過去問
入試情報
近年の好景気の影響からか、2017年頃より倍率が下がりつつある。特に2017年は第1次選抜が滋賀医科大学と重なり、受験者が大幅に減少した。2019年は受験者数が再び100人程度にまで増加し、香川不合格で阪大合格の受験生も居た(KALS情報より)。
フルセット科目のため、阪大・
医科歯科の滑り止め扱いにされている。かつては受験者・編入者とも東大京大出身者が多かった。
(2013年度編入者は5人中4人が東大理系学部卒。うち1人は阪大医学部編入合格者。)
現在は東大・京大出身の編入者は5名中1〜2名程度で、私立薬学部や非旧帝大出身の合格者も見られるようになった。
また、かつては文系出身の編入者も見られたが、現在は3年間に1人程度となっている。
編入者・再受験入学者の年齢層は20代中盤〜50代まで様々。編入者の留年はここ十数年無し。
再受験入学者は毎年10人以上だが、留年者が2〜3年に1人のペース出てしまっている。
一次通過ラインは、年によるが450点中300点程度。
正規合格(総合5位)ラインは、550点中400〜420点程度。
筆記で最低でも7割以上の点を稼がないと正規合格は厳しいと思われる。
物理・化学・生物は、いずれも
シラバス掲載の教科書を完璧にしておけば十分7割5分以上を狙える。
物理は、難→易→難→易の隔年現象の傾向であったが、
近年は易化傾向にあり、「
良問の風」(河合出版)レベル。
大学教養の内容も、比較的簡単なレベルに落ち着いて来ている。
難しい年に対応しようとするなら、「
医歯系の物理学」(東京教学社)を解くと良い。
化学は大学教養レベル。
有機化学は「
マクマリー有機化学概説」(東京化学同人)の類題が多い。傾向があり対策しやすい。近年は物理化学の問題も出るから注意が必要。
生物は、「
理系総合のための生命科学」(羊土社)と「
プロッパー細胞生物学」(化学同人)の内容からの出題が多い。
KALSの完成シリーズレベルだと足りないが、実践シリーズレベルまで対策すれば十分9割以上の得点が狙える。
英語の略語の正式名称を答えさせる問題が毎年のように出題される。例)DNA→deoxyribonucleic acid
TOEICの合格者平均は800点台中盤〜後半。
ただしTOEIC950点オーバーでも物理化学で失点しての筆記落ちが例年居るため要注意。
TOEIC990点満点の受験者は例年数名。
面接は年や先生によるが、基本は和やかである。
経歴のことや、志望理由について聞かれ、変な質問はされない。
卒なくこなせば、70点以上は確保可能。ただし対策を十分にせずに適当な受け答えをしてしまうと50点未満もあり得る。
最終更新:2024年02月01日 14:40