Vocoder
Vocoderは、直感的なパラメーター操作と柔軟なルーティング、ステレオ対応やエフェクトチェインの拡張性を備え、ボーカルや楽器に多彩なロボットボイス・ハーモニー効果を加えられる強力な
Filterデバイスです。
概要
主な特徴
- 2系統入力(モジュレーター/キャリア)
- モジュレーター:主に声やドラムなどの入力
- キャリア:シンセサイザーやノイズなどの音色を入力。
- これらを組み合わせて、モジュレーターのスペクトル情報でキャリア音を変調します。
- バンド数調整
- 「Number of Bands」パラメーターでバンド数(例:16~32バンドなど)を設定可能。
- バンド数を増やすとよりクリアで滑らかなロボットボイスに、減らすとより機械的で特徴的なサウンドになります。
- フォルマント/ブライトネス調整
- 「Formant」や「Brightness」パラメーターで声色や明るさをコントロールし、ナチュラルからロボット的な音色まで幅広く調整できます。
- 周波数帯域の設定
- 「Lowest Band-pass Frequency」「Highest Band-pass Frequency」で、処理する周波数帯域を細かく指定できます。
- ステレオ対応
- 入出力ともにステレオに対応し、幅広いサウンドステージを実現できます。
- Wet FXチェイン
- Vocoderで加工した音に対して、EQやリバーブ、トランジェントコントロールなどのエフェクトを追加可能。
- Bitwigならではの柔軟なエフェクトチェイン設計が可能です。
- 用途例
- ボーカルにロボットボイスやハーモニーを加える
- シンセベースやドラムに特殊な音響効果を付与
- バックコーラスやベースパートの加工など
- 使い方のポイント
- モジュレーター入力はモノラル化・レベル調整しておくと効果が安定します
- キャリアにはノイズやシンセなど、好みの音色を自由に設定可能
- MIDIノート入力でハーモニーやメロディをコントロールできるため、自由な演奏や打ち込みが可能です
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最終更新:2025年05月17日 07:20