1521年 ウイルス災害の発生
惑星メローでウイルス災害が発生。このウイルスは家畜を媒介してヒトに感染するようになり、ヒト―ヒト感染が認められるようになると爆発的に惑星全土に広がった。
このウイルスは致死性が低く、感染力が非常に高いタイプであった。症状が悪化しても高熱を出す程度で、無症状感染が大半を占める。ただし男性の場合は精母細胞に感染し非常に高い確率で不妊症にする。この感染症は完治しても後遺症で生殖能力は元に戻らなかったため、この時期を境に国内出生率が大幅に低下した。
1610年代 男性の異常な地位向上
パンデミックで生殖能力を失わなかった特殊な抗体を持つ一部の男性のみが子孫を残すことができるため、メロー人の滅亡を避けるために一夫多妻制が認められるようになった。
抗体保有者の男性の地位の向上は次第にエスカレートしていき、彼らには様々な特権が与えられるようになり、元々民主制を敷いていたメルエル政府全体の社会問題となり始めた。
1661年 フリア細胞技術の発明
メロー星で培養ポッドを用いて女性間の子供を育てる技術が発明される。これによりハーレムの必要性が薄れ、女性の社会的地位の向上を訴え各地で運動が盛んになる。
1678年 メルエル乙女革命
メロー星の北半球で男性ハレムに対する不満と反感が爆発し、女性の権利の向上を目的としたクーデターが発生。
国内の男性を一人残らず殺害し、メルエル国政府が崩壊。メロア独立政府が樹立される。
通信時代
1696年 大宇宙連合会議加盟
1701~1703年 メロー紛争
メロア独立政府の中で男子禁制法の導入を巡って国内が対立。軍部の派閥も加わり、北半球の強硬派と南半球の穏健派の間で紛争状態に突入。
1703年 プレアーノ条約
1709年 カラーノ問題
メロー人の最後の男性とされるカラーノ・ローロがメロア自由連邦領スティーノア近郊の森で発見された。身辺調査によって北半球出身の人物であることが判明すると、メレンノ帝国は身柄引き渡しを求めメロア自由連邦政府が承認した。
カラーノはメレンノ帝国の当局に処刑されることを恐れて自殺。メロア国内では男女比の正常な社会への回帰を目指す政治結社らによるテロ行為が頻発するようになった。
関連項目
最終更新:2022年05月09日 07:35