登録日:2011/12/06 Tue 22:06:35
更新日:2025/03/10 Mon 23:27:55
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概要
尊師マーチとは、かつて
地下鉄サリン事件などの大量殺人やテロ行為を起こした
オウム真理教が発していた宗教音楽の一つ。
サティアンショップや他のオウム関連の店舗でカセットテープが購入できた。
作曲は鎌田紳一郎(現在は石井紳一郎)、作詞および歌唱は麻原彰晃。
尊師マーチは布教、信者の
洗脳、はたまた選挙活動といったオウム真理教の活動で、あとはオウム真理教関連のニュースでときたま流されていた。
折しもオカルト・世紀末ブームという1990年代の世相やその音楽性、団体そのものの奇抜さから多くのオウマーや当時の小学生の心をわしづかみにした。
小学生のころ、音楽の授業で
リコーダーで尊師マーチを吹いて先生に
怒られたりした人もここにはいるんじゃないだろうか…?
そして現在、オウム真理教を知らない世代がこれ関連の動画を見てオウム真理教に興味を示している人もいるんじゃないだろうか…?
実際、今現在オウム真理教を知らない世代の信者が増えているとのこと。
バリエーション
彰晃マーチ
主にオウム真理教の政治団体《真理党》の選挙活動で歌われていた。
麻原の顔の覆面を被った信者の踊るダンスはまさに珍妙怪奇。
歌いだしから彰晃と連呼している。
ニュースで報道される時に流れるのは主にこっち。
尊師マーチ
こちらは主に布教や、信者向けのもの。
最高指導者たる教祖を呼び捨てにするのは恐れ多いという理由から、「彰晃」が「尊師」に置き換わっているが、
歌は相変わらず麻原自身であるため、自分で自分に敬称を付けて呼ぶという珍妙な歌になってしまった。
オウム真理教のビデオに、これを踊ろうといった内容のものもある。
その他のオウムソング
オウム真理教は対外宣伝や教団信者の修行・教学の為に非常に多数の「宗教歌」を製作していたことも有名で、オウムソングとして知られている。真理党が出馬した当時選挙活動時に使用されたり、オウム真理教放送で使用されたこと、また多くのマスメディアでも取り上げられたことで有名になった。
これらの曲は大部分は麻原彰晃自身が歌っており(他に村井秀夫ら幹部が歌ったものも多数存在する)、その大半が麻原彰晃自身による作詞作曲であるとされている。教団による楽譜集「シンセ音楽を楽しもう」に収録された26曲は「尊師26曲集」として知られている。
真理教、魔を祓う尊師の唄
やはり麻原を讃える内容の歌詞であり、覚えやすく軽快なメロディーである。
元は1990年の第39回衆議院議員総選挙に出馬した真理党と麻原のPRソングとして作曲された。 宗教歌となる際に[彰晃]が[尊師]に改められた。 地下鉄サリン事件以降、オウム関連の報道が増えるなかで尊師マーチと同じくこの曲も1990年の真理党の街頭演説で熱唱してるシーンが度々放映され、これに影響を受けた小学生等がリコーダーやピアニカを使って演奏したり口ずさんだりしている事が報道された。
また現在では臨時列車の発着時に集結した鉄道愛好家の迷惑行為(罵声大会とも呼ばれる)の際に何者かによってこの曲が発車メロディーのごとく流される事例が多数確認されている。
エンマの数え歌
1992年にオウム出版から発売された『シンセ音楽をたのしもう 最聖麻原彰晃尊師のベスト26』というCDブックに収録されている一曲。
作詞・作曲・歌は麻原彰晃本人。
他のオウムソングと同じく、1995年の地下鉄サリン事件後の過熱報道の中で、ワイドショーなどを通じて広まった。
原辰徳や安倍晋三はこの歌を覚えてしまったという。
松井秀喜はこの曲が頭から離れなくなり、バッターサークルに立っているとき常に歌ってしまっていたという。
麻原彰晃の逮捕に前後してこの曲が頻繁に流されたため、歌詞も相まって麻原自身が
言い訳しているような印象が広まっているが、実はそうではなく、地獄に落ちた罪人の魂が閻魔大王に弁明するものの、聞き入れられず断罪されるというストーリーであり、割とまじめな宗教歌なのである。
なお、麻原は逮捕を恐れてサティアンの隠し部屋に引きこもっており、逮捕後も信者を見捨てて曖昧な供述に終始。皮肉にも、この歌詞は麻原の所業にピッタリ当てはまっており、自身の行く末を暗示していたと解釈することが出来なくもない。
ガネーシャ体操
「ガネーシャ」とは
ヒンドゥー教の神、サンスクリットで「群衆(ガナ)の主(イーシャ)」を意味する。太った人間の体に象の頭、4本の腕をもつ神である。
専門用語も殆どなく、一般の人にも広く受け入れられ易い歌詞であると思われる。また歌詞から、これが選挙に向けて作られたこともうかがい知れる。
歌詞が異なる「修行者の歌」、
熊本県・波野村(現在の阿蘇市波野地区)の「オウム真理教進出反対」に抗議する歌、リズムを変えた「極厳修行者音頭」も存在する
