EQデバイス

EQデバイス

BitwigのEQデバイスは、汎用的なパラメトリックEQからライブパフォーマンス向け、アナログ機材を再現した音楽的なEQまで幅広く揃っており、用途や目的に応じて最適な選択ができます。


各EQデバイスの特徴と違い

パラメトリックEQ
パラメトリックEQは、バンド数や操作性の違いはあるものの、周波数・ゲイン・Qを自由に調整でき、グラフィカルなインターフェースと多機能性が特徴です。
EQ+が最も高機能で視覚化も優れています。
デバイス バンド数 主な特徴 用途・強み
EQ+ 最大8バンド ・14種類のフィルタタイプ
・優れた視覚化(カラフルなEQカーブ、スペクトラムアナライザー)
・Adaptive-Q、リファレンストラック表示、バンドソロ、
   グローバル周波数/ゲインシフト
・マウスジェスチャーで直感的操作
ミキシング、マスタリング、サウンドデザインなど
幅広い用途に対応するBitwigのフラッグシップEQ
EQ-5 5バンド ・Bell、Shelf、Notch、2/4ポールHP/LPモード
・グローバルで全バンドのゲインや周波数を一括調整可能
・シンプルなグラフィカルUI
標準的なパラメトリックEQとして多用途に使用可能
EQ-2 2バンド ・Bell、Shelf、2/4ポールHP/LPモード
・軽量でシンプルな操作性
素早く簡単なイコライジングやCPU負荷を抑えたい場面に最適
ライブパフォーマンス向けEQ
EQ-DJは、ライブやDJ用途に特化し、即座にバンドをミュートできるキルスイッチやクロスオーバー調整が魅力。
パラメトリックEQよりも操作がシンプルでパフォーマンス向きです。
デバイス バンド数 主な特徴 用途・強み
EQ-DJ 3バンド(Low/Mid/High) ・各バンドにキルスイッチ搭載
・クロスオーバー周波数調整可能
・バンドタイプは固定(Low/Mid/High)
・シンプルな操作性
DJミックスやライブパフォーマンスに特化。
バンドのオン/オフでダイナミックな演出が可能
アナログインスパイア系EQ
アナログインスパイア系EQは、名機の回路や特性を現代的に再現し、音楽的なトーンコントロールや質感の付加に強みがあります。
サチュレーションやステレオ操作など現代的な機能も追加されています。
デバイス モデル元 主な特徴 用途・強み
Sculpt Pultec EQP-1 ・ビンテージEQP-1を現代的に再現
・低域のブースト/カットが得意
・Tube/Transistor/Cleanのサチュレーション選択
低域の厚みや質感の調整、温かみのあるサウンドメイク
Focus MEQ-5 ・MEQ-5を現代的に再現
・中域のコントロールに特化
・サチュレーション選択可
ミックスの中域を繊細にコントロールしたい場面
Tilt (イコライザー) デュアルシェルビングEQ ・中心周波数とスロープ調整可能
・シンプルなインターフェース
・サウンドを明るく/暗く傾ける
全体のバランス調整やトーンシフターとして活躍

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最終更新:2025年05月13日 23:41