アムルタート
共通
《炎熱の王》
- 「口から火を吹く」のは、数あるドラゴンのブレスの中でも最も代表的なもの。
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』においては、善の属性のゴールドドラゴンと悪の属性のレッドドラゴンが炎のブレスを吐く。
《完全人間変身》
- 代表的な例は『エメラルドドラゴン』の主人公アトルシャン。
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』においても、歳経たドラゴンは人間に変身する能力を持ち、しばしばシナリオにも関わってくる。
《深淵の監視者》
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』においては善の属性のブラスドラゴン、悪の属性のブラックドラゴンやグリーンドラゴンが水中で呼吸する能力を有している。
- これらのドラゴンの内、ブラックドラゴンやグリーンドラゴンは同族の中でも奸智に長けており、おそらくこれが〈社会〉属性ダメージの元ネタと思われる。
《多頭龍》
- ギリシャ神話の怪物、ヒュドラから。この水蛇は1本の首を切り落としても2本になって再生したとされ、ヘラクレスの甥が傷口を焼いて再生を防いだ。
- また、その名を冠せられた水棲刺胞動物ヒドラも、高い再生能力を持つ。
《凍土の覇王》
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』においては、善の属性のシルバードラゴンと悪の属性のホワイトドラゴンが冷気のブレスを吐く。
《雷鳴の使徒》
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』においては、善の属性のブロンズドラゴンと悪の属性のブルードラゴンが雷のブレスを吐く。
- 『妖魔夜行』においても、半人半龍の水波龍は口から雷撃を吐いて攻撃をしていた。
《幻朧龍皇拳》
- 『聖闘士星矢』にて教皇(サガ)の必殺技の一つに幻朧魔皇拳というものが存在する。
《幸いの龍》
《ドラゴンスレイヤー》
- 数々の伝説や神話などに登場する、龍を退治した武器を総称する言葉。たまに英雄の事を指す場合も。しかしこの特技の文面のように、ドラゴンを殺すのもドラゴンという例は珍しい。
- このゲームにも登場するグラム、バルムンク、ノートゥングなどが代表例。これらは名前が違うだけで同一の存在であるともいう。
- 因みに龍退治の「英雄」の中には、コールタールの蒸留カスに髪の毛を混ぜて作った菓子を食わせ、のたうち回らせて殺した外道もいる。
- 『ドラゴンスレイヤー』シリーズは日本のPCゲーム界を代表する龍退治サーガの例。ごく一部の例外を除いては全て「ラスボスがドラゴン」。
《※アドーニ》
- 「理解」と関連性があるという7人の権力アルコーンの1。猿の顔をした存在であるともされる。
《※ザドキエル》
- 「神の正義」を意味する名を持つ天使。ドミニオンの長とする説もある。セフィロトの樹の第4セフィラ・ケセド(慈悲)の守護天使。
- アブラハムが神に信仰を試され、自身の息子を生贄に捧げる事を決意した際に、その信仰を確認してアブラハムを押し留める為に使わされたのがザドキエルであるともいう。
- 尤も、昔の聖書では誰も止めなかった為アブラハムの息子は生贄に捧げられていたと言う説もある。
《地脈蠢動》
- 元ネタは風水の「龍脈」から。効果は『帝都物語』で加藤保憲が東京の龍脈の龍を刺激し関東大震災を引き起こしたことからか。
《復讐の毒血》
- 有名なのはバジリスクの毒か。馬上から槍で突き刺したところ、毒が槍を伝わり持ち手どころか乗っていた馬まで殺したと言われる(槍をすぐに手離したが、まだ毒が伝ってきたため、槍を持っていた腕を根元から切り捨てることで何とか一命をとりとめた。という別バージョンの話もある)。
《※龍の逆鱗》
- 「逆鱗」とは(東洋の)龍の身体に一枚だけあるという、逆さに生えた鱗の事。これに触れられると龍は怒り狂い、触れた者を殺してしまうという。
- この事より、不注意で人を怒らせてしまう事を「逆鱗に触れる」と言う。今風に言うと「地雷を踏む」の様な感じ。
《※ベトール》
- グリモワールで象徴として登場する「オリンピアの天使(精霊)」の1柱で、「木星」を司るという。
プレデター
- 「捕食者」の意味。チーターやカエルなど、獲物を襲撃して食べるタイプの肉食動物。
- イメージとしては神話伝承、あるいはゲームなどで良く見受けられる一般的なドラゴン像。
《光学迷彩》
- ブランチ名の元にもなった映画『プレデター』より。狩猟種族の宇宙人であるプレデターは、腕の装置で光学迷彩を操っていた。
- その他『攻殻機動隊』などでも登場する。
スカベンジャー
- 「死肉漁り」。ライオン、ハイエナ、ハゲタカなど、プレデターが襲った獲物のおこぼれに預かったり、プレデターを集団で襲って獲物を奪うタイプの肉食動物。プレデター共々、ティラノサウルスの食性に纏わる論争から選ばれたか。
- イメージとしては、『ソードワールド』におけるワイバーン等の様な「知的生物ではない、単なる大きなハ虫類に過ぎない」ドラゴンや、コカトリスやバジリスクの様な「ハ虫類っぽいけどドラゴンとは微妙に違う」モンスターなど多彩なものを含んでいるようだ。
- また、ドラゴンの下位種としてリザードマンがいる(『ダークネスディアマント』の「造物主の刃」の項目参照)のは、『ルーンクエスト』のグローランサ世界のドラゴニュート、またはそれから影響を受けたと思われる初代『ソードワールド』(ワールドデザイナーの水野良氏は熱心な『ルーンクエスト』ファンとして有名)のリザードマンからか。
