登山のトレーニング

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登山のトレーニング - (2013/02/23 (土) 22:20:28) の編集履歴(バックアップ)


普段、講演やスポンサー巡りに忙しい栗城が
少ない時間でどんなトレーニングをしているのかというと…

2011年、3度目のエベレスト挑戦前に栗城のトレーナーをしていた山川和風氏のブログ
http://ameblo.jp/kazukaze/entry-10996549831.html
栗城様とは、ここ2カ月弱、
身体の使い方のアドバイスも含め、登山に必要な体幹・インナーマッスルの強化や柔軟性向上、
低酸素状態で起こりうる身体への負担を想定した持久力アップのトレーニングを中心に
ピラティスと加圧メンテ、ストレッチを週に2~3回取り組んできました。
食事改善の意識の高さもあり、目的の一つでもあった減量にも成功しています。
トレーニングを見させていただいていると、ご本人が認めている通り、決して恵まれた身体能力の持ち主ではありませんが、
精神力でそれらを凌駕しているのだと感じます。

2011年、3度目のエベレスト挑戦直前の本人インタビュー
http://life.oricon.co.jp/special/20110926.html?cat_id=life_recommendation_news02
――今回の登頂にあたってどのような準備をされましたか?
【栗城】朝の7時30分からボクシングのトレーナーと、1時間半みっちり加圧とピラティスをやって、体幹を鍛えるトレーニングをしていました。登山では、重要なのは力じゃなくてバランスなんですよ。重たい荷物を背負って歩く時、雪は不安定なので体が左右に揺れてしまいます。体が揺れると脳が揺れるので、それで気持ち悪くなってしまうんですよ。それを一定に保つためには体幹を鍛えるトレーニングが必要です。今までは資金集めばかりでトレーニングにあまり集中できていませんでしたが、今回は、札幌から東京に引っ越ししてきて、エベレスト登山に集中できる環境も整えました。

2012年1月26日の関西大倉中学校での講演で、生徒からトレーニングの内容を質問され、ヨガを行っていると答えた。
http://www.cocorocom.com/labo/report/report44_2.php
質問1
「山に登るために日々どのようなトレーニングを行なっていますか?」
体幹の筋肉を鍛えるトレーニングを中心的に行なっています。トレーニングと言うとジムで鍛えるというイメージを持たれると思いますが、ヨガなどで体の内面を鍛えるトレーニングも取り入れて精神的にも常にいいコンディションを築けるように鍛えています。

2012年9月、プリウスPHVエコライフモニターの動画でも「体幹を鍛える」「インナーマッスルを鍛える」と答えた後「あとは走るとか」と補足した。
ちなみに動画では「トレーニングに同行」だったが、登りはリフトを使用しゲレンデを滑り降りるだけだった。
http://www.youtube.com/watch?v=Z09F0CEeADs

その他、栗城は「トレーニング」のため血液をいじっていると発言している→ドーピング問題

  • 8000m峰6座に無酸素登頂した小西浩文氏の場合
17 歳から 28 歳までは一日約 20 キロ走り、以降は高層建築の階段を1日 1,000m 上り下りして鍛えました。

まずは総合体力をつけること。経験を積むことが前提です。その上で言うと、夜間トレーニングも有効でしょう。アタックの時は夜中に出発したり、帰りが夜になったりします。夜を恐れず闇になれて、正確に行動できるようになることが必要です。まずは国内で一晩二晩歩き続ける練習をします。夜に歩き出して、翌々日の朝まで歩くという風にね。なれてきたら食事を摂らないで、緊張を強いられる稜線を歩くなどといった負荷を徐々にかけていきます。


  • K2に登頂した服部文祥氏の場合
服部:うん。登山者にとってどういう山に価値があるかっていうと、かっこいい壁があったり、かっこいい尾根があったりするような、そういう山に価値があるんですけども。
じゃあ富士山に登らないかって言ったら、おそらく日本の他の山より沢山登ります。
富士山の標高が我々にとってすごい魅力的なんですね。
ものすごく高い山に行く前には、酸素の薄い状態と低圧の状態に体を慣らさなきゃいけないんですけれども、それに最適な高度が4000メートル前後なんです。それで、実際高い山に行く前には毎週のように富士山に登るということがあります。
石川:K2に登られた時はどうでしたか?
服部:K2に出発する前にも毎週のように5、6回は登ってました。
普通の登り方とは違っていて、太郎坊(*)から入って日帰りで登るんです。
昔から俗説で、一合目と山頂までの往復を日帰りで出来たら、8000メートルまで酸素ボンベの力を借りずに登れるぐらいの体力があるだろうと言われております。
科学的な根拠があるかどうかは知らないですが。
(*)旧1合目。標高は約1300m。


  • ヒマラヤ単独登攀で有名な山野井泰史氏の場合
ヒマラヤで最大の課題といわれるマカルーの西壁もひとりで挑みました。1996年のことです。ここがなぜ難しいかというと、8000m級で最後の頂上直下600mが岩壁だからです。僕は国内でものすごくトレーニングを積みました。垂直の氷をロープをつけずに登り降りしたり、冬の南アルプスを黒戸尾根から甲斐駒・仙丈・塩見・三伏峠を40時間くらいで歩いたりもしました(*)。そういう持久力のトレーニングもしてマカルー西壁に挑んだわけです。
(*)一般的登山者の場合、夏場で4日程度かかるコースである


  • 公務員として働きながらK2に登頂した乾飛鳥氏の場合
 4月末。どさんこ同人K2登山隊の乾飛鳥さん(32)は、歩荷訓練に取り組むため、雪をまとった日高山脈の野塚岳(1353メートル、広尾町)に向かった。
 汗ばむほどの陽気のこの日、野塚トンネル(天馬街道)の十勝側(580メートル)から入山。乾さんの荷物は、ポリタンクに水を入れ、重量30キロ。持たせてもらうとズシリ。重すぎる。子供1人分はある。「この負荷で、しかも雪山を登るのか」と早くも驚かされた。
 乾さんは「出発1カ月前の今は、体力養成というより維持するという狙いが大きい」と話す。