Reverbデバイス

Reverbデバイス

Bitwig Studioには複数のReverbデバイスが搭載されており、バージョンアップごとに機能や種類が拡張されています。
代表的なものとして「Reverb」および「Convolution(コンボリューション)」リバーブが挙げられます。


概要

Bitwigのリバーブデバイスは、標準的なアルゴリズムリバーブと、高度なコンボリューションリバーブの2本柱で構成されています。
どちらもBitwigならではの柔軟なモジュレーションやルーティング、カスタマイズ性を活かして、幅広い音作りが可能です。
Bitwigリバーブデバイスの特徴
モジュレーションとの連携
  • Bitwigのリバーブは、LFOやエンベロープフォロワーなどのモジュレーションソースを簡単に割り当てられるため、動的なリバーブ表現が得意です
カスタマイズ性
  • 標準リバーブでもWet FXやTank FXなど、内部でエフェクトチェーンを構築でき、サウンドデザインの幅が広いです
使い分け
  • Reverb」…軽量で汎用的。シンセやドラム、ボーカルなど幅広く使える
  • Convolution」…リアルな空間再現や特殊な質感が欲しいときに有効。プリセットも豊富

各リバーブの特徴
Reverb(標準リバーブ)
  • Bitwig標準のリバーブデバイスは、一般的なアルゴリズムリバーブです
  • 基本的なパラメータ(プリディレイ、ディケイ、ダンピング、サイズ、ミックスなど)を備えており、空間の広がりや残響感を調整できます
  • モジュレーション機能や、ウェット信号にのみエフェクトをかける「Wet FX」など、Bitwigらしい柔軟なルーティングも可能です
Convolution(コンボリューション)リバーブ
  • バージョン4.3で追加された新しいリバーブデバイスです
  • IR(インパルスレスポンス)を利用し、実際の空間やビンテージ機器の残響を高精度に再現できます
  • 270種類以上のプリセットが用意されており、駅や大聖堂、スプリングリバーブ、デジタルFXユニットなど多彩な響きを選べます
  • ユーザー自身がオーディオファイルをドラッグ&ドロップしてIRとして使うことも可能です

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最終更新:2025年04月29日 22:41