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第六課:最終試験

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聖都ロンバルディア郊外・法王庁管理下円形修練場
見習いから正異端審問官へ昇進が掛かった実技最終試験
名物教官ヴォルフラムの元へ、第六課課長ルナン・クライトスが訪れる
「来たか」
「今年の新人は、自分の課に配属されるでしょうから、今から適正を見ておかなくては」
「ふんっ、適正か」
「何か問題でもあるのですか?」
「見ていれば分かる。・・・始まるぞ」
円形修練場の片側から、短槍を持った少女が出てくる。
その反対側から出てきたのは・・・
「巨神ですか!?」
面付じゃ。戦闘能力は通常の巨神には遠く及ばん。・・・戦士の格好はしていても、所詮は舞台役者だからの」
「おっしゃる通りです。ですが、舞台役者でも・・・」
面付巨神が動く。
一歩で間合いを詰め、その巨大な掌を振り下ろす。
間一髪でかわす少女。地面がめくれ、土煙が舞う。
巨神には変わりません。・・・見習い相手には、酷な相手かと」
「言ったはずじゃぞ、ルナン」
泣かず、笑わずのヴォルフラムの横顔が、僅かに釣り上がった。
「・・・見ていれば分かる、と」

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