クレヨンしんちゃん

登録日:2016/09/22 Thu 23:54:23
更新日:2025/03/22 Sat 12:59:07
所要時間:約 12 分で読めるゾ


タグ一覧
1990年 90年代テレビアニメ 92年春アニメ PTAの敵 たまに涙腺崩壊 まんがタウン アニメ アニメ←子供向け路線 アニメ化 ギャグ漫画 クレヨンしんちゃん コメント欄ログ化項目 サザエさん時空 サトーココノカドー シンエイ動画 スパクロ スパロボ スパロボ参戦作 スマホ テレビ朝日 パロディ ホームコメディ 下ネタ 下品 不朽の名作 何故かなかなか立たなかった項目 原作はブラックジョーク多し 双葉社 国民的シリーズ 埼玉県 幼稚園 愛すべきバカ達 敵も味方も変な奴 日常系 春日部市 月刊まんがタウン 漫画 漫画アクション 移籍連載 腹筋崩壊 臼井儀人 週刊漫画アクション 長寿番組




“嵐を呼ぶ幼稚園児”、野原しんのすけ!




『クレヨンしんちゃん』とは、臼井儀人による漫画作品。
双葉社の漫画雑誌「漫画アクション」→「まんがタウン」で、1990年から2010年まで連載していた。

現在は作者の元スタッフが『新クレヨンしんちゃん』を連載中。


概要


埼玉県の住宅街に住むしんちゃんこと、嵐を呼ぶ幼稚園児・野原しんのすけが巻き起こす騒動を描いたショートコメディ作品。

作者の前作にあたる『だらくやストア物語』の二階堂信之介*1の子供時代のエピソードが好評だった為、破天荒な園児を主人公として連載がはじまったのが本作。
さらに掲載誌が青年漫画雑誌なのもあり、初期は子どもに振り回される夫婦や保母さんを描いた痛烈かつ強烈なネタが目立つ。
例として、「プロレスごっこ」とか「前が見えねェ」とか「みさえとひろしの夜の営みに関する夫婦シークレットサイン」とか。
ほかにも初期の初期にはしんのすけに年の離れた姉がいると描かれた回もあり、こうした話は単行本には収録されていない。詳細は未収録作品の項を参照。

初期は1話につき3ページ(たまに4ページ以上)だったが、15巻以降は4ページが基本となっている。
単行本に収録されている原作漫画は、最初の数ページはカラー収録となっており、11巻以降は外伝エピソードが主に収録されていた。

作者の臼井氏が映画・ドラマ好きなのもあって、原作ではパロディもしばし登場する。また、えんぴつしんちゃんという、小学校に入学したしんのすけ達を描いた番外編もある。
初期にはみさえにぶたれたしんのすけがフリーザのお面をつけて「フッ そんなパワーではボクは倒せない」と嘯いたり、怒ったみさえがスーパーサイヤかあちゃん3になったりするなどのネタもあった。
他にも、最近観た映画の感想を作中の張り紙などに書いていたことも。

長期連載されている漫画ゆえに、登場人物によっては性格、容姿の変更や設定が追加または変更された人物もいる。
登場人物の名前は、川口や鳩ヶ谷夫妻のように苗字が話の舞台である埼玉県の地名から取られたキャラもいれば、準レギュラーや1回きりの登場人物のように名は体を表すキャラも多くいる。
また、名前の元ネタが著名人やアニメ版の声優*2、原作・アニメ版のスタッフから取られたキャラも登場している。

アニメ版が放送開始したころからファンタジー的な内容も多く含まれるようになるが、多くの人が知るホームコメディはこの辺りから始まった。
しかし、『サザエさん』『ちびまる子ちゃん』の一家が原作連載時期もあり古い日本的なものなのに対し、野原一家はローンとかダイエットとか現実的な悩みが全面的に出てきているのが特徴である。
アニメ版ではその当時の世相を反映することも多く、ドローンやリモート会議などの時事ネタを用いることも多い。
そのためおケイおばさんみたいな声の探偵が住む犯罪都市並にしんのすけが5歳の間に科学の進歩がすごいことになっているが、あちらとは作風が全く違うので突っ込まれることはほとんどない。

近年では中学校社会科・公民の教科書や補助教材の一部に、両親と子供だけで構成される核家族の代表例として載っているほど。
しかも、原作には保護した雀の看病、大屋主代の夫と娘は過去に飲酒運転の車にはねられる、まつざか先生の彼氏である行田徳郎がテロに巻き込まれる、シロが惚れた野良犬が轢き逃げされるなどの「死の描写」を描いたハードな話も初期の頃からある。
また、ひろしがしんのすけ床屋さんごっこをした際、偶発的な事故で髪を丸刈りにした回の次も丸刈りのままだったり、家がガス爆発した際は再建するまでアパートに引っ越して過ごすといった、ケツだけ星人やゾウさんといった下ネタで軽い作風に見られがちだが、意外とギャグ補正が低く、リアリティのある側面を強く持つ。さすがにガス爆発で野原一家が無事なのはギャグ補正でしかないが。
そのせいか、原作・アニメ共「よい子はマネしないでね」などのテロップが出る事がある。

スピンオフ作品としてパラレルワールドを舞台にした『SHIN-MEN』、野原ひろしを主役とした漫画『野原ひろし 昼メシの流儀』という作品が存在する。

臼井儀人が描いた別作品のキャラクターが登場する事もあり、『だらくやストア物語』の登場人物だった「6時半の男」こと丸山文男がサトーココノカドーの店員として登場した事がある。
『しんちゃん』のキャラクターも臼井氏の別作品に登場した例もあり、4コマ漫画『スーパー主婦月美さん』にはみさえが登場している*3

作者の臼井氏は2009年に趣味の登山中に転落死してしまう。
その後、残された原稿のストックが尽きた事により第一期クレヨンしんちゃんは完結。
現在では元スタッフの手によって『新クレヨンしんちゃん』のタイトルで連載している。

アニメ版

1992年からシンエイ動画制作・テレビ朝日系列で放送中。
当初は今まで通り藤子・F・不二雄原作作品を放送する予定だったが、同じ時間帯にテレビ東京で『炎の闘球児 ドッジ弾平』が放送されており、小学館の漫画原作のアニメ同士が裏番組で被るのは都合が悪いという事で断念された。
代わりにどんな番組を作るか話し合いがされた中、当時旭通信社(現:ADK)のプロデューサーだった堀内孝が「青年誌でやっている『クレヨンしんちゃん』というマンガが面白くなるような気がする」と発言したのがきっかけで、本作のアニメ化が決定した。
当初はスタッフからはそこまで期待されておらず、『ドッジ弾平』が終了するまでの短期間の放送になる予定だったが、予想以上の人気を獲得した事で放送の継続が決定し、翌年には後述の通り劇場版が作られて大ヒットした。

