登録日:2009/06/17 Wed 14:47:54
更新日:2025/01/08 Wed 00:10:02
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『グラム』とは、以下のような意味を持つ単語
1. 国際単位系における質量の単位
g
メートル法によって新しい質量の単位として定められた。
元々はグラムが質量の基本単位で、「最大密度にある蒸留水1ミリリットルの質量」と定義された。
余談だが、
日本語(漢字)で表すと「
瓦」
他にも、
「瓱」(ミリグラム)
「甅」(センチグラム)
「瓰」(デシグラム)
「瓧」(デカグラム)
「瓸」(ヘクトグラム)
「瓩」(キログラム)
「瓲」(トン)
などがある。
2. 音楽のロックのジャンルの一つ
グラムロック(Glam rock)を省略した表現。
3. 人名の一つ
著名な者には、デンマークの細菌学者であるハンス・クリスチャン・ヨアヒム・グラム(Hans Christian Joachim Gram)がいる。
1884年にベルリンで細菌を2つに大別する分類手法を発明した。
この手法はグラム染色と呼ばれ、現在でも医科細菌学において標準的に用いられている。
尚、この方法で紫色に染まるものをグラム陽性菌、赤色に染まるものをグラム陰性菌とよぶ。
4. メインベルトの小惑星
グラム (Gramme 小惑星番号:2666)
軌道長半径:3.185
近日点距離:2.491 AU
遠日点距離:3.878 AU
離心率:0.218
公転周期:5.68年
軌道傾斜角:13.39度
近日点引数:207.22度
昇交点黄経:200.67度
平均近点角:335.50度
1951年10月8日にベルギーの天文学者、シルヴァン・アランがベルギー王立天文台で発見した。
実用的な発電機を開発したベルギー生まれの電気技術者、ゼノブ・グラム (Zenobe Theophile Gramme) に因んで名付けられた。
5. 北欧神話に登場する武器
グラム (Gram) は、長さ2mの長剣で、シグムンドやその息子であるシグルズが扱った魔剣。
その名は古ノルド語で怒りを意味する。
『
ニーベルンゲンの歌』のバルムンク、『ニーベルングの指環』のノートゥングのモデルとされる。
オーディンが作り、シグムンドに託された物だが、またオーディン自身が槍(グングニル)の一撃で砕いた。
これは、シグムンドを勇者と認め、その魂をエインヘリャルとしてヴァルハラに迎える為であった。
その後、グラムはシグルズと共に鍛冶屋のレギンのもとに渡った。
レギンはこれを修理し、竜の姿をした魔人ファフニール(実はレギンの兄)を倒す為にシグルズに与えるが、自分自身もシグルズに倒される事になる。
5.1. Fateシリーズにて登場する宝具の一つ
『太陽剣グラム』として登場。
竜殺しの性質を持っているので竜属性を持つ
セイバーには天敵といえる宝具。
1st-Gの概念核の半分を内蔵している。
ファーフナーやファブニール改率いる
1st-Gとの全竜交渉で佐山たちが手に入れる。
一時、TOP-Gに奪われるも奪還する。
全長2mを超す巨大な剣だが、重さは約3kgと軽い。
というのも、内部がはほぼ空洞だから。
しかし、内部構造は文字設定で約七千倍まで面積を拡張でき、そのほとんどが硬化・封印用の文字が書き込まれている。
追記・修正お願いします。
- 重さ3kgでも全長2mなら結構重く感じるだろうな、空想科学読本で聞いてみたい -- 名無しさん (2020-06-19 16:13:29)
- ↑結構どころが振り回せないレベルになるかと。米袋(10kg)をぶん回せるなら梃子込みで近い数字になるはずなんで、グラムも多分使えるかな。 -- 名無しさん (2020-12-20 20:51:32)
最終更新:2025年01月08日 00:10