名古屋市営地下鉄上飯田線

登録日:2009/11/12(木) 18:18:20
更新日:2023/10/29 Sun 11:53:31
所要時間:約 3 分で読めます





名古屋市営地下鉄上飯田線とは、名古屋市北区の上飯田駅から同区の平安通駅までを結ぶ地下鉄路線である。
ラインカラーは桃色で、路線記号はK

概要

ご存じの通り、日本で一番短い地下鉄路線であり、その距離は800m。
駅も2つしかなく、上飯田駅から乗るとすぐに終点・平安通駅を知らせるアナウンスが流れる。まあ、そんな乗り方する人はいないだろうが。

ちなみに世界一短い地下鉄路線はトルコのイスタンブールにある『テュネル』で、全長は570m。こちらも2駅しかない。

何故こんな路線が存在するんだ、と思うかもしれないがその役割は結構重要。
1971年の名古屋市電の御成通線の廃止に伴い、名鉄小牧線の上飯田駅と地下鉄名城線の平安通駅間は鉄道による連絡手段がなくなった。
そこで浮上したのが両駅を結ぶ地下鉄を造ろうという計画。自治体が出資し上飯田連絡路線株式会社を立ち上げ、2003年3月27日に開業した。

逆にいえば32年もの間、(運輸省から、1970年代と1990年代に整備を求められていたのもかかわらず)放置だった訳で……。

そして造ったのは自治体だった訳で……。

だが決して、

「いや、名鉄が造っとけよ」

とか言ってはいけない。名鉄だから仕方ない。

まあ、結果的に小牧原方面から市内に連絡しやすくなった。

しかし、上飯田線を使用する人の数なんてたかが知れていた。一日当たりの輸送人数は3万人弱程度。当然赤字である。
しかも8億なんて結構な数字を叩き出してくれている。まあ、あの赤い奴に比べれば微々たるものだが。

「だから名鉄は造らなかったのか」

とか言ってはいけない。名鉄だから仕方ない。

施設(名鉄小牧線上飯田-味鋺間を含む)は上飯田連絡線株式会社に、運転業務は名古屋鉄道に委託しており、他の路線に見られる『名古屋市高速度鉄道第×号線』といった路線番号はない。
(但し、1970年代に出された都市交通審議会答申にある路線番号では「7号線」と呼ばれていた。このナンバリングは事業体を問わずに振られていた〈例:名鉄瀬戸線の栄町乗り入れ計画は「9号線」。〉名古屋市)

名古屋に住んでる人でも滅多に使わない。というか名古屋の人間ほど使わないかも。

車両

両者とも20m4ドア車で、車内は地下鉄車両では珍しい、転換クロスシートとロングシートのセミクロス配置となっている。

  • 名鉄300系
2002年に登場した名鉄の直通車両。
直通に先駆けて小牧線内の運用でも使用されていた。
従来の名鉄通勤車とは大きく異なる設計を採用しており、名鉄では初のステンレス車となった。
殆どの運用がこの形式。

  • 名古屋市交通局7000形
名古屋市交通局の車両だが、当たればラッキーなレア車両。
上飯田線には車庫が無いこともあり、車両の検査は名鉄に全て委託している。


駅一覧

  • 上飯田(K01)
名鉄小牧線乗り換え。
かつては公団住宅を併設した名鉄上飯田ビルの2階部分に駅があった。

  • 平安通(K02)
名城線乗り換え。




どーでもいいが、アニヲタ的には……使う機会ないや……。
↑そんなことないよ!オレの通学路だよ!


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最終更新:2023年10月29日 11:53