登録日:2011/07/30 Sat 22:16:03
更新日:2025/12/24 Wed 14:48:42
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しそ巻とは、主に遠州(現在の
静岡県西部)と
宮城県などの東北地方で盛んに食される郷土料理の一つ。
概要
味噌を青じそ(大葉)で巻いて爪楊枝や串に3~5個程刺して作った食べ物。名前の響きから巻物と思われるかもしれないが、お米を使わないまったく別の料理である。
見た目はぱっと見だとアスパラや緑色の(細長いタイプの)海苔巻き煎餅のよう。
巻いてからそのまま食べてもいいが、油で揚げたり焼いたりもすることもある。
味付けは巻く中身の材料によって変化するので単純に味噌だけでなく、甘めのもの、甘辛いもの、辛めのもの、ピーナツ入り、梅入り、ゴマ入りなどにすることが出来て汎用性が高く、そしてどれも美味。自分の好みによって色々な味にするという楽しさも味わえる。
また、しそや味噌を使っていることもあって食物繊維やビタミン類、ミネラルも多く含んでおり栄養価もなかなか。
おかず以外におつまみやお茶請けにも利用されている。
遠州地方の「しそ巻」は、青じそで巻いて揚げたもの以外に、赤じそで巻いて焼いたもの、煮たしその葉で味噌を包んだものなどがある模様。
味は甘辛いものが多い傾向のようだ。
東北地方で食されている「しそ巻き」は同じく味噌を青ジソで巻いて揚げたり焼いたりしたものが一般的である。
遠州地方と違う点は、味噌に砂糖、細かく刻んだクルミや小麦粉などを混ぜる所だろうか。
クルミではなく
アーモンドの入ったミックスナッツでもいいが、砂糖や塩を使ってない(味の付いていない)もののほうが使うことが(美味しいものを作りたいなら)鉄則とも言える。
もちろん、各家庭で作り方や味は様々である為、上記のようなものに限った話ではないが。
静岡県西部や東北に住む人間にとっては名物、そして何よりソウルフードと言っても
過言ではないのである。
現在は自宅で実際に作る以外にも、上記の地方ではスーパーや高速道路のサービスエリアで販売している他、ネットショッピングでも気軽に購入出来るので、興味のある方が探してみてはいかがだろうか。
起源
しそ巻きの歴史は江戸時代まで遡り、今では独眼竜の異名で有名な
伊達政宗が仙台味噌を製造した後に鳴子温泉を訪れた客に向けて、仙台味噌や小麦、クルミを混ぜたものをしそで巻いた後揚げて作ったものが始まり、由来とされている説がある。(遠州地方がルーツという説もあるので実際のところは不明)
当時こそおかずとして親しまれてきたようだが、これに砂糖を混ぜ合わせることでおやつやお茶菓子にも出来たりといったことから徐々に庶民の間で広まり、愛されていった。
余談
青森県の津軽地方では、棒状に切った
ナスと甘く調味した味噌を赤ジソで巻いて焼く「なすの赤しそ巻き」が作られている。
赤ジソではなく大葉を用いる場合もあるという。
ちなみに、
広島や
島根には梅紫蘇巻(うめしそまき)なる物が存在するが、全くの別物である。
「味噌を中に巻いていない」というのが大きな違いになる為だろう。
追記・修正はしそ巻きを愛する方にお願いします。
最終更新:2025年12月24日 14:48