Utilityデバイス

Utilityデバイス

Utility (ユーティリティ)デバイスは、用途に合わせた様々な基本機能のデバイスです。


各Utilityデバイスの特徴まとめ

デバイス名 主な特徴・用途
DC Offset DC成分の加算・除去、波形のセンタリング、ミックスやエフェクト処理の最適化
Dual Pan 左右独立パン、ステレオイメージ調整、オートメーション対応
Test Tone 多波形・多機能のテスト信号発生、サウンドデザインやIR作成にも対応
Time Shift 発音タイミングの自在なコントロール、グルーブや特殊効果の演出
Tool 音量・パン・ゲイン・ステレオ幅・位相反転などの基本調整、高解像度レベルメーター搭載
DC Offset
  • 音声信号の直流成分(DCオフセット)を加える、または除去できるユーティリティです
  • DCオフセットは、波形全体がゼロ軸から上または下にずれている状態を指します
  • この状態だと、エフェクト処理やクリッピング時に本来と異なる結果になる場合があります
  • DC Offset機能は、信号をゼロ軸に「センタリング」し、スピーカーの効率的な駆動やミックスのバランス改善に役立ちます
Dual Pan
  • ステレオイメージを左右独立で細かく調整できるユーティリティです
  • 左右チャンネルごとに個別のパン設定が可能で、オートメーションにも対応しています
  • ステレオ幅の演出や定位の微調整に最適です
Test Tone
  • 多彩な波形(サイン波、矩形波、インパルス、ノイズなど)と柔軟なパラメータ(周波数、レベル、アンチエイリアス設定など)を備えたテスト信号発生装置です
  • 機材や環境のチューニング、サウンドデザイン、エフェクト作成、インパルス応答(IR)作成など幅広い用途に利用できます
Time Shift
  • ノートやオーディオの発音タイミングを自在にコントロールできるデバイスです
  • グルーブ調整やタイミングの微修正、特殊効果の演出に活用できます
Tool
  • 音量、ゲイン、パン、ステレオ幅、チャンネルの位相反転スイッチ、高解像度出力レベルメーターなど、ミキサートラックのような基本的なパラメータを一つにまとめたユーティリティです
  • シンプルな操作で音声信号の基礎的な調整が可能です

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最終更新:2025年05月22日 22:30