硫酸男(クロックタワー3)

登録日:2010/11/05(金) 00:21:29
更新日:2025/06/21 Sat 11:31:21
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硫酸男とは、PS2用ソフト『クロックタワー3』の登場人物。

生前名ジョン・ヘイグ。

合計殺傷人数は31人。懲役換算年数は605年というべらぼうな数値である。
彼は一人暮らしの老人を騙し、財産を奪い取り殺害。証拠を残さないために硫酸で遺体を溶かして、逃げるという犯行を重ねていた。
そして犯行が警官に見つかり逃走を図ったところ、警官が発砲。自身の硫酸タンクに命中し、破裂したタンクから漏れた硫酸を全身に浴び、敢え無く死亡。まさに自業自得である。

死後、魔のモノの配下として復活。
背中に背負った硫酸タンクとシャワー状の器具から硫酸を放出してくる。
硫酸で死んだことの反映か、ボロボロの服とハゲて赤みがかった肌が特徴的。

ゲーム中では第2ステージに登場。
初登場のムービー中にアルバート・ドロシー親子に硫酸風呂にて殺害。
盲人の母ドロシーを介護するアルバートの目を硫酸で潰し、ドラム缶に閉じ込めて生きたまま硫酸で溶かすという人のやることとは思えない残酷な殺した方をした。
色々演出に賛否ある今作の中ではガチで怖い演出と評判である。もっとも、残酷過ぎて怖さより胸糞の悪さの方がまさったプレイヤーも多かったようだが⋯

そして、物陰様子を窺っていたアリッサに襲いかかった…


ところで、彼の武器は硫酸なのだが、何と射程が無限の攻撃があったり、ボンベ詰まりこそあるものの弾切れが無かったりする。
近距離攻撃しかなかったハンマー男と比べると順当に強化されており、なかなかの強敵。
更に驚嘆すべきことに主人公のアリッサはその硫酸を2度や3度くらいなら被っても、行動に支障をきたさないのである。
流石はルーダーの魔法少女である。
ちなみに彼のダウン追い打ち攻撃はヒッププレスである。かわいい

彼の勇姿が見たい人は、是非実際にプレイしてみてはいかがだろうか。

2周目では発射器具がスプレーっぽくなっている。
他の魔の者の配下は2周目では獲物が変わって名前と齟齬が発生する奴が多いのだが、硫酸ぶっかけにこだわり続ける殺人鬼の鑑のような男である。

モチーフはなんと同名の実在の殺人犯から。
ただし、今作と微妙に異なり、被害者を殺害した後で死体を硫酸で溶かした犯行である。
少なくとも5人は殺害したらしいく、死体の血を飲んだという奇行も行っていたらしい。
警察に殺人を告白し「死体がないなら立証できない」と煽り散らしたが、死体を溶かした硫酸の捨て場所を告白したのが運の尽き。
該当の場所を捜査した警察に溶け残った骨や義歯を発見されてしまい、裁判ではあっという間に有罪判決を受け死刑となった。
詳細は「ジョン・ジョージ・ヘイグ」で検索されたし…

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最終更新:2025年06月21日 11:31