高松琴平電気鉄道

登録日:2012/02/06(月) 15:29:00
更新日:2018/05/08 Tue 14:20:50
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高松琴平電気鉄道(たかまつことひらでんきてつどう)とは、香川県高松市にある地方鉄道である。
愛称及び略式は「ことでん」。高松琴平電鉄でも公式に認められている。
線路軌間は、国際標準の1435ミリ。地方鉄道では最大の車両保有数であるが、現在は全て他社から格安で払い下げられた中古車である。

車両のカラーはラッピング広告車両・イベント(動態保存)用車両を除き、路線毎に別れていて、

琴平線…車体上部がホワイトクリーム、下部が金毘羅宮のイメージカラーであるイエロー
長尾線…車体上部がホワイトクリーム、下部がグリーン
志度線…車体上部がホワイトクリーム、下部がレッド。往年(昭和後期)の琴電車両のカラーリングに一番近い。

となっている。
なお動態保存車は戦前の琴電カラーであったブラウンが使われている。

現在の鉄道網になってから一部を除いて一貫して京急、阪急、阪神などの大手私鉄より余剰や廃車となった車両を購入している。
また、軌間は異なるが車幅と一両あたりの長さが同じである京王からも、京急から購入した台車を履かせた上で運用に就かせている。


◆路線
  • 琴平線(K)(高松築港~琴電琴平) 32.9キロ。21駅。
  • 長尾線(N)(瓦町~長尾) 14.6キロ。16駅。
  • 志度線(S)(瓦町~琴電志度)12.5キロ。16駅。
路線名のアルファベットは駅ナンバリング記号。
琴平線と長尾線は18メートル車・四両編成の車両が入線可能。
志度線のみ16メートル車・三両まで。


◆動く電車の博物館
前述の通り、各地の標準軌を採用している私鉄から中古車両を導入しているため、「動く電車の博物館」と鉄道ファンから呼ばれている。
現在、現役で活躍している車両は、
京急1000形(初代)・700形・600形(二代目)電車
京王5000形電車
名古屋市営地下鉄300形電車・700形電車・1000形電車
である。全て抵抗制御式カルダン駆動車。チョッパ制御とVVVF制御の車両は全くない。
まあ、國鐵廣島よりかは、はるかにマシという意見が多数であるが。

現在、全ての車両はツーハンドルマスコンであるが、今後各社で廃車になる車両はワンハンドルマスコンなため、今後の動向が注目されている。


◆現役車両
  • ※1070形(元京急600形・二代目)
    (京急時代は貫通扉がなかったが、ことでん入線の際に貫通扉を付ける魔改造を受けたことにより、京急時代の面影は無くなってしまった)
  • 1080形(元京急1000形・初代のうち、ことでん破綻前に購入した車両)
  • 1100形(元京王5000形・台車は京急1000形・初代のものに履き替えている)
  • 1200形(元京急700形・二代目)(ことでん唯一の四ドア車)
  • 600形(元名古屋市営地下鉄250形・1000形の中間車を先頭車化したもの)
  • 1300形(元京急1000形・初代のうち、平成20年以後に購入した車両。外観は1080形とかわらない)
  • 700形(元名古屋市営地下鉄300形・同1000形)
名古屋市営地下鉄の車両は第三軌条方式であったため、京王電鉄の整備部門がパンタグラフ式に改造した上で、ことでんに引き渡された。
ことでんは二両編成が基本のため、譲渡する各社は中間車の先頭車化改造工事を施している。
また、ドア開閉装置は普通は下から上にスイッチを上げるとドアが開き、上から下にスイッチを下げるとドアが閉まるという仕組みが他社では当たり前だが、
ことでんは逆であるため譲渡する際は全てスイッチが改造されている。


◆動態保存車両
  • 1000形120号車(1926年製)
  • 3000形300号車(1926年製)
  • 5000形500号車(1928年製)
以上の三両は琴平電鉄開業時からの車両である。

  • 20形23号車(元近鉄の車両1925年製でことでんには1961年にやってきた)

以上の四両は主にイベント等で使われる車両である。


※ことでん唯一の二ドア車。


◆余談
15年程前までは全国からかき集めた大量の旧型電車が残っていたが、前述の主力車両投入により一掃され併せて冷房化率が上昇した。

戦後の混乱期のこと、膨大な乗客数と車両不足に悩まされた結果、国鉄から払い下げられた貨車を電車代わりに改造というとんでもないことをやっている。

貨車を客車代わりに使うことは国鉄でもあったとはいえ、わざわざ電車として運転できるように改造までしたのはここだけと思われる。
流石に安全面や乗り心地で問題があったのでに3年程で廃車になった。


追記・修正願います。

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