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ミスターハブ(クレヨンしんちゃん)

登録日:2026/07/18 Sat 19:06:03
更新日:2026/08/14 Fri 01:59:50
所要時間:約 6 分で読めます





「そう、もうじきブリブリ王国の秘宝がアナコンダ様のものになるのです」
「そして…世界までもが」


概要

声:中田浩二
ミスターハブとは、劇場版クレヨンしんちゃん第2作「ブリブリ王国の秘宝」の登場人物。
名前の由来は爬虫綱有鱗目クサリヘビ科の一種であるハブ。

人物

金髪ショートヘアーでサングラスを着用した顔の四角いイケメン。
黒いインナーの上に白スーツという服装だが、服の上からでも目立つレベルのガダイのいい逆三角形マッチョ体型。
作中敵組織である秘密結社「ホワイトスネーク団」のボス、アナコンダの側近にして右腕を務める組織のナンバー2に当たり、
幹部格のニーナ&サリーを始めとした部下たちに指示を飛ばすまとめ役も兼ねている。

性格はクレヨンしんちゃんという作品には良い意味で似つかわしくない冷静沈着且つ冷酷非道な悪役。
アナコンダと同様にしんのすけのギャグの数々を前にしてもノーリアクションを貫いていた。
ボスのアナコンダと同様に目的のためなら手段を選ばず、そのためなら部下の犠牲にも眉一つ動かさない。
幹部のニーナ&サリーに対しても「オカマども」とロクに名前も呼ばず、いいようにこき使っていたようである。

戦闘力

そのガタイは決して見掛け倒しではなく、作品内は愚か長い歴史を誇るクレしん映画シリーズのヴィランとして、「人間」の枠組*1の中ではトップを争えると評判の強豪中の強豪。
見た目通り一撃一撃が非常に重々しく、それでいて俊敏性にも優れているなどパワーもスピードも一級品。
更には自身の首から下を独楽のように高速回転させながら相手に連撃を浴びせる必殺技も兼ね備えている。*2

更には一度倒れたフリをしながら不意打ちで隠し武器のワイヤー付き鉄爪で攻撃してくるなど、悪役らしい狡猾さまで併せ持っている。
悪人としての美学も持ち合わせているようで、ハブ本人曰く「悪党は悪党らしくしないとな」とのこと。

本編での活躍

ブリブリ王国の古代石板から秘宝の存在、遺跡の場所、封印を解くのに必要な鍵の情報などを解読し、
その鍵となるスンノケシ王子としんのすけを手に入れるためにニーナ&サリーをはじめとした部下たちに指示を飛ばしていた。

ストーリー中盤、王国内の運行列車にいるもう1人の鍵であるしんのすけを捕らえるため自らが出陣。
ホワイトスネーク団の一般隊員やニーナ&サリーを軽く退けてきたルルを相手に圧倒的な実力を見せる。
最初の打撃数発の時点で苦戦させ、軽く本気を出して猛攻に転じれば防戦一方にし、
その上で奥の手の回転連撃をクリーンヒットさせてあっという間にルルを無力化。
(この時ハブは死んだと判断していたものの、実はこの時のルルは服の内側にプロテクターを仕込んでいたために重傷は負ったものの生存。また、このプロテクターが原因で機動力が低下していたため本気ではなかった。)
その後ニーナ&サリーに後のことを任せ、目的通りしんのすけの身柄を奪取し撤退。

更に逃亡中、ルルの手配で追ってきたブリブリ王国軍の軍用ヘリの追っ手を罠に嵌め、
アジト潜水艦からの対空兵装で軽く撃墜してみせた。

翌日、鍵となるしんのすけとスンノケシ王子の2人を引き連れアナコンダや部下たちと共に封印の古代遺跡へ。
数々のトラップを部下たちを犠牲にしながら突破していき、最奥部のパズルの仕掛けも古代遺跡から得た情報を基に攻略。
遂に姿を現した黄金の巨大宮殿を前に歓喜に打ち震えるアナコンダと共に、
宮殿最上階にあるブリブリ王国の秘宝こと「封印の壺」を目指す。

……筈だったが、最上階へ我先にと進んでいくアナコンダと途中で別れ、自身は情報端末片手に宮殿中ほどで別行動を開始。
そしてその先で隠されていた謎の地下通路を発見し……

以下、ネタバレ注意。





















その後しんのすけによってアナコンダがまんまと自身の野望をあと一歩の所で打ち砕かれてしまい、
激昂のままハブに対してしんのすけたちを殺すように命令を下した直後に登場。

その手にはなんとアナコンダも存在を知らなかったもう一つの封印の壺が握られており、
アナコンダは自分の下へ持ってくるように命じるのだが…

「お前のバカさ加減には愛想が尽きたよ…ミスターアナコンダ」

心底呆れ果てたような声でハブはそう吐き捨てる。
実はアナコンダへの忠誠心などハナから皆無であり、
秘密裏に手にしたもう一つの壺の力で自身が地球の支配者となることを目論んでいた野心家だった。

