘束された上でルルにトドメの連続蹴りを食らって敗北。
そして直後、封印の壺へと吸い込まれていくアナコンダの足掻きに巻き込まれる形で自身も壺へと吸い込まれてしまい、アナコンダ・黒魔神ともども異空間へ消えていった。

原作版

映画とは違い野心などは秘めておらず、最後までアナコンダの忠臣。
また、アナコンダと同様にオーバーリアクションで突っ込んだりと、クレしんのキャラらしいコミカルな描写も見られる。
ニーナ&サリーがこちらでは幹部から臨時雇いに格下げされたこともあってか、扱いは映画以上に雑で、些細なミスや口答えを理由にギャラをカットしていたりする。
さらに二人が離反してきた際は、全く表情を変えずに銃を向けながら「これで二人分のギャラ払わずに済む」と呟くなど悪役らしい冷酷さも見せる。

バラエティ番組レベルの地下宮殿のトラップにだんだんやる気を失くしつつも最深部に到着。
魔人の封印解除の鍵はダンスであると古文書に書かれていたため、密かな趣味である日舞を披露してアナコンダたちを唖然とさせる。
本人の意思と裏腹に日舞はまったく効果がなく、しんのすけの尻出しフラダンス(こちらが正解)で封印解除に至り、「なんで私の踊りの時には出てこなかったんだ!」と真っ赤になって悔しがる。

アナコンダは映画版よりは具体的な願いを考えてきていたが、しんのすけの「小宮悦子のサインが欲しい」という願いを魔神が先に聞き届けたせいで失敗。
用済みになったしんのすけとスンノケシの始末とニーナとサリーに命じるも、これで堪忍袋の緒が切れた二人は「あたいらもワルだけど、殺しと婦女暴行だけはやらないって決めてんだよ!」と吐き捨てて離反する。
そこにひろしとみさえ、そしてルルが追い付き、決戦に突入。
映画版同様そのタフネスでルルを追い詰める。

なかなかやるな……しかし、お前も運が悪かった。
なぜなら……

私は勝つためならなんでもやる男だからさ!!

うっ……地面の砂を……!!

地面の砂を蹴りつけて目つぶしを行い、反撃に転じるが、ひろしが背後から靴下で鼻を覆ってきたのに悶絶。ルルの反撃を許し、「独身美女キック」なるローリングソバットで倒される。
最後はそのままアナコンダたちと共にお縄になった。


余談

映画内ではアナコンダが願いを叶えるのに失敗していたため、上手く行けばハブの一人勝ちもありえたのだが、仮にアナコンダが最初の封印の壺で願いを叶えていた場合、それへの対処はどうするつもりだったのだろうか?*2




追記・修正は日舞の得意な方にお願いします。

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最終更新:2026年10月10日 22:04

*1 魔人化アナコンダを始めとした「人外」まで含めると流石に厳しい。

*2 一部では「黒魔人こそがブリブリ魔神への対抗手段だったのでは」という考案もある。