チョコパイ

登録日:2012/03/24(土) 08:04:16
更新日:2021/05/21 Fri 18:28:53
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チョコパイとは、チョコレートコーティングされたパイ生地(ソフトケーキ生地)に生クリームやマシュマロなどを挟んだチョコレート菓子。
ここでは、ソフトケーキのものを主として説明する。

元々は名前の通りパイ生地を使用したお菓子だったが、1917年、アメリカにてソフトケーキ生地のものが発売され、肉体労働者達の糖分補給源として人気となった。
ちなみにコーラと一緒に食べるのが流行ったらしい。
マシュマロやイチゴジャムを挟むスタイルはこの時からあった。
パイ生地を使ってないのに「パイ」を名乗るのはこの時からの流れである。


■森永の「エンゼルパイ」

その後、戦後しばらくして、「美味しく楽しく健やかに」でお馴染みの森永製菓より、マシュマロを挟んだチョコパイが「エンゼルパイ」名義で発売。
当初は森永傘下のエンゼルストア限定商品だったが、しばらくして一般販売が開始され、日本人(のみならず東アジア全体)に「チョコパイ」の存在を知らしめた。

ちなみに、生地はソフトケーキでなくソフトビスケット。
その後、エンゼルパイは、パッケージデザインを幾度となく変えながらも、50年以上続くロングセラー商品となり、森永の顔となっていったのだった。
発売以来、「イチゴ味」や「ウィンナーコーヒー味」など数多くのフレーバーが発売された。現行のものは以下。

◆エンゼルパイバニラ

スタンダードタイプ。レギュラーは直径6.5cmで、ミニサイズは3.5cm。
ソフトビスケットとマシュマロが柔らかく食べやすいながら、ボリュームもあるので小腹を満たしたい時に持って来いである。

◆エンゼルパイミニリッチチョコ

ミニサイズのみの販売。マシュマロがチョコマシュマロになり、ソフトビスケットもチョコ味になっている。
チョコレートをたっぷり楽しめる一品。


■ロッテのチョコパイ

ロッテから発売された製品。
エンゼルパイとは違いバニラクリームを挟んでいるのが特徴。

韓国のオリオン社が森永のエンゼルパイに酷似した商品を「チョコパイ」名義で発売し人気を得て、
(韓国の経済発展期に発売されたため、その象徴であるイメージにより根付いた)
それに続く形でロッテからも発売された。
現在、オリオン社製のものは「チョコパイ・情」名義で販売されている。

韓国では日本以上のヒット商品となり、国民食として広まっている。
北朝鮮に置いても労働者達のおやつとして根強い人気があり、今や紙幣代わりにして米の購入すら出来るらしい。
韓国映画で、脱北した北朝鮮兵がその理由を聞かれ、「チョコパイが腹一杯食べたかったから」と答えていたりもするし、半島人の心には響くものがあったのか…。

ちなみに、ロッテのチョコパイもオリオン社のチョコパイ・情も森永のエンゼルパイと酷似している(マシュマロだけでなくバニラクリームも挟んでいるが)が、
それについて公式な発表は無い。


■トップバリュのチョコパイ
2012年より発売されているジャスコ…もといイオンお得意のパクリ…もといプライベートブランド商品。
ロッテのチョコパイに酷似しているが、オリジナルに比べてケーキ部分がもっさもさのパッサパサである。
100円玉で4個入り1箱が買えるなどコストパフォーマンスはいいが。




追記、修正は、マシュマロを伸ばしながらお願いします。

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最終更新:2021年05月21日 18:28