パオロ・マルディーニ

登録日:2009/07/01(水) 23:48:10
更新日:2025/04/06 Sun 10:56:47
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パオロ・マルディーニとは、ACミラン、イタリアの元サッカー選手である。
イタリアサッカー界の歴史に燦然と輝くディフェンダーとしてあちらでは非常に有名人。
父はかつてミランの主将や指揮官を務めたチェーザレ・マルディーニ。
息子のダニエルもプロサッカー選手としてミラン入りを果たしており、親子3代でイタリア代表入りしている凄い家系でもある。

強さと栄光

彼の特徴は一対一での強さ、果敢な攻撃参加、両足から繰り出される正確なクロス、そしてSB(サイドバック)としてはほぼ完璧なポテンシャルを兼ね備えていた。

それに絶大なキャプテンシーに戦術理解力と正にパーフェクトプレーヤーだった。
よって彼は10年以上もの間、左SBのNo.1プレーヤーという称号を欲しいがままにしてきたのだ。

しかし歳をとるにつれ、SBという豊富な運動量の求められるポジションゆえに彼の膝は悲鳴をあげていた。
彼も歳と怪我には勝てなかった。
膝の怪我で満足なプレーが出来なくなり、あの精神力の強い彼でさえ引退まで考えた程である。


そんな彼に転機が訪れる。



CB(センターバック)転向だ。



膝を考え代表を引退し、SBより運動量の少ないCBとして起用され始めたマルディーニはセンターにデン、と構える事にキャプテンシーをより発揮しやすくなり、一対一の強さも再び蘇ったのだ。

パスも錆び付いておらず、一発カウンターの口火を切ることもあった。
マルディーニ完全復活である。


ミラン一筋20年以上。
1チームでの出場試合数歴代No.1。
最終的に代表も含めた公式戦にて1000試合出場の偉業も成し遂げている。

ちなみに、彼のミランでの背番号3は父チェザーレから受け継がれたもので、現在プロ入りを目指し祖父、父と同じくミランに所属している息子クリスティアンが継承しない限り永久欠番である。


晩年に引退を示唆するコメントを出していたが、今までの絶対的な存在感、そしてミランの後釜のディフェンスが育っていない事もあり、フロントが引退しないよう頼み込んでいたらしい。
普通逆だろ!とつっこんではいけない。


フェアプレーヤーである事も有名であり、カリスマ的なキャプテンシー、選手としての技量もあいまって、他チームのファンでさえ、マルディーニファンがいたくらいである。

正にミランの魂。
いや、生ける伝説と言っても過言ではない。


40歳を過ぎても現役選手としてプレイしていたが、2009年に現役引退を表明。
引退試合となったフィオレンティーナ戦では、アウェイだったにも関わらずロスタイムにフィオレンティーナの選手がわざとボールを外に出しマルディーニの為だけの時間を作った。この時、敵味方関係なくその場にいたすべての人がスタンディングオベーションし、マルディーニの25年間の栄光を称えたのだという。


余談

そんな彼にもこんな逸話がある。
代表の練習時にチームメイトのFWフランチェスコ・トッティがふざけて、キャプテン翼の十八番技でもあるオーバーヘッドキックを真似をしている時に

「こらっ!キャプテン翼の真似をするな!」

と注意したらしい。
いや、オーバーヘッドを見ただけでキャプテン翼だと即座にわかるんですかマルディーニさん。
まさにキャプ翼ファンである。
キャプ翼は偉大だなぁー



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最終更新:2025年04月06日 10:56