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蘭陵王/性能 - (2019/12/15 (日) 22:54:45) の編集履歴(バックアップ)


Lostbelt No.3で実装された☆4セイバー。読みは日本語読みで「らんりょうおう」、中国語読みで「ランリンワン(Lánlíngwáng)」。
実装が遅い割には、再臨素材・強化素材に要求するものが第一部までで揃うありがたい仕様。
見た目や声優から勘違いしやすいが、性別は史実通りの男性。

ステータスはバランス型。☆4セイバー16騎中ではHP4位、ATKワースト5位。
カード構成は標準的だが、スキル構成・宝具ともにサポーター型。
Hit数はA/B/Q/EXの順に3/2/3/5Hit。
NP効率が基準より高めに設定されており(0.55→0.65)A/EXだけでなく、Aと同ヒット数のQもクラススキル「騎乗」が乗るためNP効率は悪くない。

余談だが、王とつくが〔王〕特性は持たず、〔愛する者〕特性を持つ。

スキル

【スキル1】隠美の仮面 A CT:8-6
自身に無敵(2回・3T)、味方全体に「カリスマ A」相当(最大20%)の攻撃力アップを付与するスキル。
回数制の無敵のため、攻撃力アップ目的で使っても無敵効果が無駄になりづらく、複合スキルとしては取り回しやすい。
敵の宝具を防ぐために温存するのも手。
このスキルのみCTがやや長い点に注意。

【スキル2】勢い破竹の如し C CT:7-5
味方単体にNPを最大20%供給し、強化成功率アップ(1T、最大40%)を付与するスキル。
自身に使って宝具発動を早めつつ後述するスキル3を確定にしても良いし、「皇帝特権」等の確率強化持ちの味方へのサポートとして使っても良い。
味方のNPが80%以上貯まっているなら、単なるNP付与スキルとして使う選択肢もある。
確率強化の仕様については下の折り畳みを参照。

【スキル3】魔性の貌 EX CT:7-5
味方全体にArts強化(3T、確定付与)、スター発生率・クリティカル威力アップ(3T、成功率60%)を付与するスキル。
全体Arts強化やスター発生率アップとしては並程度だが、他人に付与するクリティカル威力アップとしては環境トップクラス。
スキル2を自身に使えば成功率を上げることが可能で、スキル2がレベル10であれば確定する。

+ 確率強化の仕様

確率強化とは「皇帝特権」に代表される一定の確率で強化が成功/失敗するスキル/宝具。
成否が安定しない代わりに、成功さえすれば強力な効果を得られるものが多い。

確率強化のスキル・宝具の使用者が「強化成功率アップ」効果を受けると成功率を上げ、確定させることが可能。
現状では確率強化スキルと強化成功率アップの両方を持つサーヴァントは確率が60%~85%ばかりのため、スキルレベル次第で確実に効果を受けることが出来るようになる。
ただしそれは自身の確率強化スキルを確定にさせるには充分な倍率ということであり、他者に付与した時は足りないこともある。
例外的にクロエは成功率アップは持っているが確率強化スキルは持っておらず、イリヤシトナイイリヤ〔水着〕のみが対象で、上昇量はスキルレベルに関わらず一定。

スキル・概念礼装・指令紋章には「被強化成功率アップ」効果を持つものが存在する。
こちらは確率強化のスキル・宝具の効果対象者が受けると成功率が上がる。
「皇帝特権」等は自身が効果使用者&効果対象者なのでどちらの効果でも恩恵を受けられる。

”確率で付与”と記載されていない通常のスキル・宝具の強化効果であっても、ほとんどは成功率100%で計算が行われている。
回数制の「強化成功率アップ/ダウン」「被強化成功率アップ/ダウン」は確率でない強化時も1回としてカウントされて消費される。

【注意点】
強化成功率アップは「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を上げる」効果。
例えば蘭陵王の「勢い破竹の如し」レベル10を自分に使った場合「魔性の貌」の成功率は60%+40%で100%=確定で成功となり、
自分以外に使うと60%のまま。
蘭陵王と美遊とカラミティ・ジェーンは対象が単体のため、使用する対象には気を付ける必要がある。

被強化成功率アップは、「その効果を受けているサーヴァントが受ける強化の成功率を上げる」効果。確率は強化成功率アップと加算になる。
例えばアンデルセン深窓の麗人を装備して宝具を使用しても、確率が上昇するのは自身への強化のみ。
全体に確率強化のバフをばら撒くタイプのサーヴァントには不向き。

前述のように羅竜の面のような回数性の成功率アップは次に受ける強化全てが対象であり、それが確率強化スキルか否かを問わない。
なので次に受けた強化が確率強化スキルでない場合は無駄に消費され、成功率アップ効果が消えてしまうので注意しよう。

フィンの「女難の美/華麗奔放」、アストルフォの「理性蒸発」、概念礼装の死霊魔術のような「強化自体は確定で成功し、効果の発動がランダム」な効果は成功率アップの対象とならない。

強化成功率ダウンは「その効果を受けているサーヴァントが受ける強化の成功率を下げる」効果と「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を下げる」効果が混在している。
オベロンのクラススキルの〔マーリン〕に対しての強化成功率ダウンのみ「その効果を受けているサーヴァントが使用する強化の成功率を下げる」効果。)
通常のスキルなどの確定の強化は確率100%なので倍率分の数値下がった確率強化になる。一部の確定の強化*1は確率500%で影響がないものも存在する。
強化成功率ダウンの倍率の強化成功率アップを付与することで確定に戻すことも可能。
ただし森長可の強化成功率ダウンの倍率は非常に大きいので、無理矢理成功率を上げるメリットは薄い。

