字幕20 - 電脳コイルテンプレまとめ@wiki

　 (ﾔｻｺ)私の古い記憶によると
　　最初に用意された体は⇒

　　　命のない 空っぽの器
　　　 だったそうです｡

　　　　　　　　　　 (ﾌﾐｴ)ﾔｻｺ！

　　　　　 ﾎﾞｸ ｻｯﾁｰ｡

　　　　　　　　　　　 ﾔｻｺ！

(メガばあ)おぬしら｡

　　大丈夫か？
　　　　　　　　　　 メガばあ！

　　ﾊﾗｹﾝ どこに行くの？ ﾊﾗｹﾝ｡

　　　　　　　　ﾊﾗｹﾝ！
　 ﾔｻｺ 大丈夫？

　　　　 何で うちの中に？

　　　　　_きょか
　 わしが 許可したからじゃよ｡
　　　　　　 ｳﾝﾁ｡

(ﾌﾐｴ)京子ちゃん 熱も
 うそみたいに下がっちゃったわ｡

　ﾃﾞﾝｽｹは？
　 (メガばあ)心配するでない｡

　　　　　　　　　　_もど
　　　　 おう 電気も戻ったわい｡

ﾔｻｺは おばちゃんが
 治してくれたのよ｡

例のｺｲﾙﾀｸﾞでね｡
 おばちゃんが？

　　　　　　ｺｲﾙﾀｸﾞは あと数枚で
　　　　　　 おしまいじゃ｡

　原料のﾒﾀﾊﾞｸﾞが もうなくてな｡

ﾀﾏｺが持っておったのは
 わしが４年前に授けたものじゃ｡

　　　ねえ おばちゃんは？

 (原川ﾀﾏｺ)やはり 古い空間の 
_かくさん 拡散は止まっていない｡

　　　　　_いんが
　　　　　因果なものね｡

　　上位ｺﾏﾝﾄﾞに ｱｸｾｽを要求｡

やはり これは 最初から私の仕事｡
 そして最後のね｡

(ﾀﾏｺ)ええ 全員無事よ｡
　　　　　　 _つぶ
　　　 通路は潰した｡

　　この家に なぜ古い空間が
　　 あったか 調査中よ｡

　　　　　　 _{ひがいしゃ}
　　　 ほかに被害者は？

　　　 _ねこめ
[ｹｰﾀｲ](猫目)今のところ 人的被害は
 見つかっていない｡

そう｡ もともと ｲﾏｰｺﾞを持った
 子どもなんて めったにいない｡

[ｹｰﾀｲ]待て｡ 今 １件だけ見つけた｡

　　　　　　　_さい
[ｹｰﾀｲ]少年｡ 11歳だ｡

　　　　　　　　 まさか｡
[ｹｰﾀｲ]ﾀﾏｺ？

ﾌｫｰﾏｯﾄの指令を出したわ｡
 ﾚﾍﾞﾙ３に｡　　　　[ｹｰﾀｲ]何だと？

　　ケンちゃんのはずがない｡
　　 ﾒｶﾞﾈは 取り上げて…｡

　 どうしたの？ ﾊﾗｹﾝに 何か？

　　　 おばちゃん 待って｡

　 全員 この家で じっとしてろ｡

待って おばちゃん！
　　　 何じゃ どうしたんじゃ｡

　　　　ﾔｻｺ どこ行くの？

　　 はい｡ そうですか｡
　　　やはり ｹﾝｲﾁに ﾒｶﾞﾈを｡

　　　　　　　　 _しつれい
いえ こんな時間に失礼しました｡

　　　やはり ｶﾝﾅのﾒｶﾞﾈを｡

_{でんのうほう じょう}これは 電脳法12条の
　　　　_{いほうかいぞう}
　　　　 違法改造に当たります｡

最近の公務員は
 朝まで残業するのね｡

　　　　　　　　　 _かんさ
　　　　ﾒｶﾞﾏｽの内部監査の者です｡

これから やる事があるの｡
 _じゃま
 邪魔しないでくれる｡

　　　　 そんな事したら
　　　　　あんた クビになるぞ｡

_かくご
覚悟のうえよ｡

_じれい
辞令は まだ受け取っていない｡
 この子たちは 私の管理下にある｡

　　 あんた なぜ そこまでして？
