Treemonster
Treemonsterは、「原音のピッチに追従する追加トーン生成」と「リングモジュレーション」を組み合わせた
Audio FXです。
スピードやフィルター、ミックスなど多彩なパラメータにより、幅広いサウンドデザインを直感的に実現できます。
概要
主な特徴
- リングモジュレーション(Ring Modulation)
- 入力されたオーディオ信号に対して、追加のトーン(倍音やサイドバンド)を生成し、独特の金属的・ロボット的なサウンドや 複雑な倍音構造を付加します
- 「Ring」ノブでリングモジュレーションの強さを調整可能
- ピッチ・トラッキングとピッチ・オフセット
- 入力音のピッチを検出し、それに追従する形でエフェクト音(追加トーン)を生成します
- 「Pitch」パラメータで生成されるトーンのピッチを原音からどれだけずらすかを設定可能
- これにより、原音と異なる音高のエフェクトを重ねることができます
- スレッショルド(Threshold)コントロール
- 入力信号のレベルが一定値(スレッショルド)を超えたときにのみエフェクトが発動
- これにより、ダイナミクスに応じた反応的なサウンド変化が可能です
- スピード(Speed)パラメータ
- 入力音のピッチ変化やエフェクトの追従速度を調整
- 速く設定すると急激な変化、遅く設定すると滑らかな変化になります
- フィルター機能
- エフェクトのかかる周波数帯域を制限できるフィルターを搭載
- 特定の帯域だけにTreemonsterの効果を適用することができます
- ミックス(Mix)コントロール
- 原音とエフェクト音のバランスを調整可能
- エフェクトを薄くかけたり、完全にエフェクト音だけにしたりできます
- 用途とサウンドキャラクター
- Treemonsterは、入力音に対して「追従するトーン」と「リングモジュレーション」を組み合わせることで、ロボットボイス、SF効果音、グリッチノイズ、80年代コンピューターサウンドなど、個性的な音作りが得意です
- スネアやパーカッション、シンセ、ボイスなど、どんな素材にも適用可能で、音響的な変化や特殊効果を加えるのに最適です
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最終更新:2025年05月07日 22:26