  • 被強化成功率アップ効果のあるスキル
    Class Rare Name スキル名 Range Turn Effect
    Lv1 Lv2 Lv3 Lv4 Lv5
    Lv6 Lv7 Lv8 Lv9 Lv10
    5 スカサハ 原初のルーン(CT6~8) 単体 1T 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 20
    5 ニトクリス〔オルタ〕 冥府神の裁定(CT7~9) 全体 1T 40
    Class Rare Name クラススキル名 Range Turn Effect
    5 ミス・クレーン 道具作成(衣) 全体 - 10
  • 被強化成功率アップ効果のある指令紋章
    Rare Name Range Turn Effect
    4 羅竜の面 自身 2T 20%
+ 確率強化持ち一覧
Class Rare Name Skill
4 ネロ・クラウディウス 皇帝特権 EX(確率60%)
蘭陵王 魔性の貌 EX(確率60%)
ラクシュミー・バーイー ラーニーのカリスマ B+(確率60%)
進撃するシパーヒー B(確率60%)
セタンタ 影郷の武練 B+(確率60~100%)
3 ガイウス・ユリウス・カエサル 【宝具】黄の死(確率80%)
5 ニコラ・テスラ 天賦の叡智 A/EX(確率80%)
イシュタル 輝ける大王冠 A(確率80%)
4 カラミティ・ジェーン 銀河伝令 EX(確率80%)
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン リーガル・シャワー! B++(確率70%)
5 スカサハ 魔境の智慧 A+(確率80%)
エレシュキガル 秘められた大王冠 A(確率60~80%)
3 ロムルス 皇帝特権 EX(確率60%)
5 オジマンディアス 皇帝特権 A(確率60%)
3 赤兎馬 武芸百般(馬) A(確率60~80%)
5 レオナルド・ダ・ヴィンチ 天賦の叡智 EX(確率85%)
イリヤスフィール・フォン・アインツベルン あやしい薬 A(確率70%)
4 エレナ・ブラヴァツキー マハトマ A(確率60~80%)
3 張角 太平要術 EX(確率80%)
2 ハンス・クリスチャン・アンデルセン 【宝具】貴方のための物語(確率60~80%)
5 クレオパトラ 皇帝特権 A(確率60%)
4 不夜城のアサシン 皇帝特権 B(確率60%)
3 百貌のハサン 専科百般 A+(確率60~80%)
2 カリギュラ 皇帝特権 A(確率60%)
5 スペース・イシュタル マルチプル・スターリング EX(確率80%)
ニトクリス〔オルタ〕 砂漠の夜の風 A(確率60%)
5 シトナイ カムイユカラ A(確率60~80%)

宝具「 蘭陵王入陣曲 (いさましきはかめんのもの、おんようけんびのりょうおうなり)

A属性の支援/妨害宝具。
敵全体のチャージを減少しつつ3Tのクリティカル発生率ダウンを付与して、味方全体に3Tの攻撃力アップ(OC依存)と被ダメージカット(宝具レベル依存)を付与する。

攻撃力アップは最低でも30%アップ、スキル1と合わせて50%に達する。
チャージ減少は確定で、敵の宝具までの時間を稼ぐことが出来、
クリティカル発生率ダウンや、被ダメージカットは通常攻撃での被害を大幅に減らすことが可能。

総評

スキルと宝具を駆使してPT全体の打点を高めることに秀でた攻撃強化サポーター。
最大の強みは複数の攻撃バフをPT全体に持続的にかけることができる点。
スキル3の存在からArtsサポーターと考えがちだが、高めの倍率のスター発生率アップとクリティカル威力アップバフを兼ね備えること、攻撃力アップの手段を複数持つことなどから、Artsパーティに限らず火力支援役として十分な活躍が見込める。

難点としては、宝具の全体チャージ減以外に味方を守る手段を所持していない点。
無敵2回のおかげで自身の場持ちはいいが、編成の際には味方を守る手段を外付けしたいところ。

また、自身の星出し能力がそこまで高くない点にも注意が必要。
PTを組む際には、星出しをどのように賄うかがポイントになるだろう。

相性の良いサーヴァント

相性がいいアタッカーは「星出し能力の高いArts/Quick型サーヴァント」。宝具がArtsであればなお好ましい。
代表例としては、剣スロ弓トリア両儀式〔アサシン〕百貌のハサン岡田以蔵などが挙げられる。

また、稀少な強化成功率アップバフを持つため、「皇帝特権」持ちで同クラスのネロとは好相性。
その他の確率強化持ちサーヴァントと並べても良いが、蘭陵王自身が確率強化バフ持っているため、強化成功率アップを自身に使うか味方に使うか悩ましいという一面も。

騎相手であれば死にやすい術サポーターに代わって蘭陵王を出しやすい。
またスキルで無敵2回を持つため、不利クラス相手から攻撃が集中しても1T生き延びてくれることが多い。そのため中短期戦を見込むなら、ロムルスラムダなどをサポートさせるのも一つの手。

相性の良い概念礼装

基本的にはArts/NP効率アップ/スター獲得系が合う。
次期当主会議ペインティング・サマーなどが候補になるだろう。
NP獲得に徹するならばプリズマコスモスなども一考に値する。(NP効率のみならば総合的にはプリズマコスモスが最優といえる)
また、道程は長いが、絆礼装が特にサポーターとして優秀な効果のため、取得できたなら有効活用したい。