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大陸の風

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詳細情報

イラストレーター
都筑禰己
解説

最期に見るのがこの空か―――

流されて生きてきた。生まれに流され、掟に流され、そして見たこともない主君のさらに上とやらへの忠義とかいう得体のしれないものに。
そういったものに流され、だが、そういうものかと生きてきた。

そんな自分が江戸という町で出会った男たち。いや、女もいたんすけど。そいつらは剣で国を救うとか、大名になるだとか、途方もない夢物語を本気で語り合い、そして馬鹿みたいに笑いあっていた。

そんな馬鹿みたいな奴らを監視するのが仕事だったはずなのに、いつの間にか一緒になって馬鹿をするのが楽しくなってしまっていたのだ。楽しみなんて、自分の人生にはなくて良かったものなのに。

とにかく自分はそいつらが気に入ってしまったのだった。

だから、そいつらがずっと馬鹿みたいに笑えるようにと時代の流れに逆らって、槍を振るい続けた。

だが、そんな気のいい奴らを騙し続けたのは事実なわけで、いずれは報いが……、

―――来なかった。

そうして壬生の赤狼は誰に責められることもなく、一人遠い大陸の原で空を見上げて目を閉じた。

……なあ、おまえら、俺を笑ってくれよ。

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最終更新:2025年09月24日 21:55