- また、『ダンジョンズ&ドラゴンズ』におけるコボルドは、自分達はドラゴンの子孫であると自称している。(信憑性ははっきり言って疑わしいので、他の種族はほとんど信じていないが…)
- あっ、そこの「何で“犬”が(“自称”とは言え)ドラゴンの子孫名乗ってんだよ…」と思ったそこのあなた!『D&D』(特に3e以降)のコボルドは「小さなリザードマン」という風体の生き物です。詳しくはこちら。
《偽龍空間》
- 『宇宙刑事シリーズ』の『魔空空間(ギャバン)』 『幻夢界(シャリバン)』 『不思議時空(シャイダー)』 から。それぞれ、敵怪人のパワーを3~4倍にする戦闘フィールドである。
- その強いインパクト故に、『夢戦士ウイングマン』『究極超人あ~る』など多くの作品で類似の描写が登場する。
《巨大化光線》
- 『戦隊シリーズ』の倒れた怪人を巨大化させる能力、もしくはアイテムから。芋羊羹の賞味期限には注意が必要。
《必殺の毒針》
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に登場する、翼龍ワイバーンが尻尾に持つ毒針が元ネタと思われる。
ジェネラル
- 財力と軍勢をもって活躍する龍というイメージで典型に近いのは『巣作りドラゴン』だろうか。あれは防戦一方で攻める時はドラゴン単体だが。
- 『シャドウラン』のドラゴンはその力と才覚によって社会的地位を得ているものが少なからずおり、特にグレートドラゴンのロフヴィルは世界の「十大企業」の一つ『ゼーター・クルップ』社のトップとなっている。
《補給確立》
- 強いて言えば『信長の野望』シリーズ。近年の作品では補給部隊の運用コストが尋常ならざるものになりがちで、中盤以降はいかに補給線を短く抑えるか、いかに敵の物資を奪うかが勝利の鍵となる。
- 最重要物資は人間(兵力)であり、終盤には数十万単位で国替えを強いられたりする辺り、いやはやなんとも。
- むしろ育成要素の強い経営シミュレーションゲームでお馴染みの概念だろうか。殆どの作品では、精鋭部隊を作るにはそれなりの手間と資源を要する。
- 現代のエースパイロットを一人育て上げるのに、5億から6億の予算と5年近い期間を要すると言う。
《神機軍師》
- 『水滸伝』の登場人物の一人 朱武の渾名。大袈裟な渾名ではあるが作中の位置付けとしては副軍師といったところである。
ドリームハンター
- モチーフは『ドリームハンター麗夢』や『ナイトメアハンター=ディープ』、『ゆめりあ』、『夢喰いメリー』等の様な『具現し現実を浸食する悪夢に立ち向かう者』からだろう。あるいは夢を現実でも力に出来るというと『ナイトウィザード』の夢使いか。
- 実写だと2011・12年の『ビットワールド』もその一つ。夢の情景なら『悪夢ちゃん』も参考になるか。
- 問題は何故このブランチが「アムルタート」のミームなのか、という事だが…夢の世界(=世界の外縁)で夢魔(=混沌)と戦い続けている、というTRPG『深淵』における龍の設定からであろうか。
- 『フローライトプリズン』発売前に発表されたリプレイ『夢の果実』にて、「夢の神」クイーン・メイブは「木星天」に属するとされているので既に伏線は張ってあったりした。
- またウングルにもある通り、アボリジニの神話体系で根幹をなす「ドリームタイム」においてレインボーサーペント(虹蛇)達は最も重要な精霊である。
《ヴィジョン:●●》
- 夢の世界で自由に武器を生み出して戦う、という描写は初代『ナイトメアハンター』のそれに近い。
《ドリームシフト》
- TVアニメ『絶対無敵ライジンオー』の主題歌「ドリーム・シフト」からか。
- 『xxxHOLiC』の四月一日君尋は原作終盤でフレーバー説明に近いことが出来る様になっている。
《ドリームペインター》
- 『ナイトウィザード』の夢使いに同名特技がある。
- 『ウィザードリィ シナリオⅣ』にも同名の存在が登場する。また手塚一郎による小説版では夢を通じて現実に影響を与える神(の様なモノ)として登場する。
プロフェット
- 『Role&Roll』誌93号に掲載され、その後『クリムゾンガーネット』で加筆再録されたブランチ。
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ』などでもドラゴンが魔法を使う、という例はしばしば見受けられるが、ドラゴン達独自の魔法、という意味ならば『ソードワールド』の竜語魔法(ドラゴンズ・ロアー)辺りが近いか(効果は身体能力強化・変化が殆どだが)。
- 「真の名前」を知ることで対象に干渉する、という原理自体は『ゲド戦記』世界の魔法のそれに近いか。『ゲド戦記』5巻では龍と魔法の関連性が明かされている。
- 正確にはドラゴンではないが、『魔術士オーフェン』の魔術を操る種族の総称がドラゴン種族となっている。
- どちらかというと呪いを受けて子孫を残せなくなったという設定(特に人間の魔術士を産んだ「天人種族(ウィールド・ドラゴン=ノルニル)」のもの)の方がアムルタート的に大きく反映されてる気もするが。
- 最近の龍語魔法というと、「スカイリム」が思い出される
- もっとも、対象の「名前」を知ることで干渉するというのは、世界中に存在する原始的な(しかしそれゆえに強力な)魔術のひとつである。
《万象の聖名》
- 《万象の盾》と合わせて、小説『傀儡后』に出てくる「街読み」速水優子の異能か?(街の「名(テキスト)」を全て受け入れることで世界を操っている)。
最終更新:2014年10月31日 01:46