私が始めたのよ｡

私が終わらせなくては
 ならないわ｡

 この件はすべて ﾒｶﾞﾏｽに報告する｡
ご自由に｡

　　　　　　　　　　　　あの…｡

　　ﾊﾗｹﾝに 何か あったのね？

待て｡ ここまで走ってきたの
 あんた？

　　　　　　　　　　私も行くわ｡
理由を言ってみな｡

　　　　　　私が場所を教えたの｡

　　それに私 たぶん わかるの｡
　　 ﾊﾗｹﾝが どこにいるか｡

何だと？

　　　　　前から気になってた｡
　　　　　 _ふしぎ
　　　　　 不思議な声がして｡

　　 _きのう
　　 昨日 気づいたの｡
　　　方向だけ 何となくだけど｡

それだけ？

　　　　私 ﾊﾗｹﾝのこと…｡

_きけん
危険は知ってのうえだな？
　　　　　　　　　　　　　うん｡

ケンちゃんは
 ｶﾝﾅのﾒｶﾞﾈを使ってる｡

まずは その位置を目指すわ｡

　(ﾌﾐｴ)一体 何が起こってるの？
　 ｢あっち｣って 何なのよ｡

　　　 思い出してきたわ｡
　　　　あれは４年前⇒

　　　　　　　　　　_たお
　まさに わしが ぶっ倒れる
　 きっかけになった事件じゃ｡

４年前？

(ﾀﾏｺ)４年前 ある暗号屋の少女が
　都市伝説を調べ⇒

　　　　　_{ぎしき みちび}
　　一つの儀式を導き出した｡
　　 儀式？

　 正確に言えば 暗号の手順よ｡

　ﾐﾁｺさんを呼び出すためのね｡
　 え？

　 その時 何が起こったのか
　　_だれ
　　誰も正確には知らないの｡

　　　 その少女本人もね｡

　でも 儀式は成功し
　　　　　　 _{げんしょう}
　 同じような現象が起こった｡

　　　　　　現象？

_{じょうけん}
　　ある条件がそろうと
　　　　　　 _ぶんり
　　 電脳体が分離する現象｡

　その現象の名前は｢電脳ｺｲﾙ｣｡

　　　　　 電脳ｺｲﾙ？

 あのｲﾘｰｶﾞﾙも そうだけど 正確な
　原因は まだ わかっていない｡

　　私 ｲﾘｰｶﾞﾙが
　　 あんな事するなんて…｡

やつらは 最近現れた新顔とは
 まったくの別物よ｡

　 あのｲﾘｰｶﾞﾙは 一体 何なの？

　　　 危険な ｲﾘｰｶﾞﾙじゃ｡

　　　　　　　　　_よ
　わしらは｢ヌル｣と呼んでおった｡
 ヌル？

　　おそらく 一番古い ｲﾘｰｶﾞﾙ｡

 Cﾄﾞﾒｲﾝという未知の空間から
　やってきた最初の電脳生物よ｡

　　　　　Cﾄﾞﾒｲﾝ？
　　　　　 ｺｲﾙ･ﾄﾞﾒｲﾝ｡

都市伝説では あっちへの入り口と
 言われているわ｡

　　 ﾐﾁｺさんって
　　　あの生き物の事なの？

　　　 そうかもしれない｡

_まよ
迷い込んだ子どもを連れていく
 というところは同じね｡

　　_{あやま おか}
同じ過ちを犯してほしくなかった｡

　　　　　 同じ過ち？

 弟子のしでかした事とはいえ
　あん時は しんどかったわい｡

弟子？ じゃ その事件を
 起こした少女って…｡

　　　 そう この私なのよ｡
　　　　え？

　 私も ｷﾗﾊﾞｸﾞ集めをしたわ｡
　　ｲｻｺとは 違うやり方だった｡

　 けどね まだ当時は
　　世界中 古い空間だったから⇒

　　暗号を使えば ｷﾗﾊﾞｸﾞも
　　 手で拾い集められたの｡

　　　そして 通路を開いた｡

　　何人か 子どもが
