奥村燐

登録日:2011/07/31(日) 11:53:35
更新日:2025/01/31 Fri 12:36:57
所要時間:約 4 分で読めます






……俺はもう人間でも悪魔でもない。


……だったら、





祓魔師(エクソシスト)になってやる!!




奥村(おくむら)(りん)



漫画『青の祓魔師』の主人公にして、自身も悪魔でありながら悪魔を倒すべく『祓魔師』を目指す少年。
生まれ持った『青い炎』と合わせて作品タイトルそのもののキャラクターである。

アニメ版は岡本信彦、VOMIC版は浪川大輔が声優を務める。



【人物】

双子の弟・雪男(ゆきお)と共に孤児として育った15歳の少年。
短気かつ直情的なバカで、作中の出来事を通じて人間的に成長していくという主人公らしい主人公として描かれる。


生まれつきの怪力から周囲に怖がられ、それにより荒んだ性分が諍いを招き……と悪循環を繰り返し、中学卒業現在まで喧嘩に明け暮れていた。
なのでまともに友達が出来た例はなく、学校もサボり気味だった。

ただし雪男とは良好な兄弟関係を築き、養父の獅郎(しろう)反発混じりでも尊敬するなど人間性はまとも。
「普通の友人関係」を作る事に無意識に強く憧れている。
実は喧嘩も自分から吹っかけるのではなく、売られたのを買ったり謂れ無き中傷に耐え兼ねて……というものが多かったり。

また、獅郎を想うゆえに獅郎を侮辱する者に対してはたとえ雪男だろうとキレる。

そもそもの原因(?)である怪力は、彼が異世界の神魔神(サタン)が人間の母親に生ませた、つまり正真正銘の悪魔の子であることに因るもの。
しかし悪魔を見ることは出来ず、悪魔の実在や自分の出自、また雪男が祓魔師であることなども全く知らなかった。
そのように普通の人間らしく生きてこられたのは、生まれ持った(ちから)と悪魔の肉体を降魔剣・倶利加羅(クリカラ)で封じていたから。
物語冒頭にて年々強まった力が降魔剣の許容量を超え、自身の存在をサタンに察知されたことが全てを動かしてしまう。


初めて降魔剣を鞘から抜いてからは完全に悪魔として覚醒し、耳や牙は常人よりやや尖り、尻尾が生えてしまった(尻尾はシャツの中に隠している)。
以降も降魔剣を鞘から抜いている間は悪魔的な容姿や身体能力がより強調され、溢れ出る『炎』の力も相俟って異常な戦闘能力を発揮するようになる。


祓魔師から見ればこれ以上ない危険因子、さらに悪魔側から見ればサタンの野望に利用できるうってつけの道具、というのが悪魔となった燐の現状。
それでも生存を許された上に祓魔塾への入塾を許されたのは、燐を対悪魔の武器に仕立て上げるというメフィストの目的があったから。
とはいえこれはメフィストの独断によるもので、他の騎士團に対して正体が明るみに出れば処刑人を送り込まれてしまう。
よって、自分の正体を何とか隠しつつ祓魔塾で訓練を積んでいくこととなる。

実技以外の成績は…




【戦闘能力に関して】

悪魔に対して燐が抗しうる武器は主に2つ。
ただし前述の都合があり、どちらも人目がある場面では使えない。

○青い炎
サタンから継いだ力。
悪魔として覚醒してからは、降魔剣を抜いていなくても、感情が高ぶったときなどでも身体から放たれる。
それだけでも弱い悪魔なら消滅させる程だが、降魔剣を抜いている間はより強力となる。


○降魔剣・倶利加羅(クリカラ)
由来はかなり古いという魔剣。
かつてこの剣に燐の炎を封印する仕組みを整えたのは恐らく獅郎(封印をしたのはメフィスト)。
纏わり付く炎が殺傷力を更に向上させるのか、戦闘では燐の心強い相棒となる。


雪男と同様、漢である養父から大きな影響を受けている。
それゆえに目の前で養父が犠牲になった事がある種のトラウマになっており、「自分は本当に生きていてもいいのか」と存在意義に疑念を持つことも。
燐が仲間に憧れ、仲間を大切にしたり、他人に自分の存在を認めさせようとするのは、心の奥では自身の存在意義を不安視しているからかもしれない。



追記・修正したい! もう俺のせいで誰かの項目が荒されるのは嫌だ。

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最終更新:2025年01月31日 12:36