アステゼイト(理:Astesejt)とは機甲兵器の一種。ファルトクノア共和国宙軍の地上侵攻軍の一部で運用された。内戦後、その非人道性から批判を受けた兵器の一つ。原義は「大きな人形」


概要

 アステゼイトは、619大隊によって開発されたケートニアーが乗員として操作する機甲兵器である。専用に養殖された非人間型テクタニアーから摘出された造モーニ体を維持する機械的システムに連続しており、乗員は自らの命モーニ体と造モーニ体を機械に接続して操作を行う。連結された造モーニ体によって行使されるモーニによって強力なウェールフープを発動することができ、生身のケートニアーに比べて機甲兵器であることで操縦員が怪我をする可能性が低いのが利点である。
一方で、アステゼイトの造モーニがときに接続された造モーニ体との拒否反応を起こすこと、命モーニ体の命令に従わない状態に陥ることなどが弱点とされている。接続するためには乗員の身体に観血的手法を用いる必要があることも批判されており、またテクタニアーを軍事利用する点で倫理的問題が主張されている。
アステゼイトの無理な運用によって乗員の造モーニ体が科学的に破壊され、当人のケートニアー性が失われることがある。非常に重大な事例では過労的運用により、命モーニ体に対する逆干渉が発生して、死亡する事例も多発した。これらの安全性管理の意識の低さから、内戦後は619大隊が生んだ遺恨の一つとされている。

アステゼイテー症候群

 アステゼイトの搭乗員(理:astesejter)は、アステゼイトの特質に影響されてその身体に特質的な影響を受ける場合がある。これをアステゼイテー症候群と呼ぶ。症候群は個人差が激しく、ファルトクノア軍の医官部門はケートニアー医学及びウェールフープ医学の研究を進めてこれに対応した。

機体

 アステゼイトには複数の仕様の機体が存在する。機体は物理的制約とキャリブレーションによって乗員一個人結合されている。このため、ある機体はそれに結合された乗員のみが操縦できる。このため、統合的な運用に加え、運用の幅広さを保障するためにそれぞれの機体にはある程度の特徴が存在する。アステゼイトの機体には、全てに共通する統一武器コード「IEAX A3」(Iuesleone'd elminala'd acen xantverte'd avimense'd astesejte'd alfaner / ユエスレオネ連邦宙軍地上機甲兵器系統)と共に機体番号と通称が付与される。

アルテー

 アルテーもしくは、正式名称 "IEAX A3-01 alter" は、アステゼイトの一番機である。操縦者は****。アルテーはリパライン語の詩語で「何事もなく無事に勝利せしめる者」の意*1。対応症候群は「死光」。

アンフュイテー

 アンフュイテーもしくは、正式名称 "IEAX A3-02 anfhiujter" は、アステゼイトの二番機である。操縦者は****。アンフュイテーはリパライン語の詩語で「権威者」の意。

ブルーヤ

 ブルーヤもしくは、正式名称 "IEAX A3-02 blurja" は、アステゼイトの三番機である。操縦者は****。ブルーヤはリパライン語の詩語で「神が人間の世界に影響を及ぼそうとする予兆」の意。

デルン

 デルンもしくは、正式名称 "IEAX A3-02 deln" は、アステゼイトの三番機である。操縦者は****。デルンはリパライン語で「黒」、またその詩語において「四番目」の意。

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最終更新:2022年02月08日 00:59

*1 アルターと読んだ人間は、619によって処分される。