アレンジャークリップの使い方

アレンジャークリップの使い方



クリップの作成方法

クリップの作成にはいくつかの方法があります。
カテゴリ 手順
新規作成 タイムラインの空白部分をダブルクリック
録音による作成 生演奏の場合は録音ボタンを押して再生
素材を使う 素材のオーディオデータをドラッグ&ドロップ
素材のMIDIクリップをライブラリやブラウザから追加
新規作成
タイムラインの何もないところをダブルクリックすると、クリップが新規で作られます。
録音による作成
録音を行うには、まずトラックの録音アームを赤色に点灯させます。

次にグローバルレコードを有効にします。

そして再生ボタンを押すと録音が開始します。

なおBitwigの初期状態は (おそらく) プリロールが無効でいきなり録音が始まってしまうので、「設定画面 > レコーディング」からプリロールの値を「1 (1小節)」などにしておくと良いと思います。
素材から追加
Bitwigで管理している素材であれば、ライブラリブラウザからドラッグ&ドロップなどで追加できます。

Bitwigが管理するライブラリに含まれないファイル (SpliceやFL Cloudなど) でも、そのままドラッグ&ドロップで追加できます。

ループ区間の設定

クリップの開始とループ開始区間を異なる位置にする方法
弱起があるフレーズの場合、クリップの開始とループ開始区間を異なる位置にしたいことがあります。

その場合、▶でクリップの開始地点を指定して、塗りつぶされている部分をループの開始地点に設定することで、クリップの開始とループをわけることができます。

これで、クリップの開始とループ区間を別々にすることができました。

長いアレンジャークリップを短くする方法

MIDIクリップを短くする方法
例えば、楽曲の最初から最後までをMIDIにした尺の長いデータをインポートしたとします。

ただこのまま編集しようとすると、ピアノロールが横に伸びすぎて編集がやりにくい場合があります。

そこでナイフツールや [CTRL+E] などでクリップをパートごとに分割します。

このとき「Track (トラックタイムライン)」としてクリップを表示すると分割した部分だけが表示されます。

ですが「Clip (個別クリップ)」の表示にすると、カット前のすべての尺があるデータとなっています。

Track表示のままで編集を続けるのであれば問題ないですが、特定のパートのみを書き出す(歌唱ソフトにMIDIとしてインポートするなど)ときや、Clipとして保存したい場合に不便です。

この問題を解消するには対象をクリップを選んだ状態で、右クリックして「結合 [CTRL+J]」を選択。

するとClip表示でも切り取った部分のみになりました。
オーディオクリップを短くする方法
例えば Synthesizer Vで作成した、以下のボーカルデータをwavに書き出します。

するとこのようなwavファイルが書き出されました。

ボーカル調整中であればこのままでも良いですが、データサイズとしては大きめなので、無駄な余白は消したい気がします。

小さくしたい場合は、ナイフツールなどを駆使して不要な部分をカット。

ボーカルデータを選択してバウンスインプレイス [CTRL+B] します。

するとプロジェクト内の "bounce" フォルダに切り取った後のwavファイルが書き出され、長い尺のwavファイルを消すことができます。

オーディオファイルが短くなったので、ボーカルチョップなどもやりやすいと思います。

ループクリップの一部を変更する方法

例えばDrum Machineでドラムの打ち込みをループすると、特定のパートだけループパターンを変えたい場合があると思います。

こういうときは、4小節目をナイフツール [5] または、[CTRL+E]で切断します。

[CTRL+E]で切断する方法は以下のページを参照。

ただ切断しただけだと、複製とあまり変わらず不要な部分が残った状態となります。

そこで [CTRL+J] で結合します。

結合すると、切断したクリップのみになって編集しやすくなりました。

後は、好きにパターンを変えることができます。

関連ページ

最終更新:2025年08月15日 00:35