■ Rom@ncing iDOL - 『ロマンシング サ・ガ2』
SFC「ロマンシング サ・ガ2」をベースにした架空戦記。
ドットキャラの書き換えと紙芝居ドラマによるオリジナルストーリーを展開すると同時に、やり込み系攻略情報の解説も兼ねている。
にけPがサイコロで無作為に選んだアイドル達が織りなす、複数章仕立ての物語。
序章
帝国歴1000年。すべての始まり。
モンスターにより世界の平安はとうの昔に破られ、人間の世も麻のごとく乱れていた。
そんな中、小国に成り下がっていたバレンヌ帝国の皇帝レオンは、世界を平和な世に統一する志を立てる。
伝承法により彼から意外な人物へ帝位が継承され、長き物語の幕が開ける。
第一章
帝国歴1000年~1001年。バレンヌ帝国再興期。
戦災孤児から王宮メイド、そして伝承法で皇位を継いだ最初の人物となった、軽装歩兵の属性を持つ如月千早。
カンバーランドからの留学生で、風属性のバレンヌ宮廷魔術師となった秋月律子、小さな弟たちを養いつつアバロンの街角で暮らす、帝国猟兵の高槻やよい達と共に、レオンの夢を実現する第一歩を踏み出す。
在位期間は一年ながらも、帝国領を旧全盛期(南北バレンヌ地方)以上に拡大し、カンバーランド平定などで功績を残した。
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ステータス画面によるパーティメンバー職業 |
千早:ぺったん皇帝 律子:カワイイデスヨ ジョン:ポチ やよい:12えん へクター:モヒカン笑
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第二章
帝国歴1251年~。バレンヌ帝国発展期。
千早の時代から平和な250年の時が過ぎた頃、アバロンにレオン、千早の魂を継ぐ者が現れた。
その名は、千早に憧れ彼女のような皇帝になりたいと願っていた、時の皇帝の娘でシティシーフ適正を持つ双海亜美。
サイコロの運命に導かれこの異世界でも双子の姉として登場した、火属性の宮廷魔術師である双海真美と、カンバーランドから招かれた、かなりマイペースな家庭教師兼ホーリーオーダーの三浦あずさ達が織りなす、ツッコミ役急募な物語。
ルドン地方、北ロンギット地方、ステップ、サバンナを支配下に置き、千早帝時代の版図を一気に拡大した。
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ステータス画面によるパーティメンバー職業 |
亜美:ロリ皇帝 真美:じってーん あずさ:ポーリーオーダー ダイナマイト:のう☆きん ウルバン:器用ビンボー
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■人物
序章の登場人物
最終皇帝
物語の全ての決着をつける人物。
伝承法によって最後に能力を継承した人物で、七英雄を倒せるかの全てはこの人物にかかっている。
ロマサガ2でゲーム開始時に名前を決定する人物で、本作では誰が最終皇帝なのかは不明。
序章で本来最終皇帝がいるはずの場所には、バンダイナムコゲームスのロゴがある。
吟遊詩人
ロマンシングサガ2の物語を語る語り部。
ジェラールをはっきり「ニート」と言いきる辺りかなりの毒舌なのかも。
リオーネ
レオン帝の皇妃。原作では名前どころか存在すらなかったオリジナルキャラ。グラフィックは没皇帝(女)。
気丈な性格で、軽いところもあるが根はしっかり者。
身寄りのない千早を実の娘のように大事にしており、千早も義母として慕っている。
千早帝の退位後は、アバロンで千早と共に静かに暮らしたという。
序章前編での名前募集の後、序章中編で名前が決定。正式名決定前はオカーンと呼ばれていた。にけPによりオカーン禁止令が出されてからは正式名で呼ばれるようになったものの、時折オカーンと呼ぶ視聴者がいる。
ジェラール
バレンヌ帝国第二皇子。原作では、レオンとヴィクトールの死に伴い、伝承法で帝位継承する大人しい性格の人物。
作中では戦闘中でもパジャマで出歩くニートのダメ人間。腹の中は真っ黒。おそらくアイドル登場で一番割を食っている。
