Ramp
Rampは、「ランプ(傾斜)」型のモジュレーション信号を生成する
Envelope Modulatorsです。
これは、ノートオン時に0から1(または1から0)へ一定のカーブで変化するシンプルなエンベロープとして動作し、さまざまなパラメーターの自動制御に活用できます。
概要
主な特徴
- シンプルなランプ形状
- ノートオンでトリガーされ、指定した時間で0→1または1→0へ直線的またはカーブをつけて変化します
- 方向の切り替え
- 上昇(0→1)か下降(1→0)のどちらかを選択可能です
- カーブ調整
- ランプのカーブ(直線的・指数的など)を調整できます
- ループ機能
- ループを有効にすると、一定周期でランプが繰り返され、LFOのようにも使えます
- タイムベースの選択
- ミリ秒・秒・拍(ビート)など、時間単位やテンポ同期でランプの長さを設定できます
- ポリフォニック対応
- 「Per Voice」モードでは、各ノートごとに独立したランプが発動し、和音や複数ノートに対応できます
- ノート無視(Ignore Notes)オプション
- これにより新しいノート入力時、ランプを途中から開始することも可能です(Bitwig 5.0以降)
使い方の例
- フィルターやボリュームのモジュレーション
- ランプをフィルターカットオフや音量に割り当てて、ノートオン時に自動的にパラメーターを変化させることができます
- LFO的な使い方
- ループモードを使えば、周期的なモジュレーション(LFO)としても利用できます
- サンプルのストレッチや位置制御
- サンプラーの再生位置やスピードのコントロールにも応用できます
注意点
- Per Voiceモードの挙動
- ポリフォニック時、各ノートごとに独立したランプが発動しますが、ノートを重ねて弾くと挙動に注意が必要です(パラメーターがジャンプする場合がある)
関連ページ
最終更新:2025年04月28日 22:18