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Peak Limiterでゲインマッチする方法

このページではサチュレーションなどによって増加したdBをもとのdBに戻す調整行う (ゲインマッチする) 方法として、Peak Limiterを使う方法を紹介します。


ゲインマッチの手順

サチュレーション適用前の状態でPeak Limiterをインサート
まずサチュレーションを適用前の状態でエフェクターにPeak Limiterをインサートします。
"Ceiling" と "Release" の設定
そして "Ceiling" 値を下げて、ゲインリダクションがわずかに発生 (0.1〜1.0dB) するようにします。

また対象の楽器に合わせて "Release" を適切に設定します。

値の目安としては以下のとおりです。
  • ドラムやパーカッション: 10〜30msあたり
  • ベースやパッド: 100ms以上
サチュレーションを適用して値を確認する
この状態で例えばPolysynthの "Drive" を +6.0dBしたとします。

すると -6.0dBほどのゲインリダクションが発生します。

Polysynthであれば "Voice gain" dB値を減らせるので同じ値で減らします。

するとおおよそ同じゲインリダクション値となりました。

今回のPolysynthの "Drive" 場合は dB値 で指定ができるのでPeak Limiterを使う必要はないかもしれませんが、数値による目安がない場合にはPeak Limiterを使うと調整がやりやすくなります。

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最終更新:2025年04月29日 14:40