概要
2010年(H22)2月21日午前0時ごろ、
荒月本線(現在の
京東本線)の最長トンネル
荒月山トンネルで寝台列車「あらね」(牽引 DD51 客車20系)の客車の一部から出火した、だが残念なことにトンネルの途中の荒月側6.4km地点あたりだった(荒月山トンネルの全長は11.1km)
このときは乗客の寝息が聞こえる頃だった、荒月側7.8km地点に差し掛かったころに東京に出張に出てた23歳の女性会社員が偶然気づいた、
そして、その女性は電車の電話機を使用して京東総合指令所に連絡した。
その時女性と司令員とのやり取りはこちら。
司令員「こちら京東総合指令所、何か起きましたか?」
女性「はい、こちら寝台列車あらねの乗客です、なんか、後ろから電車が燃えてるんだよ」
司令員「はい、了解」
そして運転手とも連絡したが・・・しかし荒月山トンネルに近づいてた直通特急「まりさ」175号
東方高速鉄道海田行きが近づいていた、そしてその運転手に連絡した
司令員「聞こえるか聞こえるか」
「まりさ」運転士「こちらまりさ175号何かありました?」
司令員「荒月山トンネルおいて火災事故が発生してます」
「まりさ」運転士「了解」
そして、まりさ175号は緊急停車した。
燃えた寝台列車「あらね」は無事にトンネルから出れた。
そして、止まり、停車してたはずのまりさ175号が乗客の救援のために来たのである(事故当時はこの路線はまだ複線だったので、隣あわせだった)。
乗客とあらね乗務員を乗せたまりさ175号は進行方向とは逆側にすぐに
荒月駅にむかった。
だが奇跡的にも死者はなし、少ない負傷者で済んだのだ。
BRTネットワークでは唯一の列車火災事故(2010年3月現在)となった。
その影響で荒月本線では東平~荒月間が運休となった。
その後乗っていた女性会社員とその時にまりさ175号に乗務してた運転士は
京東都警と荒月県警と京東鉄道に感謝状がもらったという。
最終更新:2012年03月23日 14:05