「貴様の蛇と葉巻の匂いが私は嫌いだ」
「そして何よりも耐え難いのは…お前という醜悪な存在! そのものなのだ」

「少しでも誇りがあるのなら、恥じて死ね!」

挙句、内心で見下し続けていたアナコンダに対してこう言い放ち、
直後に封印解除のダンスを舞い、封印の壺からもう1人の黒魔人の召喚に成功。

…だが、願いを言いきる前に乱入してきた野原一家その他大勢たち横槍の妨害を受けた挙句、
アナコンダの「あれはなんだ!」という超絶古典的な手法に引っかかってしまったせいで、
黒魔人の願い事をアナコンダに掠め取られてしまう形に。

魔人の力の全てを手にしたことでアナコンダに凄まれてしまい形勢逆転。
呆然とするままロクに抵抗もできず、アナコンダの放った洗脳弾によって彼の奴隷とされてしまった。
(この時、奴隷化の証なのか額に逆三角形のマークが浮かんでいる)

そしてその後、アナコンダの命令によってルルとの二度目の勝負を開始。
プロテクターを外し戦装束に身を包んだ本気のルルに今度は自身が防戦一方の展開に。
寸での所でかわしきれなかったルルの回し蹴りが鼻先をかすめた挙句、
「鼻が高すぎたみたいねミスター?」という挑発に「女ぁ…殺すッ!」とブチギレ。
1戦目でルルを仕留めた回転連撃を繰り出すものの、これも凌がれてしまいルルの猛反撃を食らう。

だが一瞬のスキを突いてルルの首を掴み上げ、優位に立ったことで邪悪な笑みを浮かべながら
「私の敬意を表して、初めて本気で殺すとしよう」と、そのまま絞め殺そうとするものの、
直後にルルに脱出された上に猛ラッシュを浴びてしまい、最後に強烈な顔面蹴りを食らってノックダウン。

しばらくは気を失い伸びていたものの、しんのすけに尻を押し付けられたりひろしの靴下の匂いを嗅がせられたりした上で覚醒。
ワイヤー鉄爪で不意打ちを行った上でルルとの3戦目を開始。
途中から寝返ったニーナ&サリーも参戦したことで3対1となりながらも、今度はルルをあと一歩の所まで追い詰める。
が、しんのすけたちが起動した遺跡封印システムのゴタゴタに気を取られたスキを突かれ、
ニーナ&サリーに両腕を拘束された上でルルにトドメの連続蹴りを食らって敗北。

そして直後、封印の壺へと吸い込まれていく魔人アナコンダの足掻きに巻き込まれる形で自身も壺へと吸い込まれてしまい、
アナコンダ諸共異空間へと叩き落とされるという最期を遂げた。

原作版

映画とは違い野心などは秘めておらず、最後までアナコンダの忠臣。
また、アナコンダと同様にオーバーリアクションで突っ込んだりと、クレしんのキャラらしいコミカルな描写も見られる。
ニーナ&サリーがこちらでは幹部から臨時雇いに格下げされたこともあってか、扱いは映画以上に雑で、些細なミスや口答えを理由にギャラをカットしていたりする。
さらに二人が離反してきた際は、全く表情を変えずに銃を向けながら「これで二人分のギャラ払わずに済む」と呟くなど悪役らしい冷酷さも見せる。

バラエティ番組レベルの地下宮殿のトラップにだんだんやる気を失くしつつも最深部に到着。
魔人の封印解除の鍵はダンスであると古文書に書かれており、何と密かな趣味である日舞を披露してアナコンダたちを唖然とさせるなんてシーンも。
尚、この日舞は全く効果が無かったのにしんのすけの尻出しフラダンスで封印解除に至った際には悔しがっていた。

結局、しんのすけの「小宮悦子のサインが欲しい」という願いを魔人が聞き届けた事でアナコンダの計画は失敗。
用済みになったしんのすけとスンノケシの始末とニーナとサリーに命じるも、そこに遂にひろしとみさえ、そしてルルが追い付いて来る。映画版同様そのタフネスでルルを追い詰めるも、ひろしが背後から靴下で鼻を覆ってきたのに悶絶。その隙にルルの反撃を許し、「独身美女キック」なるローリングソバットでダウン。
その後はアナコンダたちと共にお縄になった。


余談

映画内ではアナコンダが願いを叶えるのに失敗していたため、上手く行けばハブの一人勝ちもありえたのだが、仮にアナコンダが1個目の封印の壺で願いを叶えていた場合、それへの対処はどうするつもりだったのだろうか?*3






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最終更新:2026年08月14日 01:59

*1 魔人の力を得た後のアナコンダを始めとした「人外」まで含めると流石に厳しい。

*2 しんのすけ「何で目回さないんだ…?」

*3 一部では『黒魔人の壷こそが1個目の封印の壷への対抗手段だったのでは』という考案もある