最高権利委員会(理:il cepoa nirfe'd alarta / icna)またはイスナ委員会(理:icna'd ystartafel)とは、ファルトクノア共和国外務省宣伝庁に所属する政府機関の一つ。内戦後に国内の修正主義機関であったとして、ユエスレオネ連邦憲法裁判所から異例の解体命令が下された。

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概要

 宣伝庁の出先機関として、「国内における最高尊厳及び大宇宙国際社会で認められている人権を保全し、その概念を国民に理解し、教育し、社会での対応を指導するための機関」とされた。
 当初は実際に最高尊厳セミナーなどの市民教育的な活動を担っていたが、アクース内戦以後ラヴィル政権の強権的な体制が成立していくとともに、上層部が組み替えられ、次第に政府に不都合な記述や批判を修正・検閲する機関となっていったとされる。
 刻印主義に基づく、種族権利問題などは最高権利委員会が主導していたとされ、また言語政策への介入によってリパライン語以外を公的に使うことを禁じた。ラヴィル政権や共和国に不利な記述や批判を記述したものは全て委員会が回収し、またそれに関わったとされたものは強権的に検挙され、投獄や即時処刑、軍の危険任務への配属などに回された。これには、武力行使の主体として619大隊が一部関わっていたとされる。芸術は徹底的に検閲され、共和国の意図に沿わない記述や描写は全て削除され、作品自体が無かったことにされた。完璧な検閲のために委員会内部には、技術者部門が複数存在し、映画から写真、文章まで「違法」とされたものを完全抹消するための専門家集団が集まっていた。
 内戦後のユエスレオネ連邦による戦争裁判では、検察から42名の幹部が起訴、有罪とされた上で、憲法裁判所は違憲機関であるとして解体命令を発した。憲法裁判所が違憲認定を行うのはユエスレオネでは異例である。

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最終更新:2022年10月28日 23:59