「子供に見せたくない番組」として知られていたが、現在では「家族で見たいアニメ」と言われている。
大人向け漫画原作と言うこともあって品のないネタは多かったものの、なんだかんだで家族愛が感じられるところが初期からあったため、一定の評価を受け続けたことが評価の逆転と番組の長寿化に繋がった。
後に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』で取り上げられた際には、「"ぞうさん"は封印することになってしまったが、ケツだけ星人だけは死守する」というスタッフの執念により、現在まで生き残ることができているという。
また、初期の頃からアニメオリジナルエピソードも多く扱っている。

一方で家族向けとして作られているせいか、上記の大屋主代の夫と娘の死、徳郎の死などのハードな話が未アニメ化となっている。
ファミリー向けのアニメながら中の人ネタも多いのも特徴。
また、原作からアニメ化されるのに時間がかかった話もあり、昔話パロである『しんちゃんとシン・デレイラ』のように四半世紀かかった話もある*4

30年以上やってる長寿番組ということもあってか作画デザインの激変ぶりが時々語り草となることが多い。初期は原作漫画を意識したデザインだったが*5、4年目辺りからアニメーターの個性が活き始めた結果、目がでかくなりある程度デフォルメされて視聴者が良く知るお馴染みのデザインへと昇華されていった。その後は大塚正実氏の癖が強い作画回*6を挟みつつ現在は初期デザインほど控えめではなく90年代後半~00年代期ほどデフォルメもされず中間のバランスを保ったデザインで落ち着いている。

放送時間が頻繁に移動しており、放送開始から96年3月までは月曜19時、96年4月から2002年3月までと2004年10月から2019年9月までは金曜19時半、2002年4月から2004年10月までは土曜19時、2019年10月からは土曜16時半と計5回の移動を経て現在に至る。

現行の放送時間に移転後、放送するエピソードのうち最低1本(たまに2本)は矢島しんちゃん時代のエピソードをアフレコし直して再放送している。
しんのすけ以外のキャラクターも同様で、ひろしが登場する場合は森川智之、園長が登場する場合は森田順平、代役で収録していた回も本来の声優でアフレコし直しているが、声優が引退している場合はライブラリ使用のケースもある*7
ただし、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で新作が制作できなくなり、3本とも過去のエピソードとなった例があるが、この場合は当時のキャストのままで放送している。

番組表のキャスト欄では、基本的に野原一家、かすかべ防衛隊のメンバーが登場の有無に関わらず表記されているが、本田ケイ子(おケイ)、ぶりぶりざえもん、野原せまし、スーザン小雪登場回が放送される場合はこの4人もキャスト欄に表記されている。

映画も毎年作られており、様々な賞をとった『オトナ帝国の逆襲』を筆頭に子供から大人まで楽しめるような作品が多く、たまにホラー系やシリアス系などの異色作品もある。
著名人のゲスト出演も多く、近年は映画本編にガッツリ関わる人物も多い一方、チョイ役(大抵は本人役)で出演するゲストもいる。

ドラえもんとの関係

『クレヨンしんちゃん』はテレビ朝日で30年以上放送されている長寿番組ではあるが、それ以上に長寿番組である『ドラえもん』との扱いの差が非常に大きく、ドラえもん関連の企画が『アメトーーク』でたまに放送されるのに対し、クレヨンしんちゃん関連は何故か一度も放送された事がない

これらの原因として、1996年8月16日に放送された合体スペシャルが理由とされている。
本編内のショートアニメでしんのすけがドラえもんのパロディを行い、「ケツコプター」という下ネタ全開の悪ふざけを披露。
これを見た藤子プロサイドが激怒し、以降ドラえもんとの共演がNGになった…とされる。
この不仲については「アニメのスタッフは双方理解していた」「PTAがクレームを入れてコラボできなくなった」などと都市伝説的に語られるが、実際はデマであり、このOAを藤子側はむしろ爆笑したそうである。
但しショートアニメの監督を務めた水島努は自身のSNSで怒られたことについては認めている。
両作は掲載誌の年齢層や出版社、作風も大きく異なり単純にコラボさせることが難しかった可能性も否めない*8

その後、2019年10月の放送時間移転に際し、告知CMで23年ぶりに共演を果たした。
また、テレビ朝日の情報番組(『グッド!モーニング』『スーパーJチャンネル』の関東パート)では、ドラえもんと交互に放送ブロックごとの時報を担当している。


登場人物


野原一家

声:矢島晶子(第1話 - 第969話、映画:第1作 - 第26作)(1992年4月13日 - 2018年6月29日)→小林由美子(第970話 - 、映画:第27作 - )(2018年7月6日 - )
本作の主人公。通称しんちゃん。
アクション幼稚園(原作)/ふたば幼稚園(アニメ)のひまわり組で永遠の5歳児。
年上の女性とアクション仮面が好き。
女性をよくナンパするが、その際に言うことは「納豆にネギ入れるタイプ?」など意味不明な事が多い。
特技もとい持ちネタは「ケツだけ星人」「ケツだけ歩き」「ぞうさん」「いーもんもんじゃんじょん」など。
ごっこ遊びの衣装づくりや剣道、コンピューターの操作などの才能は桁外れ。
ズボンのポケットにはいっぱい物が入るため、みさえから「ドラえもんか、お前は」と言われた事も。
原作漫画はしんのすけの行動が自然と悪い人を懲らしめ、良い人を助けることにつながることも多い一方、
久里代、ネネちゃんのママ、酒井、うすとはいつまでも酷い目に遭っていたり、時には(というか原作初期は多い)別に悪いことをしてない人も何故か不幸な目に合わせることも。
原作初期は「破天荒な五歳児」という面は変わっていないが、言動や雰囲気は現在とは多少異なる部分があった。
詳しくは項目を見れば~?