帝位を狙い、クジンシーと共謀してレオンとヴィクトールを謀殺し帝位簒奪を企てた。しかし伝承法で千早が帝位を継承し、彼は反逆者として逮捕される。クジンシー討伐後に千早の裁きで国外追放刑に処されるが…
レオン
帝国歴1000年当時のバレンヌ帝国皇帝。女好きで軽いところが目立つが、根はまとも。
皇帝としての仕事はきっちりやっている。普段はリオーネの尻に敷かれている。
原作同様、「ソウルスティール」の見切りを命を捨てて会得。それを伝承法で千早へと継承し、息を引き取った。
ヴィクトール
バレンヌ帝国第一皇子。ジェラールの兄。純情な性格の武人。
ゆくゆくは千早を妃に…と思っていたが、襲撃してきたクジンシーのソウルスティールの前に散る。
得意技は「流し斬り」。千早はベースキャラクターの都合でこの技を閃くことはないが、思い出効果でクジンシーに対し振るわれる。
ピヨイーブ
原作に登場したオアイーブのポストにいる、謎の魔術師。
妄想癖がある。小鳥さんそっくりだが、にけP曰く小鳥さんとは別人。
なお、1章最終話のスタッフロールでは「ピヨイーヴ」と間違ってクレジットされており、作者コメで誤記であると訂正されている。
ベア、ジェイムズ、テレーズ
レオンに仕えるバレンヌ帝国精鋭。メイドから皇帝になった千早を認めることが出来ず、主従を拒否する。
ジェラール同様、アイドルの登場で割を食った不幸な人達。中でもベアはパリイを覚えず、視聴者に要らない子呼ばわりされたり、切断面の見本にされたりと散々である。
第一章の登場人物
ジョン
一章に登場する帝国軽装歩兵、というか犬。律子と共に千早のパーティーに加わる。
底抜けに軽い性格の脳筋キャラで、意見を言っても大抵スルーされるのがお約束。別名、ロマンシングバカ。
インペリアルクロスの前衛を任されたり、数々の剣技を閃いたりと戦闘の面での貢献は非常に大きい。
へクター
一章に登場するフリーファイター(帝国傭兵)。千早隊の一員。
ゴブリン襲撃時には、原作と違って千早に対してお手並み拝見といった態度を取る。
寡黙なシブい性格かと思いきや、酔っ払ったやよいに「モヒカン」呼ばわりされてしまってからはすっかりパーティーの空気に馴染んでしまった模様。毎度やよいに酒を飲ませ、酔っぱらわせる。
カンバーランド遠征前にアンドロマケーと婚約、帰還後に結婚した…が、おそらく尻に敷かれていることだろう。
アンドロマケー
一章に登場したフリーファイター(女)。千早隊には加わらない。
実はヘクターと婚約していたのだが、明らかに死亡フラグなので、番外編で初めて明かされた。
結婚前なのに既に鬼嫁。ヘクターを完全に尻に敷いている。七英雄よりある意味手強い。
キャット
アバロンのシティシーフ(女)。
泥棒事件で千早に追われる身となるが、モンスターに襲撃されているところを助けられる。
恩義を感じた彼女は運河要塞への単独潜入という危険な任務を引き受け、千早たちの運河要塞陥落に大いに貢献した。
ちなみに、彼女を見逃したことを律子に咎められた千早は、立ち絵がどんどん小さくしぼんでしまった。
ハロルド
カンバーランド国王。
病気で余命も短く、後継者の相談のため、千早帝をカンバーランドに呼び寄せた。
しかし、その矢先に急死。三男トーマに王位を譲るとの遺言が、サイフリートによって発表されるが…
ゲオルグ、ソフィア
カンバーランド王子、王女。
ゲオルグはネラック城の防備を担う武闘派、ソフィアはフォーファーの統治を任された知性派である。
トーマに王位を継承させることで一致し、サイフリート討伐後はホーリーオーダーとして千早の配下に加わった。
トーマ
カンバーランド王国王子。子供ながら聡明。
王位の継承に興味はなかったが、サイフリートの陰謀で王位につけられる。
サイフリート討伐後にカンバーランド王国の統治権と領土を千早帝に献上し、千早帝からカンバーランド太守に任じられる。
サイフリート
カンバーランド王国宰相。
ハロルドを謀殺しトーマを傀儡として王位に就け、自らは七英雄に取り入り永遠の命を得ようと企てた。
しかしその企みを察した千早達によって討たれ、死亡した。
アメジスト
