Audio Receiver
Audio Receiverは、Bitwig Studioの柔軟なルーティングを実現するための必須
デバイスであり、サイドチェーンやパラレル処理、複雑なエフェクトチェインの構築など、現代的な音楽制作に欠かせない多用途なツールです。
概要
主な特徴
- 任意のトラックからオーディオ信号を受信
- プロジェクト内の任意のトラック(オーディオ/インストゥルメント/エフェクト)からオーディオ信号を受け取り、現在のトラックでその信号を利用できます。
- Pre/Postフェーダーの選択
- 信号を「Preフェーダー(フェーダー前)」または「Postフェーダー(フェーダー後)」で受信するか選択可能。
- Pre:元トラックのボリュームやミュートの影響を受けず独立して処理できる
- Post:元トラックのボリュームやミュートの影響を受ける
- サイドチェーンやパラレル処理に最適
- サイドチェーンコンプレッションや、原音とエフェクト音のパラレル処理、複雑なルーティングを簡単に構築可能
- シンプルで直感的な操作
- インサートしたトラックで、プルダウンメニューから受信元トラックと受信ポイント(Pre/Post)を選ぶだけで設定できる。
- エフェクトチェインとの組み合わせ
- 受信したオーディオ信号に対して、自由にエフェクトを追加・加工できるため、柔軟なサウンドデザインやミックスが可能。
- 具体的な用途例
- 他トラックの信号をサイドチェーン入力として利用
- パラレルエフェクトバスの作成
- 複数トラックの信号を集約して特殊な処理を施す
- インストゥルメントトラックにAudio Receiver+エフェクトを挿して、MIDIコントロールとオーディオ処理を組み合わせる
- 補足
- Audio Receiverは「純粋にオーディオ信号を受信する」ことに特化したデバイスで、MIDI信号やノート情報は受け取りません
- 受信元トラックをミュートしても、Preフェーダーで受けていればAudio Receiver側で音が鳴り続けます
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最終更新:2025年05月17日 07:37