　　 _いしき
　　 意識を失ったらしいわ｡

　 もし メガばあが
　　止めてくれなかったら…｡

おかげで ぶっ倒れる前の記憶が⇒

　 すっかり
　　なくなってしもうたわい｡

あなたたちには
 済まないと思ってる｡

_{じたい　さ}
こんな事態を避けるのは
　　 _にんむ
 私の任務だったのに｡

ﾌｫｰﾏｯﾄの開始は あと10分よ｡

　　　　　 _はな
私から絶対 離れないようにして｡
 うん｡

10分前の位置は ここよ｡

_{かんしょう はげ}
　干渉が激しくて
　 ここまでしか探知できない｡

まだ ｺｲﾙ現象に
　　_おそ
　　襲われてなければいいが｡

　　　　　　　　 _さが
あとは 自分の足で捜すしか…｡

　　　ﾔｻｺ？ おい ﾔｻｺ どこだ｡

　　　待て ﾔｻｺ！ 何してる｡

　　　もう これしかないの｡
　　　 お願い 行かせて｡

おまえ 追いかけろ！

　　　　　　_うかい
おまえと私は迂回だ｡

まだだわ｡
 通路を見つけてからでないと｡

(ヌル)ちょうだい ちょうだい…｡

　　　 ﾔｻｺ どこだ｡ まずい｡

これで ﾔｻｺに ｺｲﾙ現象が起これば
　　　　　　_ふ
 それが また増えてしまう｡

　　ｸｿｯ 場所が特定できない｡

　　　　　　 待て｡

　　　　 ケンちゃん！

　　 間に合わなかった｡
　　　通路は… 通路は どこ？

(ｲｻｺ)ここには ない｡

　　　　　　貴様！

やめろ｡ 話を聞け｡

　　おまえさえ… おまえさえ
　　 ｷﾗﾊﾞｸﾞを集めなければ！

　　おまえさえ…
　　 おまえさえ いなければ｡

　　　　　_う
話を聞け｡ 撃つな｡

　　もう遅い｡ ケンちゃんは
　　 通路に入ってしまった｡

　　　　　　　　 _せいぎょ
　　　どうした？ 制御ﾘﾝｸ？

　話を聞け｡ 私も原川を
　 見つけようとしているんだ｡

　　　　　 何だと？

　　　　　　もう来たのか｡
物理ﾌｫｰﾏｯﾄだわ｡

　　　　　　　　なぜ それを？
まだ 方法はある｡

(ヌル)ちょうだい ちょうだい…｡

電脳体を わざと分離させて
 連れ戻すんだ｡　　　　　なに？

　　 私が行く｡ ヌルに触れば
　　　すぐに分離できる｡

深い所に入ってなければ
　　　　　　_{きょうりょく}
 連れ戻せる｡ 協力しろ｡

　　ﾔｻｺ まさか そのつもりで？

　　 _おこのぎ
　　 小此木が来てるのか？
　　　何のつもりだ｡

おそらく ﾔｻｺは あんたと 
 同じ考えだわ｡
何だと？

　　 まだ 分離して間もない｡

　　こっちの空間と重なった
　　_{りょういき}
　　 領域にいるはずだわ｡

　　　　　　来たわ｡

　　　　　　　　 _かせ
　　　　　 時間は稼げるか？
どうする気だ？

　　　　できるだけ
　　　　 ﾌｫｰﾏｯﾄを遅らせてくれ｡

　　　この辺りなんだな？

[ｹｰﾀｲ](猫目)一体 何をする気なんだ｡
 まさか？

　　　　　　そこだ｡

[ｹｰﾀｲ]もう時間がない｡
 _{たいひ　　　　ゆうこ}
 退避するんだ 勇子｡

　　　　　安定しない｡

小此木 聞こえるか？

≪小此木！

　　　　　_あまさわ
　　　　　天沢さん？

小此木か？

　 天沢さん… 天沢さんなの？