声:藤原啓治(第1話Aパート - 第904話Aパート、映画:第1作 - 第24作)(1992年4月13日 - 2016年8月12日)→森川智之(第906話Aパート - 、映画:第25作 - )(2016年8月26日 - )
35歳。双葉商事の係長。
低賃金・ローン・恐ろしい妻・自由すぎる子どもたちに悩む一家の大黒柱。
殺人的な足の臭さとひどい起こされ方に定評がある。
秋田県出身。2022年にようやくアニメに登場した兄・せましがおり、父・銀の介は非常にしんのすけと似ている。
カレーを食べてる時にうんこの話をされると怒る(というかそんなの誰でも怒る)。
劇場版のおかげで名言製造機ともされているが、ネットに出回っているその多くがウソだったり……
より詳しく知るなら項目へ。

声:ならはしみき
29歳で専業主婦。たびたびパートする。
熊本県出身で、旧姓は小山。イタズラ好きの教師の姉・まさえとカメラマン志望の妹・むさえがいる。普段は標準語で話すが親族と話す際は方言が出る。
結婚する以前は小山田物産でOLをしていた。21歳の時にひろしと出会い(2010年4月16日放送のアニメでは2002年に出会った事になっている)、北千住駅のホームでプロポーズを受け、結婚(時期は不明)。ハート柄のハンカチをひろしが拾って届けた事に出会いの端を発するが、原作ではしんのすけと北与野博士のタイムスリップにより、アニメではカスカベタイムパトロール隊によって、チンピラに絡まれたしんのすけをみさえが助けようとしたが逆に連れ去られそうになり、しんのすけが「とうちゃんたすけてー!」という叫びを発したことでひろしが駆けつけ、靴の臭いで撃退したことから恋仲になったという出会い方に変わった。なお、前述のハンカチはその際チンピラから殴打を受けたひろしの顔面の血を拭う際に使われた。
初期はしんのすけのせいでひどい目に遭う話が多く、ひろしの出番が少なかったので、実質的な主役だった。
しんのすけに振り回されたり、夫の低収入に悩んだり、2人目の子供にも悩む日々を送る三段腹。
家事については非常にがさつで、料理は上手じゃないし、掃除は物を押し入れにぶちこむばかり。
また、夫や子供には厳しいくせに自分には非常に甘い為、一部の読者や視聴者からは批判の対象となりやすい。
ダイエット用品は買うだけ買って使っていないが、高級化粧品やジュエリーは大切にしている(しかし、最後はしんのすけやひまわりの悪戯またはしんのすけやひろしのドジで台無しにされている)。
しんのすけたちへの仕置きはげんこつ、グリグリ、かめはめ波など多数。
特にしんのすけとは「ママとのお約束条項」を結んでいる。143条まである様子。
げんこつはみさえを象徴するアニメ版のシーンだったが、近年は虐待に当たってしまうためかかなり少ない。
家系に教師が多いせいか*9、教育熱心な面もあり、しんのすけを連れ音楽教室や英会話教室などのお稽古の見学や無料体験に出かけることもあり、家庭教師を雇うとした時にはひろしと喧嘩した事もある。

ドケチでおそろしい「妖怪ケチケチオババ」の印象が強いが、子供や夫への愛情は本物であり、ヨソの子の世話も焼くなど非常に母性的。

●ひまわりを馬鹿にしたパートの先輩にブチギレ一日で辞める
●しんのすけを馬鹿にした音楽教室講師にブチギレ啖呵を切って帰る
●おケイに連れられたホストクラブでシャンパン一気飲みするホストを「うちの夫は安酒チビチビやってるのよ!」「顔がいいからって何でも許されると思うんじゃ無いわよ!四郎くんはあんな顔だけど強く生きてるのよ!!」と一喝。
●雨の中ウンチを漏らし泣いていた風間くんを笑顔で自宅に招く

しかしながら、現在では幾らか丸くなってはいるものの、ひろしに対し誤解をして暴力を振るったにもかかわらず謝らずにごまかすなど不作法で自分勝手な一面があるのは相変わらずである。

野原家が全焼した時に割とすぐ直せたのもみさえが保険に加入していた*10ためである。

原作初期では戦闘力が165000であると明かされている。
この数値はギニューの120000を遥かに上回り、ギニューとの戦いで二倍界王拳を使用した悟空の180000に肉迫するものである。
劇場版でいえば、クウラ機甲戦隊のメンバーと同程度で、純粋な地球人の中では間違いなく最強クラスである。

なお、みさえとひろしはアニメ初期でのキャスト表記が、ママ、パパと表記されていた。

声:こおろぎさとみ
しんのすけの妹。血筋が血筋なのでこの子も普通の0歳児ではない。
みさえの妊娠(をしんのすけが死の前兆と勘違いした)から始まる長期エピソードの後に誕生した。
母に似て宝石とイケメンが何よりも好き。幼さゆえなのか女ゆえなのか執着は強く、デパートのプレイランドでネネちゃんとイケメンのボランティアを巡って熱い女のバトルを繰り広げた事も。
行動力も並外れていてみさえを困らせることも多い。
まだしゃべれないが、翻訳を介してしゃべることもあったりする。
ひまわり登場以降は、ひまわりのせいで別に悪いことをしてないのにしんのすけがみさえに怒られるという不幸が増えた。
アニメではひまわりの誕生を最後に初代監督の本郷みつるが降板しており、アニメの作風の転換期を象徴するキャラとして扱われることも*11

  • シロ
声:真柴摩利
白い毛並みをしたふわふわの犬。犬種は親がマルチーズらしき雑種。
ボルシチという名の犬生まれたが、飼い主の父が突発性犬アレルギー(現実にそんなものはない)になったことで保健所に送られそうになってしまい、
飼い主の娘が路上に置いて誰かに託そうとしたのをしんのすけが拾ってきた。
非常識な一家の中でもっとも常識人もとい常識犬ではあるが、雌犬が好きになるところは飼い主と同じ。
初期のしんのすけのパートナーだが、ひまわり誕生からはないがしろにされることも少なくない。
体を丸めて文字通りの「わたあめ」になる芸や「ちんちんかいかい」を得意とする。2本の足で立てたりも。
様々な原因で喋ったりすることがある。
担当声優は風間くんと同じなので、シロがエンディング(またはオープニング)のキャスト紹介時に登場する場合は風間くんが登場しない回である。
余談だが、2代目しんのすけは別の漫画で同じ名前の犬を演じている。

