第三者による評価

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著名人によるWebメディア以外(TV等)での栗城に対するコメント


-服部文祥

-三浦雄一郎

-萩原浩司


服部文祥の栗城評

サバイバル登山家・服部文祥が語る
2011年10月31日放送 フジテレビ「ナダールの穴」



[動画要約]
ピオレドール受賞の7人の顔写真有のフリップが登場
服部 :彼らは日本の至宝…
千原J:無酸素の栗城さんは、ここに入ってる?
服部 :全然ダメです、 オレよりずっと下にいるって感じだから。
    栗城君がもしここいたら、何も言わないとおもうけどな。
    マラソンに例えると栗城君と野口君は市民ランナー的な感じ。
    登山家としては3.5流
    栗城君が聞いててもそれに関して絶対反論しないと思う。
(動画だと文章よりも柔らかい雰囲気)

注:服部氏はK2サミッター

服部文祥 岳人2017年8月号コラムより
 登山においても詐称や詐欺まがいの自己宣伝をおこなう若者がいて、それを私が批判していると世間では解釈しているようだ。「登山家として3.5流」などとテレビで評したからだろう。登山は自由である。他人がとやかくいうものではない。応援する気もないが、批判する気もなく、「3.5流」は登山者としての能力に関して事実を述べただけである。
 そもそも登山の「応援」は、どんなものでも行為者を死に煽る可能性があるのでするべきではない。命懸けで挑戦するのは登山の自由なので、死んでしまうよというアドバイスすら行為者にとっては不純物になる。無名の若者が一発逆転ですごいことをして世間をあっと言わせられる可能性があるというのが登山のいいところである。世界最高峰にバリエーションルートからサクッと登って、ニートでも登れますみたいな発言をして、登山界の常識が吹き飛ぶ瞬間が来たら痛快だ。
 ただ、「単独無酸素」に関しては、やってもいないのに公言するのは「文化的横領」である。単独も無酸素も、我々登山者が創り上げてきた文化である。ときに登山者はその「冠」のために命を懸けてきた。自分の実力ではそれらのスタイルを貫けず涙を飲んだ登山者もいるし、無理をして挑んで死んだ者も多い。「単独」も「無酸素」もそんなに簡単にはできないからこそ「かっこいい」文化なのだ。その文化に敬意を持たずに、売名に使うとしたら、命懸けでその文化を創ってきた我々登山者に対する冒涜になる。もし自己宣伝に使いたいなら、ちゃんと文化に参加して欲しい。

東京新聞 2018年5月29日
 世界第二位の高峰K2(8621メートル)の登頂経験がある服部氏は「登山家が酸素ボンベを使うのは8500メートル以上で、本当に生命のリスクが高まった時。その領域で初めて、無酸素は『すごい』という価値を帯びる」と説明する。栗城さんは、そこまで高い地点に到達したことはない。
 「単独」の概念も、アルピニズムの世界では通常、ベースキャンプから完全に独りで登頂し、帰ってくることを意味する。登ってくるルートに先行者が一人でもいれば成立せず、すでにほかの登山者によってロープなどで工作が済んだルートもダメ。服部氏は「万一の墜落に備えてロープで確保してくれるパートナーもおらず、すべてのリスクを自分で引き受けるところに価値がある」と語る。
 だが、栗城さんは、クレバスにすでにかけられたはしごを渡る様子などが動画に映っていたほか、ベースキャンプを出た後も、シェルパの手を借りているのでは、とたびたび指摘されていた。
 服部氏は栗城さんを「常識にとらわれず、自分のやりたいことにまっすぐ突き進む姿勢は魅力的だった」と評価する一方、「冒険とは、人間が自然に対し、どこまで何ができるかを自分の体で証明すること。これまで登山者が命懸けで作り上げてきた文化である『単独・無酸素』を安易に標榜するのは納得できない」と厳しい目を向ける。

三浦雄一郎の栗城評


2015年9月13日放送 日本テレビ系列『真相報道バンキシャ!』より
「栗城史多さん、指を失った登山家の過酷すぎるエベレスト挑戦とは」を見ての三浦雄一郎のコメント
(聞き手は福澤朗アナウンサー)

福澤:登山家栗城史多さんのエベレスト5回目の挑戦についてお伝えしておりますが、
   三浦さんはこの今回の栗城さんのチャレンジどうご覧になりますか。
三浦:いやぁ、これは無茶苦茶な、ある意味じゃね、無理に無理をと
   ある意味じゃ信じられないし、ぼくのやはり友人でラインホルトメスナーというね、
   世界最強の登山家、彼がエベレストに無酸素で登ったときに
   最後の頂上の50m、2時間かかったんです(福澤:はーー)
   もうこれ以上ないという登山家でも
   それも春の条件のいいときですから
福澤:今回秋ですから
三浦:秋ですから
福澤:あのごらん頂いたジェットストリーム、かなり恐ろしいもので。
三浦:こんな石が飛んでくる
福澤:どれくらいのスピードで飛んで来るんですか?
三浦:時速500kmは、(福澤:はー)ありますから。
   もしこれで登れたらもうほんとに世界の奇跡 (福澤:はー)
   もうこれ以上ない条件だと思いますけど
福澤:無事に登って欲しいですね
三浦:無事生きて帰って欲しいと
福澤:(少し唐突な感じで会話を終わらせるように)
   なお現在栗城さんは穏やかな天候が続くタイミングを
   狙って5,300メートルのベースキャンプに戻り待機中だということです。
   今後順調に行けば19日か20日には登頂を目指したいということです。

萩原浩司の栗城評

朝日新聞 2015年12月19日朝刊・土曜版「BE」『逆風万帆』より

エベレストなどで失敗を重ねる栗城の登山スタイルには疑問の声もある。
山と溪谷社の専門誌「ROCK&SNOW」の萩原浩司編集長は「残念ながら、彼の体力・技術・経験は十分とは言えず、山への甘さを感じて危険だ。引き返すことが前提のトライにも見える」と話す。

 今の登山界の水準から見れば、栗城には業績や成果と呼べるものはゼロに等しい。
単独無酸素でエベレスト登頂してもそれほど高くは評価されないという。「もちろん
登山の楽しみ方は人それぞれで、とやかく言う筋合いはないですが」。ただ、
最先端に挑むほかの登山家たちと比べ、過剰に注目される現状を懸念する。


(注)萩原浩司は山と渓谷元編集長、ROCK&SNOW編集長、山岳・自然図書出版部部長。青山大学山岳部遠征隊隊長として未踏峰アウトライアー東峰に登頂。


その他の反応・評価

最終更新:2015年12月20日 00:23