これで ほかの電脳体にも
 暗号を移せるんだな？

[ｹｰﾀｲ]待て｡ 最後のｷﾗﾊﾞｸﾞを
 使うつもりか？

小此木 そこにいるな？

　 天沢さん いるわ｡ 聞こえる｡

≪時間がない｡ 声が聞こえる
 辺りに 手を当てろ｡

これから暗号を そっちに送る｡
 こいつを原川に当てるんだ｡

≪いいか よく聞け｡
 これは １人しか転送できない｡

≪おまえは 自分の足で戻るんだ｡

　　　　　　　天沢さん 私…｡

時間がない｡ 急げ｡

　　　　　わかったわ｡

(ﾊﾗｹﾝ)ｶﾝﾅ？ 何て言ってるの？
　ｶﾝﾅ？

　　そっちに行けば ｶﾝﾅの声が
　　 聞こえるの？

　　 すぐ そっちに行くから｡
　　　だから許して｡ ｶﾝﾅ！

　　　　 ﾊﾗｹﾝ 応えて！

　　　　　来た｡ 2.0だ｡

チッ 物理結界か｡

　　　　 じゃあ 互角で｡

　 (猫目)ﾀﾏｺめ ｻｯﾁｰも
　　 物理結界に改造したのか｡

間に合ってくれ｡

　　 ﾊﾗｹﾝ！ 待って｡
　　　それは ｶﾝﾅじゃないわ｡

　　　　　　　 もう やめて！

　　　　　　　　　　_に
　　　　　　　　早く逃げるのよ｡

待って｡ ダメだよ ﾔｻｺ｡

まだ戻れないんだ｡
　　　　　　　何 言ってるの？

　　　　　　　　　　　　 ケン？

　　ｹﾝｲﾁ？
　　 ﾊﾗｹﾝの事を言ってるの？

ﾔｻｺ ｶﾝﾅの声が…｡

　　　　 聞こえる｡ 聞こえるわ｡

　　　　 ｢悲しかった｣｡

　｢ｹﾝｲﾁと ｹﾝｶして悲しかった｣
　　って言ってる｡

　　　　｢ほめてもらえて
　　　　　うれしかった｡⇒

　　 _いっしょ
　　 一緒にいて楽しかった｡⇒

　　　　ｹﾝｲﾁのことが…⇒

　 ﾊﾗｹﾝのことが好きだった｣｡

_ぼく
僕も… 僕も好きだった｡ ｶﾝﾅ｡

　　｢さようなら ｹﾝｲﾁ｡
　　　　　　　 _せ
　　 もう自分を責めないで｣｡

　　(ｶﾝﾅ)ﾔｻｺ… ｹﾝｲﾁを お願い｡

逃げて ﾔｻｺ｡

　　　　　　　　ﾌｫｰﾏｯﾄの音だわ｡

ﾊﾗｹﾝ これで戻れるわ｡

　　　　　　　 ありがとう ﾔｻｺ｡

　　 ﾊﾗｹﾝ 私…｡

　　　　好きです｡

　私 ﾊﾗｹﾝのことが…好き｡

　　　　 ケンちゃん？

　　　　やったのね ﾔｻｺ｡

　　　ｸｿｯ 指令ﾎﾟｰﾄだけでも
　　　 _つか
　　　 捕まえれば｡

　　このままでは また…
　　 あいつを呼ぶしかない｡

　　　　　　ポチ！

　　ｲｻｺ ﾎﾟｰﾄﾅﾝﾊﾞｰを送ったわ｡

　　　　　　　　　 ﾔｻｺ まだか｡

内部は対象外なの｡
 タマを改造しなくて よかったわ｡

ﾊﾗｹﾝ？
　　　　ﾘﾝｸを確認した｡

　　 電脳体は まちがいなく
　　　戻ってるわ｡

そう よかった｡

　 猫目 何とか かたがついたわ｡

わかった｡ 病院は任せてくれ｡

はい｡ 残る手は ｺｲﾙｽﾉｰﾄﾞしか｡

 しかし _ぜつめつ
　すでに絶滅しているのでは？

　　　　 _せつぞく
　　最近 接属した電脳体が？

　　わかりました｡
　　 その電脳体を捜します｡

　　　　　　_ほうかい
はい｡ 世界が崩壊する前に必ず｡

　　　　　　　　　 _いわかん
おかしい｡ 何だ この違和感は｡

　　　　　　 誰？