なお、しんのすけ、ひまわり、シロは酒を飲んで酔っ払った事がある。

作者逝去後の続編『新 - 』9巻の外伝(5年後の未来if)では、しんのすけとひまわりの弟(野原家の次男)が誕生している。弟の名前は不明。

しんのすけは弟とは10歳も年が離れている事と、ひまわりが生まれた時にお兄ちゃんのジレンマを色々経験した為か、弟の分の着ぐるみを作ったり、弟に対しては寛大である。ひまわりは弟が生まれた事で、「野原家の末っ子&ちやほやされるポジションを失い、それは弟の物になったから」という理由で、弟に対抗心を燃やしている。
ひまわりは5歳になっていて成長しているが、しんのすけは10歳の姿の資料が無い為か、5歳の頃と変わらない容姿で描かれている。

6巻で、ひまわり誕生前にしんのすけが弟を欲しがるエピソードがあるので、『新 - 』でしんのすけの夢を叶える為に、それを拾ったと思われる。


かすかべ防衛隊

しんのすけが通う幼稚園の友達グループ。

  • 風間トオル
声:真柴摩利
クールな性格。しんのすけのツッコミ役。
初期はスネ夫をそのまま幼稚園児にしたような性格をしていた。髪型もスネ夫気味。
耳が弱い、『ま・ほー少女もえP』なる作品の重度のファンでコスプレ癖ありなどしんのすけに多数の弱みを握られているが、
見下していたしんのすけに助けられた時は「心がエリート」と評しているなど立派な親友。
母はセレブっぽい見た目をしているが、しんのすけは「派手なおパンツを穿いてそう」と評している。父は海外で仕事をしているので中々会えない。
最近は、しんのすけよりおもらしをしているイメージがある。

  • 桜田ネネ
声:林玉緒
恐ろしい性格の紅一点。
初期はしんのすけに振り回されるただの女児だった。
しかし、昼ドラをモチーフに脚本も用意した「リアルおままごと」なる遊びで防衛隊メンバーからは恐れられている。
幼稚園内で事件が起きると野次馬根性を丸出しにすることも多い。
酢乙女あいや椎造先生など新キャラと反発することもあるが、のちに仲直りしている。
後に、母親と同様に気にいらないことがあるとなぐられうさぎというぬいぐるみを服の中から取り出し、殴ってストレスを解消するが……?
母の作る料理は、しんのすけいわく「しつこいお味」。

なお、臼井の別作品「スーパー主婦 月美さん」の登場人物である川越星美もネネちゃんとほぼ同じ容姿である(こちらも幼稚園児)。

  • 佐藤マサオ
声:鈴木みえ(現:一龍斎貞友)
おにぎり頭の少年。
典型的いじめられっ子で、他の園児からおもちゃをとられたりすることがしばしばある(特にネネから)。
酢乙女あいに惚れており、周囲の忠告も聞かず彼女のわがままに振り回されている。
やる時はやるタイプでいざという時は男気溢れた性格になる。
将来の夢は漫画家。趣味は片づけ。
苗字の佐藤はアニメオリジナルだったが、原作でも苗字が佐藤と設定された。
アニメではみさえのグリグリ攻撃を喰らった事がある。
劇場版ではしんのすけを裏切ったせいで「裏切りおにぎり」と呼ばれてしまうこととなった。

  • ボーちゃん
声:佐藤智恵
鼻水を垂らしっぱなしにしている、名前通りのボーっとした少年。
本名不詳。家族も両親がいるのは確かでご近所づきあいもしているようだが他の防衛隊メンバーは顔も見たことがない。
鼻水を自由自在に操る攻撃を得意とし、戦闘力は比較的高い。劇場版などでは非常事態でメンバー達が取り乱している時であっても、冷静かつ的確な判断を見せることが多々ある。
趣味は石集め。変わった者同士、しんのすけとは波長が合う。
初期は丸顔でセリフを一切発さず、初期のアニメのOPでダンスを踊った時は明らかにテンポが遅れていた。

アクション(ふたば)幼稚園の職員・園児

声:納谷六朗(第4話Aパート - 第841話Bパート、映画:第1作 - 第11作、第13作、第14作、第16作、第17作、第20作 - 第23作*12)(1992年5月4日 - 2014年10月17日)→森田順平(第872話 - 、映画:第24作 - )(2015年10月9日 - )
色黒の肌をし、強面にサングラスをかけているなどヤクザそのものな外見をしている 組長先生。
実際は気のいい人物なのだが、そのせいで園児に慕われないことを嘆いている。

声:高田由美(第1話Bパート - 第680話Aパート、映画:第1作 - 第9作、第11作、第13作、第14作、第16作、第17作)(1992年4月13日 - 2009年9月18日)→七緒はるひ(第685話Aパート - 、映画:第20作 - )(2009年11月13日 - )
しんのすけたちひまわり組の先生。園児たちからは信頼されている存在。
特にクセのない性格なものの、まつざか先生をライバル視している。
石坂純一との結婚前は、かなりしんのすけに手を焼いていた。
最初は独身だったが、純一と出会い、その後は結婚。
独身時代は荒間荘というアパート、結婚後はハイムニクバナレという高級マンションに住んでいるが、どちらもかすかべ防衛隊の秘密基地になっている。
原作では一時期妊娠したことで幼稚園を休み、桃という名前の子どもを野原家で出産した。なお、アニメ版では妊娠していないが、いつか妊娠を期待したい所である。
学生時代はワンダーフォーゲル部に所属していた。

声:富沢美智恵
ばら組の先生。一言でいえば悪女のような性格。特徴は厚化粧。派手な物と酒が好き。
瀬古井荘というアパートで生活している。
アニメ版では初期の頃から登場シーンに専用のBGMがある。
近年しんのすけは基本的に「梅さん」と呼んでおり、「梅って呼ばないで!」と返すのが定番。
三姉妹の末っ子で姉の名前は松と竹であり、松が高校教師*13、竹は小学校教師をしている。
なお、三姉妹とも気が強いのは母親似。
初期はなにかとよしなが先生と彼女受け持ちのひまわり組を目の敵にしてなにかとつっかかるイヤミなキャラだったが、ブランド物を買い漁ってるせいで安アパート暮らし、宮城の農家出身なのに六本木育ちと自称している彼氏イナイ歴(ちなみに徳郎と出会うまでは「彼氏イナイ歴24年」としばしば紹介されていた)=年齢といった見栄っ張り残念キャラであり、イジられキャラでもある(本人「誰がイジられキャラよ!?」)。
アニメ版では一時期ひろしの部下である濃い顔の川口といい雰囲気になったことがあるが、見栄っ張りの悪いクセが出て「かわいそうだから付き合ってあげてる」といった旨を話しているところを本人に聞かれて破局し、ショックで自棄酒を煽り号泣。
この時ばかりは、普段まつざか先生をイジるしんのすけも必死に彼女を笑わせようと全力のケツだけ星人などを披露した。

