死の国ミューゼリアの「現状」最後の国王
周囲を神聖イルニクス帝国やリトゥーネ軍団国(第七軍団《ドゥリカ》がエルニア帝国から独立した際の名称)などの圧倒的な軍事強国に囲まれていながらも、丁寧で誠実な外交と、遺失の時代の特徴である膨大な魔物に立ち向かうために自国の戦力を提供することを厭わない姿勢を打ち出すことで、帝国の傘下か軍団国の傘下かで外交的にフラついていた自国を小さいながら確固たるいち勢力として確立し、もちろん臣下たちを戦場に送るにあたっては自ら先頭に立ち危険を引き受けて鼓舞した名君
死をも恐れぬ彼とその兵団の姿勢への感服から帝国や軍団国で囁かれるようになったミューゼリアの二つ名こそ「死の国」である
彼の治世によってミューゼリアでは帝国や軍団国の真似事ではない独自の文化が大きく花開き始める…はずだった
しかしある日、極めて稀少な不幸によって深淵と現世の間に大きな裂け目が開いてしまい、しかもミューゼリアの地がその裂け目にぴったりと重なってしまった
そして深淵に国ごと転移したミューゼリアでは尽きることのない業魔の大群との絶望的な戦いが始まった
万策尽きたことを知った王と二人の王子は王妃の秘術によって王女が生き残ることに望みをかけ、儀式堂を守備して戦い命を落とした
周囲を神聖イルニクス帝国やリトゥーネ軍団国(第七軍団《ドゥリカ》がエルニア帝国から独立した際の名称)などの圧倒的な軍事強国に囲まれていながらも、丁寧で誠実な外交と、遺失の時代の特徴である膨大な魔物に立ち向かうために自国の戦力を提供することを厭わない姿勢を打ち出すことで、帝国の傘下か軍団国の傘下かで外交的にフラついていた自国を小さいながら確固たるいち勢力として確立し、もちろん臣下たちを戦場に送るにあたっては自ら先頭に立ち危険を引き受けて鼓舞した名君
死をも恐れぬ彼とその兵団の姿勢への感服から帝国や軍団国で囁かれるようになったミューゼリアの二つ名こそ「死の国」である
彼の治世によってミューゼリアでは帝国や軍団国の真似事ではない独自の文化が大きく花開き始める…はずだった
しかしある日、極めて稀少な不幸によって深淵と現世の間に大きな裂け目が開いてしまい、しかもミューゼリアの地がその裂け目にぴったりと重なってしまった
そして深淵に国ごと転移したミューゼリアでは尽きることのない業魔の大群との絶望的な戦いが始まった
万策尽きたことを知った王と二人の王子は王妃の秘術によって王女が生き残ることに望みをかけ、儀式堂を守備して戦い命を落とした