概要
カスル・ファラオ国の一応の首都。ケネ川水源地域に位置し、湖のほとりの旧市街区画と渓谷にへばりつくような新市街区画に大別される。
ファラオが座す現役の都であるにも関わらず「古」「一応」などと言われる理由はその寂れよう。今や往時の面影のみを残して経済や政治の中心はケネ川河口のアイラム・ジャディードに移ってしまっている。かつて神獣たちを祀っていた神殿や神像は野晒しにされたりナッハール教団の礼拝堂や慈善施設として使われ、宗教の中心地の地位も関心の神獣信仰の致命的な退潮により風前の塵のごとし。
ファラオが座す現役の都であるにも関わらず「古」「一応」などと言われる理由はその寂れよう。今や往時の面影のみを残して経済や政治の中心はケネ川河口のアイラム・ジャディードに移ってしまっている。かつて神獣たちを祀っていた神殿や神像は野晒しにされたりナッハール教団の礼拝堂や慈善施設として使われ、宗教の中心地の地位も関心の神獣信仰の致命的な退潮により風前の塵のごとし。
旧市街区画
その名の通りより古い方の区画であり、現在のカスルの中心地。カスルの歴史はここから始まりここで潰えつつある。
そもそも湖に生息する神獣ユアブの加護によって発足した文明がカスル・ファラオ国であるから、最初に人々が定住したのはここだった。エルニア帝国の征服と遺失の時代という暗黒期は防衛の都合上、新市街区画に中心地の座を譲ったが、暗黒期が明けるとより便利なこちらがまた中心となり今に至る。
そもそも湖に生息する神獣ユアブの加護によって発足した文明がカスル・ファラオ国であるから、最初に人々が定住したのはここだった。エルニア帝国の征服と遺失の時代という暗黒期は防衛の都合上、新市街区画に中心地の座を譲ったが、暗黒期が明けるとより便利なこちらがまた中心となり今に至る。
新市街区画
その名の通りより新しい方の区画。しかし衰退の色は旧市街区画より濃い。
本来は王家の墓として墓守たちが暮らす集落があるに過ぎなかったが、上述の理由により一時はファラオ国の中心となった。その後中心の座を失うと、ファラオ政権の弱体化とカスルの都市としての衰退の煽りをもろに受け衰退、墓守の質と量が低下したことで治安の悪化とマミィの蔓延が相互に促進しながら急速に進行した。
今、新市街区画は半ばダンジョン、半ば暗黒街である。
本来は王家の墓として墓守たちが暮らす集落があるに過ぎなかったが、上述の理由により一時はファラオ国の中心となった。その後中心の座を失うと、ファラオ政権の弱体化とカスルの都市としての衰退の煽りをもろに受け衰退、墓守の質と量が低下したことで治安の悪化とマミィの蔓延が相互に促進しながら急速に進行した。
今、新市街区画は半ばダンジョン、半ば暗黒街である。