骨折した事で整骨院医師の行田徳郎と知り合い、複雑なロマンスを繰り広げていく。
原作では骨マニアの徳郎が長年夢見てきたブタバナサウルスの骨を採掘するチームに参加することとなり、帰ってきたら……という約束をするが、徳郎がテロに巻き込まれて死亡してしまう。後を追おうと酒浸りになりアルコール中毒になってしまうが、ボクシングを始めたことと徳郎からの手紙により吹っ切れ、職場からは謹慎処分を受けるも立ち直ったが、アニメ版では上記の通り、このエピソードは放映されていない。
また、徳郎も南米に赴任中のままで20年以上アニメに再登場しておらず、近年の放送でも彼の存在を語るシーンが一切なく、監督であるムトウユージが「ずーーっとおひとり様なまつざか」とTwitter上でつぶやいており*14、再登場する確率は非常に低いと思われるが、再登場したら原作とは違ったエピソードを期待したい所である。

臼井の別作品である「しわよせ人材派遣(株)」の登場人物である竹ゆかた*15。もまつざか先生と同じ髪型である。

声:三石琴乃
メガネをかけた新任の先生。当初は入院したまつざか先生の代理であったが、まつざか先生復帰後も年少のさくら組を受け持っている。
当初はかなり臆病な性格で、メガネを外すと強気な性格になるキャラであったが、最近は藁人形など変ったものとケータイで写メることが好き。
メガネを外した素顔も結構な美人でもあり、しんのすけも認めるほど。
まつざか先生の事もよくイジる。
一時期、あいのボディーガードである黒磯と良い仲に発展していた。
しかしボディーガードとはいえ、仮にも園児の保護者というのもあってか、あるいは単におとなしい性格からか、同僚2人ほど派手な展開には至っていない。

まつざか先生の担当声優がセーラーマーズ、上尾先生の担当声優がセーラームーンである為、アニメでは美少女戦士セーラームーンネタが発生する事がある。
それ以外にも、葛城ミサトみたいな台詞を言った事もある。

声:川澄綾子
庶民の暮らしを知るために転園してきた園児。
男子を虜とするかわいさを持っている(本人も自覚している)が、自分に一切なびかないしんのすけに惚れてしまう。
一方でネネちゃんからは女の敵として認識されている。
家が裕福なためか熱心な教育も施されているようで、様々な習い事をしていたり、英語も話せたりする。

  • 黒磯
声:立木文彦
あいが常に連れているカイジの黒服のような外見をしたボディーガード兼運転手で、忙しいあいの両親に代わって面倒を見ている。
基本的に草むらなどに隠れてあいを見守っている。
様々な弱み*16をあいに握られている為、あいにはまったく頭が上がらない。
児童や保護者、幼稚園関係者には基本的に柔らかい物腰で接するが、時折予測不可能な言動で周囲を困らせる事も。
担当声優が同じという事もあり、たまに碇ゲンドウみたいな台詞を言う事がある。

声:大塚智子
ばら組の園児。あだ名はチーター。
初期から登場しているが、しんのすけに勝ったことは極端に少なく、数少ない勝った時さえもしんのすけ側から全く相手にされないなどの釈然としない想いに駆られる等、本当の意味でやり込めた事は一度もない。
しんのすけからは名前をまともに覚えてもらえず、「ビーカー」「セーター」「ターキー井上」等と言われ、それにチーターがツッコミを入れる漫才のようなやり取りがお約束。
ひまわり組VSばら組との戦いではその勝負に関したばら組の天才園児を連れてきて、「ばら組って何人いるんだ」と驚かれるのがお約束。
そのためか最近は単に「助っ人として連れてきた」と説明することも。


周囲の人々

  • 大原ななこ
声:紗ゆり(第175話Aパート - 第766話Aパート、映画:第7作、第8作、第11作)(1996年1月29日 - 2012年3月30日)→伊藤静(第790話Bパート - )(2012年12月7日 - 、映画:第23作 - )
しんのすけが「ななこおねいさん」と呼び恋している女子大生。
アニメ版では黒髪で穏やかな性格のザ・大和撫子といった雰囲気だが、原作だと茶髪でアクティブな面も多い女性である。
変人揃いの野原一家のことを気に入っている。
プロレス同好会所属の神田鳥忍は友人。小説家の父は重度の親バカで、娘からは迷惑がられ、妻(ななこの母)からは呆れられている。
いずれにせよ、アクの強いキャラが多い中では常識人の部類に入る。

  • 大原四十郎
声:塚田正昭(第236話Cパートのみ)→麦人
ななこの父親。
職業は小説家で、主人公の豪快な生き様を描いて人気を博している『豪快シリーズ』の作者。しかし作者の本人は豪快シリーズ主人公とは真逆の心配性。
親バカで娘のななこの事になると心配性が加速し、本人から迷惑がられることも。
ななこと親密なしんのすけに対する敵愾心は5歳児相手にしてはかなりのものだが、ななこの事に関して息のあったコンビネーションを見せる事もあり、内心のどこかではしんのすけのことを認めているようだ。
しんのすけから「お義父様」と呼ばれているが、本人はそう呼ばれる事を否定している。
ちなみに妻(ななこの母)はななこに年を取らせておばさんにしたような容姿なので娘は完全に母親似。

  • 鈴木けんすけ
声:成田剣
フタバ出版(アニメではミツバ出版)に勤務する四十郎の担当編集者。しんのすけは変態さんと呼んでいる。
趣味はホームパーティーだが、四十郎が原稿を落としたりなどで中止になる事がしばしば。原稿の遅れに対して怒りを見せることも多い。
元テニスインストラクターの性で、散らかったテニスボールを見ると片付けずにはいられなくなる。その習性を利用され、四十郎に逃げられた事も。

  • 神田鳥忍
声:大塚みずえ
ななこの親友の大学生で、遠くへ遊びに行く時などによく同行している。
大学ではプロレス同好会に在籍しており、濃い顔に強靭な筋肉と大柄な肉体の持ち主。実力は見た目を裏切らず高く、風呂場の窓の鉄格子を引っこ抜き、家に侵入した泥棒2人をとっ捕まえ、泥棒を怯えさせたことも。
しんのすけが苦手意識を抱いている数少ない女性の一人だが、一緒に遊べば意気投合するなど基本的に仲良し。時にななこに他の男性を近づけないようにする盾として扱うことも。
ちなみに好みのタイプはひろし。原作ではオマタさんとカップルになり*17、プロポーズされたが、プロレスラーになる夢を選んで別れた。
名前の由来はMr.女子プロレスこと神取忍で、登場初期は元ネタに近い精悍なまあでも美人とは言い難い顔立ちをしていたが、回を重ねるにつれゴリラのような顔に変化していった。

