ダロン＝デーチェー - gionshantveed（旧）@ ウィキ

ダロン＝サニャト＝デーチェー

dalong-saniat-de^che^

生年月日	未定
出生地	サナシュ サクテンヴァール地方 サクテンヴァール
没年月日	未定
死没地	ジャフーグ アントラム地方 アントラム
所属政党	ナイユシ＝ハウム党
次代	ツァニェー
前代	ニャンクタルヒュ
出身校	サクテンヴァール＝ グヤーム学園大学
前職	サナトガン設計局局長
称号	-
配偶者	未定
親族

　ダロン＝サニャト＝デーチェー（檀語：dalong-saniat-de^che^）はニーネン＝シャプチの女性政治家、軍艦設計者、映画監督。第39代星衛主席として1631～1635年の間務めた。デーチェー政権はナイユシ＝ハウム党の四人目の与党政権として在任した。1635年に引責辞任。

目次

概要

　デーチェーはニーネン＝シャプチ最大の工科大学サクテンヴァール＝グヤーム学園出身であり、造船工学に明るい人物として知られる。前職はニーネン＝シャプチ大手造船組織サナトガン設計局局長。

　星衛主席辞任後は招民院報道局の誘いを受けて軍艦ドキュメンタリー映画「カヴマーの夜明け」の監督を引き受けた。ニーネン＝シャプチ初の主力戦艦であるカヴマー級主力戦艦を題材にした緻密で分かりやすいこの映画はエフューラフト全土で大ヒットし、主力戦艦の存在が人民に広く認知されるきっかけを作った。

生い立ち

　サナシュの惑星首都サクテンヴァールで第34代星衛主席ダロン＝ファムイとサナトガン設計局局長（当時）の一人娘サニャト＝ラーニリェの間に生まれる。
　幼少期から軍艦に興味があり、母親がサナトガン設計局の経営者の一族と関係のあった人物だったため、幼い頃から軍艦のプラモデルを組み立てていた遊んでいた。
　ファムイはもっと可愛らしい趣味を見つけてもらおうとぬいぐるみや人形を買ってきたがそっちにはあまり興味がなかったようで、逆にデーチェーは父ファムイの趣味がそういうものなのではないかと勘違いしたほどであった。

　ニーネン＝シャプチ最大の工科大学であるサクテンヴァール＝グヤーム学園出身。
　卒業後は母のサナトガン設計局のポストを継ぎ、サナトガン設計局の局長を務める。
　1626年からは招民院の星系軍軍事顧問にも就任し、宙軍軍備に関するいくつかの提言を行った。

星衛主席として

　星衛主席として最初に着手したのは主力戦艦艦隊化プロジェクトであった。
　この計画はニャンクタルヒュ政権中期頃に指摘された軍事力の不足を補うために始まったものであり、前政権中にプダージ艦隊の更新こそ行われたものの不十分であるという意見が多く、軍艦の専門家の主席として期待された。

　在任直後、1720年代頃から問題になっていたケーシャ・ナグシャ間の経済格差是正に精力的に取り組むと宣言。
　しかし、この宣言がケーシャとナグシャの対立が全国規模で認知され問題が表面化してしまう。

　デーチェーは「マグリ派（穏健な考え方を持つ人）」を自称していたが、ケーシャ報道汚染事件の対応として執政院強制執行を開始し、これ以上の種族対立を恐れたデーチェーは民生報道局の強制封鎖に乗り出した。
　対応策として国営報道機関である招民院報道局を設立。また、民生報道を違法化する法律「偏向報道防止基本法」を施行した。偏向報道防止基本法では執政院報道監査局を設置し国内の報道を監視すると共に、先導的、虚偽的な内容の含まれる報道に警告を促し、改善が見られない場合は執政院強制執行を行うというものである。

　一連の行動は政府・官僚にとっては評価が高かったが国民の支持は得られず、支持点が低下。

　元々デーチェーは国教院の出身ではなかったことから宗教・民族対立の根本的な問題に着手することができず、自身が焦点に当てたマニフェストに対する効果的な施策に苦戦した。

　1632年にカヴマー級主力戦艦が就役。ニーネン＝シャプチの星系軍の中核として新たな新型大型艦である「主力戦艦」を導入した。
　次々にこれまでの戦艦を旧代戦艦（旧時代の戦艦）として次々に艦隊の刷新を進めた。
　デーチェーはテキパキと軍制改革を行い、任期一杯まで必要だとされた置き換えが1635年までにニーネン＝シャプチ星系軍の80%の旧代戦艦を置き換えることが可能であると試算した。
　デーチェーの軍制改革は国民に彼女が優れた軍事手腕を持っていることを十分にアピールできたため、就任当時よりも支持点が回復した。

　しかし、デーチェー参事会が改革に注力している間に様々な暴力事件が発生し、野党も問題提起と追及を繰り返したため、デーチェーは星衛主席ではなく自身が軍事顧問や設計局長の方が向いていると再認識。
　自らの政策の失敗の責任を取る形で1635年に辞任した。

辞任後

　辞任後はツァニェー政権以降デーチェーは国防政治顧問として度々星衛参事会に招聘を受けた。特にゴルギアの時代の大建艦期においてはニーネン＝シャプチ政府を代表する国防面での専門家として政府のアドバイザーを務めた。

　星衛主席辞任後は招民院報道局の誘いを受けて軍艦ドキュメンタリー映画「カヴマーの夜明け」の監督を引き受けた。ニーネン＝シャプチ初の主力戦艦であるカヴマー級主力戦艦を題材にした緻密で分かりやすいこの映画はエフューラフト全土で大ヒットし、主力戦艦の存在が人民に広く認知されるきっかけを作った。

　長い時を経た1712年に自身の手掛けた「カヴマーの夜明け」がチャンタで国民的大ヒットを記録し、チャンタではデーチェーが有名な映画監督の一人として知られるようになった。

人物

　幼少期から軍艦に興味があり、現在でも主力戦艦のプラモデルを自身で組み立てている。前職は軍艦の設計に携わっており、造船産業の資源管理や国防について明るい。
　デーチェーは自身の趣味に対して記者に「最初は父親にウィジャナスラナントのプラモデルをもらったことがきっかけです。父ファムイからは女の子っぽくないと言われて心配されたりもしましたが、エフューラフトの時代。そんなものは関係ないです」と答えた。
　軍艦が好きすぎるあまり、星衛参事会の最初の会合にて挨拶から2時間ほど軍艦の今日について長々と語ってしまったことがある。記者からの取材によると、参事会のメンバーのうちおよそ半数が話し終わる頃には居眠りしていたためショックを受けたとデーチェーは冗談まじりで答えた。
　父ファムイは第34代星衛主席である。

評価

関連項目

• ニーネン＝シャプチの歴代国家元首一覧