HardWareデバイス
各HardWareデバイスの特徴と違い
Bitwig Studioには、外部ハードウェア機器やモジュラーシンセとの連携を強化するための「HardWare
デバイス」が複数用意されています。
それぞれのデバイスの役割と特徴、違いを以下にまとめます。
カテゴリ |
デバイス名 |
主な用途・特徴 |
主な違い・ポイント |
CV系 |
HW CV Instrument |
Bitwigから外部モジュラー/アナログシンセに CV PitchとGate信号を送信し、外部機器のオーディオ信号をBitwigへ戻す。 |
MIDIノート→CV Pitch/Gate変換+オーディオ入力。 両方向連携が可能 |
HW CV Out |
Bitwigから外部モジュラーシンセなどに ピッチCV(Pitch CV)のみを出力。 |
CV(Pitch)のみ出力。Gateやオーディオ入力は不可 |
MIDI系 |
HW Instrument |
1トラックで外部音源へのMIDIノート送信と、 外部音源からのオーディオ入力を同時に扱う。 |
MIDI→外部音源→オーディオ戻し。 主にMIDI音源用 |
クロック系 |
HW Clock Out |
DAWのテンポと外部ハードウェア機器 (シーケンサーやドラムマシン等)を高精度かつ柔軟にクロック同期させる。 |
クロック信号(テンポ情報)のみを出力。 音程やゲートは不可 |
エフェクト系 |
HW FX |
外部ハードウェアエフェクト機器との入出力を 柔軟に設定でき、遅延補正や内部エフェクトとの併用も可能。 |
オーディオ信号の入出力に特化。エフェクトループ用途 |
各デバイスの詳細
- HW CV Instrument
- BitwigのMIDIノート情報をCV PitchとGate信号に変換して外部モジュラー/アナログシンセを制御
- 外部機器のオーディオ出力をBitwigへ戻すことができ、録音やエフェクト処理も可能
- Gate信号の反転や手動でのチューニング設定も可能
- HW CV Out
- CV(Pitch)のみを出力するシンプルなデバイス
- 外部モジュラー等のピッチ制御専用。グライド(スムージング)調整も可能
- Gateやオーディオ入力には非対応
- HW Instrument
- 1つのトラックで外部MIDI音源へのノート送信と、その音源からのオーディオ入力を同時に扱うデバイス
- 外部MIDI音源の演奏と録音をシームレスに行える
- HW Clock Out
- DAWのテンポを外部機器と同期させるためのクロック信号を出力するデバイス
- 外部シーケンサーやドラムマシン等のテンポ同期に最適
- HW FX
- 外部ハードウェアエフェクト機器とのオーディオ入出力を柔軟に設定
- 遅延補正やBitwig内エフェクトとの併用が可能で、エフェクトループやリインプットに最適
- 違いのまとめ
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最終更新:2025年05月21日 22:20