  • 北本れい子
声:鈴木れい子
野原家の隣人であるおばさん。
噂好きかつおしゃべり好きで話をこじらせることが多く、いつも間が悪い時に限って野原家を訪れ、野原一家(主にみさえかひろし)の恥ずかしい場面を見てしまっては、それを面白おかしく近所に言いふらしてしまう悪癖がある。
「しんのすけが通園バスに間に合った回数」を記したカレンダーを「プロレスごっこをした回数」と勘違いしたこともあった。
外出や旅行などの際はシロや野原家の子どもの面倒を見ているが、しんのすけからはカルピスが薄いので評判が良くない。
甥にアメリカ人のハーフのロベルト、「新」では姪にフランス人のハーフのエマがいるので3か国語を喋れる。
ちゃんと旦那さんもいるが、誰も顔を見たことがない。

  • 川口
声:中村大樹
双葉商事の社員でひろしの部下。年齢は24歳。ひろしが野原家で話題にするせいか、しんのすけからは「川口のヤツ」で認識されている。
ひろしを慕う良き理解者で、ひろしの欲しがっている物を買ってくることもある。一方で金銭感覚がややだらしなく、何かと理由を付けてひろしに金を貸してもらうことも。
苦手なものはピーマンと子供。
一度まつざか先生といい雰囲気になったが、両者の勘違いが原因で破局。以後特定の女性と付き合っている描写は特になされていない。

  • かすかべ書店の店長と中村店員
声:京田尚子・稀代桜子
立ち読みをけっして許さない書店の店長と店員のコンビ。
だが、しんのすけには何をしてもかなわずに立ち読みを許してしまっている。
店長と店員は見るからに怪しいシークレットサインで言葉を発せずに会話をすることができるが、
しんのすけとみさえも二人とは別のサインで会話をすることができる。
店長が過剰に立ち読みを嫌う理由は、かつて父親が経営していた本屋は立ち読みにかなり寛容的だったが、最終的に潰れてしまうという末路を辿ったことが原因。
初期には登場回数も多く、アニメOPでもよしなが先生とまつざか先生と中村さんが同格に扱われているようなシーンがあったが、立ち読みを許さない営業スタイルが昨今の書店のトレンドと合わないせいか近年は出番がかなり少ない。

  • 売間久里代(うりま くりよ)
声:津野田なるみ
オカマのおねえさんもしくは女装している人。まゆつば社のセールスレディ。「地獄のセールスレディ」の肩書きを持つ。やたら濃い顔と体格の良さ、低めの声のせいでよく男と間違われる。
27歳で独身。星座はみずがめ座。登場BGMは「ターミネーター」。ひとり言が多い。
見るからに怪しい商品を口車に乗せて買わせるセールスレディのお手本のような人物で、業績もトップなのだが、しんのすけと出会ってオカマと勘違いされてからは成績が伸び悩んでしまう。
そのせいか会社が倒産するも、山ごもりで動物相手にセールスの腕を磨いたたくましい人物。
アニメでは1997年から長く姿を見せなかったが、2014年に実に17年ぶりに再登場し、以降毎年夏の時期に登場している。
空白期間はあれど、何気に野原家の親族・幼稚園・職場の関係者と埼玉紅さそり隊の3人を除いてシリーズ最初期から現在まで登場し続けている数少ないキャラクター。
声については作者の臼井から「こんなにぴったりな方がいるとは思わなかった」と絶賛されたほど。
担当声優は某ゲームでは男性とみせかけて実は女性というキャラクターを演じている。

  • 鳩ヶ谷ヨシりん・ミッチー夫妻
声:阪口大助・草地章江(第242話Bパート - 第496話Aパート、映画:第7作、第8作、第11作)(1997年8月15日 - 2004年3月13日)→大本眞基子(第503話Aパート - 、映画:第14作 - )(2004年6月12日 - 、)
野原家の隣に住む新婚夫婦。(原作では裏手にある一軒家、アニメではすぐ横のアパートの一室)
基本的に他人の入る余地もないラブラブっぷりだが、くだらないことで喧嘩することが多く、仲裁は野原家任せ。他にも野原一家のごちそうを食い漁るわ、水入らずのイベントに割り込んでくるわと、やりたい放題な(みさえやひろし曰く)『自己中迷惑バカップル』。
ひろしは特にヨシりんのことをウザがっているものの、原作では色々あって部下になってしまった。
同名のモブキャラは初期から多数存在するが、正式に準レギュラーキャラとなったのは原作18巻のハワイ旅行で遭遇したこのラブラブな夫婦。アニメではハワイ旅行より前に知り合っている。
余談だが、しんのすけが小学生のエピソード回に登場する地区別集団登校B町13地区班長である6年生の女子の苗字も「鳩ヶ谷」だが、苗字が被る為かアニメでは「持田」に変更されている。

ふかづめ竜子、魚の目お銀、ふきでものマリーらで構成された芸人。しんのすけにとっての師匠。
……などではない不良グループ。
竜子は不良ながらも人が良いが、全体的なセンスが悪いしかわいいものが好き。
ほかの2人の出番はあまり多くない。

野原家がシロアリ・台風・ガス爆発で崩壊したことにより引っ越したアパート。
入れ歯を積み上げるのが好きな大家さん。
大学受験に三浪し、このままでは名前通りになりそうな四郎くん。
メイクによってどんな役にでもなりきれる役津栗優。
張りこみ中の警察コンビのにがりや京助と汚田急痔(周囲からは妻に逃げられた父・一発ギャグ発作病にかかった息子と説明)。
謎多きオカマのスーザン小雪。
モロダシ共和国の王子・オマタさんら個性的な面々が住んでいる。
アニメ版ではスーザンとオマタさんに関する部分がカットされ、代わりにギャルママ母娘の屈底厚子とアツミもまたずれ荘住人になっている。
またずれ荘編で出番がなかったスーザンはオカマという点もあってアニメ版に登場できないと思われたが、30周年の節目となる2022年にようやく登場した。
一方、オマタさんに関してはやはりその名前がアウトだったと思われ、仮に登場したとしてもアニメでは帰国するシーンまではあってもその先は徳郎先生の死と同様に放送されなかったと思われる*18