追記・修正は公安の目を盗んでお願いします。
- キャラソン(笑) -- 名無しさん (2014-01-22 16:10:24)
- もう尊師=某弁護士のイメージしかないから一瞬この項目も某大学の研究で作られてた音楽作成サイトで作られた曲かと思ってしまった -- 名無しさん (2014-01-22 16:36:15)
- ↑2キャラソンワロタ -- 名無しさん (2014-01-22 17:01:27)
- 糞虫にしか聞こえないんですがそれは -- 名無しさん (2014-01-23 15:05:04)
- 専門家によると、メロディ的に洗脳されやすい曲らしい。 -- 名無しさん (2014-04-16 22:42:10)
- 出頭してきた指名手配中のオウム幹部を追い返した機動隊員がいる時代になってしまったな。 -- 名無しさん (2014-04-16 22:55:46)
- KRSW~尊師~♪ -- 名無しさん (2014-04-17 01:08:00)
- 始めて聞いた時危うく洗脳されかけたwww -- 名無しさん (2014-08-17 12:02:43)
- 今テレビや入場曲で使ったら、絶対抗議とかきそう。 -- 名無しさん (2015-01-10 01:29:35)
- 地元の小学生らが楽しく歌ってて怖かった。麻原やオウム真理教の事わかって歌ってるのか? -- 名無しさん (2015-02-13 00:10:25)
- パカソンかな? -- 名無しさん (2015-02-13 16:30:15)
- し~こ~し~こ~しこしこし~こ~ 朝からし~こ~♪ -- 名無しさん (2015-02-21 18:11:01)
- 小学生当時、同じクラスの祥子ちゃんがこれでいじめられてました -- 名無しさん (2016-05-12 22:35:31)
- 当時も思ったが内容が無さ過ぎる…いや尊師を讃える歌としては間違ってないのか? -- 名無しさん (2017-12-20 13:59:21)
- ↑キャッチーという意味ではすごく効果的だった。うちの小学校でも男子には大ウケだったしな。 -- 名無しさん (2018-07-19 13:25:01)
- コロコロコミックでオウムがモデルのマンガやってたくらいだからな当時は -- 名無しさん (2018-07-19 14:00:36)
- 当時小学生だった自分がオウムを知ったのはサリン事件からだし、歌がクラスで流行ったのも、モデルのマンガやってたのも、事件後だった。 -- 名無しさん (2018-07-19 14:32:25)
- やべー集団だってのを知ってても詳しく知らなきゃネタ集団でしかないからね。警察の手入れが入ったときに捨てられてた機関紙やら何やらを持ってったって話も聞いたな。不謹慎だが気持ちはわかる。 -- 名無しさん (2018-07-19 20:15:00)
- これのバリエーションにあるシヴァ大神マーチの方がヤケクソっぽくて好き。「グールー、グールー、グルグルグールー」とかもう目が回りそう。 -- 名無しさん (2018-08-14 18:01:03)
- あんまり知られてないが麻原の息子を称える「猊下マーチ」なんてのもある。ただ歌詞は「麻原尊師」を「リンポチェ猊下」に変えただけの手抜き。うーんこの -- 名無しさん (2018-09-12 23:32:28)
- 「マイトレーヤ(弥勒菩薩)の変化身」とか歌われてるけど上祐史浩ことマイトレーヤ正大師の立場がない -- 名無しさん (2018-11-06 03:08:03)
- 大学時代、下宿先のポストに何度となくこいつらのビラが入っていた。今カタギ(?)の生活をしていられるのは単に運が良かっただけで下手すると利用された挙句何人も殺傷していたかもしれないと思うと切なくなってくる。 -- 昼太郎 (2019-04-02 20:18:50)
- 「魔を祓う尊師の歌」の方が音楽的には完成度が高い。 -- 名無しさん (2019-05-04 20:07:08)
- 筋肉少女帯の詩人オウムの世界はオーケンがこの時の信者の姿に衝撃を受けて作ったという話を最近知った。 -- 名無しさん (2020-11-07 22:22:10)
- 現在の学生の間で再ブレイクが来る予感。親子2代で「しょ~こ~♪しょ~こ~♪」とか歌いながらドライブとか、もうこの国ダメだ。 -- 名無しさん (2022-04-11 19:04:49)
- しょしょしょしょしょしょーこー♪ってのもあった気がする -- 名無しさん (2022-11-18 11:18:08)
- この曲の歌詞を一部分変えて使わせてもらいます -- 太郎(麻原信者) (2023-05-30 11:55:47)
- ダエエヴァイト文明? -- 名無しさん (2024-05-30 13:02:03)
最終更新:2025年03月10日 23:27