第1章の最終話、ラストシーンに少しだけ登場する宮廷魔術師(女)。
エンディングで皇帝になった律子の補佐をしており、術法研究所の建設に関わる。
第二章の登場人物
レグルス、ローズ
フリーメイジ。亜美と真美の守役を勤める老人。
皇帝を術で焼いて諫めたり、前皇帝を引きずり出して仕事をさせる過激なところがある。
双海十勝
帝国歴1251年当時の皇帝。亜美真美の父親。十割勝つ男。発明好きで、ヒラガ11世のパトロン。グラは没皇帝(男)。
晩婚だったためか、ちょっと親バカ。亜美真美の姿が少しでも見えなくなると、誘拐や家出だのと妄想しては、ローズが焼いて妄想を止めるのがお約束。月に最低1回は妄想大爆発が起きるとはレグルスの談。
亜美へ譲位してからはチェスでも打ちながら悠々自適の生活を送ろうと考えていた…が、亜美真美が遠征に行っている間は内政を押しつけられるハメになっている。
ウルバン
カンバーランドから亜美真美の教育係として招かれたホーリーオーダーで、亜美隊の一員。武器マニア。
血筋の上ではゲオルグの子孫。千早の時代にゲオルグとソフィアによって創設された聖騎士団の一員。
貴重なツッコミ担当にして苦労人。方向音痴のあずさやフリーダムな亜美真美に振り回されるものの、秘書的ポジションを確立。
大学が完成した際はあずさと共に亜美真美を大学へと強制連行していった。キレると瞬獄殺が飛び出す。
ヒラガ11世
ソーモンの自称天才発明家。
人力ヘリコプターを発明したり、亜美真美に格闘家の協力を取り付けることを提案したり、橋の建設を提案したりと帝国への貢献は大きい…橋の名前を勝手に決め、亜美と大人げなく争っていたりもするが。
ダイナマイト
龍の穴の格闘家達の長。亜美隊の一員。
体術の効かない無機質系モンスター達に苦戦していたところを亜美真美に助けられ、帝国への助力を約束する。
常時仮面を付けているが、不思議と誰もネタにしない。脳筋っぽいが情報収集や作戦の提案などで活躍する兄貴分。
ウルバンとは「小僧」「脳筋」と罵り合う仲で、あずささんの隣の席を巡って日々争っている。
LP28を誇る、生物の中では最もタフな男。
見張り
武装商船団の会合に人が入らないよう見張っていた男。
ロリコン。亜美の「いいことしよっか?」の誘いに乗せられ、後ろからイキナリ♪粛清された。
エンリケ
武装商船団団長。やってる事は海賊同然なのだが、海賊と呼ばれると怒る。
一度は帝国と交渉決裂するが、ハリア半島から攻め込まれるという予想外の事態を受けてあっさり降伏する。
アトスズ、ベリル
ティファールの武器屋の息子と娘。グラはジェラールと宮廷魔術師(女)。
アトスズが兄、ベリルが妹。祖先が誰なのかは不明だが、帝国から追放された流刑犯が祖先だったとのこと。
ちなみにベリルは男性陣の頭からハートが出るほど可愛い。しかし、亜美が皇帝だとは思わずにあずさが皇帝だと誤認したことも…
ジャンヌ
アマゾネスの村のリーダー。
モンスターに包囲されていたところを亜美達に助けられ、その礼に協力を申し出る。
亜美が皇帝だと言われてあっさりと信じた珍しい人。
海の主
ワイリンガ湖にいる巨大なモンスター。姿はイッカクのような感じ。
七英雄のスービエにも対抗できるほどの力を持つが、娘はそれほどでもなくスービエに狙われている。
娘を救おうと急いでいたため、やむなく橋を壊してしまった事情を明かしている。
シゲン
帝国大学の空き教室で「七英雄が全て倒された時に本気出す」と言っていた軍師。名前の元ネタはフェニックスことホウ統士元。落鳳破は出してはいけない。
元ネタ通りの知謀を発揮し、地上戦艦攻略の策を亜美達に提案する。なお、高くつくと言っているが実際は帝国の予算は減らない。
マチルダ
亜美の時代にフォーファーを治めているホーリーオーダー(女)。あずさの同期。
ある部分があずさ同様に大きいとか…りっちゃんもそうだったが、カンバーランドは育ちやすい土地柄らしい…くっ(by 帝国歴1000年~1001年在位の皇帝)。
■七英雄
遥か古代、モンスターの脅威に晒された古代人を守るべく、命を賭して立ち向かった七人の英雄のこと。
帝国歴1000年の時代においては「世が乱れた時再び彼らは世界を救う為に帰還する」という伝説のみが残っていたが・・・。