  • 武蔵野剣太
声:野島健児
「自分流剣道場」という剣道教室を営む剣士。
公園での修行中にしんのすけに出会い、彼の内に眠る才能を見抜き剣道を教えることに。

原作番外編に登場する謎の博士。
その発明品で野原一家にトラブルを持ちこむことが多い。もっとも、理由の大半はしんのすけが勝手に利用したことによるものだが。
生物を急速に成長させる「ハヤスギルンDS」を飲んだひまわりは成長していき、最後は老衰で死んでしまいそうになったり、
カップ麺のような仕組みでクローンをつくる「カップ・クローン」は、クローンの活動時間が83分と短かったためにしんのすけを悲しませることになった。
一方、巨大化する「デカウォーター」の発明で火事から風間くんを救うなど完全なダメ博士ということはない。

  • 酒井しのぶ
声:伊藤美紀(第10話のAパートのみ)→西原久美子(第24話のAパート以降)
野原家の近所のアパート「フタバコーポ」に住む女子大生。金欠でアルバイトをしているが、しんのすけのマイペースに振り回されたせいでアルバイトの店の店長から怒られた挙句にクビにされてばかりで、休みの日もしんのすけに邪魔されている。また、人望が全く皆無な上に周囲の男とは無縁であると同時に男運も皆無である(SFC『嵐を呼ぶ園児』の攻略本で判明)。残念キャラである。
1994年の年末SP「忘年会で盛り上がるゾ」でまたしんのすけにアルバイトを邪魔されるも、しんのすけを探していたみさえのおかげでクビは逃れたが、遂に彼の事が限界となり、「あの子(しんのすけ)のいない町へ引っ越したい」と発言した。2023年に実施されたサブキャラクター投票企画「おひさしブリブリproject」ではランクインは入らなかったが、2023年12月に放送された「あっちこっちであつくるしいゾ」でモブキャラとして、「忘年会で盛り上がるゾ」から約29年ぶりの登場。

  • 須毛駒志郎
声:森川智之
22歳の大学生。顔は男前だが、性格は最悪。「母性本能をくすぐる眼差し」で多くの女性をナンパをしているが、女運は全く皆無な上に女癖も悪く、しんのすけのマイペースに振り回されたせいで振られたり、相手がオカマである事をオトしてしまうなどで失敗続きしている。
さらには振られた女性とオカマを始めとする周囲から「すねかじり」と言われており(本人はそれを気にしている)、人望もないという残念キャラである。酒井に続く、2人目の残念キャラである。
2022年に実施されたサブキャラクター投票企画「クレヨンしんちゃん おなかま総選挙」で4票獲得し、2023年放送の「ぶりぶりざえもんの冒険 おなかま総選挙編」にて1999年放送の「たこ上げはむずかしいゾ」から約24年ぶりの登場。
再びななこをオトそうとするも、彼女から「母性本能をくすぐる眼差し」を避けられたと同時にローラーのコーちゃん(彼は「おなかま総選挙」で107票を獲得し、こちらは1996年放送の「おねいさんとピクニックだゾ」から約27年ぶりの登場)をまたオトしてしまい、追いかけられる羽目になった。また、2023年12月に放送された「あっちこっちであつくるしいゾ」でモブキャラとして登場した際には相変わらず周囲の女性していたが、相手の女性達からは迷惑そうなリアクションをされていた。どの回にも相変わらず周囲の女性とは無縁と同時に女運と人望もない哀れな男であった。
なお、須毛駒役の演者は現在2代目ひろし役を演じているが、「おなかま総選挙編」でも森川が演じていた為、エンディングでのキャスト欄では別々に表記されていた。

  • よしいうすと
声:土師孝也
漫画家。モデルは言うまでもなく作者。「少年忍者風吹丸」を手がけており、後に「バクハツ主婦みさぴょん」も出来た(現在の所はこの2作品のみ)。マサオくんが大ファン。
いい大人のわりに短気且つ器の小さい性格の為に人望はなく、妻のたえ子や編集者達どころか周囲の人々からも馬鹿にされている。いわゆる嫌われ者という残念キャラであり、酒井と須毛駒に続く3人目の残念キャラでもある。
妻は夫のアシスタントをしているが、彼女もまた短気で怒られると夫の机をめちゃくちゃにした後に外出、後に編集者やしんのすけのせいもあって原稿を落として漫画の連載が休止になるのがパターン化していた。
趣味は自分のしたウンコを観察することで、出来のいいウンコだと流すことを惜しむ。
なお、現在連載中の新ではモブとして度々登場している。

声:矢島晶子(第472話Cパート - 第939話Bパート)(2003年6月7日 - 2017年8月18日)
ネネちゃんが持ち歩いている大きなウサギのぬいぐるみ。しあわせウサギ、うさばらしウサギともいう。
親子ともどもストレス解消として殴るために使ったり、劇場版ではネネちゃんが武器として使うことが多い。
しかし……。(項目参照)

  • しんこ
声:こおろぎさとみ(※正式にはクレジットなし)
アニメオリジナルキャラクター。幼稚園児ぐらいの女児。
ソフトクリームのような巻き糞のような雲とともに現れ、姿を消すときはトイレの水を流す音がする。
ジュとニアという名前のシロに似た犬を連れている。
野原家の内情に詳しかったり、予知能力のようなものがある、写真に写らないなど、謎が多いキャラクター。
だが、会った時には自分は5年後のひまわりの友人で、怒られてばかりのひまわりの親は本当にみさえなのかを確かめに来たことを明らかにした。
そしてしんのすけは「5歳児とは怒られるもの」と返したことで納得したらしい。
2010年を最後に登場していなかったが、2023年に13年ぶりに登場した。


架空のキャラクター

声:玄田哲章
ウルトラマンと仮面ライダーのちゃんぽんな特撮番組「アクション仮面」のヒーロー。
しんのすけが大ファンで、笑い声をよくマネする。
演者はあらゆる格闘技に精通した郷剛太郎という人物。
劇場版で主役級の扱いとして登場したことも2度あるが、設定はコロコロ変わる。
『ハイグレ魔王』では剛太郎は並行世界の地球の人物で、『嵐を呼ぶジャングル』では単なるアクション俳優が演じている様子。
ミミ子くんや郷博士の協力を得たり、何度かパワーアップしながらも戦い続ける。
アクション仮面・ムスメなるスピンオフ作品もある。

