《アーマーパージ》
- 「鎧(あるいは装甲)を脱いでスピードをアップさせる」という描写そのものはフィクション作品全般を通して良く見られる。
- 特技の名称自体は『スーパーロボット大戦』シリーズのオリジナル機体、ビルトビルガーの「ジャケットアーマーパージ」(厳密にはビルガーの最強武器である「ビクティムビーク」の描写の一環)が元であろうか。
- 更にこの「ジャケットアーマーパージ」の元祖、と目されているのが、『電脳戦機バーチャロン』シリーズの登場機体、ライデンの「アーマーブレイク」。
- 生身で使った事例では、『ファイティングバイパーズ』の登場キャラ、ハニーの「脱アーマー」等がある。
- 他にも『ドラゴンボール』で悟空が重りの服を外す場面や『スプリガン』終盤で主人公がAMスーツを脱いで戦うシーンも演出の参考になるだろう。
《幻獣》
- 想いが集積して誕生した存在というとテーブルトークRPGでは『妖魔夜行』シリーズの妖怪か。
- 人の想いの集積体だと『Axis powers ヘタリア』のキャラ(国の風土や国民性が擬人化した存在)でもいいかもしれない。
《二丁拳銃》
- 西部劇に登場するガンマンたちの間でよく見られた戦闘スタイル。
- 一見すると単なる格好付けだが、西部開拓時代当時としてはそれなりに理由のあるものだった。まず、当時の一般的なリボルバー拳銃はスイングアウト(シリンダーを銃本体に接続させたまま側方や上方にスライドさせる機構の事)方式ではなかったため、再装填にそれなりの時間を必要とした。そのため一部のガンマンたちはリロードの隙を軽減する手段として、空いている方の手に言わば「予備弾層」として拳銃を持っていたのである。
《ファニング》
- 西部開拓時代においてガンマンたちが用いた早撃ちの技法。リボルバーでトリガーを引きっぱなししたまま、もう片方の手で撃鉄を「扇ぐように」に引く事で(この扇ぐ=英語のfanが名前の由来)連射を実現する。
《武器習熟》
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』にも、特定武器の扱いが上手くなる同名の特技が存在する。
《武装解除》
- 『魔法先生ネギま!』に登場する魔法。武装解除という名前ながら服まで吹っ飛ぶところが全く同じである。
《墓穴》
- 『蓬莱学園の冒険!!』では、蓬莱パワーという一種の特殊能力を使用して高い効果を上げる事が出来るが、反動で墓穴を掘る、というペナルティがある。
- 文中の「墓穴を掘らずんば墓地を得ず」も同作中の迷言である。
《冒険者》
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』などのRPG初期のファンタジーゲーム(あるいは近年でもこれらの作品を踏襲したゲーム)におけるPC達の呼称。
- ちなみに正式に世界設定に《冒険者》という存在が組み込まれたのは、『ソードワールド』のフォーセリアが初。
《柳落とし》
- 柳の木の花は「花序」と呼ばれる穂状の物であり、枯れる時にはぽろりと穂自体が落ちる。この事に準えたものと思われる。
《コスチュームヒーロー》
- 「コスチュームヒーロー」とは、そのままの意味。つまり衣装を着ているヒーローの事を示す。
- コスチュームヒーロー自体は昔から存在していたが、顕著になったのはスーパーマン以降だろうか。日本では『月光仮面』が元祖。
- 「ヴィラン」は「悪漢」や「悪役」「敵役」を意味するアメコミ用語。有名所は『バットマン』のジョーカーや、『スパイダーマン』のグリーンゴブリン。
- 尚、ヒーローとヴィランが同じ《コスチュームヒーロー》で表現出来るのは、この二つの存在の境界線が非常に曖昧だからである。
- バットマンやロールシャッハなど狂人一歩手前なヒーローが存在する一方、「9.11」の際には全てのヴィランが救助活動に協力していたりもする。
- またヒーロー同士の戦いで一般人に被害を与えた『シビルウォー』や、ヒーローによって妻子を奪われたパニッシャーによる復讐劇『KILLS MARVEL UNIVERS』もある。
- あまりにも度が過ぎて暴れてしまうと『WATCHMEN』や『Mr.インクレディブル』みたくヒーロー禁止法が出来たりもする。
- またコスチュームを着るだけという効果は、スーパーパワーの有無に関わらずヒーローヴィラン全てを包括する特技、という事だろう。
- 或いはヒーローやヴィランはコスプレしただけの常人であるという『WATCHMEN』に由来する考え方なのかもしれない。
《テレパシー》
- この特技が回避に役立つのは、おそらく『機動戦士ガンダム』シリーズ(ただし、初代を始めとした「宇宙世紀」シリーズに限る)における「ニュータイプ」が元になっているからと思われる。主人公アムロ・レイをはじめとしたニュータイプ達は、敵パイロットの動きを先読みして攻撃を回避する事が出来た。
- 因みに、この特技で実際に相手の思考を“読む”事が出来ないのは、作中のニュータイプ能力が(殆どの場合)「何となく解る」程度のものである事を再現しているものと思われる。
- また、『聖戦士ダンバイン』でも主人公ショウ・ザマは(おそらくオーラを感じ取って)敵の動きを先読みしていた。
《パーティメンバー》
- まあ今さらこのwikiを見ているような人に説明するのもアレだが…『D&D』『ソードワールド』『アリアンロッド』みたいなゲームで貴方と一緒に冒険してる連中がいるだろう。ぶっちゃけ彼らの事だ。
- ちなみに冒険者一行を「パーティ」と呼ぶのは、登山におけるそれが元と言われている。危険なダンジョン(あるいはそれに類する場所)に挑むのを登山になぞらえたわけだ
《トナルヴィジョナリィ》
- 吸血鬼と顕現者(≒スタンド使い)、という組み合わせから察するに、『JOJOの奇妙な冒険』第三部のDIO様が元ネタなのは、確定的に明らか。
《レブナント》
- 《レブナント創造》の効果などからも察するに、『JOJOの奇妙な冒険』に登場した屍生人(ゾンビ)が元と思われる。
最終更新:2015年04月06日 17:02