たとえ倒されても、どこかにある本体が倒れない限り、永い眠りの後に復活する。
クジンシー
名前の元ネタは新宿駅。嫌われ者のクジンシー。主に悪魔系モンスターと融合している。
必殺技は「ソウルスティール」。ロマサガ2のOPデモでソーモンの町を占領し、その後アバロンを襲撃してヴィクトールを死亡させる。
さらに、レオンも亡き者としたが、彼によってソウルスティールの見切りが編み出され、伝承法で見切りを受け継いだ千早達に討たれ、敗北。
嫌われ者のはずなのに、本動画ではさる事情で大人気だった。裏で帝位簒奪を狙うジェラールと共謀していた。
ボクオーン
名前の元ネタは(新)大久保駅。卑怯者のボクオーン。主に植物系モンスターと融合している。
千早の時代では、運河要塞を運河に築いて往来を阻んでいた。亜美の時代には、ステップの薬草を麻薬に悪用する悪事を働いていた。
ステップを爆走する彼の地上戦艦に対し有効な対策が取れない亜美達を悩ませていたが、軍師シゲンの策で突入を許してしまい、あっけなく敗れ去る。
ダンターグ
名前の元ネタは五反田駅。暴れ者のダンターグ。主に獣系モンスターと融合している。
スービエ
名前の由来は恵比寿駅。ワグナスの従兄弟。主に水棲系モンスターと融合している。
海中に潜み、嵐を操る能力を持つ。「海の主」の娘との融合を企んでいる…というが、やってることは単なるロリコンのストーカーに聞こえる不思議。
ノエル
名前の元ネタは上野駅。ワグナスの友人で七英雄の副将格。見かけはそう見えないが、主に竜系モンスターと融合しており、ゲーム上の属性でも竜属性を持っている。
他の七英雄と異なり、話しの通じる相手であり、場合によっては戦闘にならないこともある。
ロックブーケ
名前の元ネタは池袋駅。ノエルの妹。主に死霊系モンスターと融合している。但しゲーム上では死霊属性は持っていない。
七英雄の紅一点。
ワグナス
名前の由来は品川駅。七英雄の首領格。主に鳥/妖精系モンスターと融合している。但しゲーム上の属性は悪魔と浮遊。
時期によっては女性の顔、身体にしか見えない姿をしているが、恐らくセフィラスのような女性妖精系モンスターと融合したためであり、中身はれっきとした男性である。
■モンスター
ウォッチマン
ウオッチマンの巣に巣くっているモンスター。
決して某筋肉男に登場する超人ではない。キン消し?何のことやら…
ディープワン
アバロンの下水道に巣食う水棲族モンスター。通称、ディープワン先生。
初期に出てくるモンスターのなかでは非常にレベルの高いモンスターである為、中盤までの主力技の殆どを閃くことができる。
パイロレクス
運河要塞のボス、ヴァイカーに率いられる炎のトカゲ。2章にも登場し、かえるの王子様に率いられている。
通常攻撃でも即死級の攻撃力、さらに強力な全体攻撃である「火炎」や「熱風」まで使いこなし、格の違う強さを見せ付ける。油断した亜美はどっかで聞いた断末魔と共にダウンしてしまう。
素早さが低い事と、状態異常が効く事が救い。
ゼラチナスマター
ニーベル近郊のモンスターの巣に巣食うブヨブヨの無機質系モンスター。
英語で書けばGelatinous Matter(ゼラチン状物質)だが、カタカナだと素股としか読めない。
通常の体術ではまったく効き目が無いため、龍の穴に協力を申し出た皇帝と戦う事になる・・・はずだったのだが同じ色を4つくっつけられて消えてしまった。まぁ、亜美がやったのならちかたない。
タームソルジャー
サバンナの集落に発生する白蟻型モンスター「ターム」の内の一種。「アリだー!」の「アリ」は、タームのことを指している。
閃きレベルがディープワン以上に高く、有用な技をかなり閃くことができるほか、希にレアな武器である「重水の槍」を落とす。
本編終了後の解説パートで閃いた技が公開された際、「重水の槍」も手に入ったと発表されている。
タームのクィーン
タームの親玉。いわゆる女王蟻。
古代において七英雄でさえ恐れさせたという。地下でタームが発生していた元凶であり、突入してきた亜美達に一蹴される。
しかし、亜美の今後を心配するコメントが見受けられるが…?