声:大滝進矢
名前からしてガンダムのパロディと思わしきロボアニメ。
未来から来たヒューマロボノイド……が操縦するまったく同じ姿の巨大ロボが戦う。
様々な武装で戦うのはもちろんだが、現実味ある発言が出るなどただのロボアニメとは思えないロボアニメ。
一部ファンからはスパロボ参戦を希望されていたが、まさか本当に参戦すると予想できたファンはいたのだろうか。

声:塩沢兼人(SPECIAL 6 - 第357話Bパート、映画:第4作、第6作、第7作)(1994年9月26日 - 2000年5月19日)→神谷浩史(第894話Bパート - 、映画:第28作 - )(2016年5月13日 - )
しんのすけが考えた救いのヒーロー。
2足歩行のブタで、腰に千歳飴をさしている。
しかし、救いのヒーローのわりに「わたしは常に強い者の味方だ」というセリフの通りよく裏切る。
特別編『ぶりぶりざえもんの冒険』シリーズではしんのすけがマラカスを振ると召喚されるが、やはり非協力的。
アニメ版では諸々の事情で長らく喋ることがなかったが、近年復活した。
復活後、チョロ松カラーのスマホを所持している。

  • もえP
声:野川さくら
魔法少女アニメ「ま・ほー少女もえP」のヒロイン。
風間くんやヨシりんなどが大ファンだが、作品の本来のターゲット層に入るであろうネネちゃんは「もえPが友人宅で餃子作って食べてお泊まりして終わり」という回にブチギレたり、オタク向けアニメと思っている節も。
しかし話によってはグッズを持っていたりコスプレしたりと気に入っている描写もあり、ぶっちゃけその回によって変わる。
ちなみに言うと、『魔法少女アニメなのに魔法を一回も使わなかった回』は現実に存在するし、そういう回ほど名作が多いとされる。

もえP登場前には「ふしぎ魔女っ子マリーちゃん」という作品が、風間くんお気に入り作品として登場していた。ちなみに見てるだけだと大変分かりにくいのだが、こちらはアニメではなく「女児向けの特撮作品」で、春日部ロケが行われたことも(一部、アニメ版も存在する模様)。
(主人公・師走マリーの声:國府田マリ子(特撮版)、田村ゆかり(アニメ版))


劇場版で戦う敵

映画版の敵(クレヨンしんちゃん)の項目を参照のこと。


エピソードリスト


※個別項目のあるもののみ記載(劇場版除く)。以下ネタバレ注意。







追記・修正すれば~?

この項目が面白かったなら……\ポチッと/


+ タグ編集
  • タグ:
  • クレヨンしんちゃん
  • テレビ朝日
  • まんがタウン
  • 原作はブラックジョーク多し
  • 双葉社
  • 何故かなかなか立たなかった項目
  • 臼井儀人
  • ホームコメディ
  • 長寿番組
  • ギャグ漫画
  • 漫画
  • 漫画アクション
  • アニメ
  • シンエイ動画
  • 埼玉県
  • 春日部市
  • 幼稚園
  • 下品
  • 下ネタ
  • パロディ
  • 愛すべきバカ達
  • 日常系
  • 国民的シリーズ
  • スパクロ
  • スパロボ
  • スパロボ参戦作
  • PTAの敵
  • たまに涙腺崩壊
  • 92年春アニメ
  • 90年代テレビアニメ
  • 不朽の名作
  • アニメ化
  • 移籍連載
  • 月刊まんがタウン
  • 週刊漫画アクション
  • コメント欄ログ化項目
  • 敵も味方も変な奴
  • アニメ←子供向け路線
  • 1990年
  • スマホ
  • サザエさん時空
  • サトーココノカドー
  • 腹筋崩壊
最終更新:2025年03月22日 12:59

*1 幼年時代に奉公に出され、破天荒な行動をしつつもだらくやストアを創業した社長。しんのすけの原型となった。

*2 例としてアンジェラ小梅の結婚相手の名前が藤原啓治、迷子センターにやってきた女の子の名前がならはしみき(声はこおろぎが担当)など。

*3 『しんちゃん』のエピソードで登場したネタが、『月美さん』のエピソードでも使用している事もある。

*4 原作は1995年に発売された単行本13巻に収録されている話だが、アニメ化されたのは2021年である。

*5 シロに至っては同じ犬なのかと疑問になるほど今以上に犬らしいデザインをしていた。

*6 目の形がひし形っぽくなったりみさえの顔が北海道に酷似してたりと他の回と比べて個性が強いのが特徴。現在は映画班として活動中。

*7 過去回の再放送は『名探偵コナン』でも行われているが、こちらは当時のキャストのままで放送するのに対し、『しんちゃん』の場合は30分で複数のエピソードがある為、話によってはキャストが異なる場合もある為かアフレコし直しているものと思われる。

*8 ただし、アメトーークでは『しんちゃん』以上に大人のシーンが登場する作品も普通に紹介されている。

*9 元教師である父親のよし治だけでなく、姉のまさえにも再登場時に教師設定が追加された。

*10 ただし例によってひろしには無断であり、「へそくり」の一環という認識だった

*11 「ひまわりを出すのが嫌で辞めた」などという噂があったものの、「クレヨンしんちゃん大全」のインタビューで本郷はそれを否定している。

*12 第23作は生前の音声を用いたライブラリ出演でしているため、最後の台詞は「しんのすけくん、またね。」「組長もシャバに出たら楽しく暮らすんだゾ」「…園長です」というものだった。映画公開(2015年)の時点で死去しているため、もちろん台詞はライブラリ音声であるが、これは春日部のみんなに野原一家が別れを告げるという場面を描く時、「園長先生がいないというのはあり得ない」という制作サイドの計らいである。

*13 初登場時は小山まさえと同じく着物を着ていたが、原作で再登場した時は着物を着ておらず髪型も違う為、全くの別人といえる人物になっている。

*14 ただ、設定ではまつざか先生との交際かつ関係は継続中の模様。

*15 余談だが、この作品には松田せえこ、梅宮たつえという登場人物もおり、姉妹ではないが苗字に松竹梅がついている。

*16 ゴルフの素振りをして、あいの父親の大切な鉢植えを壊したなど。ほぼこのパターンのせいで今では黒磯がいつも何かヘマをしでかしてるとんでもないドジっ子に見えてしまう。

*17 オマタさんの祖国モロダシ共和国では忍は絶世の美女扱い。

*18 原作ではモロダシ共和国副大統領が起こしたクーデターでしんのすけと共に誘拐される話がある。